異世界転移した性奴隷、魔王様と旅に出る

迷路を跳ぶ狐

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番外編.触手です

20.楽しそうな魔王様を見るのが好きなんだ


 口いっぱいに触手を咥えてそれを引き離そうとする俺を、魔王様が見下ろしている。

 なんとか咥えて強く引くけど、かすかに俺の歯が魔王様の手首に当たってしまい、また、尻を打たれた。

「ああぁっっ……!」
「歯を立てるな」
「……だって…………だ、だって……」

 ダメだ。魔王様に口答えしてる暇なんかあったら、早く触手取らないと、もっとひどい目に遭わされる。

 俺は、必死に魔王様を縛る触手に噛み付いた。頑張ってそれを引っ張っているのに、魔王様は注文ばっかりつけて、触手で俺を責め立てる。

「歯を立てるな」
「んぐっ……!」
「急げ」
「んむうっ…………!」
「まだか」
「んうっ…………」

 一生懸命口で触手を咥えてるんだから、そんなに尻を打たなくてもいいじゃないか!

 口いっぱいに触手を咥えさせられて、悲鳴すら上げられなくて、打たれるたびに、俺は口を塞がれたまま鳴き続けた。

 お尻、痛い……

 咥えたまま喘いだせいで、口の端からだらだら涎が落ちていく。

 必死に引っ張ったら、なんとか外れたけど、俺の尻には鞭で打たれたような跡がいくつもできていた。
 しかも、鈴口に突っ込まれた触手まで動き出して、体を焼くような快楽が広がる。

 魔王様の体にもたれかかって、なんとかこの悪魔みたいな快感から逃れようと、腰を動かす。だけど、じわじわと惨たらしい熱に侵食された身体には、汗が滲んでいる。

 もがく俺を見下ろし、魔王様は微笑んだ。

「よくできたな……」
「だ、だって……ルイアがいじめるから…………も、もう……むり…………しぬ…………これ……はずしてよぉ…………」

 せめて、手を縛るものだけでも外して欲しい。それなのに、魔王様は俺の大事なものを抉る触手を動かしてしまう。

「うあっ……! あああっ……! ゆ、ゆるしてっ…………! いぐっ……!! んっ……いやっ……あっ……あうぅっ……!」

 暴れると、俺を縛る触手の力を強くされた。ぎゅうって締め付けられて、中心を嬲るものまで暴れ出す。その度に全身に快楽が回って、体が甘く溶かされていく。

 それなのに、まだ一度もイカせてもらえない。気が狂うほどに気持ちいいのに、意地悪な魔王様は、一回もイカせてくれてないんだ。

「る、るいあ………………ゆるしてっ……もう、げんかい……」

 泣きながら言ったら、急に両手首を締め付けていたものが緩む。

 魔王様が、やっと俺を触手から解放してくれたんだ。

 汗だくの体を、魔王様がベッドに押し倒す。

 見上げたら、魔王様はすごく楽しそう。やっぱり、ずるい。楽しそうな魔王様を見るのが俺は好きなんだから。

 両足を上げられる。

 待ち侘びたところを、まるで御馳走みたいに眺めて、魔王様が笑った。

 ずっと待っていたところに、猛ったものが押し当てられ、俺の中にズブズブ押し入ってくる。

「あ、あ……る、ルイアっ……!」

 我慢なんて、できるはずなくて、喘ぎながら、俺は溜まっていたものを噴き出し、魔王様にずっとねだり続けた。







「おはよう。イウ」

 ニコニコ笑いながら、魔王様が楽しそうに俺に朝の挨拶をする。だけど俺は、おはよう、なんて言う元気もない。

 むしろ死にそう……だって昨日は一晩中魔王様に責められてた。今日は起き上がれそうにない。

 抱かれ続けて、ぐったりしている俺に、魔王様は微笑んでいる。

 もう言い返す気力すらなくて、ベッドでぐったりしていた。

 リビングにあったはずのソファは、魔王様の魔法で、大きなベッドにかえられちゃっていて、すぐそばのテーブルには、美味しそうな朝食が並んでいる。焼きたてのパンにサラダにいくつものジャムとバター。スープや、肉や魚まであって、朝食って感じの量じゃない。そもそも、朝までずっと抱かれ続けて、もう何も食べられそうにない。

 魔王様は俺の隣に座っていった。

「部屋に戻って朝食を取るか?」
「い、いいです……」
「そうか。それなら私が食べさせてやる」
「……自分で食べる……ルイア…………」

 ちょっと照れながら呼ぶと、魔王様は満面の笑み。

 魔王様の話では、昨日俺は、魔王様の名前をいっぱい呼びながらイったらしいが、俺はもう、昨日の記憶が途中からない。俺をイカせる魔王様が悪いんだ。

 俺は怒ってるのに。魔王様は俺にちゅってキスをして、俺が好きなホイップクリームが乗ったケーキを、フォークに刺して微笑んでいた。

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