4 / 120
全能の爆誕
004:ランスロット騎士団。
しおりを挟む
我、アーサー・ランスロット。少し前に三歳になった公爵家嫡男である。
二歳の時とは違い、三歳になった時は俺がある程度喋れるようになったからかなり盛大にお祝いされた。それはまあお祝いされている俺が引くくらいに。
何だか前世がある俺じゃなければ、自分が世界の中心とか思いかねない化け物が生まれそうだった。しかも公爵家だからとんでもないアーサー・ランスロットが生み出されるところだった。
前世がないアーサー・ランスロットがどうなっているのか気になるところだが、それは特に意味がないから考えを捨てる。
まあでも公爵家だから無理な話なのは分かっているけれど、あまり俺が目立ちたくはないんだよなぁ。
目立ちたくないというか、物語の舞台に立っているのはいいけど真ん中には立ちたくない。
どちらかと言えば、俺は裏方の方が性にあっているような気がする。前世ではそういう感じでは生きていなかった、本当にモブだったから気がするで済んでいるけど。
「アーサー! 今日は鍛練場を見に行くわよ!」
今日も今日とてルーシー姉さんが時間を見つけては俺のところに来て遊びに誘ってくる。
ルーシー姉さんは本当に時間が空いたら俺のところに来ている。
俺のお世話をしているベラはほぼ俺のそばにいるけれど、その次に俺と一緒にいる時間が長いのがルーシー姉さんだ。
「うん、分かった!」
まあこうしてお姉さんぶるというか、弟を構いたいという気持ちが全面に押し出されている少女を見ると何だか微笑ましい気持ちになってルーシー姉さんに付き合っている。
ルーシー姉さんと手を繋いで、腕を前後させて歩いている姿に使用人たちが微笑んでこちらを見てくれる。
「アーサーは鍛練場を見るのは初めてだっけ?」
「見たことないよ」
「それならウチの鍛練場を見たらビックリするわよ! ランスロット騎士団は国一番って言われているんだから」
「それは楽しみ!」
ブリテン王国で一番って、ペンドラゴン家の騎士団が一番じゃないんだな。
それはそれでどうなのかと思うが、ルーシー姉さんがそう言っているだけかもしれない。
「私も鍛練に参加してるけど、私より強い人がいっぱいいるのよ! 特に騎士団長なんかはお父さんの次に強いって言われてるのは伊達じゃないわね!」
「へぇ……」
鍛練を見たことがないから騎士団長がどういう人かも分からない。そもそもまだ三歳だから知っている人も限られてくる。
「ほら、見えて来たわよ。あっ、お姉ちゃんもいるわね」
「わぁ……」
鍛練場には多くの人たちが鍛練しており、その中で一際目立っている二人がいた。
「どうしました!? 纏鎧はこれほどのものではありませんでしょう!」
「っ! あたり、まえ!」
魔力でできた銀色の鎧を纏っているのはシルヴィー姉さんで、相対している人に鎧だけを削られている。
模擬剣で鎧だけを削っている技をしているのは、長い金髪をなびかせている凛とした女性だった。
一切シルヴィー姉さんに傷をつけていないが、シルヴィー姉さんの鎧をかなり削り、シルヴィー姉さんは鎧を必死に修復している。
かなりやべぇことをしているな、あの女の人。
「あの女性が騎士団長よ。お姉ちゃんがあんなに一方的にやられるのはすごいわね」
「そうなの?」
「そうよ。お姉ちゃんはもう同世代では手を付けられないほど強いし、騎士団の中でも上位の人たちじゃないとお姉ちゃんを相手にできないのよ」
「へぇ……」
まあ見た感じそうだな。
「ルーシーお姉ちゃんはどれくらい強いの?」
「私もアーサーを守れるくらいには強いわよ。お姉ちゃんには負けるけど」
「そうなんだ」
「でも時間の問題ね、私がお姉ちゃんに勝つのは」
おぉ、自信満々に言っているが四つ上のシルヴィー姉さんに勝てるのだろうか。
「お姉ちゃん強いんだね!」
「そうよ! アーサーのお姉ちゃんは強いのよ!」
ルーシー姉さんを気持ちよくしておこう。
てか、姉さん達が戦っている姿なんて見たことがないから強いかどうかなんて分からない。いや本人を見ればどれくらいの強さは分かるけどね。
見ようと思えば全能で見ることはできるけど、そういうことはしないようにしている。
ちなみにこの屋敷で一番強いのは今見たことがある人の中ではダントツでお父上様だ。
ルーシー姉さんと話していると、シルヴィー姉さんと騎士団長の鍛錬が一区切りついたようだった。
そして俺がいることに前から気が付いていた騎士団長がシルヴィー姉さんに断りを入れて俺達の元に駆け足で向かってきた。
「パスカル」
「ごきげんよう、ルーシー様。本日は弟君とご見学ですか?」
「ええ、そうよ」
ルーシー姉さんと会話を終え、俺の方を向いた騎士団長。
「お初にお目にかかる姿がこんな見苦しい姿で申し訳ございません。アーサー様」
「ううん、別に気にしていないよ。それよりもさっきの戦いはすごかった!」
「ありがとうございます。ですが十一であそこまで戦える姉君を称賛なさってください」
こうして話して、話さなくても分かることだが、この女性は立派な騎士だと所作から分からされる。
他の人が凄くないとかじゃなくて、この人が凄いのだ。
「私はランスロット騎士団団長にして七聖剣が一人、パスカル・ダラゴンと申します。この身はランスロット家のためにあり、アーサー様を生涯お守りさせていただきます」
俺の前にひざまずいてそう言ってきたパスカル。
「うん、よろしくね! パスカル!」
俺はまだ三歳だからここでパスカルに相応しい当主になれるように頑張るよ、とかは言わない。
ていうか七聖剣って何だ? まあ何かの称号で世界的、もしくはブリテン王国内で呼ばれているものだろう。そしてその人よりも強いお父上様は何だという話だ。
「どうでしょうか、ランスロット騎士団は」
どうでしょうって言われても……三歳児が見ても特に何も感じないだろ。
全能を持っている三歳児が見れば、まあまあの集団だなと思うくらいだ。
「すごい!」
「ありがとうございます。ランスロット騎士団に入団する者は、アルノ様に憧れる者が多いですが、アルノ様はこの国一番の騎士でありますから、アルノ様の騎士団に恥じぬよう日々精進しているところです」
俺が想像している以上にお父上様はすげぇ人なんだろうな。
「むー……!」
パスカルと会話しているとルーシー姉さんがむくれていた。
「どうしたの?」
「私だってすごいのよ!?」
あぁ、それでむくれていたのか。可愛いかよ。
「創剣!」
ルーシー姉さんの手に金色の魔力でできた剣が出現した。
「それに!」
そこからルーシー姉さんの周りに無数の剣が出現した。
それを見ると何だか前世のアニメに出てくるような光景に見えてくるし、実際シルヴィー姉さんの鎧よりかは見栄えはいい。
「やる気ですか? それなら私がお相手しましょう」
「すぐにパスカルを倒してお姉ちゃんより強いって証明するわ!」
「その意気です。ですが簡単には倒されはしませんよ」
鍛錬が休みだったのに弟にすごいところを見せたくて鍛錬をするとか、バカだけど可愛いな。
まだ鍛錬をしていないから分からないけど、前世の俺だったら休みの日くらいは休みたいと思うはずだ。
ルーシー姉さんが浮いている剣をパスカルに向けて射出しながらパスカルに向かっていき、パスカルはそれらすべてを剣一つで余裕でさばく。
これだけでルーシー姉さんがパスカルに勝てないと分かってしまった。
でも頑張っているルーシー姉さんの姿は本当に綺麗だった。
二歳の時とは違い、三歳になった時は俺がある程度喋れるようになったからかなり盛大にお祝いされた。それはまあお祝いされている俺が引くくらいに。
何だか前世がある俺じゃなければ、自分が世界の中心とか思いかねない化け物が生まれそうだった。しかも公爵家だからとんでもないアーサー・ランスロットが生み出されるところだった。
前世がないアーサー・ランスロットがどうなっているのか気になるところだが、それは特に意味がないから考えを捨てる。
まあでも公爵家だから無理な話なのは分かっているけれど、あまり俺が目立ちたくはないんだよなぁ。
目立ちたくないというか、物語の舞台に立っているのはいいけど真ん中には立ちたくない。
どちらかと言えば、俺は裏方の方が性にあっているような気がする。前世ではそういう感じでは生きていなかった、本当にモブだったから気がするで済んでいるけど。
「アーサー! 今日は鍛練場を見に行くわよ!」
今日も今日とてルーシー姉さんが時間を見つけては俺のところに来て遊びに誘ってくる。
ルーシー姉さんは本当に時間が空いたら俺のところに来ている。
俺のお世話をしているベラはほぼ俺のそばにいるけれど、その次に俺と一緒にいる時間が長いのがルーシー姉さんだ。
「うん、分かった!」
まあこうしてお姉さんぶるというか、弟を構いたいという気持ちが全面に押し出されている少女を見ると何だか微笑ましい気持ちになってルーシー姉さんに付き合っている。
ルーシー姉さんと手を繋いで、腕を前後させて歩いている姿に使用人たちが微笑んでこちらを見てくれる。
「アーサーは鍛練場を見るのは初めてだっけ?」
「見たことないよ」
「それならウチの鍛練場を見たらビックリするわよ! ランスロット騎士団は国一番って言われているんだから」
「それは楽しみ!」
ブリテン王国で一番って、ペンドラゴン家の騎士団が一番じゃないんだな。
それはそれでどうなのかと思うが、ルーシー姉さんがそう言っているだけかもしれない。
「私も鍛練に参加してるけど、私より強い人がいっぱいいるのよ! 特に騎士団長なんかはお父さんの次に強いって言われてるのは伊達じゃないわね!」
「へぇ……」
鍛練を見たことがないから騎士団長がどういう人かも分からない。そもそもまだ三歳だから知っている人も限られてくる。
「ほら、見えて来たわよ。あっ、お姉ちゃんもいるわね」
「わぁ……」
鍛練場には多くの人たちが鍛練しており、その中で一際目立っている二人がいた。
「どうしました!? 纏鎧はこれほどのものではありませんでしょう!」
「っ! あたり、まえ!」
魔力でできた銀色の鎧を纏っているのはシルヴィー姉さんで、相対している人に鎧だけを削られている。
模擬剣で鎧だけを削っている技をしているのは、長い金髪をなびかせている凛とした女性だった。
一切シルヴィー姉さんに傷をつけていないが、シルヴィー姉さんの鎧をかなり削り、シルヴィー姉さんは鎧を必死に修復している。
かなりやべぇことをしているな、あの女の人。
「あの女性が騎士団長よ。お姉ちゃんがあんなに一方的にやられるのはすごいわね」
「そうなの?」
「そうよ。お姉ちゃんはもう同世代では手を付けられないほど強いし、騎士団の中でも上位の人たちじゃないとお姉ちゃんを相手にできないのよ」
「へぇ……」
まあ見た感じそうだな。
「ルーシーお姉ちゃんはどれくらい強いの?」
「私もアーサーを守れるくらいには強いわよ。お姉ちゃんには負けるけど」
「そうなんだ」
「でも時間の問題ね、私がお姉ちゃんに勝つのは」
おぉ、自信満々に言っているが四つ上のシルヴィー姉さんに勝てるのだろうか。
「お姉ちゃん強いんだね!」
「そうよ! アーサーのお姉ちゃんは強いのよ!」
ルーシー姉さんを気持ちよくしておこう。
てか、姉さん達が戦っている姿なんて見たことがないから強いかどうかなんて分からない。いや本人を見ればどれくらいの強さは分かるけどね。
見ようと思えば全能で見ることはできるけど、そういうことはしないようにしている。
ちなみにこの屋敷で一番強いのは今見たことがある人の中ではダントツでお父上様だ。
ルーシー姉さんと話していると、シルヴィー姉さんと騎士団長の鍛錬が一区切りついたようだった。
そして俺がいることに前から気が付いていた騎士団長がシルヴィー姉さんに断りを入れて俺達の元に駆け足で向かってきた。
「パスカル」
「ごきげんよう、ルーシー様。本日は弟君とご見学ですか?」
「ええ、そうよ」
ルーシー姉さんと会話を終え、俺の方を向いた騎士団長。
「お初にお目にかかる姿がこんな見苦しい姿で申し訳ございません。アーサー様」
「ううん、別に気にしていないよ。それよりもさっきの戦いはすごかった!」
「ありがとうございます。ですが十一であそこまで戦える姉君を称賛なさってください」
こうして話して、話さなくても分かることだが、この女性は立派な騎士だと所作から分からされる。
他の人が凄くないとかじゃなくて、この人が凄いのだ。
「私はランスロット騎士団団長にして七聖剣が一人、パスカル・ダラゴンと申します。この身はランスロット家のためにあり、アーサー様を生涯お守りさせていただきます」
俺の前にひざまずいてそう言ってきたパスカル。
「うん、よろしくね! パスカル!」
俺はまだ三歳だからここでパスカルに相応しい当主になれるように頑張るよ、とかは言わない。
ていうか七聖剣って何だ? まあ何かの称号で世界的、もしくはブリテン王国内で呼ばれているものだろう。そしてその人よりも強いお父上様は何だという話だ。
「どうでしょうか、ランスロット騎士団は」
どうでしょうって言われても……三歳児が見ても特に何も感じないだろ。
全能を持っている三歳児が見れば、まあまあの集団だなと思うくらいだ。
「すごい!」
「ありがとうございます。ランスロット騎士団に入団する者は、アルノ様に憧れる者が多いですが、アルノ様はこの国一番の騎士でありますから、アルノ様の騎士団に恥じぬよう日々精進しているところです」
俺が想像している以上にお父上様はすげぇ人なんだろうな。
「むー……!」
パスカルと会話しているとルーシー姉さんがむくれていた。
「どうしたの?」
「私だってすごいのよ!?」
あぁ、それでむくれていたのか。可愛いかよ。
「創剣!」
ルーシー姉さんの手に金色の魔力でできた剣が出現した。
「それに!」
そこからルーシー姉さんの周りに無数の剣が出現した。
それを見ると何だか前世のアニメに出てくるような光景に見えてくるし、実際シルヴィー姉さんの鎧よりかは見栄えはいい。
「やる気ですか? それなら私がお相手しましょう」
「すぐにパスカルを倒してお姉ちゃんより強いって証明するわ!」
「その意気です。ですが簡単には倒されはしませんよ」
鍛錬が休みだったのに弟にすごいところを見せたくて鍛錬をするとか、バカだけど可愛いな。
まだ鍛錬をしていないから分からないけど、前世の俺だったら休みの日くらいは休みたいと思うはずだ。
ルーシー姉さんが浮いている剣をパスカルに向けて射出しながらパスカルに向かっていき、パスカルはそれらすべてを剣一つで余裕でさばく。
これだけでルーシー姉さんがパスカルに勝てないと分かってしまった。
でも頑張っているルーシー姉さんの姿は本当に綺麗だった。
258
あなたにおすすめの小説
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる