転生したけどレベルが上がらないんだが

黒狐

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異世界へ転生した者

転生しました

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(…ん?)

何だここは?真っ暗なんだが。そういえば、俺はトラックにはね飛ばされてしんだはずじゃ…つまりここは天国なのか?それとも地獄か?

(…うん、全く分からん)

俺が此処がどこか悩んでいるとどこからか声が聞こえた。

「どうだ?産まれそうか?」

「えぇ…もうすぐ産まれると思うわ」

(何だ?誰か出産でもするのか?)

すると、今の声は一体誰なんだろうと思った瞬間ゆっくりと身体が押し出され、誰かに身体を掴まれて引っ張りだされた。

「やったぞ、産まれたぞ!」

真っ暗な所から急に明るい場所に出て、上手く目を開けられないが、少しずつ慣れてきて目を開けるとそこには黒髪黄眼のイケメン男性と緑髪青眼の耳が尖っている美人なエルフがいた。
 
(…は?)

どういうことだ?何故俺の前にエルフがいるんだよ。あれか?異世界転生ってやつか?色々なことが連続起こりすぎて頭がパンクしそうだ。
その時、男性が心配そうな顔をして口を開いた。

「なぁ、シナが泣かないんだけど大丈夫なのか 」

「確かにそうね…」

「オギァオギャアオギャオンギャオンギャ(あのお二人さん、勝手に話しを進めないでくれませんか?)」

なんだ?今自分から赤ちゃんの声が聞こえたんだが。というか確認したら身体が赤ちゃんサイズになってるじゃねーか!?どうなってんだよ?

「おぉ、泣いたぞ!」

「良かったわ…とりあえずこれでひと安心ね」

今この人逹は俺に向かって言ったな…ちょっと待って、今どういう状況か考えさせて。

               4分後…

なるほど、大体は把握出来た。説明すると、俺はトラックに轢かれてしんだが異世界へ転生してこの人逹の子供になったという感じか。 

「シナー俺がお前の父さんだぞー」

「それで私がお母さんよ―」

へぇ、この世界での俺の名前はシナというのか。そういえば、ファンタジーっぽい世界だしステータスとかあるのか?

俺がそう考えながら二人をみると、その瞬間頭にいろんな情報が入ってきた。

名前    キア=クロード

種族 エルフ    性別  女性
レベル56
HP 1208
MP 1630
攻撃力 854
俊敏  564

《魔法》
風魔法(上級)・水魔法(中級)・精霊魔法(上級)・回復魔法(中級) 

《スキル》
陰密・気配察知・短剣・追跡

《称号》
風を操りし者

ソル=クロード
 
種族 人間    性別 男性
レベル58
HP  1523
MP  943
攻撃力  1024
俊敏   586

《魔法》
火魔法(上級)・回復魔法(初級)

《スキル》
剣術・分析・気配察知

《耐性》
火属性耐性

《称号》
火を纏う剣士

…マジで?ていうか本当にステータスあるのかよ!…つまり俺にもステータスがあるという事だよな。
(気になるし見てみるか…)
俺はさっきと同じような感じでステータスを見たいと念じるとさっきの様に情報が入ってきた。

シナ=クロード

種族 人間(ハーフエルフ)     性別 男性
レベル1
HP 13
MP 54
攻撃力 15
俊敏 17

《魔法》
無し

《スキル》
言語理解

《固有スキル》 
ラーニング・神眼・無限再生・剣創造・ステータス吸収

《耐性》
物理攻撃耐性・魔法攻撃耐性・闇属性耐性

《称号》
転生者

《呪い》
経験値無効(解除不可)

なんだこれは?スキルに凄そうなのがあるんだけど。というかこの経験値無効っていう呪いってなに?

呪い名 経験値無効
効果    経験値を与えられなくなり、レベルを上げることが出来なくなる。

え…?こんなの詰み確定じゃん!
こんな呪いがあったらこの世界で生きていける気がしない…

絶望した時、俺はふとスキルのことを思い出した。
そうだ、レベルが上がらなくてもスキルが強ければなんとかなるかもしれない!
そして俺は僅かな希望を抱いてスキルの効果を見た。

スキル名  ラーニング
効果   視たり、受けたりするとその魔法やスキルを取得できる

スキル名  神眼
効果   あらゆる物の効果を見ることができる。(人もステータスをみることも可能)

スキル名  無限再生
効果  不死殺しの武器でなければ無限に傷が回復する。

スキル名  剣創造
効果   魔力を消費して様々な剣を創り出すことができる。

スキル名  ステータス吸収
効果  自身のステータスを倒した敵のステータス分強化する。(スキルも取得可能)

うん、なんかこれ見たら生きていけるような気がしてきた。
ステータス吸収あればもうレベルなんかどうでもよくなってきた。
なってしまったものは仕方ないし、これからこの世界で頑張って生きていくか。
ファァ~なんだ?急に眠気が…そうか、赤ちゃんだからすぐに眠たくなるのか、あぁもう無理…お休み…

そして俺はゆっくりと意識を手放した。
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