狼に囚われてしまった

龍生の高校受験日

そして　龍生は天ヶ瀬と住むマンションを出て　王龍高校に向かった。


一成と朝食を食べてるとき　一成から龍生に話した。


あ。龍生　受験が終わったら　学校に残って待ってて。


え？一成何かあるの？


ーああ。校長室の裏部屋でな？和羽にピアスをつける。龍生も１個つけてやるんだ。和羽にな？


・・・・もしかして？


ククッ　和羽は紫龍、皐月のモノになったよ。



マジで？あの兄貴と皐月のモノに！？


昨日　校長室でな？俺と樹と羽澄の前で話してくれた。で、ピアスをつけて欲しいと言われたんでな？



・・・そっか。わかった。付け方教えてよ？一成？


ああ。教えてやるよ。だが　今は高校合格するのを目標に頑張りな。


ん。頑張る。合格したらさ？本家の父に報告しなきゃね。


ああ。一緒に報告しに行くぞ？



その話しの後　一成は先に学校に向かったのだった。




龍生は王龍高校に着き、目の前にある試験に頭を切り替えた。