勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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戦争 終章

204.広がる戦火

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「あっちで何が起こってるんだ」
「勇者共か・・・、我々も衰えるな!」

 騎士達は力を合わしながら盾で押し返す。押し返しつつ、後ろから騎士達が盾の隙間から槍を通す。
 魔物に刺さった殺りは致命傷になり、次々と倒れていく。
 それに勢いに乗りながら、一気に前進していく。

「その調子だ。一気に押し返せ」

 トラベルは騎士達に命令していく。目の前に他の騎士達は盾で坂を作り上げ、トラベルはその盾を踏み台にしながら、走り飛ぶ。
 そして剣を地面へと振り下ろした時、その前方にヒビと衝撃が走り、魔物がその衝撃に飲まれていく。

「前方の道を作り上げる。後方の魔道士に連絡、魔法で援護」

 その指示が飛び交った時、巨大なファイアボールが飛び、魔物へと降り注ぐ。数人がファイアボールを詠唱し、合わせた魔法を飛ばしている。
 通常の十数倍の破壊力があるファイアボールは地面ごとふっ飛ばす。
 それに続けて、騎士達は前進するのであった。


「これでここ一体は終わったかな」

 最後の1体を聖剣で斬り倒した。辺りには魔物の死体が多くあった。
 どれくらいの数を相手しただろうか。この辺りで戦っていた騎士達も数多く死なせてしまった。それでも立っている騎士も多い。
 他の勇者共に生きているようだし、一旦第一項目は成功したかな。

「さて、多少の休憩をしてから、あの群れを相手しないと行けないんだな」

 奥からこちらへと向かってる群れがいる。その数は数千にも及びだろうな。
 こちらの立てている人数だけでも百数人程度、後ろから増援として来てくれた騎士も合わせると数百人程にはなるだろう。
 ここにいた魔物の数はざっと四千、更に上の数で攻めてきている。

「増援はどうした。早く増援を・・・」

 けが人も多い。そのものを後方に下がらせつつ、動ける者を前へと立たせる。
 勇者の3人組もポーション類を飲み、次の戦いに備える。

「けが人を運べ。高台の馬車まで運ぶんだ」

 数百人もの重傷者を運び出す。増援として更に騎士達が次々と向かってくる。
 第2陣の勇者達もそろそろ来てくれるだろうな。
 マナポを飲み、疲労薬もついでに飲む。残り数も数本、俺は両手にツインソードを作り上げ、こちらへと走ってくる魔物の上空に青い球体を撃つ。
 上空へと飛んだ球体は空中で止まる。

「拡散流星群『爆破』」

 それと同時に青い球体はいきなり何発もの球体を飛ばし、下にいる魔物にめがけて落ちる。地面へと当たった時、爆破しまくる。
 それを何発も上空へと上げ、魔物達へと降り注がせる。

「派手な魔法を使うものだね」
「普通の流星群ではあの数を一掃することは出来ないからな」

 この魔法は流星群の上位にあたる魔法だ。その為魔力消費量も多いが、その分破壊力は十分にある。
 球体から落ちる範囲は大体半径500m程、その為かなりの数を一掃することは出来る。
 マナポを飲みながら、俺は誰よりも早く走りだした。
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