59 / 78
4 学園にて
48
しおりを挟む
「通常以上の金を渡されただろうが、ここは大人しく引くが良い、それに儂は何も見ていないしな。」
ヨレシル宰相がテムザムさんに向き合いながら声を掛けた。
「ヨレシル侯!」
テムザムさんは納得いっていないようだった。
「これは独り言だ。教会に知れたら禁忌の法として消されるぞ!」
「うっ!」
教会は人体に対する全ての事は禁忌としている。
人体は神から与えられた物であり、欠損や不自由しているい人は禁忌を犯したものと言われて、名前を捨てさせ消していくのだ。
「その通りです、知っているのは此処にいる俺の奴隷と貴方方、それと竜侯騎士団のみ」
「なぜそこで竜侯騎士団が出る!」
ヨレシル宰相が驚きの声を上げる。
「重症になった騎士たちを癒したことが有ります。彼らも見なかった事にしてもらっています。」
「わかった。良いな、此処で起きた事は何も見ていない。」
「解りました・・・。」
渋々ながらテムザムさんは同意した。
「それともう一つ、以後彼らの様な奴隷は俺が優先的に買い取ります。良いですか?」
「あえ禁忌を背負うのか?」
とヨレシル宰相が聞いてきた。
「助かる命を助けるだけです。それに、教会も無視できないほどの人たちを救ったら何も言えなくなるし医療が発達する。」
人が増えるのは好ましいでしょ?
「医療か・・・。」
「戦場での人手は多いほど良いでしょ?」
「そうだな・・・。」
そう言うとヨレシル宰相はテムザムさんに頷いた。
「解りました。諸々の手続きが有るので先ほどの部屋に戻っていただけますか?」
「良いでしょう。」
今まで、幼子を支えていた少女に向かい幼子を受け取った。
「ご苦労さん、安心してゆっくりしといて、次は日の当たる場所で合おう。」
そう言って、幼子を抱えながら部屋に戻って行った。
その部屋で、一括で奴隷の売買手続きと管理手続きを行った。
夜も深くなっており、ヨレシル宰相を送った後で幼子と共に屋敷に戻った。
屋敷に戻るなり、例の奴隷が言って来た。
「そいつ、奴隷か?」
まったく、作法が成っていない・・・。
一発蹴り飛ばした。
「ハアハア・・・。」
そう言えば頭痛の種が居たな・・・。
「奴隷を十数人買った、子供が多いがそれなりに使える奴もいる・・・おい変態!この子に魔力を与え続けろ、出来なかったら褒美なしだぞ!!」
「はひぃ!頑張りますぅう!!」
俺流強化方法で優秀な奴が、この変態だがら頭が痛い・・・。
使用人たちに詳細を伝えなければならないが、流石に夜も遅すぎだし、疲れも出てきたので夜食を掻く取ってから直ぐに寝た。
*
次の日は戦場になった。
手元には今日来る奴隷たちのリストがあり、使用人の前で指示をしていく、
「先ずは、食べ物の確保、市場が空き次第買い漁れ!」
本当であったら、魔物の肉を与えたいが、解体する時間が無い為、買い漁りだ。
「次に、衣類だ!女子供が多い!多少大人の男性が居るがそこは我慢させよう!靴も忘れるなよ!!」
大人ではなく子供が多いから、念入りにした。
「次は風呂だ!清潔にさせるように!薪の在庫と確保は重点にしといてくれ!」
色々と指示を与えては、その担当となる人たちが俺の傍から離れていく、
「次は、寝床だ!部屋割りの再編を頼む!そこらの床で寝かすような事をさせるなよ!!ベッドも足りなかったら買い足せ!!」
金はいくらでもある、無かったらギルドに行けばいい!
「ネイト様、奴隷たちが乗せた馬車がこちらに向かっていると言う事です。」
「わかった!それと、今日は学園を休む使いを出してくれ!」
「解りました。」
俺の筆頭執事にあたる、イック・ベミストと応対した。
間もなく、奴隷用の馬車が屋敷にたどり着いた。
多くの使用人は王都から帰ってきていないので、俺が対応した。
「意外と早く来たな・・・。」
と、奴隷を連れて来たテムザムさんに聞いてみた。
「誰かが、牢屋の一つを壊していただいたので、管理が難しくなったのです。」
「なるほど、それは大変だ。大丈夫なのか?」
「後日、新しい牢屋が出来上がるので、問題は有りません。」
「それは良かった。」
と毒付の話合いを行いつつ、奴隷たちを風呂に入れるように伝えた。
「あ、あの・・・。」
例の少女だ、恐らくあの幼子が気に掛かるのであろう・・・。
軽く頷き、
「誰が変態を、幼子と一緒に連れて来い!」
と言うと、一人のメイドが声を上げ屋敷の中に消えていった。
幼子だけでいいのだが、現状はそうも言ってられん・・・。
「・・・。」
何もしゃべれないほど、疲労した変態と抱き抱えられた幼子が来た。
「ご苦労。」
と言ってから、幼女を抱き抱えてから、軽く蹴っといた。
「ありがどう・・・。」
何とも言い難い状況になったが、幼女は大分回復もし元気になる見込みも大きくなっていた。
「よかった・・・。」
安堵した声で幼女の状態を見ていた。
ヨレシル宰相がテムザムさんに向き合いながら声を掛けた。
「ヨレシル侯!」
テムザムさんは納得いっていないようだった。
「これは独り言だ。教会に知れたら禁忌の法として消されるぞ!」
「うっ!」
教会は人体に対する全ての事は禁忌としている。
人体は神から与えられた物であり、欠損や不自由しているい人は禁忌を犯したものと言われて、名前を捨てさせ消していくのだ。
「その通りです、知っているのは此処にいる俺の奴隷と貴方方、それと竜侯騎士団のみ」
「なぜそこで竜侯騎士団が出る!」
ヨレシル宰相が驚きの声を上げる。
「重症になった騎士たちを癒したことが有ります。彼らも見なかった事にしてもらっています。」
「わかった。良いな、此処で起きた事は何も見ていない。」
「解りました・・・。」
渋々ながらテムザムさんは同意した。
「それともう一つ、以後彼らの様な奴隷は俺が優先的に買い取ります。良いですか?」
「あえ禁忌を背負うのか?」
とヨレシル宰相が聞いてきた。
「助かる命を助けるだけです。それに、教会も無視できないほどの人たちを救ったら何も言えなくなるし医療が発達する。」
人が増えるのは好ましいでしょ?
「医療か・・・。」
「戦場での人手は多いほど良いでしょ?」
「そうだな・・・。」
そう言うとヨレシル宰相はテムザムさんに頷いた。
「解りました。諸々の手続きが有るので先ほどの部屋に戻っていただけますか?」
「良いでしょう。」
今まで、幼子を支えていた少女に向かい幼子を受け取った。
「ご苦労さん、安心してゆっくりしといて、次は日の当たる場所で合おう。」
そう言って、幼子を抱えながら部屋に戻って行った。
その部屋で、一括で奴隷の売買手続きと管理手続きを行った。
夜も深くなっており、ヨレシル宰相を送った後で幼子と共に屋敷に戻った。
屋敷に戻るなり、例の奴隷が言って来た。
「そいつ、奴隷か?」
まったく、作法が成っていない・・・。
一発蹴り飛ばした。
「ハアハア・・・。」
そう言えば頭痛の種が居たな・・・。
「奴隷を十数人買った、子供が多いがそれなりに使える奴もいる・・・おい変態!この子に魔力を与え続けろ、出来なかったら褒美なしだぞ!!」
「はひぃ!頑張りますぅう!!」
俺流強化方法で優秀な奴が、この変態だがら頭が痛い・・・。
使用人たちに詳細を伝えなければならないが、流石に夜も遅すぎだし、疲れも出てきたので夜食を掻く取ってから直ぐに寝た。
*
次の日は戦場になった。
手元には今日来る奴隷たちのリストがあり、使用人の前で指示をしていく、
「先ずは、食べ物の確保、市場が空き次第買い漁れ!」
本当であったら、魔物の肉を与えたいが、解体する時間が無い為、買い漁りだ。
「次に、衣類だ!女子供が多い!多少大人の男性が居るがそこは我慢させよう!靴も忘れるなよ!!」
大人ではなく子供が多いから、念入りにした。
「次は風呂だ!清潔にさせるように!薪の在庫と確保は重点にしといてくれ!」
色々と指示を与えては、その担当となる人たちが俺の傍から離れていく、
「次は、寝床だ!部屋割りの再編を頼む!そこらの床で寝かすような事をさせるなよ!!ベッドも足りなかったら買い足せ!!」
金はいくらでもある、無かったらギルドに行けばいい!
「ネイト様、奴隷たちが乗せた馬車がこちらに向かっていると言う事です。」
「わかった!それと、今日は学園を休む使いを出してくれ!」
「解りました。」
俺の筆頭執事にあたる、イック・ベミストと応対した。
間もなく、奴隷用の馬車が屋敷にたどり着いた。
多くの使用人は王都から帰ってきていないので、俺が対応した。
「意外と早く来たな・・・。」
と、奴隷を連れて来たテムザムさんに聞いてみた。
「誰かが、牢屋の一つを壊していただいたので、管理が難しくなったのです。」
「なるほど、それは大変だ。大丈夫なのか?」
「後日、新しい牢屋が出来上がるので、問題は有りません。」
「それは良かった。」
と毒付の話合いを行いつつ、奴隷たちを風呂に入れるように伝えた。
「あ、あの・・・。」
例の少女だ、恐らくあの幼子が気に掛かるのであろう・・・。
軽く頷き、
「誰が変態を、幼子と一緒に連れて来い!」
と言うと、一人のメイドが声を上げ屋敷の中に消えていった。
幼子だけでいいのだが、現状はそうも言ってられん・・・。
「・・・。」
何もしゃべれないほど、疲労した変態と抱き抱えられた幼子が来た。
「ご苦労。」
と言ってから、幼女を抱き抱えてから、軽く蹴っといた。
「ありがどう・・・。」
何とも言い難い状況になったが、幼女は大分回復もし元気になる見込みも大きくなっていた。
「よかった・・・。」
安堵した声で幼女の状態を見ていた。
2
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
農民レベル99 天候と大地を操り世界最強
九頭七尾
ファンタジー
【農民】という天職を授かり、憧れていた戦士の夢を断念した少年ルイス。
仕方なく故郷の村で農業に従事し、十二年が経ったある日のこと、新しく就任したばかりの代官が訊ねてきて――
「何だあの巨大な大根は? 一体どうやって収穫するのだ?」
「片手で抜けますけど? こんな感じで」
「200キロはありそうな大根を片手で……?」
「小麦の方も収穫しますね。えい」
「一帯の小麦が一瞬で刈り取られた!? 何をしたのだ!?」
「手刀で真空波を起こしただけですけど?」
その代官の勧めで、ルイスは冒険者になることに。
日々の農作業(?)を通し、最強の戦士に成長していた彼は、最年長ルーキーとして次々と規格外の戦果を挙げていくのだった。
「これは投擲用大根だ」
「「「投擲用大根???」」」
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる