勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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魔王城 前編

315.闇に染まった力

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「一気に場内に進行せよ!」

 中で激しい激突をしてる最中、トラベルは一度、砦へと帰還した。
 そこで残っていた騎士を集め、一気に魔王城へと進行していた。そして彼女も場内へと降り立った。

「あら、来たのね。私の予想よりも遅れてくるなんて」
「砦内の騎士をかき集めたんだ。遅れて当然だ」

 リーネは空を飛びながら、トラベルの姿を見て、近くまで降りてきた。その後、会話をした後に地面へと降り立つ。

「あなたの言う通りにやったわ。あれでいいのかしら」
「えぇ、彼女を彼に預けた方が良いわ。未来はそう近くないうちに彼はこの世界から
「消える・・・か・・・」
「そのうち分かるわよ」

 リーネの言葉にトラベルは理解していた。
 消える意味を理解しながら、トラブルは騎士達を前進した。
 戦火は更に拡大していくのだった。

「さあ、どうしたの?私を殺すつもりであれを斬ったのでしょう?」

 俺以上のスピードで剣で一気に攻撃してくる。今の俺では対応不足、そう思えてくるほどの強さだ。
 これが闇落ちし、長年その姿でいた為に能力は最初の頃よりも高いと思う。
 エルベスと違い、かなり長い事、闇の者として生きてきているはずだ

「さあ、どうしました?まだまだですよね?」

 さっきの威勢があったとしても、ここまで圧倒的な感じがあったとしても勝てるかは怪しい。
 一旦距離を取る為に、後ろへとジャンプしながら転がる。着地した後、立ち上がり深呼吸をする。
 その間にアーメイヤは俺の目の前まで移動していた。そして片手の剣で一瞬のうちに斬ってくる。
 俺はそれを剣で防いだが、威力までは防げずに後ろに飛ばされた。
 このままでは壁へとぶつかる為に、一回転した後に壁に足を当てる。
 その後に勢いよく飛び出し、彼女へと攻撃を仕掛ける。だが、その攻撃を防がれた。

「そんな実力だったなんてね」
「これでも届かないか・・・」

 その後に弾かれ、柱を使いながら、空中を移動する。彼女もそれについて来ては、空中でぶつかり合う。
 移動しながらぶつかり合い、その後に地面へと叩きつけられる。手を使い、ぶつかりを回避した後、魔法結晶を投げ、空中でそれを砕く為に聖剣を一振りする。
 砕けた後にその周辺を爆破で巻き込んでいく。
 だが、彼女はそれを浴びたとしても、平然と地面へと着地した。

「小細工では私にダメージが入らないのに、知ってて使うなんてね」
「これ以上消費しても無意味だな」

 手に持っていた結晶をしまう。
 だが、それをこれで良かったのだ。俺のやる事はやった。あとは彼女がうまく引っかかってくれるのを待つだけだ。
 俺は彼女を見ながら、聖剣を構えた。
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