RPGみたいな世界で二周しないと出てこない裏チートキャラになりました。

山椒

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第二ミッション

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「おかえりなさい晴明様!」
「はい、ただいまです」

 エイミーさんに返事をして周りを見れば無事な様子だし何なら神馬を触っていたようだ。

 性格がいい神馬を置いて正解だった。他にも神牛やら神虎なら全然平気だろうな。

「アナスタシア、ここにいる娘たちは」
「はい。一緒に捕まっていた子たちです」

 ここに残っていた女性たちを見たアナスタシアさんのお母さんがアナスタシアさんに問いかけていた。

 あの人さらいはもしかして単なる人さらいではなく、何らかの意図があってこの女性たちを捕まえていたのか? そう考える方が妥当だな。

「それでこれからどうするんですか?」

 一先ず狙われていいる人たちの安全は確保できたわけだ。これからのアナスタシアさんたちの行動を知りたい。

「予定通りスィオピ家の所有地に向かうわ」
「ここから遠い感じですか?」
「馬車で丸三日ね」
「あー、それなら神羊を出します」

 囚われていた女性たちのことに早く安全な場所にいた方が安心できるだろうから、神羊を出すかぁ……。

「神羊」

 顕現させるも俺の近くに出てくるのではなく上空から降臨するように現れる。

「……なにあれ?」
「神獣ですよ。いや珍獣ですかね」

 思わずアナスタシアさんが呟く。

 黄金の羊はゲートから出ている鎖に吊るされてブラブラとしていた。胴体に括られて鎖はあいつが個人的にやっていることだ。

「なにあれ?」
「神羊はちょっと癖があるんですよねー。まあ満足するまで待ってください」
「あれを見続けないといけないの? この私が?」
「まー、ボーっと見ていれば愛着がわくものですよ」

 神羊は遠心力を利用して円を描くようにぐるぐると回り始めた。

 手足をバタバタとさせて嬉しそうにしているあいつが空間を操る神獣、乖離三界自在神羊。

 たぶん相手にしたら一番攻略が難しい神獣だ。

「か、可愛い……!」

 神羊を見て可愛いと言うのは今まで俺のことをジッと見ていたアナスタシアさんの妹、エレナさんだ。

 儀式のような時間を過ごしたがまあ三分もかかっていないから良しとしよう。その間これからすることをアナスタシアさんサイドで話していたし無駄な時間というわけではなかった。

「ようやくね。それでこの子にお願いすればいいのかしら?」
「はい。行きたいところを思い浮かべてもらえれば行けます。神羊、頼んだぞ」

 任せろと言った感じでドヤっている神羊だが能力は確かだ。

「思い浮かべた」
「神羊、飛べ」

 一気に光景は変わり、すぐ近くに大きな屋敷が中央にあり周りにポツポツと家がある場所に移動した。
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