迷路を跳ぶ狐

迷路を跳ぶ狐

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BL 連載中 長編 R18
 ずっと兄弟とも同年代の魔法使いともあらゆる面で比べられて来た僕は、ある日、高名な伯爵家の御令息と婚約するように命じられた。相手は僕なんか好きでもなんでもないけど、僕の魔力を見初めたらしい。  領地を守るのに使えると言われたけど……それは婚約者じゃなくて、武器って言わないか?  だけど、僕に逆らうことなんてできない。  勝手に婚約は決まり、渋々婚約者に会いに行ったら、婚約者は僕の顔なんかろくに見もせずに、僕を魔物の多い地域に送った。それから毎日、魔物退治を命じられた。やっぱり武器だ……  そして、婚約してからしばらく経って、僕より兄弟たちの方が魔力があることが明らかになってきた。  落胆したのは僕の婚約者。一番の魔力を持っていたから仕方なくこんなものを選ぶことにしたのに。嘘つきめ。  一族も黙ってない。こっちだって、こんな欠陥品だなんて知らなかったんだ! 一族を騙して、恥をかかせて、極悪人め。  そう言われて詰め寄られて、婚約者に手を上げられそうになって、怯えた僕は、つい、その手を振り払ってしまった。のけぞった婚約者は頭を棚にぶつけて、そのまま倒れてしまう。  婚約者は恥をかかされたと激昂。 「暴力を振るう嘘つきとの婚約なんか破棄だーー!!」  そう叫び出して、そのまま婚約破棄。  行き場を無くした僕は、国のはずれの砦に送られ、元婚約者に奴隷のように働くよう命じられた。  砦のみんなも、僕が婚約者を虐めた悪党だと言って白い目でみる。石なんて、何度飛んできたか分からない。何しろ元婚約者がそれを吹聴してるんだから。奴らは、僕を悪役にして砦の実権を握るために利用したいらしい。  ある日彼らから逃げていた僕は、国でも随一の魔力を持つと噂の侯爵家の御令息に捕まった。この人は元婚約者の一族とは懇意にしていて、彼にとっても僕は敵。僕が元婚約者に手をあげたことを聞きたいらしく、連れて行かれたのはさまざまな拷問器具が並ぶ地下牢。  酷い目にばかりあう僕は、元婚約者の好きにされる毎日なんかぶっ壊して、これからは自分の好きなように生きると決めた! もうあいつらに押し付けられた悪役のまま生きるなんて嫌だ!! 僕は僕が行きたいところに行って、好きなように生きるんだ!  早速計画を進め始めたけど、気づいたらやけに僕を追ってくる人たちが増えていた。僕の魔法に興味があるって言われても、僕はスローライフを目指しているのに……  その上僕に迫る人までいて、困るばかり。溺愛はいりません! 静かに生きたいんです! 邪魔をしないで執着もしないでください!
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文字数 87,356 最終更新日 2025.07.04 登録日 2025.06.12
BL 完結 長編 R18
 領主様の城でその一族に仕えていた魔法使いの僕は、彼らの身代わりに、ひどく残虐だと噂されている公爵に仕えるように命じられてしまう。  男爵家の生まれで、兄弟たちの中でも力も魔力も弱くて、給料を全部一族に渡すことを条件に領主様の城に売られてからというもの、魔物と戦ったり警備をしたりと、領主様に仕える部隊の一員として頑張ってきたつもりだったのに。    怯えていたら、「お前が断るなら、部隊の平民どもを全員奴隷として公爵に売り渡す」と脅されて、僕の上司だった隊長には、「こんな時までわがままを言うのか!」と、怒鳴られた。 「役立たずで足手まといのお前の面倒を見てやっただろう! 回復魔法は下手、魔物退治も鈍い、素材の回収でもドジを踏んでばかり! お前一人のために、俺たちがどれだけ迷惑してきたと思っている!!」  そんな風に怒鳴られて、何もかも嫌になる僕は、「僕が行きます」と返事をした。  だけど、これから仕えるはずの公爵様には、まるで期待なんてしていないような顔をされてしまう。 「貴様のことは引き取ったが、貴様に期待しているわけではない。途中で壊れて使えなくなれば焼いて捨てる……」  そう冷たく言われてショックだったけど、期待なんてされようがされまいが、僕のやることは決まっている。  公爵様と約束したことを果たす。それが終わったら自由になってやる!! 「今回、僕がお仕えするのは、公爵様がご所望の素材を集めるためですよね? でしたら、その素材が集まれば僕は用済みなはずです。もしも、僕がそれを全て集めることができたら、僕を解任してくださいますか?」 「分かった」 「約束ですよ……」  約束だ。解放されたら何をしようか……そんなことを考えながら毎日を過ごしてやる!  そう決意して、公爵様の領地に向かった僕。  だけど最近、公爵様の様子がおかしいし、僕を売り渡した領主様は帰ってこいとうるさい。  一体、どうなってるんだ! 約束を果たしたら……僕は自由になるんだからな!!
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文字数 176,681 最終更新日 2025.06.12 登録日 2025.05.04
BL 完結 長編 R18
 その日俺は、お世話になった魔法使いに再会するため、彼の屋敷を訪れた。これまで魔法を教えてもらったお礼をするためだ。彼はずっと俺に魔法を教えてくれていた恩人で、少し前に王都に呼ばれ、しばらく屋敷を留守にしていた。  久しぶりに会える、そう思ったら嬉しくて、緊張しながら屋敷を訪ねると、彼は快く俺を迎えてくれた。  本当は、ずっとこうして一緒にいたい。  しかし、俺は今日、この街を出ていかなくてはならない。所属していた部隊から追い出され、今日中に街を出るように命じられているんだ。  だが、俺は悔んでいない! これから王都でさらに魔法を学んで、いつか世話になったあなたに恩返ししに戻って来ます! ……そう伝えたつもりだったのに、彼の様子がおかしい。 「なんで今さら俺じゃない奴から魔法を学びたいなんて言いだすの?」 「俺に敵う奴はいないのに、俺以外の奴から魔法を教わりたいの?」  ……どうしちゃったんだろう……  しかも、気づいたら俺は鎖に繋がれていた。しかも彼はなぜか拷問の準備を始めている!? なんだこれ!? なんでこんなことになってるんだ??  絶対に恋人にするつもりで勝手に婚約の準備も進めている最強魔法使い×愛された経験が全くなく何を言われても靡かない鈍感剣士
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文字数 108,313 最終更新日 2025.05.04 登録日 2025.04.12
BL 完結 長編 R18
貴族の家に生まれた僕は、ずっと利用されて生きてきた。 家では、兄弟たちの引き立て役に使われ、毎日彼らのために使用人として働き、彼らの魔法が上達するよう、その練習台になったりもした。 成長してからも、一族や王家や、それに付き従う貴族に利用されることは変わらない。 そんな毎日を送っていたある日、王族が僕を使って邪魔な貴族を嵌めようとしていることを知り、耐えかねて逃げ出した。 魔力もないしボロボロだけど、もう二度と、王城には帰らない。 だけど、逃げた僕のもとにはいずれ追っ手が来る。捕まったら、僕はまた人を貶めるために使われて、殺されるんだ。 追い詰められた僕。 逃げた先は、いずれ討伐される予定の城。 こうなったら、追っ手なんか僕が追い返してやる! そして、僕がここを変えてやるんだ! そう格好良く決意した!! …………そこまではよかったのに、もともと人が苦手で怖がりな僕。 逃げ込んだ街では、口下手すぎて監禁趣味の泥棒に間違われ、怯えていたら今度は殺人鬼に間違われたり、ろくなことない! なんで!!?? 僕……何にもしてないのにっ……!!!! あっさり挫けそうな僕だけど、もう遅い。僕に迫ってくるのは、僕を監禁趣味の泥棒と間違えた隊長閣下。 なんでそんなに迫ってくるの!?? あのことは謝るので許してください! もう帰りたいいいいい……………… R18は保険です。
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文字数 121,490 最終更新日 2025.04.12 登録日 2025.03.22
BL 完結 長編 R18
*番外編、完結しました! 読んでいただき、お気に入り、エール、いいねなど、ありがとうございます!m(_ _)m  森の中の小さな領地の弱小貴族の僕は、領主の息子として生まれた。だけど両親は可愛い兄弟たちに夢中で、いつも邪魔者扱いされていた。  なんとか認められたくて、魔法や剣技、領地経営なんかも学んだけど、何が起これば全て僕が悪いと言われて、激しい折檻を受けた。  そんな家族は領地で好き放題に搾取して、領民を襲う魔物は放置。そんなことをしているうちに、悪事がバレそうになって、全ての悪評を僕に押し付けて逃げた。  それどころか、家族を逃す交換条件として領主の代わりになった男たちに、僕は毎日奴隷として働かされる日々……  暗い地下に閉じ込められては鞭で打たれ、拷問され、仕事を押し付けられる毎日を送っていたある日、僕の前に、竜が現れる。それはかつて僕が、悪事を働く竜と間違えて、背後から襲いかかった竜の王子だった。  あの時のことを思い出して、跪いて謝る僕の手を、王子は握って立たせる。そして、僕にずっと会いたかったと言い出した。え…………? なんで? 二話目まで胸糞注意。R18は保険です。
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文字数 238,686 最終更新日 2025.03.21 登録日 2024.09.14
恋愛 完結 長編 R18
その日、伯爵は一人の令嬢の後をつけていた。 彼女は、一族に虐げられ、王子の婚約者となった令嬢から手酷い扱いを受けていた。彼女のことをずっと思っていたし、いつかは処刑されてしまうことを案じていた。 (愛おしい…………好きだ。こんな命くらいならあげられるくらい好きだ。処刑なんて、俺が許さない。殺される前に、俺が必ず捕まえる。そしたら屋敷に監禁…………ではなく、一緒に住もうね!) そんな胸の内を知らない令嬢は、今日も後をつけて来る伯爵に困惑していた。 (なんなの!? 一体……なんでつけてくるの!? 彼のことは尊敬してるし、お慕い申し上げているのに……振り向いて、なぜついて来るのですか? って聞いた方がいいのかしら? でも……) 令嬢には、なぜそんなことをされているのかも分からないし、そもそもそんなことをされるのは、初めてではなかった。 そして、彼の真意を尋ねることも怖いし、自分の本心も話したくなかった。 (どうしましょう……撒きましょうか。でも、つけて来る理由は聞きたい……もしかして疑われてる!? 私が社交界で一族に命じられて裏工作ばかりしていた挙句めちゃくちゃ嫌われていることがバレた!?? そんなはずないわ! 一年前に追放された彼は、私が悪女と呼ばれ蔑まれていることを知らないはず……彼にだけは嫌われたくないっ……!) その一心で逃げる令嬢だったが、男は先回りして微笑んで、令嬢に手を伸ばす。絶対に逃さないと言って。 R18は保険です。残酷な描写があります。
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文字数 66,982 最終更新日 2025.02.26 登録日 2025.01.31
BL 完結 長編 R18
 王家に仕える魔法使いの家系に生まれた僕は、以前は魔物退治の部隊に所属していたけど、あまりにも無能すぎて、ずっと武器庫の管理だけを言いつけられてきた。部隊を率いる第二王子殿下には「お前のせいで討伐隊は迷惑している」と怒鳴られ、昔同じ討伐隊に所属していた奴らには、討伐にも行かずに居座っている厄介者と陰口を叩かれ、邪険にされてばかり。  そしてある日、武器庫の管理を怠ったとみんなの前で罵られた僕は、ついにクビを言い渡されてしまった。  ずっと僕を邪魔者だと蔑んできた家族にも追い出され、行き場を失った僕は、第二王子と貴族たちの策略で、辺境の砦で魔物と戦う伯爵と婚約するように命じられる。  僕、そんな人に会ったこともないのに……しかも彼にとって僕は、彼の足を引っ張る邪魔者らしい。  また邪魔物扱いされるのかと思っていたら、相手の男は、首輪とか鎖とか持って僕に迫ってくる。  なんなんだこいつっ……! こんなの聞いてない。なんでこんな怖い奴と婚約しなきゃならないんだ……!  しかも、伯爵の従者であるはずの男は、伯爵の旅の邪魔をしろと言って迫ってくる。  僕が、あの怖い男の敵?! 絶対無理! 今日もまた鎖なんか持って笑ってるし、怖すぎる!  *攻めが少し乱暴(受けにだけはとても甘い)です。序盤胸糞注意。無理矢理の表現があり挿入なしの予定で一部暴力的、残酷な表現があります。苦手な方はご注意ください。
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文字数 191,372 最終更新日 2025.01.31 登録日 2024.11.30
恋愛 完結 長編 R18
一族に嫌われて、兄弟たちを守る騎士として育てられた私。王子殿下との婚約が決まり、喜んだのも束の間、王子殿下の機嫌を損ねてしまい、私たちを憎む男たちに、ただ弄ばれるための奴隷として引き渡されてしまう。彼らを率いる隊長は、私を弄んで嘲笑うような男で、周りにいる男たちは、私に今にも切り掛かってきそう。乱暴な男たちに囲まれる私ですけれど、こんなことはいつものこと。嫌われることなんて、慣れていますわ!! 私は私の矜持を信じて生きるのみでございます! ……そう思っていたのに、次第に隊長は私に近づいてくるようになってきた……あ……あまり近寄らないでいただけますか!? そういうのは苦手ですわ! *R18は保険です。ヒーローが優しくなくて、ヒロインを襲うような場面があります。登場人物が乱暴です。残酷な描写があります。苦手な方はご注意ください。
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小説 24,805 位 / 202,346件 恋愛 11,129 位 / 59,390件
文字数 76,629 最終更新日 2025.01.18 登録日 2025.01.02
BL 完結 長編 R18
*読んでいただき、ありがとうございます! 完結しました!! エールやお気に入りをいただき、しおりを挟んでいただき、励みになりました(*≧∀≦*)本当にありがとうございました!m(_ _)m  どうやら俺は、BLゲームの世界に転生してしまったらしい。その上俺は、主人公に嫌がらせを繰り返してはその度に負けて、最終的に悲惨な目に遭う公爵令息。もちろん俺は嫌がらせなんてしたくないし、負けるのも嫌だ。  だから、なんとか主人公に会わないように努力したのだが、なぜか全てがうまくいかない。それどころか、状況が悪化している気がする。  いずれ王国の破壊を目論む連中に睨まれてるわ、ゲームでは俺の手下だったはずの竜に付き纏われるわ……クズばっかりだ。なんでこんなことになったんだ……  腹黒な竜×小心者の公爵令息  R18は保険です。
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文字数 247,709 最終更新日 2024.12.01 登録日 2023.12.29
BL 完結 長編 R18
貴族同士の争いに巻き込まれた挙句嵌められて、役立たずと蔑まれるようになった俺は、家族に金貨と引き換えに、街を守ったと言われている勇者に売られてしまう。 そこには、俺と同じように売られた奴らがいて、毎日、奴隷のように働かされていたが、みんな、要領の悪い俺を、何かと助けてくれた。 だけど、俺を買った男は、ある日、俺が役に立たないことを理由に、魔法の練習台になれと言って、他の貴族に売り払おうとする。 耐えかねた俺は、仲間を連れて逃亡することを決意。 屋敷を飛び出し、街に出た俺は、仲間たちを逃がすことには成功したが、そこで魔法に失敗し、領主の城の会議室に飛び込んでしまう。そこでは貴族たちが集まって重要な会議中。そんなところに侵入してしまった俺は、修復中だった魔法の道具まで壊してしまい、領主の息子で冷酷と名高い男に牢に放り込まれた。 集まった貴族たちが、突然城に侵入してきた俺に敵意を向ける中、なぜかその男は、俺の話すことをあっさり信じて、その上、婚約しろと言い出す。 何言ってるんだ? 訳がわからない。 断固拒否したが、その男はまるで聞いていないし、ついには城の後継者争いにまで巻き込まれてしまう。 冗談じゃない。俺は、貴族が嫌いなんだ。 R18は保険です
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文字数 86,997 最終更新日 2024.11.10 登録日 2024.11.02
恋愛 完結 長編 R18
 私、リリヴァリルフィラン・フォーフィイは、領主の息子、トレイトライル様に婚約を破棄されてからは、奴隷のように使われていた。  本当は臆病な私ですが、死ぬ気で虚勢を張れば、生きていける!  そんなふうに過ごしていたある日、城で行われた舞踏会で、封印の魔法が暴走するという事件が起こる。  魔法を暴走させたのは、私の元婚約者であるトレイトライル様の新しい婚約者のフィレスレア様。  なぜそんなことをしたのか問われた彼女は、涙を流しながら「私はリリヴァリルフィラン様の我儘に耐えきれず、封印の魔法を用意したのです!」と訴え始めた。  なんの冗談でしょう。私は何も知りません。  そして、元婚約者のトレイトライル様も「その女がフィレスレアを脅したのです!」と喚き出す始末……  おかげで私は皆さんに囲まれて吊し上げ。  こんなのあり得ません……目一杯虚勢を張るのも、そろそろ限界です!  けれど、こんなところでなぶりものになって死ぬなんて嫌だ。せめて最後に復讐してやる……!  そう決意した私の手を、国王陛下の腹心とも言われる公爵家の御令息、イールヴィルイ様が握って抱き寄せた。  なぜそんなことをするのか、たずねる私を閣下は部屋まで連れ去ってしまう。  どういうつもりなのか聞いても閣下は答えてくださらないし、私を離してもくださらない。  閣下。全く怖くはありませんが、そろそろ離してくださいませんか? *ヒロインがヒーローや敵に襲われそうになる場面があります。残酷な表現があります。苦手な方はご注意下さい。R18は保険です。
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小説 10,542 位 / 202,346件 恋愛 5,176 位 / 59,390件
文字数 195,281 最終更新日 2024.09.14 登録日 2024.06.08
BL 完結 長編 R18
 ある日、いろいろ行き詰まってぼーっと街を歩いていた俺は、気づいたら異世界に召喚されていた。  しかし、この世界でもやっぱり俺はクズだったらしい。  ハズレだったと言われ、地下牢に押し込められて、せめて何かの役に立たないかと調べられる日々。ひどくね?  ハズレだって言うなら、そっちだってハズレだろーが!!  俺だってこんなクズ世界来たくなかったよ!  だが、こんなところでも来ちゃったんだから仕方ない。せっかくだから異世界生活を満喫してやる!  そんな風に決意して、成り行きで同行者になった男と一緒に異世界を歩き出した。  魔獣に追いかけられたり、素材を売ったり、冒険者になろうとしてみたり……やたらくっついてくる同行者がたまに危ない発言をしたり引くほど過保護だったりするが、思っていたより楽しいぞ!  R18は保険です。
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文字数 189,510 最終更新日 2024.09.14 登録日 2024.06.12
BL 完結 長編 R18
*本編を108話で完結させた後、後日談を9話更新して、全117話で完結させる予定です! 読んでいただき、お気に入りやエール、いいねやしおりなど、ありがとうございます!(*≧∀≦*)  伯爵家に生まれ、家族に疎まれ、反逆を企んだと疑われ断罪された僕は、街を守る警備隊として働くように命じられ、虐げられる日々を送ってきた。  寝る間も無く働かされ、他の警備隊からは嫌がらせをされる毎日には嫌気が差す。  他人なんて、みんな敵。このままじゃ、いつか殺される。  なんとか逃げ出したい僕は、強力な魔物と戦い素材を集める討伐隊に志願する。過酷なそこに行きたがる人は誰もいない。これでこんな日々からは抜け出せる!  ……と思ったのに、最強の魔力を持つと噂の第五王子、ロヴァウク殿下が、「俺が行くから貴様は必要ない」と言いだした。  討伐隊を募集した第四王子は、城までくれば討伐隊に参加させると言うが、そのせいで僕は、今度は「魔物の討伐に向かう志の高いロヴァウク殿下の邪魔をするクソ野郎」呼ばわりされることに……なんなんだよ、あの王子……なんで僕の邪魔をするんだ!? ロヴァウク殿下は次期国王とも噂される人だ。そんな奴がそんなところに行く必要、ないだろ!  湧き上がる殺意を抑えて、ロヴァウク殿下より先に城についてやると決意して出発するが、敵視するロヴァウク殿下は何かと僕に突っかかってくる。僕ら敵なんですけど……!? 王家なんか、いつか僕が滅ぼしてやるので、構わないでください! *R18は保険です
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小説 17,135 位 / 202,346件 BL 4,149 位 / 26,868件
文字数 243,240 最終更新日 2024.06.07 登録日 2024.03.08
BL 完結 長編 R18
*本編は完結済みで、番外編を更新中です*  僕には大事な恋人がいる。心から愛し合っているのに、上司の魔族は別れろってうるさい。  その魔族は、僕と恋人の大事な時間を邪魔して、僕を連れ去った挙句、僕のことを嬲る最低な男。  何度も殺そうとしているのに、僕はそいつに勝てない。いつも負けて、部屋に監禁されては弄ばれる。  もう許せない。今度こそ絶対に殺してやる。  そう何度決意しても、やっぱり勝てない。  なんでなんだ。勝てないのも。僕があいつから離れられないのも。 *ムーンライトノベルズに掲載した「誰より重くて愛がないと言われる僕の後ろには、いつも監禁趣味の上司がいる」を続編とあわせて加筆、修正を加えたものです。
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小説 36,228 位 / 202,346件 BL 9,533 位 / 26,868件
文字数 240,452 最終更新日 2023.12.24 登録日 2023.03.03
BL 完結 長編 R18
*全290話で完結させる予定です!(*≧∀≦*)読んでいただき、ありがとうございます!  散歩中、知らないうちに敵国に迷い込んでいたフィズ。捕虜となり、死の恐怖に脅えていると、医術士から奇妙な薬を渡される。  飲んだら逃してやるという言葉を信じて瓶の中身を飲み干すが、彼は逃がしてくれない。  それどころかそれは、敵国の王がフィズを好きになる薬だった。  仕組まれた執拗な愛情に戸惑うフィズだったが、いつしかひたむきに自分を愛してくれる王に惹かれていく。  しかし、普段わがままで横暴な王の振る舞いに嫌気が差していた城内には不満が溢れんばかりに溜まっていた。そんな時、城には、遂にある異変が起こる……  愛された側室と嫌われた王の、全てを失ってから始める冒険譚。 *残酷な描写があります。過度にならないように注意してますが苦手な方はご注意くださいm(_ _)m *ムーンライトノベルズに「コーリゼブル・キリゼブルの毒」というタイトルで投稿したものを加筆修正したものです。
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小説 24,805 位 / 202,346件 BL 6,174 位 / 26,868件
文字数 1,118,956 最終更新日 2023.12.10 登録日 2023.09.27
領主に仕える魔法使いの俺は、武器庫を破壊したと言われ、断罪されてしまう。罪人となった俺に言い渡されたのは、ほとんど誰も近寄らない廃墟の街に住む魔法使いから、貴重な物を借りてくるという任務。 寄ってたかって嬲られて、ボロボロの体で馬車に乗せられた俺は、街へ向かう途中、同じく領主に仕えていた魔法使いに会う。 ところがこの男、実は俺が会いに行く予定の廃墟の街の魔法使いが送り込んだ盗賊。領主の城に潜り込み、書物を持ってくるように命じられていたが、バレそうになって逃げ出したらしい。 何だそれ。これから俺が会いにいく奴って、そんな奴なの!?? しかも、その盗賊によると、俺が会いに行く魔法使いは、とんでもなく人間不信で恐ろしい男のようだ。 このままいけば、俺はそいつに拷問されて死ぬって!? 冗談じゃない。そんなのごめんだ。 城には報告したが、返ってきたのは「いいから任務を達成しろ」というわけ分からん上に冷たすぎる返事。廃墟の街に着くまでになんとか対策を立てないと、俺を待っているのは地下牢と拷問なんだぞ! だけど対策って、どうやって立てたらいいんだ!? 俺は、その魔法使いのことを何も知らないし、廃墟の街なんて、普段近づく人すらいないのに! だったら今隣にいる、この泥棒未遂野郎に聞けばいいんじゃないか!? このままむざむざ惨殺されるのは嫌だ! そう考えた俺は、同行者になった男に愛想笑いを浮かべてみるが、その男からは敵意しか感じない。 詰んだ……? いや、まだ諦めたくない!! なんとか取り入って、任務を達成するんだ!
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小説 202,346 位 / 202,346件 ファンタジー 46,804 位 / 46,804件
文字数 38,914 最終更新日 2023.09.27 登録日 2023.08.09
BL 完結 長編 R18
森に住む魔法使いに仕える執事のセリューが、同僚の執事に迫られる話。基本的にずっとイチャイチャしてる話です。 「ネコの慰み者が恋に悩んで昼寝する話」のスピンオフで、これだけでも設定等が分かるように書いています。こちらのみでもお楽しみいただけます! *ムーンライトノベルズにも掲載しています *全41話
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文字数 163,076 最終更新日 2023.09.24 登録日 2023.09.18
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*全46話。九月十七日に完結予定です(*≧∀≦*)読んでいただき、ありがとうございました!m(_ _)m*  商人たちに奴隷のように扱われていた僕は、伯爵様の御令息に恋をしてしまう。  思いはどんどん募っていったのに、その人は、ある日突然、王族に仕える魔法使いを養成する学園に入学することになった。  そんなの……聞いてない。彼の背中を見送ることしかできなかった僕。  置いていかれて、いてもたってもいられなくて、僕は魔法を猛勉強して、同じ学園に入学した。  彼はすでに生徒会長になっていて、入学早々、僕は生徒会室に呼び出された。ドキドキしながら早速会いに行くと、会長は僕に微笑んで、好きだって言った。  好き……? 僕を?? そんなの信じられない。だって、僕のことを置いて行ったくせに。  それでも、会長の前に行くとドキドキする。付き合い始めた僕らだけど、絡んでくる人もいっぱいいて、僕は会長に迷惑をかけてばかり。  もう嫌われたって思ったのに、連れて行かれた生徒会室で「今日から俺の管理下に置く」って宣言されてっ……!? *独占欲強めの生徒会長×猜疑心たっぷりの新入生 *受けも攻めも、相手に対する束縛が酷いです。わがままな行動に出たりします。差別やいじめの表現があります。苦手な方は回避してください*
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王城で召使として働いていた僕は、王子殿下を誘惑したと言われ、陛下に殺されそうになる。 僕はもう、殿下の召使なんてやめたのに、殿下は僕を離してくれないどころか、転移の魔法で知らない世界に連れて行ってしまった。 ここ、どこ? 戸惑いながらもそこでの生活を始めたけど、殿下はずっと僕を離してくれない……
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 自己中な無表情と言われて、恋人と別れたクレッジは冒険者としてぼんやりした毎日を送っていた。  恋愛なんて辛いこと、もうしたくなかった。大体のことはなんでも諦めてのんびりした毎日を送っていたのに、また好きな人ができてしまう。  しかし、告白しようと思っていた大事な日に、知り合いの貴族から、その人が男娼になることを聞いたクレッジは、そんなの黙って見ていられないと止めに急ぐが、好きな人はなんだか様子がおかしくて……。
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