一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

文字の大きさ
60 / 78
4 学園にて

49

しおりを挟む
 「この子の事は大丈夫だから、お風呂に入って綺麗に成っておいで。」

 と言っている内に、衣類担当係りが、町から帰って来た。

 「先に風呂に入れさすから、そっちの応援お願い、衣類は脱衣場に。」

 『はい!』

 ってな感じで、臨時の食事をさせている時に、他の奴隷商店の馬車が着いた。

 テムザムさん曰く、処分にするにもお金が掛かると言う事で、売れるのであれば売ると言う事らしい。

 「金の方は問題ないのか?」

 「大丈夫です。頂いた金で十分賄えます。」

 「それは良かった。例の件は話しているのか?」

 医療の話だ。

 「いいえ、ただ人体実験のモルモットが大量に要るから、いらない物を集めてほしいとしか言っていません。」

 と悪人的な笑みを浮かべた。

 「ほうほう・・・確かに間違っては無いな。それにしても多いな・・・。」

 「使用人の人たちが可哀想に成ってきました。」

 「寝場所の確保も居るように成って来たな・・・。」

 「実験場の場所も必要なのでは?」

 「それもそうだな・・・。」

 そう言い合っている内に食事と衣類が足りなくなって、再びメイドたちが街に繰り出していった。

 「まぁ何にせよ、いろいろ迷惑を掛ける。」

 「いえいえ、こちらとしても大いに助かっています。」

 と言って、テムザムさんは帰って行った。

 ベミスト(執事)に不動産に行って、空き家を確保しに行くと伝え、ここを任せた。

 あの家を紹介してくれた、イテモメンド不動産に顔を出した。

 「お待ちしておりました。ハルストモリア様から話は聞いています。」

 イテモメンドさんが直接顔を出し出迎えて来た。

 流石、仕事が早い!

 「では、近場の大きめの家でお願いします。」

 「一物件でしょうか?」

 「んー今後増える可能性が有るので念のために二物件にしときます。」

 と言いながら、個室に案内された。

 案内された、個室のテーブルには候補となる物件情報が広がっていた。

 一通り目を通し、家から近い中規模の家を確保した。

 無論即決でお金も支払った。

 イテモメンドさんと共に家に帰り、自分で生活できる奴隷を管理人として家に配備する事になった。

 ハルストモリアさんからの応援も来てくれたようで、大分自体は落ち着いてきた。

 お昼が回ろうとした時、学園からクラスメイト達が訪れて来た。

 「上位式の次の日から休むなんて良い根性しているから見に来たら凄い事になっているな!!」

 とムルラギが言って来た。

 「ちょうど良い所に!!」

 笑顔で出迎えた!

 「今物凄く嫌な予感がしたけど・・・。」

 「奇遇だ・・・俺もだ・・・。」

 「はわわわ・・・・。」

 「何を言っているんだ!これでも教師になっただよ!」

 『なんだってー!』

 「あれ聞いてないの?」

 話に寄ると、色々やり過ぎてカオスになったらしい・・・。

 けど俺が休む事を聞いて、様子を見に行くとか言って逃げて来たらしい・・・。

 「まぁいいや、で、やってほしい事は、体力がまだ回復していない子が居るんだ、その子に保護魔力を与え欲しいだ。」

 「まぁそのぐらいだったら・・・。」

 っと言う事で、子供たちが居るところに向かって実際やってもらう事になった。

 「意外と難しい・・・。」

 「同じ年代だったら、何となくわかるけど・・・。」

 「頑張れ!これが上手く行くと、保護魔力の操作は一段と上手くなるぞ!!」

 『うーす!!』

 「因みに、一人ではなく三四人ぐらい頼むぞ!」

 『なんだてー!!』

 タダさえ、一人でも難しいのは解っている!

 けど、そんな事を言っている場合ではないのだよ!!

 病から回復して直ぐに動ける奴隷も居た。

 そう言う奴隷は、周りと一緒に手助けを行い何とかかんとか成っていた。

 その上で、即戦力(クラスメイト)が来たから助かった!!

 「ネイト君!!」

 髪の毛が茶色の可愛い系の男子ロイ君が声を掛けて来た。

 「僕の家、パン屋をしているんだ!要らなくなったパンが有るから持ってきてもいいかな?」

 「助かる!!」

 「じゃ、持ってくるね!!」

 そう言って入って屋敷から出ていった。

 いやーマジで助かります!!

 「ロイの家のパンって、あれだろ・・・。」

 「そうそう、ご貴族様御用達の・・・。」

 「超高級パン、ふわふわもっちりの白いパン・・・ごくりっ。」

 「噂じゃ、王様にも献上したって言う噂の・・・。」

 「俺達も食えるかな・・・。」

 「売れ残りでも十分だよね・・・。」

 『楽しみだな・・・。』

 何と、有名どころのパンの様でした。

 因みに・・・。

 「新人さんたちが失敗したカチカチパン持ってきたよー。」

 クラスメイト全員が血の涙を流した。

 やるな!ロイ君!!
しおりを挟む
感想 51

あなたにおすすめの小説

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話

yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。 知らない生物、知らない植物、知らない言語。 何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。 臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。 いや、変わらなければならない。 ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。 彼女は後にこう呼ばれることになる。 「ドラゴンの魔女」と。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体とは一切関係ありません。

魔物が棲む森に捨てられた私を拾ったのは、私を捨てた王子がいる国の騎士様だった件について。

imu
ファンタジー
病院の帰り道、歩くのもやっとな状態の私、花宮 凛羽 21歳。 今にも倒れそうな体に鞭を打ち、家まで15分の道を歩いていた。 あぁ、タクシーにすればよかったと、後悔し始めた時。 「—っ⁉︎」 私の体は、眩い光に包まれた。 次に目覚めた時、そこは、 「どこ…、ここ……。」 何故かずぶ濡れな私と、きらびやかな人達がいる世界でした。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~

さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。 全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。 ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。 これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました

小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。 しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!? 助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、 「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。 幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。 ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく! ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー

処理中です...