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第19章 畑野浩志の観察
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浩志の自宅に入り込んだ恵美は、浩志と密室で二人きりというのに準備計画を妄想するだけで、夏休み中、計画のケの字一つとして実行に移せないでいた。
なぜなら、彼女が計画を実行したくても報復の本命である憎らしい勘太郎に会えないからだ。
「浩志くんさ…… お父さんて…… 今日もお仕事なの? たまにはさ、家族水入らずで団らんしたりとかないの?」
彼女は浩志と密室で二人きりなのに、勘太郎のことを暇を見つけては考えていた。
「あの人、痴漢した親父のくせに…… わたしを避けている? あんなに電車の中で…… わたしの体を散々いじくり楽しんだくせして…… ほんと、許さない。あのときの屈辱を思い出すと体が…… …… あ、もう…… だめぇ…… なぜ、うずくのぉー」
恵美は勘太郎のことを考えてあのときの幸せな時間を思い出し切なくなる。両腕で自分の体を強く抱きしめた。
「絶対、会って、あのときのお返しをしてやるんだから…… くびを洗って待ってるのよ…… そう…… くびを……ね」
恵美は勘太郎を思うとどうしょうもなく好きで、苦しくなる気持ちを静めるため勘太郎を強く憎んだ。そうしないと、目の前にいる浩志を襲ってしまいそうになる。
「かわいそうに、この子はあなたの犠牲になるのよ」
恵美は浩志を見つめながら、こんな体にした勘太郎は絶対許せないと心に誓う。そのたびに恵美はいつも次の思考が反芻するように沸き起こる。
「なぜ、わたしって…… この親子にだけ性欲がわいてきてしまうの? なんか訳があるの? わたしの体が変なの?」
恵美は心中で自分に問い掛けた。
「学園アイドルだったころの清純無垢なあなたはどこへ行ってしまったの?」
なぜなら、彼女が計画を実行したくても報復の本命である憎らしい勘太郎に会えないからだ。
「浩志くんさ…… お父さんて…… 今日もお仕事なの? たまにはさ、家族水入らずで団らんしたりとかないの?」
彼女は浩志と密室で二人きりなのに、勘太郎のことを暇を見つけては考えていた。
「あの人、痴漢した親父のくせに…… わたしを避けている? あんなに電車の中で…… わたしの体を散々いじくり楽しんだくせして…… ほんと、許さない。あのときの屈辱を思い出すと体が…… …… あ、もう…… だめぇ…… なぜ、うずくのぉー」
恵美は勘太郎のことを考えてあのときの幸せな時間を思い出し切なくなる。両腕で自分の体を強く抱きしめた。
「絶対、会って、あのときのお返しをしてやるんだから…… くびを洗って待ってるのよ…… そう…… くびを……ね」
恵美は勘太郎を思うとどうしょうもなく好きで、苦しくなる気持ちを静めるため勘太郎を強く憎んだ。そうしないと、目の前にいる浩志を襲ってしまいそうになる。
「かわいそうに、この子はあなたの犠牲になるのよ」
恵美は浩志を見つめながら、こんな体にした勘太郎は絶対許せないと心に誓う。そのたびに恵美はいつも次の思考が反芻するように沸き起こる。
「なぜ、わたしって…… この親子にだけ性欲がわいてきてしまうの? なんか訳があるの? わたしの体が変なの?」
恵美は心中で自分に問い掛けた。
「学園アイドルだったころの清純無垢なあなたはどこへ行ってしまったの?」
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