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第五章 守りたいもの
第五十話 すれ違い
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「ヤエ、もうやめるんだ!!」
あちらこちらで轟いている爆発音が止まらない。町の人々が半狂乱で飛び出してきて、さらに混乱は膨れ上がるばかりだ。ヤエは涙を流しながら、それでも攻撃する手を止めることはしなかった。
「こうなったら……」
ヤエを止めるしかない、そう考え呼び出していたニーズヘッグに命じた。殺すつもりは断じてない、けれどある程度は傷つけなければならないだろう。苦しい決断だったが迷えば呼び出していたニーズヘッグの力が揺らいで余計にヤエを危険にさらすことになる。覚悟を決めるしかなかった。
「どうして……どうして、お兄ちゃま。私はただ今までと同じように暮らしていられればそれで良かったのにっ……」
「ごめん、ヤエ。でもそれじゃダメなんだよ。彼らの言う通り確かに僕は変わったのかもしれない。今までヤエの事を忘れていたわけじゃないけれど、元の暮らしに戻っても今の僕じゃ後悔しかしないって気がついたんだ。だからっ……」
ニーズヘッグがヤエの放った魔法を固い鱗で弾き飛ばす。震える指先は握り込んで拳を作り、ごまかした。
「ナナセ」
その震える手に何かが触れる。何事かと見てみれば、視界の端に緑色の帽子が映った。
「彼女が起爆剤だというならば今は彼女をサレジストから離すのが得策だ。私が時間を稼ぐ。ああ、安心しろ。お前の大切な相手を傷つけたりはしないさ。失う辛さは良く分かっているつもりだ」
ニヤリと笑うと、桔梗はヤエに向かっていく。彼女の考えが手に取るように分かってしまってナナセは苦笑した。
「そうだね、確かにそれ以上にいい案は僕も浮かんでこないよ」
呟くとすぐにニーズヘッグを戻し、集中を始めた。
「どうして邪魔するの!? あなたから消しちゃうわよ!?」
「ふふ、お前にそれは出来ないよ。兄を想っている限りな」
桔梗の言葉を聞いて、ヤエは唇を噛んだ。何の思い入れもないサレジストを攻撃することはできても兄やその友人を攻撃することなど出来るわけがないと知られてしまっているのだ。そんな訳はないと思い知らしめるために放った魔法は簡単に避けられて終わってしまった。
そうこうしている間に鳥類の甲高い鳴き声が響く。空に真っ赤な鷲のような姿の召喚獣、フレスヴェルグが姿を現していた。
「お兄ちゃまっ……!」
「ヤエ、ごめんっ……僕はまだ帰る事は出来ないんだ」
止めようと近づいて来たクロレシアの兵より先に桔梗がヤエを抱え上げると、フレスヴェルグに飛び乗った。ナナセも乗り、すぐに空へ向かって舞い上がる。
「桔梗、ありがとう」
「気にするな。困ったときはお互い様だろう? 途中で魔力切れでも起こしたら大変だからな。ついて行ってやる」
彼女はニヤリと笑う。ナナセは桔梗に再び礼を言うと、すぐにヤエに向き直った。
「シフォン大陸の港町まで送るよ。必ず迎えに行く。だから……」
「いや!! もうお兄ちゃまを待ってるだけなんて嫌なの!! ね、このままクロレシアに帰りましょう? 今謝ればきっと王様も許してくださるわ。このままじゃお兄ちゃま殺されちゃうのよっ……」
帰らなければ殺される、それは分かっていた事だ。けれど例え帰ったとしても無事でいられるわけはないだろう。再び力を奪われ以前のように死んだまま生きるか、タケルのように記憶すら奪われ道具として使われるか……。どちらも自分が望んだ未来でない事だけは確かだ。
「僕は帰らないよ」
ナナセの言葉を聞いて、ヤエはキュッと唇をかみしめた。
「死んじゃってもいいの……?」
不安と恐怖でヤエの声が震えていた。けれどナナセはヤエの肩を掴んで強い視線で見つめる。死ぬつもりは、はなからないのだ。
「死なないよ。言っただろう? 必ず迎えに行くって」
「嘘……嘘よっ……!! お兄ちゃまはいつも嘘つきなの!!」
ナナセの急く気持ちを察してか、フレスヴェルグはいつも以上にスピードを上げて飛んでいた。だから今は、すでに海上を飛んでいる。そんな大きな赤い鳥の上から、とてもとても小さなピンクの鳥が舞い上がった。いや、それは鳥ではなく人だ。ナナセの妹ヤエがフレスヴェルグの上からその身を投げたのだった。
――――☆☆☆☆――――☆☆☆☆――――☆☆☆☆――――☆☆☆☆――――
「ニタ様!! ニタ様~~~~!!」
遠くの方から聞こえてくる人の声に驚いて顔を上げた途端、スパーンと俺のでこを木の棒が打った。いってぇぇぇ~~~、ちょっとぐらい待ってくれてもいいじゃねーかよ。訓練途中にもかかわらず俺は木の棒を下ろすと、痛む額を押さえて師匠でもあるニタを睨みつけた。
「戦闘中に油断は禁物だ。今のでお前は死んでいた」
う。確かにその通りだけどよ……。それでも何か言っておきたくて俺は思ったことを口に出した。
「けど今の声、サレジストの奴じゃねーのか? もしかして爆弾の処理が間に合わなかったのかも……」
「だとしても、だ。お前はもっと仲間を信じろ」
言われてハッとなる。タケルの時もそうだけど、俺みんなの力量をちゃんと把握してないのかもしれないなって思った。
「ああ! ニタ様!! ここにおいででしたか! 大変なんです! 城下町が賊に襲われっ……」
「そうか、了解した。帰りの判断はこちらに任せてもらおう。お前も気をつけて帰るといい」
「え、あ、は、はぁ。あ、は!!」
ニタに促されるままわざわざ報告しにやって来たサレジストの兵が訳も分からないまますごすごと帰っていく。いいのかよって問うたら、ここはガルヴァが居て危険だし長居はさせたくないと言いやがった。なんだかんだ言ってこいつ、気づかいまで上手いんだよな。俺もちょっとは見習おう……。密かに拳を握り締めた。
「ね、ガルヴァっていえばさ、今までいっぱい退治したけどまだ湧いて来るよね? あたし思ったんだ~。ガルヴァもお腹すいてるんじゃないかなってさ。だっていっつもあいつらと木の実取り合いしてるんだよ、あたし」
タケルのあっさりとした言い分にニタが目を見開いた。意外なところから真実を見つけた時の表情そのものだ。
「それだ!!」
「どれ?」
ワケの分かっていないタケルがビシッと指差したニタを見た後、振り返る。おいおい、ニタが指さしてんのはお前なんだから背後に何か居るわけねーだろ。だけどそんな事にも気が付いていないタケルは何もない場所を見つめてぱちぱちと瞬きをし、不思議顔のままニタに向き直った。
「サレジストの環境はここ最近変わってしまった。見ての通り荒野だ。飢えたガルヴァが食料の豊富なこのスヴェルの谷に押し寄せて来ていたとて不思議ではない!」
謎は全て解けた的な表情で自信満々に語るニタを、タケルはキョトンとしたまま見つめていた。俺も訳が分からないまま木の棒を持って突っ立っていたんだけど、ニタがいきなり荷物をまとめ始めたもんだからあわてて駆け寄った。
「え、何だよ? 帰んのか?」
「先ほどの報告も気になる。ガルヴァの目的が食料だとすれば、木の実が豊富なここに居るガルヴァが飢えてすぐにサレジストを襲うこともないだろう。まずは陛下に報告がてら様子を見に行く」
ニタに引きずられるまま、あっという間に俺達はサレジスト城下まで戻ることになった。
あちらこちらで轟いている爆発音が止まらない。町の人々が半狂乱で飛び出してきて、さらに混乱は膨れ上がるばかりだ。ヤエは涙を流しながら、それでも攻撃する手を止めることはしなかった。
「こうなったら……」
ヤエを止めるしかない、そう考え呼び出していたニーズヘッグに命じた。殺すつもりは断じてない、けれどある程度は傷つけなければならないだろう。苦しい決断だったが迷えば呼び出していたニーズヘッグの力が揺らいで余計にヤエを危険にさらすことになる。覚悟を決めるしかなかった。
「どうして……どうして、お兄ちゃま。私はただ今までと同じように暮らしていられればそれで良かったのにっ……」
「ごめん、ヤエ。でもそれじゃダメなんだよ。彼らの言う通り確かに僕は変わったのかもしれない。今までヤエの事を忘れていたわけじゃないけれど、元の暮らしに戻っても今の僕じゃ後悔しかしないって気がついたんだ。だからっ……」
ニーズヘッグがヤエの放った魔法を固い鱗で弾き飛ばす。震える指先は握り込んで拳を作り、ごまかした。
「ナナセ」
その震える手に何かが触れる。何事かと見てみれば、視界の端に緑色の帽子が映った。
「彼女が起爆剤だというならば今は彼女をサレジストから離すのが得策だ。私が時間を稼ぐ。ああ、安心しろ。お前の大切な相手を傷つけたりはしないさ。失う辛さは良く分かっているつもりだ」
ニヤリと笑うと、桔梗はヤエに向かっていく。彼女の考えが手に取るように分かってしまってナナセは苦笑した。
「そうだね、確かにそれ以上にいい案は僕も浮かんでこないよ」
呟くとすぐにニーズヘッグを戻し、集中を始めた。
「どうして邪魔するの!? あなたから消しちゃうわよ!?」
「ふふ、お前にそれは出来ないよ。兄を想っている限りな」
桔梗の言葉を聞いて、ヤエは唇を噛んだ。何の思い入れもないサレジストを攻撃することはできても兄やその友人を攻撃することなど出来るわけがないと知られてしまっているのだ。そんな訳はないと思い知らしめるために放った魔法は簡単に避けられて終わってしまった。
そうこうしている間に鳥類の甲高い鳴き声が響く。空に真っ赤な鷲のような姿の召喚獣、フレスヴェルグが姿を現していた。
「お兄ちゃまっ……!」
「ヤエ、ごめんっ……僕はまだ帰る事は出来ないんだ」
止めようと近づいて来たクロレシアの兵より先に桔梗がヤエを抱え上げると、フレスヴェルグに飛び乗った。ナナセも乗り、すぐに空へ向かって舞い上がる。
「桔梗、ありがとう」
「気にするな。困ったときはお互い様だろう? 途中で魔力切れでも起こしたら大変だからな。ついて行ってやる」
彼女はニヤリと笑う。ナナセは桔梗に再び礼を言うと、すぐにヤエに向き直った。
「シフォン大陸の港町まで送るよ。必ず迎えに行く。だから……」
「いや!! もうお兄ちゃまを待ってるだけなんて嫌なの!! ね、このままクロレシアに帰りましょう? 今謝ればきっと王様も許してくださるわ。このままじゃお兄ちゃま殺されちゃうのよっ……」
帰らなければ殺される、それは分かっていた事だ。けれど例え帰ったとしても無事でいられるわけはないだろう。再び力を奪われ以前のように死んだまま生きるか、タケルのように記憶すら奪われ道具として使われるか……。どちらも自分が望んだ未来でない事だけは確かだ。
「僕は帰らないよ」
ナナセの言葉を聞いて、ヤエはキュッと唇をかみしめた。
「死んじゃってもいいの……?」
不安と恐怖でヤエの声が震えていた。けれどナナセはヤエの肩を掴んで強い視線で見つめる。死ぬつもりは、はなからないのだ。
「死なないよ。言っただろう? 必ず迎えに行くって」
「嘘……嘘よっ……!! お兄ちゃまはいつも嘘つきなの!!」
ナナセの急く気持ちを察してか、フレスヴェルグはいつも以上にスピードを上げて飛んでいた。だから今は、すでに海上を飛んでいる。そんな大きな赤い鳥の上から、とてもとても小さなピンクの鳥が舞い上がった。いや、それは鳥ではなく人だ。ナナセの妹ヤエがフレスヴェルグの上からその身を投げたのだった。
――――☆☆☆☆――――☆☆☆☆――――☆☆☆☆――――☆☆☆☆――――
「ニタ様!! ニタ様~~~~!!」
遠くの方から聞こえてくる人の声に驚いて顔を上げた途端、スパーンと俺のでこを木の棒が打った。いってぇぇぇ~~~、ちょっとぐらい待ってくれてもいいじゃねーかよ。訓練途中にもかかわらず俺は木の棒を下ろすと、痛む額を押さえて師匠でもあるニタを睨みつけた。
「戦闘中に油断は禁物だ。今のでお前は死んでいた」
う。確かにその通りだけどよ……。それでも何か言っておきたくて俺は思ったことを口に出した。
「けど今の声、サレジストの奴じゃねーのか? もしかして爆弾の処理が間に合わなかったのかも……」
「だとしても、だ。お前はもっと仲間を信じろ」
言われてハッとなる。タケルの時もそうだけど、俺みんなの力量をちゃんと把握してないのかもしれないなって思った。
「ああ! ニタ様!! ここにおいででしたか! 大変なんです! 城下町が賊に襲われっ……」
「そうか、了解した。帰りの判断はこちらに任せてもらおう。お前も気をつけて帰るといい」
「え、あ、は、はぁ。あ、は!!」
ニタに促されるままわざわざ報告しにやって来たサレジストの兵が訳も分からないまますごすごと帰っていく。いいのかよって問うたら、ここはガルヴァが居て危険だし長居はさせたくないと言いやがった。なんだかんだ言ってこいつ、気づかいまで上手いんだよな。俺もちょっとは見習おう……。密かに拳を握り締めた。
「ね、ガルヴァっていえばさ、今までいっぱい退治したけどまだ湧いて来るよね? あたし思ったんだ~。ガルヴァもお腹すいてるんじゃないかなってさ。だっていっつもあいつらと木の実取り合いしてるんだよ、あたし」
タケルのあっさりとした言い分にニタが目を見開いた。意外なところから真実を見つけた時の表情そのものだ。
「それだ!!」
「どれ?」
ワケの分かっていないタケルがビシッと指差したニタを見た後、振り返る。おいおい、ニタが指さしてんのはお前なんだから背後に何か居るわけねーだろ。だけどそんな事にも気が付いていないタケルは何もない場所を見つめてぱちぱちと瞬きをし、不思議顔のままニタに向き直った。
「サレジストの環境はここ最近変わってしまった。見ての通り荒野だ。飢えたガルヴァが食料の豊富なこのスヴェルの谷に押し寄せて来ていたとて不思議ではない!」
謎は全て解けた的な表情で自信満々に語るニタを、タケルはキョトンとしたまま見つめていた。俺も訳が分からないまま木の棒を持って突っ立っていたんだけど、ニタがいきなり荷物をまとめ始めたもんだからあわてて駆け寄った。
「え、何だよ? 帰んのか?」
「先ほどの報告も気になる。ガルヴァの目的が食料だとすれば、木の実が豊富なここに居るガルヴァが飢えてすぐにサレジストを襲うこともないだろう。まずは陛下に報告がてら様子を見に行く」
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