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23.そんなこと、させない
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焦る僕のそんな表情を、殿下がどう捉えたか知らないが、彼は、大丈夫だった? なんて僕に聞きながら、手を握ってくる。
大丈夫か? だと?
そんなはずがないだろう!
魔法の道具を見つけて脱出する作戦はどうした!!?? 何をしているんだ!!
王子がここにいるのを見て、コレリイジャイン様は、ほくそ笑んでいた。
「これはこれは。王子殿下。このようなところで、何をしていらっしゃるのですか?」
「何を? 決まっているだろ? 俺の大事な彼と一緒に、デート」
そう言って、彼は僕の肩を抱く。
こいつ……本当に馬鹿だろ!!
コレリイジャイン様も、笑いを堪えているようだった。
「デート…………デートですか? その、王城に忍び込んだ賊と?」
「…………彼は、賊なんかじゃないよ」
「……あなたが彼をどう言おうが、それはあなたの勝手ですが…………そこは、私たちが管理する部屋です。多くの魔法の道具も保管されています。普段は立ち入り禁止にしていたはずです。王族といえども、勝手に入ることは許されないのですよ? それは、あなたでも分かるはずです。それなのに…………まさか、あなたまで賊の真似事ですか?」
追い詰めるような目で言うコレリイジャイン様。こちらを追求する手段を手に入れたと思ったのか、よほど嬉しいらしく、ずっとニヤニヤしていた。
腹立たしいが、相手の言っていることはその通りで、このままだと、僕は投獄される。
殿下は王子だし、ここは王城。いきなり投獄はないだろうが、コレリイジャイン様が他の貴族たちと共に魔法の研究のため立ち入り禁止に指定した部屋に、勝手に入ったんだ。貴族たちに咎められることは間違いない。
このままじゃまずい…………
「待てっっ!!」
叫んで前に出た僕。
このままじゃ、殿下が断罪されてしまう。
僕はそんなの、絶対に嫌だ!
「殿下は、僕に言われるがままについてきただけだっっ!!!!」
怒鳴ると、コレリイジャイン様の顔が、微かに歪んだ。
だけど、相手が誰であっても、ここは引き下がれない。
殿下を投獄なんてさせるわけにはいかないんだ!
「この男は僕に唆され、のこのこここまで来たんだ。道具を回収するという、僕の願いを叶えるためにな……馬鹿な男だ。そんなことで王族が務まるとは……お笑い種だっっ!!」
廊下に、僕の笑い声が響いた。
それを聞いたコレリイジャイン様は、ひどく鬱陶しそうな顔をしていた。彼が断罪したいのは、僕のような小物ではなく、殿下なのだから。
だけどそんなこと、僕がさせない。
大丈夫か? だと?
そんなはずがないだろう!
魔法の道具を見つけて脱出する作戦はどうした!!?? 何をしているんだ!!
王子がここにいるのを見て、コレリイジャイン様は、ほくそ笑んでいた。
「これはこれは。王子殿下。このようなところで、何をしていらっしゃるのですか?」
「何を? 決まっているだろ? 俺の大事な彼と一緒に、デート」
そう言って、彼は僕の肩を抱く。
こいつ……本当に馬鹿だろ!!
コレリイジャイン様も、笑いを堪えているようだった。
「デート…………デートですか? その、王城に忍び込んだ賊と?」
「…………彼は、賊なんかじゃないよ」
「……あなたが彼をどう言おうが、それはあなたの勝手ですが…………そこは、私たちが管理する部屋です。多くの魔法の道具も保管されています。普段は立ち入り禁止にしていたはずです。王族といえども、勝手に入ることは許されないのですよ? それは、あなたでも分かるはずです。それなのに…………まさか、あなたまで賊の真似事ですか?」
追い詰めるような目で言うコレリイジャイン様。こちらを追求する手段を手に入れたと思ったのか、よほど嬉しいらしく、ずっとニヤニヤしていた。
腹立たしいが、相手の言っていることはその通りで、このままだと、僕は投獄される。
殿下は王子だし、ここは王城。いきなり投獄はないだろうが、コレリイジャイン様が他の貴族たちと共に魔法の研究のため立ち入り禁止に指定した部屋に、勝手に入ったんだ。貴族たちに咎められることは間違いない。
このままじゃまずい…………
「待てっっ!!」
叫んで前に出た僕。
このままじゃ、殿下が断罪されてしまう。
僕はそんなの、絶対に嫌だ!
「殿下は、僕に言われるがままについてきただけだっっ!!!!」
怒鳴ると、コレリイジャイン様の顔が、微かに歪んだ。
だけど、相手が誰であっても、ここは引き下がれない。
殿下を投獄なんてさせるわけにはいかないんだ!
「この男は僕に唆され、のこのこここまで来たんだ。道具を回収するという、僕の願いを叶えるためにな……馬鹿な男だ。そんなことで王族が務まるとは……お笑い種だっっ!!」
廊下に、僕の笑い声が響いた。
それを聞いたコレリイジャイン様は、ひどく鬱陶しそうな顔をしていた。彼が断罪したいのは、僕のような小物ではなく、殿下なのだから。
だけどそんなこと、僕がさせない。
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