対異世界防衛学園

くノ一

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メインストーリー

1.入学式

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 2058年、4月8日。白い髪を揺らしながら俺は歩いていた。隣では眠そうなロングの黒髪をした少女がいた。
「葵、学園に着いたよ」
 俺は隣で一緒に歩いていた少女に言ったが、彼女は目を擦りながら俺に向けて言葉を出した。
「零の昔からの夢だったよね。魔導機兵」
「それもあるけど、姉さんや妹には負けられないのもあるけど」
 葵の答えに答える。俺は桜の木を見上げていた。ここでは俺ら以外にも入学してくる生徒も多いせいか周りには同じ制服を着ている男女が歩いていた。まあ、俺もその一人には違い無いのだが。俺の名は『光咲零』だ。隣では歩いているのは『東野月葵』だ。
 俺が今いるのは東京都聖魔学園の敷地内。東京都の海沿いにある日本でも最大級の学園とも言われている。今で言うと軍事学校と呼ばれている。
 異世界からの侵略があってからもう100年程経つだろうか。この学園はその異世界の兵士に対抗する為に設立された軍事学校だ。元々俺の親父が軍の幹部とかでここに入れられただけなんだが。
 そう思いながらも俺は路地を見渡した。
「それにしても広いなあ」
「魔導機兵の学校じゃ世界の5本柱に入るらしいけど、まさかここまで敷地が広いなんて」
 葵がまだ眠いのか目を擦っていた。流石に朝5時に起こしたのがまずかったかな。俺はそう思いながら一本の道の先に海が見えてくるのが分かった。
「そろそろ東京湾が見えてくる頃だよ。会場入る前にちゃんと目覚ましとけよ」
「分かってる…」
 勢いで寝そうだが大丈夫かこれ。
 そのような日常的会話をしてる時に海沿いの道に出た。ちゃんと道も綺麗にされているし、朝からジョギングしている人もいる。何よりも制服が同じ生徒が数多く見られた。
「それにしても海は、綺麗なものだ」
 俺はそう独り言のように呟いた。
 学園は主に海沿いに建てられている。今俺がいる後ろ上にはモノレールさえ設置されている。朝からそれに乗って会場に向かっている生徒もいる事だろう。
 会場はもう目と鼻の先にあった。てか、ここの路地からだとすぐ近くにあったのか。会場は半ドーム状の作りになっている。と言っても海に面しているからケーキで取り分けている感じに作られているんだけど。
「なんで半ドーム状の作りなんだろうね」
 隣で目をパチパチしながら葵は俺に聞いてきた。
「一応あそこは魔導機兵の発表の場でもあるみたいだからねえ」
 まあ、実際にそのような使い方をしている話だけど。ここも結構綺麗なところなんだな。そう思いながら会場前に着いた。
 着いた会場には俺ら以外に合格した人で溢れていた。今年の定員募集は600人。その内合格者数は523人だ。受験者は2000人を超えていたって話もあるが、どんだけ落ちたのかはふと思った時もあった。この人数は受験の時と合格発表の時よりはマシだが、葵はそう感じないようだったようで。
「結構多いね」
 俺に向けて言っていた。あの~、この人数で多いとか…。受験の時も言ってなかったそれ。
「ここには合格した生徒が来ているから多いのは当たり前かと」
 俺はツッコミたい気持ちを抑えながら、そのように返した。
「魔導騎兵は、非常に人気の高い職業だから。それに対して、ある程度の魔力の引き出せる可能性のある人じゃないと出来ないから」
「だから試験の時、身体検査があったのね」
 葵は言った。魔力の分子である魔力粒子によって魔力の強さを見ることが出来る。その為、試験では一定の粒子以上なければ合格する事は出来ない。その魔力粒子を調べる為の専用機器が存在し、その専用機器の中に入り測ることが出来る。
 たまに直視して見れる人もいたりするが、それはそれで特殊な能力を持っているに違いない。
 その検査機や基礎学力が一定以上取れた為に、今ここに二人揃っているわけだ。
 会場の中はドーム状に出来ているのもあるが、相当広く作られている。
 入り口から入って目の前の受付があったので、受付を済ませた。その時にパンフレットや指定席の場所が記された見取り図などを一緒に貰った。最近の機械は便利だな。名前打っただけでその人の資料が出てくるんだし。
 ふとそんな事を考えながら見取り図を見た。実際にはそこの壁に貼られているんだけど、ここの施設やたらと広いゆえに見取り図が必要不可欠になっちゃんだよねえ。
 見取り図を見ながら観覧席の方へと向かった。観覧席に出る否や景目に入った景色に驚いてしまった。それくらい広く作られていたのもあるが、それに合わすかのようなデザインになっている。以外と綺麗に作られているんだ。
 そんな感じにしながらに指定席へと座った。出た所が悪かった。まさか移動するのに10分掛かるとか思わなかった。
「これって、何かを披露する場所に見えるんだけど」
「ここは演技や解説会場、もしくは試合などが行われる所だよ」
 俺は葵に説明をした。流石に寝ぼけすぎだと思うけど、まあ早朝に出たんだししょうがないかな。会場に設置された時刻を確認したら8時21分だった。もうちょいで入学式が始まろうとしていた。受付で貰った資料を確認しながら、独り言のように呟いた。
「ここで、魔導騎兵に関する事や学園生活などの説明をしてくれるみたいだね」
「そうなの?えっと、説明以外にはちょっとしたミニゲームみたいなのやるって書かれているね」
 葵は資料をペラペラとめくりながら呟いた。確かになんか模擬戦の試合をやるとか書いてたっけ。よく確認しながら見ると、
「確かに3対3の模擬戦をやるみたいだね」
 書いてあった。代表の3対3と書かれていた。
「まあ、多分すぐ終わりそうな気しかしないんだけど」
「それは俺も同感だ」
 何故、葵がそのような事を言ったのか。それは名前が書かれていた。思いっきり見覚えのある名前があるんだが、絶対早く終わるだろこれ。
 もう時刻なのか突如、観客席の真下からから半円を描くようにステージが徐々に現れた。
 そ異臭的に繋がり、海だったところは円状の床へと変わった。そこへと空で待機してたであろうアーマーを着こなして、空を飛んでいる6人の魔導騎兵の姿が見える。円の床になった時に、一人の女性が歩いていた。空からは一人が降りてきてマイクに向かって、
「今年新たに入った高等部の皆、入学おめでとう。私の名前は、藤咲来夏です」
 大きく全体のスピーカーから大きな声が聞こえてきた。てか、彼女はそこそこ有名な人物だし、全員最初からざわめいていたのも分かる。本人の声を聞いた瞬間に歓声が上がったのだ。
 彼女はここ最近で名が上がるほどだ。まあ、いわゆる能力とかに恵まれた人である。
「ほんとに引き受けてたのか…」
 まあ、俺は少々固まってしまった。実際には姉弟であり、苗字が違うだけである。これは親の意向てか、確実のお父が原因なんだけど。何故固まったのか、それは昨日の出来事にあった。

 これは昨晩の事。明日は学園に早朝で向かう為に準備をしていた。まあ、準備としてもほとんどは配達で寮に送ったけど、準備しながら電話通信をしていた。
「それで、来姉は明日出るの?」
 姉であり、学園では知らない人はいない藤崎来夏と電話していた。人柄とその優しさ、そして総合生徒会の副会長の立場だからこそ恵まれているんだろうと感じる。
「うん。可愛い弟が参加するって話だから、その話引き受けたよ」
 やっぱ、参加するのか。弟思いの姉って印象を示そうってなのかもしれない。姉が受けてるならきっと妹も引き受けたと思うんだけど、とりあえず聞いてみるか
「そういえば、雪とかそれ引き受けてるの?」
「いいや。雪は受けてないよ。なんか他にやる事があるみたい」
 ふむふむ、やっぱ参加しないか。藤崎雪は俺の双子の妹だ。昔は非常に仲の良い兄妹みたいな存在だった。生まれつき彼女は素質あったからこそ、聖魔学園には中学から通っている。まあ、今の彼女は俺の事を覚えてもないみたいけど、
「多分君も知っていると思うけど、雪は君と妹の事の記憶が欠けているの」
「前にお父から聞いたけど、本当のことみたいだね」
 前まで週一で電話で話す程の仲だったが、2年前に突如となく通話が無くなった。まあ、その数日後にお父が話してくれたから、大体の事情は知っている。
 今の彼女は俺の事を知らない。もし覚えてるなら参加していただろう。
「まあ、その事故についてはいつか話すよ」
 まあ、姉上もあまりしたくないようだし、何考えてるかは今度聞いてみるか。
「だからお願い。雪と話す時は他人のフリしてもらえないかな。彼女をこれ以上苦しませたくないから」
 俺もそう考えている。家族の事について考えると頭が激痛が走るらしく、深く考えたくないのだそうだ。姉上は姉らしく、彼女を見届けたいらしい。
「来姉の頼みだから受けるよ」
「ありがと、でもあなた自身も気をつけるのよ」
 そう言って電話が切れた。来姉も大変なんだなあ。
 なんだろう。今年は不吉な予感がする。その時の俺はそのように感じていた。

 昨日の電話ではそのように語っていた。来姉は姉として見守っているんだろう。
「ーアーマーには、アーマーウェポンという武器があります。これは魔導騎兵にとっては必ずしも必要な物です」
 ふと気付いた時には簡単な説明と空中には映像スクリーンが流されていた。中央にはブーストシューズと思われる魔力を使って、高速に移動出来る靴を履いている先生が立っていた。俺が考えているうちに移動をしていたのだろう。アーマーに関する説明はその先生が行っていた。葵もそろそろ目が覚めてくる頃だろう。
「アーマーウェポンには、大きく分けて二つ存在します。一つは接近戦武器です。接近武器には格闘や剣、槍などがあります。人それぞれであり、無限とも言える数が存在します」
  接近戦には武装面では必要不可欠。スピード系の人だと剣を片手に一気に近づくスタイルも存在する。
「二つ目は射撃武器です。これは中距離線や遠距離からの攻撃に使用します。色々なモデルがありますが、一部は形のない物もあります」
 射撃武器には色々な武装がある。元から仕込まれた装備もあるし、接近武器と合わせた武器も存在する。更には空中に魔力弾を作り出し、撃つ事も出来る。
「次にアーマーに関する事です。アーマーは大きく分けて3種類ある事はご存知ですよね?今回は簡単に説明します」
 まあ、簡単に説明するのか。授業だと更に詳しく説明してくれるだろう。
「一つ目は標準アーマーについてです。これは普通のアーマーと比べて性能面は平均的なバランスタイプです」
 標準型アーマーは他二つの間にある平均的な性能を持ったアーマーだ。昔の授業とかはこれだけの装着だったらしい。
「次に紹介するのは軽量型のアーマーです。これはスピードを活かした先方と攻撃が可能ですが、その分他のアーマーと比べると耐久の減りは早いです」
 スピードを活かせなければ、一気に耐久値が減らされる事を意味している。防御面を削り、その分スピードを上げた形だ。
「最後に紹介するのは重武装型アーマーです。これは守りと攻撃に特化したアーマーです。遠距離射撃や集中砲火などの攻撃も可能としています」
 他のアーマーと比べて頑丈で攻撃力も高い。だけど、その分スピードは遅くなるのと、的になりやすいのが難点なところだ。
「一通り説明して時間頃合いなので、ここにいる先輩方に3対3の試合をしてもらいます」
 今思えば、あの先生頑張っているような気がするんだが……。まあ、この試合一瞬で終わりそうな気がする。
「では選手の皆さん、既に観覧席にはシールドが展開されています。大暴れしちゃって結構です」
 マジか。目の前には普通の景色しか見えないんだけど。そう考えているうちに3人に固まって分かれていた。片方のチームには青ともう1チームには赤の色の線が塗られていた。多分チーム分けか何かの意味もする。
「では5分間のチームデスマッチスタートです。新入生達に良いところ見せちゃってくださいね!」
 そして、試合が開始した。
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