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第3章 田所恵美の通学
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「ええ…… あたしも良かったです……」
彼女はセックス体験もなく、自分でオナニーしたこともなかった。こんなことだけでめくるめく快感を得られるなんて信じられなかった。正直な気持ちが彼女の口を滑らせた。男はそんなことを気づきもせず、「もう、大丈夫です、引き上げられそうです。すみません、ご迷惑をお掛けしました」
男がカバンを引き上げるとき、手の甲が彼女の太ももから腰に掛けてゆっくりグリグリこぶしを使ってなであげていく。
「あぇっ…… うぅ」
彼女は思わず声を出していた。男がその声を彼女の胸の上で聞く格好になっていた。彼女の心臓は恥ずかしさのあまり快感がスピード上昇し、爆発までカウントダウン状態だった。
「う、うぅー」
彼女は自分のショーツがびしょ濡れになっているのを感じた。吸収しきれなくなった愛液が太ももを流れ落ちていく感触があった。彼女はこんな状態になったのは初めてだった。
「痴漢されて感じてしまったなんて……」
彼女は恥ずかしかった。痴漢だと思っていたのは自分だけで相手の男は痴漢行為をしたことなど微塵も思っていないようだ。
そんな彼女に対し、男はにっこりと健康的な笑顔を向けていた。男はまだ胸にほおを付けていたが、やがて、体を真っ直ぐに戻し、平然とした顔で立った。
彼女は次の瞬間、青ざめた。男が彼女の手を握ってきたからだ。彼女は男が握った手を離したので男の手を握り返していた。彼女は渾身の力で男の手首を握った。
「やっぱり痴漢をしてたんでしょ?」
男が手を握ってきたことで、彼女は男が自分に欲情したに違いないと確信した。しかし、幸せそうな顔をしていた男の顔が真っ青になった。
「えっ? どうしてそんな顔をするの?」
彼女は男の青くなった顔を見て手を離してしまった。
「あなたの幸せそうな顔をあたしにもっと見せてよ……」
そのとき、車両は門前仲町駅に到着した。周囲の乗客がゾロゾロ降り始めた。その流れに押されて彼女も背中を押されドアから出されていく。彼女はホームに押し出されていく男の背中を見ながら彼女が叫んだ。
「どうしてなの? どうして?」
彼女は初めて声に出した。彼女はどうして男が握った手を離したのか訳を聞いてみたかった。
「許さない…… あたしをこんなにして」
彼女の鋭い目は男を探していた。真面目で勤勉だった彼女の心に別人格が誕生していた。
彼女はセックス体験もなく、自分でオナニーしたこともなかった。こんなことだけでめくるめく快感を得られるなんて信じられなかった。正直な気持ちが彼女の口を滑らせた。男はそんなことを気づきもせず、「もう、大丈夫です、引き上げられそうです。すみません、ご迷惑をお掛けしました」
男がカバンを引き上げるとき、手の甲が彼女の太ももから腰に掛けてゆっくりグリグリこぶしを使ってなであげていく。
「あぇっ…… うぅ」
彼女は思わず声を出していた。男がその声を彼女の胸の上で聞く格好になっていた。彼女の心臓は恥ずかしさのあまり快感がスピード上昇し、爆発までカウントダウン状態だった。
「う、うぅー」
彼女は自分のショーツがびしょ濡れになっているのを感じた。吸収しきれなくなった愛液が太ももを流れ落ちていく感触があった。彼女はこんな状態になったのは初めてだった。
「痴漢されて感じてしまったなんて……」
彼女は恥ずかしかった。痴漢だと思っていたのは自分だけで相手の男は痴漢行為をしたことなど微塵も思っていないようだ。
そんな彼女に対し、男はにっこりと健康的な笑顔を向けていた。男はまだ胸にほおを付けていたが、やがて、体を真っ直ぐに戻し、平然とした顔で立った。
彼女は次の瞬間、青ざめた。男が彼女の手を握ってきたからだ。彼女は男が握った手を離したので男の手を握り返していた。彼女は渾身の力で男の手首を握った。
「やっぱり痴漢をしてたんでしょ?」
男が手を握ってきたことで、彼女は男が自分に欲情したに違いないと確信した。しかし、幸せそうな顔をしていた男の顔が真っ青になった。
「えっ? どうしてそんな顔をするの?」
彼女は男の青くなった顔を見て手を離してしまった。
「あなたの幸せそうな顔をあたしにもっと見せてよ……」
そのとき、車両は門前仲町駅に到着した。周囲の乗客がゾロゾロ降り始めた。その流れに押されて彼女も背中を押されドアから出されていく。彼女はホームに押し出されていく男の背中を見ながら彼女が叫んだ。
「どうしてなの? どうして?」
彼女は初めて声に出した。彼女はどうして男が握った手を離したのか訳を聞いてみたかった。
「許さない…… あたしをこんなにして」
彼女の鋭い目は男を探していた。真面目で勤勉だった彼女の心に別人格が誕生していた。
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