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四章
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「だろうね。........ま、地震起こしたのは事実だし、あながち間違いでもないと思うけどね」
「確かに」
クラウスさんの家を私の希望で迂回し、大樹からかなり離れた道を進んだ。
遠くの木々の上からわずかに覗く、一際大きな木の頂点と岩の一部を眺めながら、ぼんやりと考えた。もし、この国の“ねじ”が回りだしたら、あの木から岩が落ちてしまうのではないか、そして、マルトたちの町を壊してしまうのではないか........と。
「ところでさ、君が迂回したがった家の人と何かあったの?
マルトの叔父だっけ。いいナイフくれたんだしら一度礼くらい言っとくとかさ」
「イヤ、土下座したんだよ。恥ずかしくて泣きそうだった。すごい嫌なおっさんだったから二度と顔合わせたくない」
「ふーん」
クロスは探るような目付きをしていたが、深く追求するつもりは無さそうだった。別に事実を話しても良かったのだが、自分の行動を口にだして話すことを考えると羞恥心と悔しさを感じる気持ちもあった。
「ところで、これからどうする?」
「んー、とりあえず地図見せて」
鞄に肘まで突っ込み、ゴソゴソと中を探り始めたクロス。やがて茶色く変色した古い紙を丸めた物と、コンパスをを引っ張り出した。それを受け取り、今にも破れそうなそれを慎重に開いた。「なんでこんな古いもん出すのよ」私が言うと、彼は憮然とした様子で唇を尖らせた。
「新しいのも持ってるけどさー、だってこれ師匠からもらった宝物なんだもん。使いたいんだもん」
「宝物なら大事にしなよ。こういうときに毎回出したりしまったりしたら破けたりするかもよ?
今も結構ふにゃふにゃで怖いし」
「確かに」
クラウスさんの家を私の希望で迂回し、大樹からかなり離れた道を進んだ。
遠くの木々の上からわずかに覗く、一際大きな木の頂点と岩の一部を眺めながら、ぼんやりと考えた。もし、この国の“ねじ”が回りだしたら、あの木から岩が落ちてしまうのではないか、そして、マルトたちの町を壊してしまうのではないか........と。
「ところでさ、君が迂回したがった家の人と何かあったの?
マルトの叔父だっけ。いいナイフくれたんだしら一度礼くらい言っとくとかさ」
「イヤ、土下座したんだよ。恥ずかしくて泣きそうだった。すごい嫌なおっさんだったから二度と顔合わせたくない」
「ふーん」
クロスは探るような目付きをしていたが、深く追求するつもりは無さそうだった。別に事実を話しても良かったのだが、自分の行動を口にだして話すことを考えると羞恥心と悔しさを感じる気持ちもあった。
「ところで、これからどうする?」
「んー、とりあえず地図見せて」
鞄に肘まで突っ込み、ゴソゴソと中を探り始めたクロス。やがて茶色く変色した古い紙を丸めた物と、コンパスをを引っ張り出した。それを受け取り、今にも破れそうなそれを慎重に開いた。「なんでこんな古いもん出すのよ」私が言うと、彼は憮然とした様子で唇を尖らせた。
「新しいのも持ってるけどさー、だってこれ師匠からもらった宝物なんだもん。使いたいんだもん」
「宝物なら大事にしなよ。こういうときに毎回出したりしまったりしたら破けたりするかもよ?
今も結構ふにゃふにゃで怖いし」
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