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14.転移反応。2027年
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2027年 日本。
「またです!また転移反応が!」
そういってネイビーを基調とした軍服の様な制服を着た男が通信機に向かって叫んでいた。
「このところやけに多いですね。転移反応」
男はそう呟くと高速道路のパーキングエリアに停めてあった車へと戻る。
車内のモニターをしばらく凝視したあと助手席の人物に合図をして車を走らせた。
車は高速道路の走行車線へと侵入し現場へと急行した。
車内の観測機の様なものが点灯し続けている。
ナビにその地点が記録され車をそこへ向けて走らせた。
場所は京都と大阪の境に位置する天王山トンネルの入り口付近を指していた。
約10分程で車はその地点へと到着をする。
車から降りた男は転移反応のあった場所を探索する。
目的のモノを見つけた男の表情は驚きに満ちていた。
同乗していた人物も車を降り、呆然とする男の横に立って小声で「おかえりなさい。」と呟いた。
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