スキルソード(だった何かの)オンラインゲームをノンビリ楽しむ(予定だった)話。

ユニー

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第13話 運営ぇぇぇぇぇ!!!!(叫び

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「それは実に興味深い話ですね。」
『うわっ!!』
俺もびっくりしたが、何とか声は出すことなく我慢できた。
突然、話題の中に初心者担当のタタラさんが入っていたのだ。
「いきなり、話題の中に入ってこないでください。正直びっくりしました。」
「いえいえ、話しかけるタイミングが掴めなくて困ってました。それにしても、私ども運営の方でもポーション価格の問題は困っているのです。」
「俺たち利用者が作った市場価格のため運営側としては、口出しが出来ない?」
「その通りです。アルドさんが言う通り、運営側としては手出しが出来ない状態です。お願いは出来ますが、それ以上は出来ません。」
「あのぉ・・・クエストをしたら?」
「それは、クエストをしていること自体を気がつかなければ、意味が無い。現にクエストの受注や発注をしているのは役場だぞ。」
「役場スルー状態でクエストを出してもな。」
「無意味。」
「別の方法でクエストを出すと言うのは?」
「やっていますよ。アトリエで。」
それでも、事態の改善が見られない・・・と思ったのは俺だけじゃ無いはずだ。
「・・・瓶の間違った使用方法の改善が急務だと思うが?」
「そこの所をお願いしたいですね。」
「空き瓶の回収イベントは?」
「本末転倒だと運営側は思いますが?」
アトリエサイドから言えば、儲けに成るのは瓶を作ることだ。
だが、瓶を回収させることは損失を出すことだ。
運営サイドからしたら、利益を出すために動くのは解るが、損失するために動くと言うのは理解しにくいと言ってもいい。
「確かに・・・」
だが、以前は作れば作るほど損失していたから、そうも言ってられない。
「問題はそこでは無く、瓶を壊さないと言う事への意識変換です。」
瓶を作成するためにポーションの制作が止まるようではポーション価格の低下が出来なくなる。
今はポーション価格の低下が問題になっているから、ここは損失覚悟でやって貰うしか無い。
「それだったら、やってみる価値があるかも!」
「ではクエスト利益はどこから出すのですか?」
「うぁ、何か政治臭が漂ってきた!」
「それこそ、大手ギルドどもに相談しろよ!原因はあそこだろ!」
「それもそうですね。結局、彼らも上手いことポーションを使えずに攻略が停滞していますし。」
唖然とした、大手ギルドたちは見事に運営の悪意に乗っていた。
「最前線でポーションの使い方を勉強中?」
「そうです。その件で苦情が出ていますが、知りません。」
「うわぁー。なんだか涙が出来そうだよ・・・」
「南無。」(←死者を悼む為の仏教のアレのアレです。)
「悪循環を加速させているのか・・・」
「突っ込み所が多くなってきているような・・・」
「鶏と卵。」
「何それ?お腹すいたの?」
鶏と卵、進化論を話す上で有名な話。
「先に進化したのは卵か鶏(親)か」と言う話で、結構激論になる話題だ。
個人的な意見としては、両方ともゆっくりと進化していって両方とも変わっていったと勝手に考えている。
「つまり少し脱線はしたが、両方とも悪く両方とも不利益を抱えて欲しい。」
「確かにこの一件で俺たち初心者に不利益になるのはおかしい。」
「解りました良いでしょう。大手ギルドの代表者たちと話をしてみましょう。」
「それともう一つ!大ネズミをどうにかしてくれ!」
とダイトがタタラさんに言った。
「何を言っているのですか、その為に初期にポーション十個を提供しているのです。問題なく仕様です。」
極まっとうな正論だ。
確かに、ポーションが十個あると、何とか倒せる?と言うレベルだ。
ただしそれなりの大ネズミとの戦闘経験が無いと無理だ。
「装備を調達するために、先にポーションを売って資金に充てる前に、ここで洗礼を受けた方がもっとましに攻略できようになっています。」
トゲがある発言が続く、
「カキヤさんを見なさい、一発攻略ですよ。」
がっくり地面とお見合いするダイトパーティー一同。
「いや、俺もかなり有ったポーションをほぼ使いきったから、かなら酷い仕様だぞ・・・」
長期的にじっくりと戦ったお陰で攻略が出来たのであって、初期のポーション十個だけでやれと言われたら泣くな。
「仕様が解ったら二度目で攻略できるようにしているのです。一度で攻略できるのはきちんと町で対話が出来ている人限定です。」
「いや、それでも酷いから・・・」
と攻略できた感想を言うが、
「仕様です。」
「・・・」
なんだって!?
「仕様です。」
強く釘を指された。
それ以上何も言えなくなり、ポーションの件で動きますのでと言ってその場から去って行った。
「む・・・酷い・・・」
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