34 / 124
第11章 恵美の訪問
3
しおりを挟む
2時間ほど経った頃、彼女は目を大きく開いてしまうほど驚いた。その家に同級生の畑野浩志が入っていったからだ。恵美はしばらく考えているとやがて満面の笑みをあふれさせた。
「ふふふ…… 二人とももっと幸せのドツボに…… あたしがし・て・あ・げ・る」
恵美は路地の角から顔だけを出して同級生の畑野浩志の幸せな顔を思い出していた。
そんなことを全く知らない浩志は自宅のリビングで恵美を思い出し、幸せいっぱいのアドレナリン全開の興奮状態になった。彼の顔は幸せいっぱいで、顔面に入りきれない幸せが爆発&爆裂しているようだった。
浩志にとってのマドンナ・恵美が痴漢被害者にあったと知ったら、それも痴漢をした男が父親と知ったら、そのときから彼は発狂し廃人になるかもしれない。恵美はそんなつまらない父親の罪のせいで自分の幸せを失いたくなかった。だから、恵美はその秘密を墓場まで持って行く覚悟だ。
恵美は浩志の幸せな笑顔が好きだ。それを見ると彼女も幸せになれた。あの幸せの顔に吸い寄せられ、あの唇に自分の唇を重ねようとして幾度思いとどまったことか。彼の幸せの顔はまさしく幸せの蜜だ。
「これからは二人の蜜をなめられる…… ふふふ」
恵美は畑野家の自宅から軽やかなステップを踏んで帰った。
*
恵美は幸せに大きい、小さい、というサイズはないはずと思っていた。彼女は幸せの絶頂感を浩志から受けた。太陽の光を受けて暖かさを感じるようにうれしさがみなぎった。それなのに、電車の中で見た痴漢男の幸せな顔を見たらもう駄目だった。自分を見失っていた。足がガタガタ音を立てて崩れそうなくらい、意識を失いそうになるくらい幸せいっぱいで気持ちが良くなっていた。「これこそ、究極のエクスタシーよ」と心中で叫びながら満員電車の中で気を失いそうだった。その理由が分かった。「親子だったからなのか」と彼女は今更ながら二人の男の幸せな顔の虜になってしまったことに合点した。
「ふふふ…… 二人とももっと幸せのドツボに…… あたしがし・て・あ・げ・る」
恵美は路地の角から顔だけを出して同級生の畑野浩志の幸せな顔を思い出していた。
そんなことを全く知らない浩志は自宅のリビングで恵美を思い出し、幸せいっぱいのアドレナリン全開の興奮状態になった。彼の顔は幸せいっぱいで、顔面に入りきれない幸せが爆発&爆裂しているようだった。
浩志にとってのマドンナ・恵美が痴漢被害者にあったと知ったら、それも痴漢をした男が父親と知ったら、そのときから彼は発狂し廃人になるかもしれない。恵美はそんなつまらない父親の罪のせいで自分の幸せを失いたくなかった。だから、恵美はその秘密を墓場まで持って行く覚悟だ。
恵美は浩志の幸せな笑顔が好きだ。それを見ると彼女も幸せになれた。あの幸せの顔に吸い寄せられ、あの唇に自分の唇を重ねようとして幾度思いとどまったことか。彼の幸せの顔はまさしく幸せの蜜だ。
「これからは二人の蜜をなめられる…… ふふふ」
恵美は畑野家の自宅から軽やかなステップを踏んで帰った。
*
恵美は幸せに大きい、小さい、というサイズはないはずと思っていた。彼女は幸せの絶頂感を浩志から受けた。太陽の光を受けて暖かさを感じるようにうれしさがみなぎった。それなのに、電車の中で見た痴漢男の幸せな顔を見たらもう駄目だった。自分を見失っていた。足がガタガタ音を立てて崩れそうなくらい、意識を失いそうになるくらい幸せいっぱいで気持ちが良くなっていた。「これこそ、究極のエクスタシーよ」と心中で叫びながら満員電車の中で気を失いそうだった。その理由が分かった。「親子だったからなのか」と彼女は今更ながら二人の男の幸せな顔の虜になってしまったことに合点した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる