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メインストーリー
34.学園内の騒動9
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先生……ここまで実力あるなら何故もっと先に出ないのですか。
目の前の風景には互角に渡り合う二人の姿が見えていた。
俺達二人が出る幕が無いほどの激しい戦いが行われていた。
あんなに重そうなクレイモアシリーズを片手だけで振り回している。俺さえも受け止めれるか心配な程だ。
「なかなかやりますね。そんな派手な姿で弱そうに見えてましたが、動きやすくする為の服装だったようですね」
「騎士のような鎧着ている人に言われたくねえ!」
フィーネ先生の一撃も凄まじい。地面に亀裂や爆発音が響く。
肩を露出した姿だが、ちゃんと規定装備さえ身につけていれば問題無い。
「こんな強敵に出会うのは久しぶりですね。このサイズに振動が走るのは何年前の事やら」
「ちゃんと人の強さは理解しているようだね」
「これでも数多くの戦闘を経験してきてますから」
ここまでの実力が出せるのは数多くの戦闘して来た事だろう。それと同時に彼女の動きについて来て相手出来るフィーネ先生がやばかった。何故か獲物を狙う獣のようなそんなオーラを感じた。
「流石にキツイですね。一撃が重いようで」
マグラネサは鉄球を投げ、それをフィーネ先生に向けて能力で投げ飛ばした。フィーネ先生は軽々しくそれを避けながら一気に近づき、大きく振り下ろす。それをマグラネサは受け止める。この重い一撃が疾風の如く、衝撃波が周りを走った。
フィーネ先生が後ろに下がった後、
「援護」
大きく声を出した。まさかと思うが地面にまだ何かあるのか。
大体は分かっていたが、地面のハッチからガトリング砲が二箇所から現れた。無論人工魔導石を使用しているのだろう。
援護射撃をしているが、マグラネサは難なく避けた。避けながら手に鉄球を二個ガトリング砲に向けて投げた。
その鉄球が一つずつ中央に命中したせいか、どちらも大破してしまった。
「時間稼ぎにしかならなかったか」
どう見ても無理でしょ。てか、何故ガトリング砲が正門の通路に隠されているんだよ。どんだけ防衛に適した学園作りにしているんだ。
そろそろあのアーマーの耐久値は半分切った頃だろう。
俺はそっとアーマーに取り付けられているポケットからリモコンを取り出した。もしもの為の保険としてだ。
どう見てもこの戦いはフィーネ先生が一枚上のようだった。順調にマグラネサのアーマーを削っている。
「まさかここまでやる相手がこの学園にいるとはね……」
マグラネサは疲れているのか、息が少々荒かった。
「少しは楽しめそう。ならここからリミッターを外させてもらうかしら」
するとマグラネサの鎧状のアーマーが突如として赤い線が光りながら浮き上がってくる。黒い鎧だったせいもあり、まるでドラゴンが覚醒したかのような姿だった。
「まだこの装備は慣れてませんが、良い具合に使い勝手が良いですね」
彼女はアーマーを見渡しながらそう呟いた。
慣れてないのか、それともただ今回は初めて使用しているのか分からない。俺からするとまだ来て数回程度だと感じた。
「安堂先輩…」
「……何かな」
俺は隣に立っていた安堂先輩に聞いてみた。
「疲れは取れましたか…」
「あんなにボロボロにされてこの短時間で疲れなんて取れないよ。魔力も半分切ってるから…」
そうだろうなあ。俺よりもやりまっているんだ。魔力の消費と疲れは半端無いだろう。
ここでこの戦いをずっと見るのも無理だろう。あともうちょいでここにも増援が来る。けど、あの姿は今の俺らじゃ無理だろう。可能とすればフィーネ先生程の実力がないと勝てない可能性だってある。
「さて……、その姿になったらあんたはどこまで強くなっただろうね」
「これは普通とは思わない事ね」
マグラネサは手に鉄球を出現させてそれをフィーネ先生に向けて、能力で加速させながら飛ばした。
フィーネ先生は避けようとしたが、運悪く1発当たり爆発した。先程までの爆発とは違い、かなりの破壊力となっていた。
衝撃が大きかったのかフィーネ先生は大きく吹っ飛んでいった。
……先程よりも能力が強くなっている……いやあれは能力を向上させるが効果があるんだろう。一時的に能力などが強化される、いわばモードだろう。
通常モードからスーパーモードとかになったんだろう。ただの鉄球があそこまで威力高くなるんだ。かなり強化されている筈だ。
吹っ飛ばされたフィーネ先生がゆっくりと立ち上がり、目の前に飛ばされると同時に落としたクレイモアを手に持ちながら、
「やってくれるじゃない。なら私も本気で行こうかしら」
アーマーで体は守られても痛みは感じる。あの一撃は相当効いた筈なんだが、それでも彼女の顔には痛みなどがあまり現れてない。むしろ楽しんでいるかのように見れた。
あ、もうこの二人だけでやってるみたいなように見えてくる。完全に部外者になってるんだけどこれ。入れる隙が全くないのだが。
クレイモアを構え直し、そして特攻する。マグラネサはそれを軽々と受け止め、もう見えない速度で戦闘が始まる。
爆発と衝撃波、そして金属音の擦る音が響き渡る。隣で鉄球が飛んでくる程だ。いや、鉄球が弾いたのにそのままの速度で飛んできているけど大丈夫なのこれ。
金属の音が鳴りながら二人は動きを止めた。するとマグラネサが誰かと通信しているかのように左耳を抑え始めた。
『マグラネサ、そろそろ撤収だ。欲しいデータは取れた。あとは生き残っている自動兵とガンドールの回収を忘れるなよ』
笑みを浮かべながらマグラネサはクレイモアを弾き、後ろへと下がった。
「ここまでのようね。あなたとの奪い合い、楽しかったわよ。最後のお土産とやらを起動しますか」
「お土産だと……」
お土産と彼女は言っていた。そしてリモコンのような物を取り出し、その中央のスイッチに手をかける。
「ではご機嫌よう。次会う時は楽しみにしておりますゆえ」
「待て!」
マグラネサはフィーネ先生の声とともにスイッチを押して、黒いホールに飲まれていった。他の所でもユニットやガンドールもそれで消えていく。
少し肩の力が抜け、その場で座り込んだ。だが敵が撤収した直後、学園側の方で突如として爆発や銃声が鳴り響いたせいで疲れなどを癒す時間がなくなった。
「何があった。敵は撤収したんじゃないのか」
『そ、それが……、警備ユニットの半数が暴走を初めて味方に無差別に乱射してるようで…』
「なんだって!」
フィーネ先生は作戦司令室に通信で聞いていた。いや、あれは聞いてるように質問をしているのだろう。
だが、フィーネ先生が変わってくれたおかげで多少は回復出来た。
俺は聞いた。いや、多分これ内側に工作員とかいるんじゃないか。まだ試してないがもしかしたらこれ効くかもしれん。
そして、俺はこのスイッチを押した。これを起動すると前から設置していた物が起動して学園を円状のフィールドが構成されるはず。そこに暴走した警備ユニットが機能停止さると思うんだけど。
すると俺の推測通りに円状のフィールドが囲み、近くまで来ていた警備ユニットがその場で起動停止したせいで倒れ込んだ。多分他の暴走している警備ユニットも同様に機能停止したんだろう。
そしてこのテロもこれで終わった。学園や外には戦闘の傷跡だけが残った。
目の前の風景には互角に渡り合う二人の姿が見えていた。
俺達二人が出る幕が無いほどの激しい戦いが行われていた。
あんなに重そうなクレイモアシリーズを片手だけで振り回している。俺さえも受け止めれるか心配な程だ。
「なかなかやりますね。そんな派手な姿で弱そうに見えてましたが、動きやすくする為の服装だったようですね」
「騎士のような鎧着ている人に言われたくねえ!」
フィーネ先生の一撃も凄まじい。地面に亀裂や爆発音が響く。
肩を露出した姿だが、ちゃんと規定装備さえ身につけていれば問題無い。
「こんな強敵に出会うのは久しぶりですね。このサイズに振動が走るのは何年前の事やら」
「ちゃんと人の強さは理解しているようだね」
「これでも数多くの戦闘を経験してきてますから」
ここまでの実力が出せるのは数多くの戦闘して来た事だろう。それと同時に彼女の動きについて来て相手出来るフィーネ先生がやばかった。何故か獲物を狙う獣のようなそんなオーラを感じた。
「流石にキツイですね。一撃が重いようで」
マグラネサは鉄球を投げ、それをフィーネ先生に向けて能力で投げ飛ばした。フィーネ先生は軽々しくそれを避けながら一気に近づき、大きく振り下ろす。それをマグラネサは受け止める。この重い一撃が疾風の如く、衝撃波が周りを走った。
フィーネ先生が後ろに下がった後、
「援護」
大きく声を出した。まさかと思うが地面にまだ何かあるのか。
大体は分かっていたが、地面のハッチからガトリング砲が二箇所から現れた。無論人工魔導石を使用しているのだろう。
援護射撃をしているが、マグラネサは難なく避けた。避けながら手に鉄球を二個ガトリング砲に向けて投げた。
その鉄球が一つずつ中央に命中したせいか、どちらも大破してしまった。
「時間稼ぎにしかならなかったか」
どう見ても無理でしょ。てか、何故ガトリング砲が正門の通路に隠されているんだよ。どんだけ防衛に適した学園作りにしているんだ。
そろそろあのアーマーの耐久値は半分切った頃だろう。
俺はそっとアーマーに取り付けられているポケットからリモコンを取り出した。もしもの為の保険としてだ。
どう見てもこの戦いはフィーネ先生が一枚上のようだった。順調にマグラネサのアーマーを削っている。
「まさかここまでやる相手がこの学園にいるとはね……」
マグラネサは疲れているのか、息が少々荒かった。
「少しは楽しめそう。ならここからリミッターを外させてもらうかしら」
するとマグラネサの鎧状のアーマーが突如として赤い線が光りながら浮き上がってくる。黒い鎧だったせいもあり、まるでドラゴンが覚醒したかのような姿だった。
「まだこの装備は慣れてませんが、良い具合に使い勝手が良いですね」
彼女はアーマーを見渡しながらそう呟いた。
慣れてないのか、それともただ今回は初めて使用しているのか分からない。俺からするとまだ来て数回程度だと感じた。
「安堂先輩…」
「……何かな」
俺は隣に立っていた安堂先輩に聞いてみた。
「疲れは取れましたか…」
「あんなにボロボロにされてこの短時間で疲れなんて取れないよ。魔力も半分切ってるから…」
そうだろうなあ。俺よりもやりまっているんだ。魔力の消費と疲れは半端無いだろう。
ここでこの戦いをずっと見るのも無理だろう。あともうちょいでここにも増援が来る。けど、あの姿は今の俺らじゃ無理だろう。可能とすればフィーネ先生程の実力がないと勝てない可能性だってある。
「さて……、その姿になったらあんたはどこまで強くなっただろうね」
「これは普通とは思わない事ね」
マグラネサは手に鉄球を出現させてそれをフィーネ先生に向けて、能力で加速させながら飛ばした。
フィーネ先生は避けようとしたが、運悪く1発当たり爆発した。先程までの爆発とは違い、かなりの破壊力となっていた。
衝撃が大きかったのかフィーネ先生は大きく吹っ飛んでいった。
……先程よりも能力が強くなっている……いやあれは能力を向上させるが効果があるんだろう。一時的に能力などが強化される、いわばモードだろう。
通常モードからスーパーモードとかになったんだろう。ただの鉄球があそこまで威力高くなるんだ。かなり強化されている筈だ。
吹っ飛ばされたフィーネ先生がゆっくりと立ち上がり、目の前に飛ばされると同時に落としたクレイモアを手に持ちながら、
「やってくれるじゃない。なら私も本気で行こうかしら」
アーマーで体は守られても痛みは感じる。あの一撃は相当効いた筈なんだが、それでも彼女の顔には痛みなどがあまり現れてない。むしろ楽しんでいるかのように見れた。
あ、もうこの二人だけでやってるみたいなように見えてくる。完全に部外者になってるんだけどこれ。入れる隙が全くないのだが。
クレイモアを構え直し、そして特攻する。マグラネサはそれを軽々と受け止め、もう見えない速度で戦闘が始まる。
爆発と衝撃波、そして金属音の擦る音が響き渡る。隣で鉄球が飛んでくる程だ。いや、鉄球が弾いたのにそのままの速度で飛んできているけど大丈夫なのこれ。
金属の音が鳴りながら二人は動きを止めた。するとマグラネサが誰かと通信しているかのように左耳を抑え始めた。
『マグラネサ、そろそろ撤収だ。欲しいデータは取れた。あとは生き残っている自動兵とガンドールの回収を忘れるなよ』
笑みを浮かべながらマグラネサはクレイモアを弾き、後ろへと下がった。
「ここまでのようね。あなたとの奪い合い、楽しかったわよ。最後のお土産とやらを起動しますか」
「お土産だと……」
お土産と彼女は言っていた。そしてリモコンのような物を取り出し、その中央のスイッチに手をかける。
「ではご機嫌よう。次会う時は楽しみにしておりますゆえ」
「待て!」
マグラネサはフィーネ先生の声とともにスイッチを押して、黒いホールに飲まれていった。他の所でもユニットやガンドールもそれで消えていく。
少し肩の力が抜け、その場で座り込んだ。だが敵が撤収した直後、学園側の方で突如として爆発や銃声が鳴り響いたせいで疲れなどを癒す時間がなくなった。
「何があった。敵は撤収したんじゃないのか」
『そ、それが……、警備ユニットの半数が暴走を初めて味方に無差別に乱射してるようで…』
「なんだって!」
フィーネ先生は作戦司令室に通信で聞いていた。いや、あれは聞いてるように質問をしているのだろう。
だが、フィーネ先生が変わってくれたおかげで多少は回復出来た。
俺は聞いた。いや、多分これ内側に工作員とかいるんじゃないか。まだ試してないがもしかしたらこれ効くかもしれん。
そして、俺はこのスイッチを押した。これを起動すると前から設置していた物が起動して学園を円状のフィールドが構成されるはず。そこに暴走した警備ユニットが機能停止さると思うんだけど。
すると俺の推測通りに円状のフィールドが囲み、近くまで来ていた警備ユニットがその場で起動停止したせいで倒れ込んだ。多分他の暴走している警備ユニットも同様に機能停止したんだろう。
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