10 / 48
第一章 スパイと令嬢
第5話 任務 改
しおりを挟む
「今朝また爆弾を見つけたってエリオットさんが言ってましたよ」
「まあ敵方もこの総力戦体制でだいぶん戦力も削れてると思うし、犯行ができる夜から朝はCIAとうちで固めてあるからこの程度になっているわけだ」
「俺たちってホントにいる意味あるんですかね?もうエリオットさんたちだけで十分護衛できているじゃないですか」
「いやリスクはそれでもある万がの時の最後の砦だ。っていうかそれここでする話か?」
「まあ確かにそうですね…」そう今俺たちはある高層ビルの最上階の窓のレッジにっ立っている。
なぜそんなところにいるかって?そりゃ任務だ。やっと日曜が来た思えばこれである。
今回の任務はこのビル内で行われるある貿易会社と海外テロ組織の取引を制圧すること。
外の警備は突破できなくもないが人目に付くので却下。よって窓から入ろうというところだ。
「じゃあ部屋のロック頼むぞ」
「了解っす」
体に巻き付けてある命綱がゆっくりと下がっていく。
今日は風が強いので特にビル風が容赦なく体に吹き付ける。
目的の階まであと15メーター。
手に拳銃を構える。
その時綱がすごい勢いで下がりだした。
バレたら一環の終わりだ。
標的のいる階の窓からは見えないように、壁を蹴り上げる。
上手く壁につかまれたが、気づいた時には目標の階は遥か上にある。
盗聴器からは特にこれといった内容は聞こえないので多分気づかれていないだろう。
ひとまず胸をなでおろす。しかし、上がろうとしても綱が反応しない。無線を手に取る
「おいどうした」
「すみませんなんか故障したみたいです」まあ任務にはこういうこともつきものだ。
ここからは自力で上がるしかないらしい。
自分で上がるともなるとかなり厳しい。強風で何度も飛ばされかける。
しかし時間は待ってくれない。
あと5階というところで盗聴器からは取引終了の合図が聞こえた。しかしドアは開かない。ここで敵は補足されていたと気づく。
かなりまずい状況になった。すると一人の男が窓の外を見始めた。
あと1階分祈りも構わず敵は俺に気づく。
すぐさま窓ガラスを割り、発砲してくる。
ワイヤーを使い壁を走り、うまく死角に入る
「先輩大丈夫ですか?」後輩が焦った声で問う。
「かなり厳しい。ドアはあとどのくらい持つ?」
「約3分かと」
舌打ちする。
こうなったら仕方がない。
拳銃を近くにあった窓に向ける。
窓ガラスが床に砕け散る。
電話線やキャスター椅子をどけて走り抜ける。
人がいなかったのが救いだった。
ドアを蹴飛ばし、階段を上るとすぐに敵が出てくる。
敵はすぐに拳銃を抜こうとしたが一人は鳩尾にもう一人は頭にストレートを入れて通り過ぎる。
激しく銃弾が飛び交う中部屋のドアに小型爆弾を走り際に仕掛ける。
3秒立つと護衛もろとも爆散する。
部屋に入る。
何人かが横から襲ってきたがそれはエース・ハイドの敵ではない。
一人の男が目の前に怖気手腰を抜かしている。
たった1分ですべての護衛を制圧した者。どんなものかと見え見れば子供である。こんな顔もするだろう。
「なんだ子供か?なぜこんな青二才負けるんだ。ほっ、ほら立て!私を守れ」しかし誰もそれに応じない。そりゃそうだ全員気絶しているのだから。
「ばっばかな!こんな奴に我らの計画を…」
「お前何者だ?」どんな質問にも答えず歩み寄る。気づけば男は半分窓の外にはみ出ていた。
「国家公安委員会情報部のものだ。貴様をテロ組織への加担、および国家安全保障への重大な背信罪で拘束する。」
「公安だと?! まっ待て違うんだ! 俺は嵌められたんだ!」構わず詰め寄る。
「そっ、そうだ!あんたら黒鴉って組織追ってるんだろ⁈」
「…」黒鴉…結衣を狙う謎の組織…
「その組織の情報を俺は知っている!」確かに重要な情報なのかもしれないだが…
「それはお前の取り調べの時に聞く。それで罪から逃れられると思うなよ」
「こっ、ここで見逃さなければ情報は渡さないぞ!」
「その覚悟はこれからお前に降りかかる地獄に耐えられるかな?」
「っちょおい待て!地獄って何なん――」
案の定すぐ気絶した。
『サクラサク』
これで後の処理は組織に任せてやっと休日を…と思ったところでやっとあいつが来た。
「ゼー先輩ゼー応援ゼー来ました」なぜか、階段降りてきただけのはずなのにすでに頭から血が吹き出ている。
「お前…それどうした?」
「ちょっと転んじゃってゼーってもうゼー終わったんですかゼー」相変わらず使えないやつである。
「ほらさっさと帰るぞ」
「はっはい」
するとまた急に無線が鳴る。
任務信号である。
内容は某社ビル内に仕掛けられた爆弾の解除…二人はまた絶望の顔になり次の任務へ向かった。
スパイは休む暇がないのである。
「まあ敵方もこの総力戦体制でだいぶん戦力も削れてると思うし、犯行ができる夜から朝はCIAとうちで固めてあるからこの程度になっているわけだ」
「俺たちってホントにいる意味あるんですかね?もうエリオットさんたちだけで十分護衛できているじゃないですか」
「いやリスクはそれでもある万がの時の最後の砦だ。っていうかそれここでする話か?」
「まあ確かにそうですね…」そう今俺たちはある高層ビルの最上階の窓のレッジにっ立っている。
なぜそんなところにいるかって?そりゃ任務だ。やっと日曜が来た思えばこれである。
今回の任務はこのビル内で行われるある貿易会社と海外テロ組織の取引を制圧すること。
外の警備は突破できなくもないが人目に付くので却下。よって窓から入ろうというところだ。
「じゃあ部屋のロック頼むぞ」
「了解っす」
体に巻き付けてある命綱がゆっくりと下がっていく。
今日は風が強いので特にビル風が容赦なく体に吹き付ける。
目的の階まであと15メーター。
手に拳銃を構える。
その時綱がすごい勢いで下がりだした。
バレたら一環の終わりだ。
標的のいる階の窓からは見えないように、壁を蹴り上げる。
上手く壁につかまれたが、気づいた時には目標の階は遥か上にある。
盗聴器からは特にこれといった内容は聞こえないので多分気づかれていないだろう。
ひとまず胸をなでおろす。しかし、上がろうとしても綱が反応しない。無線を手に取る
「おいどうした」
「すみませんなんか故障したみたいです」まあ任務にはこういうこともつきものだ。
ここからは自力で上がるしかないらしい。
自分で上がるともなるとかなり厳しい。強風で何度も飛ばされかける。
しかし時間は待ってくれない。
あと5階というところで盗聴器からは取引終了の合図が聞こえた。しかしドアは開かない。ここで敵は補足されていたと気づく。
かなりまずい状況になった。すると一人の男が窓の外を見始めた。
あと1階分祈りも構わず敵は俺に気づく。
すぐさま窓ガラスを割り、発砲してくる。
ワイヤーを使い壁を走り、うまく死角に入る
「先輩大丈夫ですか?」後輩が焦った声で問う。
「かなり厳しい。ドアはあとどのくらい持つ?」
「約3分かと」
舌打ちする。
こうなったら仕方がない。
拳銃を近くにあった窓に向ける。
窓ガラスが床に砕け散る。
電話線やキャスター椅子をどけて走り抜ける。
人がいなかったのが救いだった。
ドアを蹴飛ばし、階段を上るとすぐに敵が出てくる。
敵はすぐに拳銃を抜こうとしたが一人は鳩尾にもう一人は頭にストレートを入れて通り過ぎる。
激しく銃弾が飛び交う中部屋のドアに小型爆弾を走り際に仕掛ける。
3秒立つと護衛もろとも爆散する。
部屋に入る。
何人かが横から襲ってきたがそれはエース・ハイドの敵ではない。
一人の男が目の前に怖気手腰を抜かしている。
たった1分ですべての護衛を制圧した者。どんなものかと見え見れば子供である。こんな顔もするだろう。
「なんだ子供か?なぜこんな青二才負けるんだ。ほっ、ほら立て!私を守れ」しかし誰もそれに応じない。そりゃそうだ全員気絶しているのだから。
「ばっばかな!こんな奴に我らの計画を…」
「お前何者だ?」どんな質問にも答えず歩み寄る。気づけば男は半分窓の外にはみ出ていた。
「国家公安委員会情報部のものだ。貴様をテロ組織への加担、および国家安全保障への重大な背信罪で拘束する。」
「公安だと?! まっ待て違うんだ! 俺は嵌められたんだ!」構わず詰め寄る。
「そっ、そうだ!あんたら黒鴉って組織追ってるんだろ⁈」
「…」黒鴉…結衣を狙う謎の組織…
「その組織の情報を俺は知っている!」確かに重要な情報なのかもしれないだが…
「それはお前の取り調べの時に聞く。それで罪から逃れられると思うなよ」
「こっ、ここで見逃さなければ情報は渡さないぞ!」
「その覚悟はこれからお前に降りかかる地獄に耐えられるかな?」
「っちょおい待て!地獄って何なん――」
案の定すぐ気絶した。
『サクラサク』
これで後の処理は組織に任せてやっと休日を…と思ったところでやっとあいつが来た。
「ゼー先輩ゼー応援ゼー来ました」なぜか、階段降りてきただけのはずなのにすでに頭から血が吹き出ている。
「お前…それどうした?」
「ちょっと転んじゃってゼーってもうゼー終わったんですかゼー」相変わらず使えないやつである。
「ほらさっさと帰るぞ」
「はっはい」
するとまた急に無線が鳴る。
任務信号である。
内容は某社ビル内に仕掛けられた爆弾の解除…二人はまた絶望の顔になり次の任務へ向かった。
スパイは休む暇がないのである。
0
あなたにおすすめの小説
田舎娘をバカにした令嬢の末路
冬吹せいら
恋愛
オーロラ・レンジ―は、小国の産まれでありながらも、名門バッテンデン学園に、首席で合格した。
それを不快に思った、令嬢のディアナ・カルホーンは、オーロラが試験官を買収したと嘘をつく。
――あんな田舎娘に、私が負けるわけないじゃない。
田舎娘をバカにした令嬢の末路は……。
婚約者の幼馴染って、つまりは赤の他人でしょう?そんなにその人が大切なら、自分のお金で養えよ。貴方との婚約、破棄してあげるから、他
猿喰 森繁
恋愛
完結した短編まとめました。
大体1万文字以内なので、空いた時間に気楽に読んでもらえると嬉しいです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪意には悪意で
12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。
私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。
ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる