極道の密にされる健気少年

安達

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玩具

癒し

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*駿里視点






「駿里。起きろ。」

「………………っ。」



ん…今何時だろ。てか起きれないの寛也のせいだからね。



「…むり。」

「身体痛むか?」

「…痛い。けどちょっとだけ。」

「そうか。俺は仕事行かなきゃなんねぇから留守番出来そうか?」

「…うん。仕事頑張ってね。」



寛也も寝不足であんだけやったからさすがに疲れてるはずなのにピンピンしてる。この違いは…なんなんだろ。俺も寛也と過ごして結構年月経ってるのにいつまで経っても寛也には勝てない。



「ああ。風呂には入れてるからゆっくりしとけ。あと今日りくが帰ってきたぞ。」

「…え!?」



りくは俺達が飼っている犬だ。大切な家族。しばらくの間、寛也の知り合いのところに預けてたんだ。それは最近危なくてりくがこのストレスに耐えられないかもしれないからって理由で。銃声の音とかも凄いから。



「今どこにいるの…!?」

「リビングにいる。」

「起きる…!」

「待て駿里。」



りくに会うのはいつぶりだろ。大きくなってるはずだ。はやく逢いたい。なのに寛也が俺の手を掴んで止めてきたんだ。



「寛也、どうしたの?」

「先に俺だろ?りくより俺を優先しろって言ったの忘れたか?」

「ご、ごめん。」

「分かればいい。」



そう言って寛也は俺にキスをしてきた。その後俺をリビングまで抱っこで運んでくれたんだ。



「あ!りく!」



リビングに着くと康二さんとりくが一緒にいた。りくも俺のことを覚えていてくれたらしく俺のところまで走ってきてくれた。



「りくー!久しぶりだね!」

「おい駿里。俺はー?」

「康二さんは昨日ぶりだね。」

「そうだな。」



康二さんはそう言いながら俺の頭を撫でてきた。りくのことも撫でてくれてる。相変わらずの満面の笑みで。



「康二、駿里を頼む。俺は仕事に行く。」

「はい。お任せを。組長も仕事で無理しないでくださいね。」

「ああ。じゃあ行ってくる。駿里、お前は体辛いんだから無理はするなよ。」

「うん。寛也もね。行ってらっしゃい。」

「行ってきます。」



寛也を玄関まで見送った後、俺はまたりくを抱きしめた。本当に…ずっと会いたかった。



「駿里。ここ寒いからリビング行こう。」

「うん。りくも行こ。」



康二さんが手を差し伸ばしてきたから俺はその手を握り返してりくにそう言った。りくは賢いから人間の言葉が分かっちゃうんだよ。自慢の俺の子!



「なぁ駿里。朝ごはん食べれそうか?」

「うん。康二さん、俺も作るよ!」

「いいって。座ってろ。お前に無理させたら俺が組長に怒られる。」

「ありがとう康二さん。」



康二さんはいつも優しすぎるから甘えてしまう。俺、いつか康二さんがいなきゃ生活できなくなりそうだ…。



「おう。後でキスさせてもらうからいいぜ。」

「…ん?」

「あ、けどりくがいるからあんまイチャつけねぇな。りくは俺がお前を襲うと助けようとするから。」

「あ!そういえばそうだったね…!」

「ああ。懐かしいな。あとで一緒に散歩にも行こう。」

「いいの!?」

「勿論だ。無理のない程度で行こうな。」

「うん!」
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