HOLY PLACΣ ホーリープレイス

三島シンジ

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SOG

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「もしもし先ほど、お電話しました大阪府警の村山と申します。竹田さん帰えって来られてますか?」

「少々お待ち下さい」「はい竹田ですが」

村山「こちら村山と申します。竹田洋次さんですか?」

「はい」

村山「お母さんの事で…今回の件はお悔やみ申し上げます。それで少しお話しを聞けたらとおもいまして…些細な事でも結構ですので何かございませんか?」

「はい。じつは、一年前に得体の知らない宗教なのかよくわからない団体に入会いたしまして…ほんと人が変わったようになりまして」

村山「宗教みたいなのは名前わかりませんの?」

「母親は言わないんですよ…」

村山「先日お父さんの職場にお伺いさせてもらった時は何もないと言われたもので…」

「たぶん変な扱いされるのが嫌やったのかもです」

村山「私ももう一度お父さんにお会いし詳しくお話し聞きたいとおもいますので洋次さんからも話すように伝えてもらえませんかね」

「わかりました。私もなにぶん仕事場が東京なのであまり詳しい情報がなくて…」

村山「すいませんね、お忙しい中。犯人の手掛かりになる情報かもしれませんので、お父さんによろしくお伝えください。では失礼いたします」「ガチャ」

なんや宗教じゃない得体の知れん?秘密結社か?

村山  おっ武井!そっちの方はどうよ?

武井  ん……なんも。普通の家庭環境で
先輩はどやったんすか?

村山  殺された竹田和子が何やら怪しげな団体に入会しとったみたいでな…旦那には一度、聴取したんやけども、団体の話しをしよらんかったんよ

明日、竹田の旦那と2度目の聴取や

武井  何故話さなかったんですかね?

村山  息子いわく竹田家が変な扱いされるのが嫌で隠したのかもしれませんということや

あっそや武井、堺にある団体、宗教、秘密結社を調べてくれんかな?

どうも堺にある団体に竹田和子が通っとたみたいやねん

武井   了解!とりあえず資料作ってみますわぁ

2051東京

供述によりますと、妹 木村みく24才は今年の1月に突然、姉 木村かな24才のマンションに現れ匿ってほしいとせがまれ一緒に住むことになり、今年1月からみくは河野と交際関係となり6月までは続いていたらしくお互い忙しくてなかなか会えないまま、ニュースで河野は殺害されたと知ったと供述。

木村みくの行方不明に関しては、かなとの再会からの記憶しかない状況で、以前の記憶は全く何をしてたかもわからない。

現在みくは大村総合病院 精神病棟で検査入院中。

龍也   どこまでが本当なんですかね?

なぜ?かなとみくが入れ替わる必要があったのか…

澤村  この2人には謎が多すぎる。あとみくの記憶喪失が本当かどうかもな。

龍也  まぁ警視庁の管轄に切り替わたので俺には関係ない話ですが笑

澤村   それと、あいつにカリカリするなよ!
思うツボだからな。
今日あいつが「新宿署の指導はどうなってるんだ!」って怒鳴りつけてきてな笑  腹たった時は聞き流して無視しろ。いいな龍也

龍也  あいつだけは課長でも俺を止めれませんよーっていいたところですが、色んな方に迷惑かかるので我慢します。すいませんでした

タイムリーなタイミングで警視庁の田中からメールが届いた。

「話しがある4時に昭和島に1人で来てくれ。誰にもこのことはいうな。着いたらメールをお願いする。」

はっ?喧嘩でもするつもりか?それとも殺す気か?

受けてたってやるよ田中さんワッハッハ

あいつがもし襲ってきてらブチ殺しても正当防衛で刑は軽いだろうからなフッフゥ

返信
「了解。」

龍也は仕事帰り昭和島付近に着きメールした。

「そこから公園に入り左奥のベンチに座って待てくれ。」

龍也は指定のベンチに腰を掛け、いつでも襲われてもいいように臨戦態勢をとり、周辺見回した。

すると!

よ!と龍也の背後から肩を「ポーン」と叩いた。

ビックっとした龍也は
背後から来た田中に腰に手を当て拳銃を抜こうとした!

田中   おいおいおいおい!ちょちょっと撃つなって!

田中は両手を上げた。

龍也  はっ?なんでここに1人で来いと指示した!

田中  まぁ落ち着いてくれよ…俺はお前の敵ではない。むしろ味方だ

サッと田中と距離を置き手に取った拳銃をしまった。

田中  いままですまなかった!怒る気持ちもわかる!だが許してくれ、周りにバレないためにも龍也君とは不仲の方が都合よかったんだ

龍也   ほんとっすか?気を許したところを不意打ちでしばくとかなしっすよ

田中  そんなコずるいまねしないから笑
まぁまぁベンチに座って

ダラダラ話すつもりはないテンポよく話すが、じつは表向きは捜査第一課の田中になっているが、別ルートの国家機密情報部員だ

龍也  「ポカーン」あっはい。
こんな下の下の底辺の刑事になぜ、そんなことを…?

田中  龍也君はあるものを見てしまった。いや見てほしかったが正解もな。

事件の全貌を知ってほしいため、私が君に必要以上に捜査依頼を指定したんだ。

それを君は私の報告書の作成の怠慢と勘違いしたんだ。たしかに判子押すだけで済んだから楽だったよ笑

龍也  私がなにを見たというのですか?事件の全貌?

田中  SOGの文字を見たよね?

龍也  河野の自宅でたしか「SOG候補」のメモ書きが…

田中  河野は私が殺した。

龍也   えっっっ!


つづく
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