勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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戦争 終章

214.攻防

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「こっちだ。追え!」

 複数の兵士達が魔物に乗りながら、草原を駆け巡る。その時、足元が爆破し、その上にいた兵士達は巻き込まれていく。
 他にも魔物に乗りながら、同じく移動していた兵士達の部隊が次々と爆破に巻き込まれていく。

「以外にもこのタイミングは使えるな」

 不特定多数の場所にチェーンの刃を仕掛けていた。通るだけで爆破するため、こちらへと向かっている兵士には有効だろう。

「けが人を急ぎ手当を終わらせろ。長くは保たない」

 ツインソードを生成し、地雷を突破した敵兵士へとファイアボールを撃ち続ける。
 それでも止まることなく、こちらへと直進してくる。
 少しは安全地帯にいるために、けが人を手当を優先していた。時間稼ぎ用のトラップも移動中に大量に仕掛けていた。
 ファイアボールは敵数名を巻き込むほどの破壊力はあるために、魔力あるうちに撃ち続ける。

「数が多いな。遠距離の攻撃が出来る奴は攻撃をしてくれ」
「こっちも人手不足だ。そう簡単にそちらの援護に向かえない」
「分かったよ・・・。そろそろ射程範囲だ。クロスボウで正確に撃ちまくれ」

 今、俺らがいるところは、少し盛り込んだ所にいる。そこから顔を覗かせながら、攻撃をしている。
 けが人が多い為に、手当を優先している。こちらに騎士を回せているのはほんの数人だ。
 その者達には最初からクロスボウを持たせていた。最初からこの時のために呼んだに等しいだろう。
 更には矢の先端には、俺が前使用した魔法の結晶が付いている。
 地面へと触れれば即爆破するだろう。

「敵はそこにいる。一気に進め!」

 そんな声が聞こえてくる中、彼らは次々とクロスボウを撃ち続ける。
 それが兵士へと刺さった時、派手な爆破とともに後ろにいた兵士も巻き込んだ。

「次、装填。一斉射撃」

 次々と装填された矢が飛んで行く。襲って来る兵士を振り払いながら、手当を進める。
 一通り片付いた後、手当もその時に終った。
 辺りに煙を巻いた後、その場を離れるように魔物の背中に乗り、走り去る。

「逃げられるか分からないが、草原まで逃げられるか」

 そのまま走りながら、草原しかない道を走り去る。魔物の部隊も存在してる為、ある程度ルートを決めている。
 ほとんどが迂回するルートだが、遭遇してやりあうよりはマシだ。
 それにこちらは疲労が溜まっている者が多い。
 ここを突破出来れば、あとは仲間が待つポイントまで一直線だ。
 だが、それが険しい道のりになることは分かっている。俺らは先へと進み続ける。
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