106 / 358
近い遺跡へと続く西の都
105.西へと進む時
しおりを挟む
「空で行けないのは辛い」
「仕方ないですよ。鳳するのにまさかのクールタイムあるとか我々知らなかったのですから」
3人が乗れるようにスレイラは4足歩行の大型種に変身してもらっている。鳳になって飛んで行きたかったけど、連続使用で流石にクールタイムで使用不可になっていた。
継続2時間半は行けるらしいけど、もし止めて変身を解いた場合はその姿には4時間ぐらいは変身出来なくなる。
彼女のルール的なものはまだ分からないけど、約2日程度は使用出来なくなる。
「それでも速いですね。自然の中をこの速さで走るとまた違う意味で凄いです」
森の木々の間を瞬く間に通り過ぎて行く。この状態で森を抜ければいいのだが、何かは起こってほしく無い。
森を抜けた瞬間、辺りを囲むかのように霧が発生した。それを見た瞬間にスレイラは足を止める。
「何?まさか大型種!」
「だろうな。スレイラも逃げられないと悟って足を止めたんだ。警戒はしないとな」
突如として霧が辺り一帯を包んだのだ。何かいてもおかしくは無い。多分、これがグレイの言っていた霧なのだろう。
「何かいます。様子を伺っていますがいつ襲ってきてもおかしくないです!」
あの時にフラグは成立してたのか。それに相手はやる気だ。本気でいかないとこちらが死ぬだけ。
右手をチェーンブレード、左手をツインソードへと変化させる。今の地帯は草原。こちらの戦い方が有利になる。
「後ろ来ます!」
その時俺の後ろから突如と飛びついて来る。とっさに左手を向けて、レールキャノン小を撃ち込み、攻撃を阻止する。
襲って来た魔物はそのまま地面へと倒れ込み、そして立ち上がる。
その姿は顔の額にツノ、そして黒色に頑丈な肉体、邪気を放つようなオーラと足元から漂う黒い霧の姿が目へと映る。
これがリーネの言っていた大型種『キングウルフモス』か。見た目は完全にベビーモスに似ているのも納得する。俺ら以上の大きさだから、倒すのに少しは骨が折れそうだ。
「仕方ないですよ。鳳するのにまさかのクールタイムあるとか我々知らなかったのですから」
3人が乗れるようにスレイラは4足歩行の大型種に変身してもらっている。鳳になって飛んで行きたかったけど、連続使用で流石にクールタイムで使用不可になっていた。
継続2時間半は行けるらしいけど、もし止めて変身を解いた場合はその姿には4時間ぐらいは変身出来なくなる。
彼女のルール的なものはまだ分からないけど、約2日程度は使用出来なくなる。
「それでも速いですね。自然の中をこの速さで走るとまた違う意味で凄いです」
森の木々の間を瞬く間に通り過ぎて行く。この状態で森を抜ければいいのだが、何かは起こってほしく無い。
森を抜けた瞬間、辺りを囲むかのように霧が発生した。それを見た瞬間にスレイラは足を止める。
「何?まさか大型種!」
「だろうな。スレイラも逃げられないと悟って足を止めたんだ。警戒はしないとな」
突如として霧が辺り一帯を包んだのだ。何かいてもおかしくは無い。多分、これがグレイの言っていた霧なのだろう。
「何かいます。様子を伺っていますがいつ襲ってきてもおかしくないです!」
あの時にフラグは成立してたのか。それに相手はやる気だ。本気でいかないとこちらが死ぬだけ。
右手をチェーンブレード、左手をツインソードへと変化させる。今の地帯は草原。こちらの戦い方が有利になる。
「後ろ来ます!」
その時俺の後ろから突如と飛びついて来る。とっさに左手を向けて、レールキャノン小を撃ち込み、攻撃を阻止する。
襲って来た魔物はそのまま地面へと倒れ込み、そして立ち上がる。
その姿は顔の額にツノ、そして黒色に頑丈な肉体、邪気を放つようなオーラと足元から漂う黒い霧の姿が目へと映る。
これがリーネの言っていた大型種『キングウルフモス』か。見た目は完全にベビーモスに似ているのも納得する。俺ら以上の大きさだから、倒すのに少しは骨が折れそうだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる