RPGみたいな世界で二周しないと出てこない裏チートキャラになりました。

山椒

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第一ミッション

16

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『待て……二人?』

 あぁ、そうか。星宮さん目線では最後の一人ということだったから残りプレイヤーが二人になっているから困惑しているのだろう。

『き、君がプレイヤーなのかい?』

 恐る恐る神子にそう尋ねたが神子は顔を横に振って否定する。

『……もしかして、あの大きな揺れや大きな生物はもう一人のせいなのか……?』

 俺は見えていないようだが誰かが戦っているのは分かっていたのか。

『……君も、そのもう一人のプレイヤーが遣わしたのかな?』

 その問いに神子は肯定する。

『それならずっと僕を守っていたのか……その人はどこにいるんだい? 直接会ってお礼を言いたい』

 素直に頷いて星宮さんの肩から降りて案内する神子。少しして星宮さんの方を見れば全く動いていなかった。

『す、すまない……動けないんだ……!』

 えっ、どういうこと? 俺は……動けない。全く気付かなかった。

 力でどうこうできるわけではなく、動くことができない。

 ……ゲームが終わったからこれ以上動きたいのならやり直せってことか。

『これ以上はやり直さないといけないということか……』

 星宮さんも同じ考えに至ったから少し嬉しくなる。

『……もう一人は特別な立ち位置だったのかな? だから僕たちの人数には入らなかった。でもこのゲーム自体には関わっていて、ロールを与えられていた? ……やり直せば会うことができる? いや、何か特別な条件が……?』

 おっ、何だかんだ分かってくれているな。さすがは星宮さん。

 俺の思った通り、この『裏チートキャラ』は二週目以降じゃなければ会うことができないキャラになっている。

 会うことができないというかそのヒントすらないから二週以上しないといけないってことだな。

 こちら側会おうとしてもそれはロールに違反するからどうなるかは分からないしクリアするだけなら裏チートキャラに徹していればいいからこちらから公開するのは旨味がない。

 だから裏チートキャラとしてのロール総評で高ランクをとることができたわけだ。

 さぁ、二週目行くか? それとも次の世界に行くか? 俺が星宮さんの立場ならまあ一回くらいはやり直すな。

『考えていても仕方がないか、次の世界に行こう』

 おっ、次の世界に行くのか。

 他の三人を放っておき、俺とは会わずに、次の世界に行くのか。

『助けてくれた人にこれ以上付き合わせるわけにはいかないし、何より次の世界で会えると信じている』

 そういう選択をするのか。まあ俺はどちらでも良かったから何も文句はない。

 ただ次の世界に行くことについて、俺と星宮さんがセットなのかということが気掛かりだ。

 たぶんセットだとは思うが別々という可能性もなくはない。でも星宮さんのエッチなパンツはこれからも見たいし星宮さんはね……タイプだよね。

 こういう王子様タイプのボーイッシュ女性は現実では会ったことがなかったがリアルで会うとかなり突き刺さるものがある。

 それに意外にも神子も気に入っているみたいだし次も一緒の世界になりたい。

 ということで『次の世界に進む』を選択すれば残りプレイヤーが一人になり、それに気が付いた星宮さんも投票をすれば残りプレイヤーは0/2になった。

『全員の投票が終わりました』
『やり直し 0』
『次の世界に行く 2』
『過半数で次の世界に行くに決定しました』
『お疲れさまでした。そしていってらっしゃいませ』

 その表示が出た瞬間に世界が崩れているのが分かった。

 さらに顕現させていた十二神獣は俺のもとに戻ってきて意識が薄れていく。

 俺は最後にステータスを確認してこの世界を終わることにした。

『天日晴明
 Lv100(100/100)
 攻撃:S
 防御:S
 速度:S
 魔力:S
 P:0
 スキル
 十二神獣・鬼神・神具武装』
『十二神獣
 暗黒能源異能神子
 八咫鏡回帰神牛
 風神雷神破天神虎
 豪華絢爛吸魂女王神兎
 天炎業火胎蔵再誕神龍
 海吞枯渇星喰神蛇
 星間跳躍流星神馬
 乖離三界自在神羊
 千手千具せんじゅせんぐ降魔神猿ごうましんえん
 反転暗転はんてんあんてん夢幻神鳥むげんしんちょう
 斬切ざんせつ断絶だんぜつ剣璽けんじ神犬しんけん
 衝斥虚空しょうせきこくう超新星ちょうしんせい神猪かみい

 まだまだ使っていない十二神獣たちがいるからこいつらと一緒に次の世界に行きたいし星宮さんのパンツもまだまだ見たいところだ。
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