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四章
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木々の葉の隙間を縫って、陽光が地面に落ちる。己の頬にも小さな光が当たり、ほんのりと暖かかった。風に揺られてカサカサと音を立てる森の木々。遠くで鳥が鳴いている。
この世界に来て、初めて己の心が安らぐような気がした。クロスも同じ心持ちらしく、歩きながら目を細めて頭上の木を眺めたり、手近にある植物の葉に触れてみたりと、生き生きとしている。
「楽しそうだね」
「まぁね!植物っていいね。あの山に帰ることがあったら、あそこでガーデニングでも始めようかな」
「虫が平気ならいいんじゃない?」
虫、と聞いて植物に向けて伸ばしていた手をサッと引くクロス。どうやら、虫は苦手なようだ。「虫は嫌だな。寝てる間に人間の耳に入り込んだりされたら困る」........その確率はそんなに高くないんじゃなかろうか。
クロスが言うには、この世界の環境や文化は、地球に少し似ているらしい。確かに、町でも日本に居た時食べた食べ物や、見た道具など、同じものを見かけることがあった。木々や植物も、これぞ異世界と言わんばかりの奇抜な形やおどろおどろしいものではなく、地球のそれと似たような形状のものばかりだ。
「動物もちゃんと居るんだよ。町にも犬がいたでしょ」
「あー、........私が知ってる犬と比べたら、ちょっと違う所もあったけど、確かに犬だった」
見た目は柴犬だったがサイズは子馬ほどあったし、尻尾の形状は平たくて毛が短かった。地球と似てはいたが、違う点は確かにある。あのサイズの柴犬に吠えられたら、そりゃあクロスの心臓も止まりそうになるだろう。私もびっくりした。
びっくりといえば、私は昨夜のことを思い出した。
「クロス、昨日はごめんな」
「何が」
「や、童貞相手に抱き枕よろしく抱きついて寝入ってしまったことだ」
この世界に来て、初めて己の心が安らぐような気がした。クロスも同じ心持ちらしく、歩きながら目を細めて頭上の木を眺めたり、手近にある植物の葉に触れてみたりと、生き生きとしている。
「楽しそうだね」
「まぁね!植物っていいね。あの山に帰ることがあったら、あそこでガーデニングでも始めようかな」
「虫が平気ならいいんじゃない?」
虫、と聞いて植物に向けて伸ばしていた手をサッと引くクロス。どうやら、虫は苦手なようだ。「虫は嫌だな。寝てる間に人間の耳に入り込んだりされたら困る」........その確率はそんなに高くないんじゃなかろうか。
クロスが言うには、この世界の環境や文化は、地球に少し似ているらしい。確かに、町でも日本に居た時食べた食べ物や、見た道具など、同じものを見かけることがあった。木々や植物も、これぞ異世界と言わんばかりの奇抜な形やおどろおどろしいものではなく、地球のそれと似たような形状のものばかりだ。
「動物もちゃんと居るんだよ。町にも犬がいたでしょ」
「あー、........私が知ってる犬と比べたら、ちょっと違う所もあったけど、確かに犬だった」
見た目は柴犬だったがサイズは子馬ほどあったし、尻尾の形状は平たくて毛が短かった。地球と似てはいたが、違う点は確かにある。あのサイズの柴犬に吠えられたら、そりゃあクロスの心臓も止まりそうになるだろう。私もびっくりした。
びっくりといえば、私は昨夜のことを思い出した。
「クロス、昨日はごめんな」
「何が」
「や、童貞相手に抱き枕よろしく抱きついて寝入ってしまったことだ」
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