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厨二病、日焼けする。
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「春川先輩ー!お久しぶりです。」
「あっまどかちゃん久しぶり…焼けた?」
「えっ日焼け止め塗ったのに焼けてます!?海行ったんですよ!」
「あっ少しだけね。海か、いいねぇ。」
久しぶりに図書室に来た私。夏休みも解放してくれてるから助かる。
「あれ?今日はアレクくん居ないの?」
「クリスは日焼けして死んでます…。や、黒くはなってないんですが赤く……初めての海で無理させちゃったみたい。」
異世界はここまで紫外線強くないみたい。強めの日焼け止め塗ってあげれば良かった。
「あっアレクくんと海行ったんだ。本当に仲良しだね…。」
あれ?先輩元気無い。先輩も白いし海苦手なのかな。
「ところでまどかちゃんは今日何を読みに来たの?」
「私は今日はこの推理小説です。この作家さん好きで…。」
「あっいいよねその作家さん、僕も好き。」
おお!!先輩とは本の趣味合うから本当に楽しい♪クリスは本は好きみたいだけど推理小説は途中で犯人分かるからつまらない言うし、花梨はファッション雑誌しか読まないし…。
「この作家さんって予想外な展開だから面白いよね。」
「そうなんですよね!私いつもびっくりしちゃう!」
うーん楽しい♪先輩は本に詳しいから勉強になるしね。
「まどかちゃん、この作品が好きならこれおすすめだよ。」
「そうなんですか?同じ系統です?」
「そうそう、あっあとこっちもおすすめ。」
ほうほう、とりあえず片っ端から借りていこう。楽しみだなぁ家帰って読むの………ってえええ!!
「わぁー大変!!もうこんな時間!!」
気付くと18時になっていた。外明るいから気付かなかったよ!!
「あっごめん僕も気付かなかった。」
「いや、つい熱中してしまって…すみません先輩。」
「いやいや僕は大丈夫だよ。」
あー今日はお母さん忙しいから私が夕飯係だった!急いで帰らないと!!とりあえずこの本を借りて…と。
「じゃぁバタバタしてすみませんが、先輩、また!!」
「あっ待ってまどかちゃん。」
出て行こうとするといきなり腕を掴まれた。びっくり。
「ひゃっ!?どうしました先輩。」
「あのさ、来月近くの神社で夏祭りがあるよね?良かったら…行かない?」
「えっ夏祭り!?」
「うん、結構大きいから有名だよね?良かったらまどかちゃんと行きたいんだ。……2人で。」
えっと…これってもしかするとデートってやつ?デートのお誘いってやつ!?
「ごめんね迷惑ならいいんだ。忘れてね。」
「あっいやいや迷惑じゃないです!喜んでお供しましょう!!」
あっなんかテンパってよくわからないこと言った私。
「お供……?いや、でも嬉しいな。断られるかなと思ってたから…。じゃぁ近くなったら連絡したいから…連絡先聞いていい?」
私達は連絡先を交換すると別れた。
えっなにこれ?なんで先輩が私をデートに?えっ先輩って私のこと?えっ?
ぐるぐるぐるぐる頭の中でさっきの先輩の言葉が繰り返される……気付くと家の前に立っていた。
「あっ着いたんだ……ただいま………。」
家に入るなりクリスが遅かったな心配したぞ!と走ってきた。
「ごめんちょっと本に夢中で……ってクリスってば走って大丈夫?」
「いや、痛い。今走ったことを後悔している。」
クリスは涙目で言った。えっなんか可愛い。
「クリス、日焼けにはアロエジェルがいいんだよ?日焼けした背中に塗ってあげるよ。」
「アロエジェル?しかしまどかは夕飯係……。」
「大丈夫、今日は手軽にオムライスにするから。ほら、部屋に行って。」
私はクリスを部屋に連れていくとベッドに寝かせた。
「うわぁ痛そう。そのうち皮剥けるからそれまでの辛抱だね。」
「えっ俺は脱皮するのか!?」
「いや、日焼けすると古い皮がめくれるんだよ。大丈夫、新しい綺麗な皮が出てくるから。」
私はそう言ってアロエジェルを取り出した。
「…………待て、なんだそれは。」
「えっ何ってアロエジェル……。」
「いやいやそれはスライムではないか!」
「はぁ!?違うよ!!これスライムじゃないから!!化粧品だから!!」
「嘘だ、どう見てもスライムじゃないか。」
「なんでスライムを背中に貼り付けるの!ほら、じっとしてないと擦るよ。」私のその声にクリスは、まどかを信じる…と大人しくうつ伏せ体勢に戻った。
「じゃぁ塗るよ?ヒヤッとするけど我慢してね。」
私はそう言うと少量を手に取り背中に塗り始めた。
「……………ちょっと待て、まどか。」
「え?今度は何?痛かった?」
「いや、痛くはない。……がこれは非常にまずい状態だ。」
「え?何がまずいの?」
顔を覗き込むとなんか赤い。えっやっぱり痛いの!?
「わっ、ごめんね痛かった!?待って優しくするから!」
私はそう言うとさっきより優しくジェルを塗り始めた。
「~~~~~!!やめろ!!やめてくれまどか!!」
クリスは突然飛び起きた。
「わぁ!?何クリスびっくりさせないで!!」
「すまない!!がもう大丈夫だ!!大丈夫だから夕飯でも作りに行ってくれ!!」
「えっでもまだ途中………「大丈夫だから!!」
どうしたのクリス急に。よくわからないけど嫌がってるから私はやめて夕飯を作りに下に降りた。
夕飯を食べている最中もクリスはずっと顔が赤かった。
お母さんがクリスちゃん?顔も焼けたの?と心配してたけど大丈夫だ、と下を向いていた。本当にどうしたのクリス。
って私もそれどころじゃないんだよね。先輩とお祭りデート……クリスと行こうと思ってたのに…………ってやだ!!別にクリスとデートしたいわけでは!!
今度は私の顔が赤くなりお母さんはまどかも日焼け?と心配していた。
「あっまどかちゃん久しぶり…焼けた?」
「えっ日焼け止め塗ったのに焼けてます!?海行ったんですよ!」
「あっ少しだけね。海か、いいねぇ。」
久しぶりに図書室に来た私。夏休みも解放してくれてるから助かる。
「あれ?今日はアレクくん居ないの?」
「クリスは日焼けして死んでます…。や、黒くはなってないんですが赤く……初めての海で無理させちゃったみたい。」
異世界はここまで紫外線強くないみたい。強めの日焼け止め塗ってあげれば良かった。
「あっアレクくんと海行ったんだ。本当に仲良しだね…。」
あれ?先輩元気無い。先輩も白いし海苦手なのかな。
「ところでまどかちゃんは今日何を読みに来たの?」
「私は今日はこの推理小説です。この作家さん好きで…。」
「あっいいよねその作家さん、僕も好き。」
おお!!先輩とは本の趣味合うから本当に楽しい♪クリスは本は好きみたいだけど推理小説は途中で犯人分かるからつまらない言うし、花梨はファッション雑誌しか読まないし…。
「この作家さんって予想外な展開だから面白いよね。」
「そうなんですよね!私いつもびっくりしちゃう!」
うーん楽しい♪先輩は本に詳しいから勉強になるしね。
「まどかちゃん、この作品が好きならこれおすすめだよ。」
「そうなんですか?同じ系統です?」
「そうそう、あっあとこっちもおすすめ。」
ほうほう、とりあえず片っ端から借りていこう。楽しみだなぁ家帰って読むの………ってえええ!!
「わぁー大変!!もうこんな時間!!」
気付くと18時になっていた。外明るいから気付かなかったよ!!
「あっごめん僕も気付かなかった。」
「いや、つい熱中してしまって…すみません先輩。」
「いやいや僕は大丈夫だよ。」
あー今日はお母さん忙しいから私が夕飯係だった!急いで帰らないと!!とりあえずこの本を借りて…と。
「じゃぁバタバタしてすみませんが、先輩、また!!」
「あっ待ってまどかちゃん。」
出て行こうとするといきなり腕を掴まれた。びっくり。
「ひゃっ!?どうしました先輩。」
「あのさ、来月近くの神社で夏祭りがあるよね?良かったら…行かない?」
「えっ夏祭り!?」
「うん、結構大きいから有名だよね?良かったらまどかちゃんと行きたいんだ。……2人で。」
えっと…これってもしかするとデートってやつ?デートのお誘いってやつ!?
「ごめんね迷惑ならいいんだ。忘れてね。」
「あっいやいや迷惑じゃないです!喜んでお供しましょう!!」
あっなんかテンパってよくわからないこと言った私。
「お供……?いや、でも嬉しいな。断られるかなと思ってたから…。じゃぁ近くなったら連絡したいから…連絡先聞いていい?」
私達は連絡先を交換すると別れた。
えっなにこれ?なんで先輩が私をデートに?えっ先輩って私のこと?えっ?
ぐるぐるぐるぐる頭の中でさっきの先輩の言葉が繰り返される……気付くと家の前に立っていた。
「あっ着いたんだ……ただいま………。」
家に入るなりクリスが遅かったな心配したぞ!と走ってきた。
「ごめんちょっと本に夢中で……ってクリスってば走って大丈夫?」
「いや、痛い。今走ったことを後悔している。」
クリスは涙目で言った。えっなんか可愛い。
「クリス、日焼けにはアロエジェルがいいんだよ?日焼けした背中に塗ってあげるよ。」
「アロエジェル?しかしまどかは夕飯係……。」
「大丈夫、今日は手軽にオムライスにするから。ほら、部屋に行って。」
私はクリスを部屋に連れていくとベッドに寝かせた。
「うわぁ痛そう。そのうち皮剥けるからそれまでの辛抱だね。」
「えっ俺は脱皮するのか!?」
「いや、日焼けすると古い皮がめくれるんだよ。大丈夫、新しい綺麗な皮が出てくるから。」
私はそう言ってアロエジェルを取り出した。
「…………待て、なんだそれは。」
「えっ何ってアロエジェル……。」
「いやいやそれはスライムではないか!」
「はぁ!?違うよ!!これスライムじゃないから!!化粧品だから!!」
「嘘だ、どう見てもスライムじゃないか。」
「なんでスライムを背中に貼り付けるの!ほら、じっとしてないと擦るよ。」私のその声にクリスは、まどかを信じる…と大人しくうつ伏せ体勢に戻った。
「じゃぁ塗るよ?ヒヤッとするけど我慢してね。」
私はそう言うと少量を手に取り背中に塗り始めた。
「……………ちょっと待て、まどか。」
「え?今度は何?痛かった?」
「いや、痛くはない。……がこれは非常にまずい状態だ。」
「え?何がまずいの?」
顔を覗き込むとなんか赤い。えっやっぱり痛いの!?
「わっ、ごめんね痛かった!?待って優しくするから!」
私はそう言うとさっきより優しくジェルを塗り始めた。
「~~~~~!!やめろ!!やめてくれまどか!!」
クリスは突然飛び起きた。
「わぁ!?何クリスびっくりさせないで!!」
「すまない!!がもう大丈夫だ!!大丈夫だから夕飯でも作りに行ってくれ!!」
「えっでもまだ途中………「大丈夫だから!!」
どうしたのクリス急に。よくわからないけど嫌がってるから私はやめて夕飯を作りに下に降りた。
夕飯を食べている最中もクリスはずっと顔が赤かった。
お母さんがクリスちゃん?顔も焼けたの?と心配してたけど大丈夫だ、と下を向いていた。本当にどうしたのクリス。
って私もそれどころじゃないんだよね。先輩とお祭りデート……クリスと行こうと思ってたのに…………ってやだ!!別にクリスとデートしたいわけでは!!
今度は私の顔が赤くなりお母さんはまどかも日焼け?と心配していた。
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