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都市開発本格始動
117:お父上様と電話
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ネットに百科事典のサイトを作ってそこにどんな知識を埋め込もうかと悩みつつ、俺はベラにねだられて『叛逆の英雄~時代をこえた叛逆~』をかいていた。
「ベラはアニェスが見たいんじゃないの?」
「見たいです」
「ならそっちをかいた方がいいんじゃないかな?」
「いえ、こちらも見たいです。どちらも続きが気になります」
「でもこっちの方をかくと」
「はい。こちらは一話しか見ていないのでまだ満足できていません」
「そっか……」
え? ベラは俺を公爵家当主にするんじゃなくて漫画家にしようとしていないか? まあ公爵家当主か漫画家って選択肢になれば漫画家になるけど俺はどちらもしないといけないんだろ? 冗談かよ。
俺の最終目標であるネットがある環境でダラダラするという目標が俺自身の手で遠のいているような……いやそもそもその目標の時点で無理なのか……?
まあ疲れはしないしダラダラとかいているからいいんだけどさ。
そう思いつつベラの膝の上で漫画をかいているとこちらに急接近してくる人がいた。グリーテンだ。
「アーサー! 秘密の部屋はどこにあるのかしら!?」
グリーテンは扉を乱暴に開け放ち俺を抱き寄せながらそう聞いてきた。
ベラからあんな簡単に流れるように奪えるとはさすがは七聖法と言える。魔法は全く関係ないけどね。
「グリーテンさま、乱暴に扉を開けないでください。それからアーサーさまを返してください」
「別にあなたのものじゃないでしょう?」
ベラとグリーテンが俺を挟んで火花を散らしているがやめてくれませんか?
「グリーテン、どうしてそんなことを聞いてきたの? お手上げ?」
「自分で探そうとしていたのだけど、これを見て早く秘密の部屋に行きたいと思ったのよ! こんなの速く見たいに決まっているわ!」
グリーテンがスマホを見せてきてそれには秘密の部屋のアプリが起動されていた。
「……お父さんから聞いたの?」
「そうよ。アルノさまがアプリストアのこれを教えてくれて、これがどこにあるのか知っているかって聞いてきたのよ」
「ベラ、お父さんに場所までは教えてなかったの?」
「はい、今は不要かと思いまして」
もしかしてお父上様はベラが隠しているのかと思ったのかな? それでグリーテンに聞いたと。
そもそもの疑問なのだが、どうしてお父上様はかなり早くにこのアプリの存在に気が付いたのだろうか。シルヴィー姉さんやルーシー姉さん、それにクレアやノエルさんの誰かが見つけて聞いたのかもしれない。
それならもうあちらの家族も含めて広まっているってことか……まあサグラモール家ならいいけど。
「それでどこなの!? この飛行車はどこにあるの!?」
興奮した様子で俺を抱きしめて聞いてくる。グリーテンが俺を抱きしめる時はいつもグリーテンの谷間に俺の頭がフィットしていい気分だ。
「アーサーさまをお放しください」
「いやよー」
またベラとグリーテンの俺の取り合いが勃発しそうになったから俺は秘密の部屋の入り口が出現するよう電波を送れば壁から入り口が出てきた。
「あそこが秘密の部屋の入り口だよ」
「へぇ……!」
すごい興奮した様子がその漏れ出た言葉だけでも分かる。
「アーサーさまはここで漫画をかいているのでお一人でどうぞ」
「また新しい漫画をかいているのね。でも私一人の方がじっくりと見れるからそうさせてもらうわ」
グリーテンは俺を放して入り口に入れば何もかも興奮した様子で下に行った。
「これで静かになりましたね」
「まあまたここから上がってくるんだけどね」
「……なぜここに入り口をお作りになられたのですか?」
「だって他のところだと誰か入るかもしれないけど、ここなら誰もが注目してるでしょ?」
「……なるほど」
まあ俺の場合はどこに作ってもいいけどここの方がロマンがあるし。どうせならベッドで寝て下に落ちていく、みたいなものも想像したがまあ却下した。ロマンだけではダメだからな。
「さ、アーサーさま。お手が止まっていますよ」
「えっ……はい」
勉強しているわけでもないのにそんなことを言われるとは思わなかった。本当に俺に忠誠心があるのかと思ったけどこれくらい遠慮がない方がいいか。
でもブラック企業みたいだ……。
ベラの監視下、本格的な娯楽生活のために頑張り続ける。この漫画がウケれば娯楽都市が出来上がった時に盛り上がりを見せるだろうしネット環境も充実するはずだ。
だからこその頑張り。今ここで頑張らなければいけないんだ!
「この漫画は私たちの時代よりも先を想定しているのですよね?」
「うん、そうだよ」
「アーサーさまの子孫は出てくるのですか?」
子孫……うーん、どうだろうか。フィクションだからそこら辺を考える必要はないと思っていたんだが。
「ベラは出してほしいの?」
「いえ、純粋な疑問です。出してほしいと思っているわけではありません」
「実在の人物は『叛逆の英雄』に出てくるジャックたち以外は想定していないかな。まあ何か要望があればかくかもしれないけど」
「分かりました」
そう言えばこの時代にジャックたちの子孫がいたな。気になって調べたことがあったけど。それを本人たちは気付いていないようだ。
とにかく、今はそれを考えずにかこう。もし要望が多ければ設定を付け加えればいいし。
ベラの体は極上の座り心地で極上の背もたれであるから二時間ほどぶっ通しでかき続けれた。何だか文字面が少々鬼畜な感じがするけどベラの要望だしそれは問題ないか。
もしベラから四つん這いになっている背中に座ってくださいって言われたらどうしよう。まあ遠慮しながら座ると思う。
「あっ、グリーテン」
グリーテンが思いのほか早く帰ってきた。もう明日までこもっているのかと思ったが、そこまでだったのか?
「すごかったわ……」
グリーテンの顔を見たら違った。
涎を垂らしており上気した顔になりイっている危ない顔をしているからとても良かったのだろう。
そんなグリーテンを見ていた目はベラの両手によって塞がれた。
「あんなのは見てはダメです」
まあ教育上良くはないことは分かっている。でも俺の精神年齢は成人しているからエロイなとは思う。
「グリーテンさま、そのだらしない顔をおやめください」
「だってー……すごく、よかったわぁ……」
グリーテンの声色が艶めかしくてエッチなセリフにしか聞こえない。
「アーサーさまの前ですよ」
「大人の私を、これだけの顔にさせれるって分かってもらえるじゃない……」
「……アーサーさま、これ以上グリーテンさまに近づいてはなりません」
嫉妬とかではなく普通にドン引いているな、ベラ。
「グリーテン、出てくるの早かったね。あまりお気に召さなかった?」
「そんなことないわよ! もうとっても良かったわ! あそこの一室を私の部屋にしてもいいわよね!?」
「うん、いいよ」
どうせ余っているだけだし。
「アーサーさま、他のところに入り口を作らなければいけませんね」
「あー、うん、そうだね」
そうか、グリーテンが下にいたら誰にも気づかれずに俺の部屋に入ってこれるのか。大人しくベラに従っておこう。
「それで、気に入ったのにどうして?」
「アルノさまがアーサーに返事をしてくれと伝えてほしいって言われたのよ。だからそれを伝えに一度上がってきたの。もう行くわね」
グリーテンは用件を伝えるだけ伝えてまた秘密の部屋に向かった。
「お父さんからか……」
一度無視していたがそれをまあお父上様に気付かれているわけではないからいいか。
「アーサーさま、腹をくくるべきかと」
「そうだよね……」
俺は腹をくくってスマホを取り出してお父上様からのメッセージを見る。
『電話しようか』
最後のメッセージがそれだったから俺はお父上様に電話をかける。
『アーサー?』
ワンコールで出たお父上様の声は圧があった。
「なに? お父さん」
『ベラから秘密の部屋のことを聞いたし、グリーテンから秘密の部屋の写真をとってもらって飛行車のことも写真を受け取ったよ。もうこの際どうして僕に言わずに作ったとかは聞かないでおくよ』
「えっ? うん……」
あれ、何だかお父上様の声が疲れているような気がするな……俺のせいか? まあお父上様がこの屋敷にいても秘密で作っていたが。
『それでだ。アーサーのこのアプリからの説明を見るに、これは人を運ぶための飛行船みたいな感じでいいのかな?』
「うん、その認識で合ってるよ」
『それなら少し頼まれてほしいことがある』
何だか話すたびにものすごくお父上様の声が疲れてきている気がするな。
「ベラはアニェスが見たいんじゃないの?」
「見たいです」
「ならそっちをかいた方がいいんじゃないかな?」
「いえ、こちらも見たいです。どちらも続きが気になります」
「でもこっちの方をかくと」
「はい。こちらは一話しか見ていないのでまだ満足できていません」
「そっか……」
え? ベラは俺を公爵家当主にするんじゃなくて漫画家にしようとしていないか? まあ公爵家当主か漫画家って選択肢になれば漫画家になるけど俺はどちらもしないといけないんだろ? 冗談かよ。
俺の最終目標であるネットがある環境でダラダラするという目標が俺自身の手で遠のいているような……いやそもそもその目標の時点で無理なのか……?
まあ疲れはしないしダラダラとかいているからいいんだけどさ。
そう思いつつベラの膝の上で漫画をかいているとこちらに急接近してくる人がいた。グリーテンだ。
「アーサー! 秘密の部屋はどこにあるのかしら!?」
グリーテンは扉を乱暴に開け放ち俺を抱き寄せながらそう聞いてきた。
ベラからあんな簡単に流れるように奪えるとはさすがは七聖法と言える。魔法は全く関係ないけどね。
「グリーテンさま、乱暴に扉を開けないでください。それからアーサーさまを返してください」
「別にあなたのものじゃないでしょう?」
ベラとグリーテンが俺を挟んで火花を散らしているがやめてくれませんか?
「グリーテン、どうしてそんなことを聞いてきたの? お手上げ?」
「自分で探そうとしていたのだけど、これを見て早く秘密の部屋に行きたいと思ったのよ! こんなの速く見たいに決まっているわ!」
グリーテンがスマホを見せてきてそれには秘密の部屋のアプリが起動されていた。
「……お父さんから聞いたの?」
「そうよ。アルノさまがアプリストアのこれを教えてくれて、これがどこにあるのか知っているかって聞いてきたのよ」
「ベラ、お父さんに場所までは教えてなかったの?」
「はい、今は不要かと思いまして」
もしかしてお父上様はベラが隠しているのかと思ったのかな? それでグリーテンに聞いたと。
そもそもの疑問なのだが、どうしてお父上様はかなり早くにこのアプリの存在に気が付いたのだろうか。シルヴィー姉さんやルーシー姉さん、それにクレアやノエルさんの誰かが見つけて聞いたのかもしれない。
それならもうあちらの家族も含めて広まっているってことか……まあサグラモール家ならいいけど。
「それでどこなの!? この飛行車はどこにあるの!?」
興奮した様子で俺を抱きしめて聞いてくる。グリーテンが俺を抱きしめる時はいつもグリーテンの谷間に俺の頭がフィットしていい気分だ。
「アーサーさまをお放しください」
「いやよー」
またベラとグリーテンの俺の取り合いが勃発しそうになったから俺は秘密の部屋の入り口が出現するよう電波を送れば壁から入り口が出てきた。
「あそこが秘密の部屋の入り口だよ」
「へぇ……!」
すごい興奮した様子がその漏れ出た言葉だけでも分かる。
「アーサーさまはここで漫画をかいているのでお一人でどうぞ」
「また新しい漫画をかいているのね。でも私一人の方がじっくりと見れるからそうさせてもらうわ」
グリーテンは俺を放して入り口に入れば何もかも興奮した様子で下に行った。
「これで静かになりましたね」
「まあまたここから上がってくるんだけどね」
「……なぜここに入り口をお作りになられたのですか?」
「だって他のところだと誰か入るかもしれないけど、ここなら誰もが注目してるでしょ?」
「……なるほど」
まあ俺の場合はどこに作ってもいいけどここの方がロマンがあるし。どうせならベッドで寝て下に落ちていく、みたいなものも想像したがまあ却下した。ロマンだけではダメだからな。
「さ、アーサーさま。お手が止まっていますよ」
「えっ……はい」
勉強しているわけでもないのにそんなことを言われるとは思わなかった。本当に俺に忠誠心があるのかと思ったけどこれくらい遠慮がない方がいいか。
でもブラック企業みたいだ……。
ベラの監視下、本格的な娯楽生活のために頑張り続ける。この漫画がウケれば娯楽都市が出来上がった時に盛り上がりを見せるだろうしネット環境も充実するはずだ。
だからこその頑張り。今ここで頑張らなければいけないんだ!
「この漫画は私たちの時代よりも先を想定しているのですよね?」
「うん、そうだよ」
「アーサーさまの子孫は出てくるのですか?」
子孫……うーん、どうだろうか。フィクションだからそこら辺を考える必要はないと思っていたんだが。
「ベラは出してほしいの?」
「いえ、純粋な疑問です。出してほしいと思っているわけではありません」
「実在の人物は『叛逆の英雄』に出てくるジャックたち以外は想定していないかな。まあ何か要望があればかくかもしれないけど」
「分かりました」
そう言えばこの時代にジャックたちの子孫がいたな。気になって調べたことがあったけど。それを本人たちは気付いていないようだ。
とにかく、今はそれを考えずにかこう。もし要望が多ければ設定を付け加えればいいし。
ベラの体は極上の座り心地で極上の背もたれであるから二時間ほどぶっ通しでかき続けれた。何だか文字面が少々鬼畜な感じがするけどベラの要望だしそれは問題ないか。
もしベラから四つん這いになっている背中に座ってくださいって言われたらどうしよう。まあ遠慮しながら座ると思う。
「あっ、グリーテン」
グリーテンが思いのほか早く帰ってきた。もう明日までこもっているのかと思ったが、そこまでだったのか?
「すごかったわ……」
グリーテンの顔を見たら違った。
涎を垂らしており上気した顔になりイっている危ない顔をしているからとても良かったのだろう。
そんなグリーテンを見ていた目はベラの両手によって塞がれた。
「あんなのは見てはダメです」
まあ教育上良くはないことは分かっている。でも俺の精神年齢は成人しているからエロイなとは思う。
「グリーテンさま、そのだらしない顔をおやめください」
「だってー……すごく、よかったわぁ……」
グリーテンの声色が艶めかしくてエッチなセリフにしか聞こえない。
「アーサーさまの前ですよ」
「大人の私を、これだけの顔にさせれるって分かってもらえるじゃない……」
「……アーサーさま、これ以上グリーテンさまに近づいてはなりません」
嫉妬とかではなく普通にドン引いているな、ベラ。
「グリーテン、出てくるの早かったね。あまりお気に召さなかった?」
「そんなことないわよ! もうとっても良かったわ! あそこの一室を私の部屋にしてもいいわよね!?」
「うん、いいよ」
どうせ余っているだけだし。
「アーサーさま、他のところに入り口を作らなければいけませんね」
「あー、うん、そうだね」
そうか、グリーテンが下にいたら誰にも気づかれずに俺の部屋に入ってこれるのか。大人しくベラに従っておこう。
「それで、気に入ったのにどうして?」
「アルノさまがアーサーに返事をしてくれと伝えてほしいって言われたのよ。だからそれを伝えに一度上がってきたの。もう行くわね」
グリーテンは用件を伝えるだけ伝えてまた秘密の部屋に向かった。
「お父さんからか……」
一度無視していたがそれをまあお父上様に気付かれているわけではないからいいか。
「アーサーさま、腹をくくるべきかと」
「そうだよね……」
俺は腹をくくってスマホを取り出してお父上様からのメッセージを見る。
『電話しようか』
最後のメッセージがそれだったから俺はお父上様に電話をかける。
『アーサー?』
ワンコールで出たお父上様の声は圧があった。
「なに? お父さん」
『ベラから秘密の部屋のことを聞いたし、グリーテンから秘密の部屋の写真をとってもらって飛行車のことも写真を受け取ったよ。もうこの際どうして僕に言わずに作ったとかは聞かないでおくよ』
「えっ? うん……」
あれ、何だかお父上様の声が疲れているような気がするな……俺のせいか? まあお父上様がこの屋敷にいても秘密で作っていたが。
『それでだ。アーサーのこのアプリからの説明を見るに、これは人を運ぶための飛行船みたいな感じでいいのかな?』
「うん、その認識で合ってるよ」
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