一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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3 王都

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 翌日の朝から王都随一の不動産屋さんがハルハートン辺境伯邸に訪れた。

 「イテモメンド不動産を営んでいる。ベハン・セン・イテモメンドと申します。」

 「王国居候、ネイルです。よろしくお願いします。」

 「上手い事言いますね。こちらこそ宜しく。」

 と言って、お互いに握手をした。

 その横で辺境伯が頭を痛めたような顔をしていた。

 いつもの応接室でソファに座り、テーブルの向かい側にイテモメンドさんが座った。

 辺境伯は用事が有るのでその場から離れた。

 王都の学園周辺の地図を出してきて、指を指しながら物件情報を一つずつ提示していった。

 「どれもこれも、値段が凄いですね。」

 「値段の事は気にしないでください。王家からそれなりの優遇されていますから。」

 なるほど、この程度の金額だったら大丈夫と言う事か・・・。

 「んじゃ此処で良いです。」

 魔物の解体が出来る家が欲しかったので、それなりのスペースがある大きめの家にした。

 「実際に見に行かなくてもいいのですか?」

 「別に、家に対して大した拘りは無いから、荷物も魔導鞄にしまっているから、今から行きましょう。」

 「移住満々っと言う事ですね・・・。」

 何だか呆れられた。

 *

 屋敷の手入れは意外としっかりしており、これだったら今日でも生活が出来そうだ。

 「いかがです?」

 「驚きました。多少手入れをしなければいけないと思っていたので・・・。」

 見てみると食器やテーブルなどの日用品が揃っていた。

 「すべて付いています。当社はこういうサービスを得意としていますので。」

 「素晴らしいサービスです。気に入りましたこの物件を購入します。」

 と言って、応接室に案内され契約を交わし鍵を受け取った。

 その後、辺境伯邸に戻り家を移り住むことを伝えると・・・。

 「その家の管理は如何なさるので?」

 「え?」

 シフネルさんが俺が留守の間、家を管理する人を雇ったほうが良いと言って来たのだ。

 「なんで?貴重品とかは魔導鞄に入れとくし、何かあったら時期に解るし、問題が無い。」

 「しかしながら、衣類と食事に物凄く心配に成ります。」

 「魔境でそれなりに生活していたから、問題はないよ。ってか、俺ダメ人間に見られていたの!?」

 と言うと、目線を外された。

 意外とショックだ・・・。

 いろいろ言われたが、一人で生活をする事になった。

 お金もないしね。

 そのお金を作るために、家に戻って地下室で魔物の解体を始めた。

 毛に皮に、鱗に爪、肉に血に、骨に内臓・・・。

 大きい魔物になると意外と量が多い。

 魔物の解体も実は人体魔法で簡単に解体できる。

 骨を砕いていても魔力で修復できるし、血は強制的に抜き取りも出来るし、骨と血の把握さえできたら肉と内臓の解体は楽になる。

 魔物の目なんて超高級品だし、うはうはですよ。

 その夜、一旦作業をやめてギルドに売る事にした。

 *

 「ネイト様、流石にこれだけの量を一括は辞めて頂きたい・・・。」

 ギルドでカードを提示した後に、魔物の素材の売却を依頼した。

 魔境での生還者と言う事で、ついに来たか!と言う意気込みは有ったが、それ以上に積み込まれて断念したようだ。

 「一先ず、学園の入学金分だけ出すことにするよ。」

 と言ったら、俺専属に成ってしまったギルド長か困惑の眼差しで、

 「でしたら、あれらの毛皮で十分あります。」

 と、五枚ほど広げた毛皮を指してきた。

 「あれだけでいいの?」

 「十分に品質が良すぎと、貴重性が高いのです。」

 なるほと・・・。

 「可能な限り、売りたいけど何処まで大丈夫?」

 「でしたら、肉を少々買い取らせていただきます。資金的にこれが限度です。」

 「解りました、では次は何時頃に顔を出せばいいですか?」

 「そうですね、二週間後にしてください。現金販売しますので、それなりにこちらも資金が集まりましょう。」

 「解りました。」

 っと言う事で、毛皮と肉の売却が出来た。

 思った以上に素材が売れなかった・・・。

 質が悪いと言う意味ではなく、質が良すぎて売れないって・・・。

 それはとにかく、ギルドを出て、夜食を頂きに行った。

 家に帰り、ベッドメイクをするのも面倒かったので、魔境で重宝した毛皮布団で眠った。

 *

 次の日、朝から各部屋の掃除とかをしていった。

 キッチンも使い勝手も良く、美味しい朝食も頂けた。

 昼に成って学園に向かい入学手続きをする事にした。

 学園に向かう道すがらギルドに目線を向けると、人が大勢溢れていた。

 何事かと思って、近寄ってみると、珍しい毛皮のオークションと成っていた。

 その毛皮は俺が昨日売った毛皮であった。

 ちゃっかりしているよねギルドも・・・。

 さて、学園に行こうとしたところで、ギルド長に捕まった。
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