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第3幕
危機察知理由説明
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ディアンナを手放したくないとカインは言ったが、着替えないといけないと説得され。女子寮には男子は入れない為、キャンディスとユリアーナに頼み預けた。
「カインはディアンナが関わるとあそこまで変わるとは思わなかったな」
「それは、同感だね。それよりも、何で気づいたの?いきなり名前呼んで走り出したのには驚いたんだけど?」
ディアンナの事が気になり出ていった扉の方を気にしていたカインは理由を聞かれ、当たり前の様に答え始めた。
「目が見えなくなる前にディアに危険が及んだらわかるようにアクセサリーを渡してた。肌身離さずつける様にと、それがこれだな」
カインは耳元のピアスを見せた。
「ディアに危険が及んだら、ディアが助けを求めたらわかるようにしてあるだけだ」
アベルとグレンは顔を見合わせ、深い溜息を吐いた。
「当たり前の様に話してるけど、普通はそんなの作れないからね?」
「そうなのか?キャシーの分も作るからアベルもつけるか??…アベルまで危険に飛び込む事もないな、私が守る方がいいな」
「カインもアベルも危険に飛び込むのはダメだからな。助けに行くなら1人で飛び込まないで俺らで行こう?今回の事だっていきなりで驚いてるんだからな」
カインは何も言わずに向かった事に謝った。
「それは謝る。ディアに危険が迫ってるのにディアの魔力しかなかったから、原因わからなくて焦っていた。改良が必要だな」
「これ以上に改良するんだ?止めてもするんだろうから、止めないけどな」
3人が話しているとノックされ、キャンディス、ディアンナ、ユリアーナ、アメリアだった。
ディアンナの着替え終えて、こちらに向う途中にアメリアに出会い、アンソニーの行動を聞き目覚めたら話を聞くと、言う事を耳にし兄妹として謝りたいと来たと言われた。
「貴女に怒るつもりはないが。謝るのはディアにだ、私にではない。私は大事な人を傷つけられる事は許さない。私の1番はディアとキャシーを最優先で守る、この2人を傷つけるのは、例え大事なアベルでもグレンでも許さない。それだけ大事な私のディアを怖がらせた罪はディアが望むなら許すが、望まないなら私は許しはしない」
「カイン様って怖すぎでは?」
空気読まずに声に出すユリアーナに何とも言えない表情でカインは睨みつけた。
「あら、珍しいですわ」
キャンディスはユリアーナに対しカインがそれ程の感情を持っていないはずなのを知っていたので、驚き思わず言葉がもれた。
「カインは落ち着こうな?ディアンナもいるからな?」
グレンはディアンナをカインの隣に座らせようとしたが、カインはディアンナを引き寄せ膝に座らせ抱きしめた。
「ディア。無事で良かった」
「それで。何を謝罪に来たのかな?」
アベルはアメリアに尋ねた。
「兄アンソニーを止めれずにごめんなさい」
「そういう謝罪ね。それで、目覚めた後は反省していると思うのかな?」
「…わかりません。魔力の無い事での苦労は私の知らない所でもありましたから。優しく声かけられて、嫌がらせされてたのがなくなってディアンナ様を慕っていたのは知っていました。双子とはいえ魔力のある私が兄の側にいたら私まで嫌がらせをされるからと突き放されてました。思い込みもあったと思います…ディアンナ様に会いに来なくなったカイン様の噂を聞いて、優しくされたから慕われているのは兄だと思ったんだと思います」
アベルがアメリアの話を聞いてる間にグレンの行動が目につき呆れて見た。
「グレンも何、イチャついてるのかな?」
グレンの膝に座りグレンに抱きつきすり寄るユリアーナと膝に乗せてはいるが手も触れていないグレン。
「え?俺なの??ユリアーナ王女が勝手に座ってるのに??」
「まぁ、いいけどね?思い込みね…ねぇ、僕達は…僕なりに婚約者を大事にしているんだよ。勝手に思い込みで手を出されたくないね。キャンディス嬢もおいで?」
アベルは話しながらも、膝をポンポン叩きキャンディスに向い手を広げた。
「えっ?えっ??アベル殿下???」
真っ赤になりながら狼狽えるキャンディスにアベルは微笑み向け。
「僕の膝に座るのは嫌かな?」
キャンディスは首を横に振り、真っ赤に照れながらもアベルの膝に座った。アベルは腰に手回し抱き寄せると、キャンディスは恥ずかしさからアベルの胸元に顔を埋めた。
「ねぇ、僕達は婚約者が大事なんだよ。こんな事で照れて可愛い婚約者を他の人には見せたくない位にね。そんな僕達の婚約者に手を出そうとした君の兄を簡単に許せると思ってるの?」
「ごめんなさい。でも、兄はディアンナ様だけで……」
アベルはアメリアを責め立てながらもキャンディスを優しく撫で。
「ディアンナ嬢に手を出すのが1番危険だって理解してないって事だよね?そういえば、君もグレンの事を慕っていたよね?」
アベルはカインを見た後、グレンに視線を意味ありげに送った。
「アメリア様?本当ですの?グレン様をお慕いしていたなんて、私に近づいたのはグレン様と親しくしたいからですか?」
ユリアーナが親しくしていた、アメリアに疑惑抱き問いただしていると、ユリアーナに一切触れていなかったグレンが腰に手回し引き寄せ抱きしめた。
「ユリアーナ王女。俺にはお前だけだから落ち着いて?」
「グレン様?はい、はい。落ち着きますわ。でも、アメリア様が…」
嬉しそうにグレンに抱きつくも不安拭えないユリアーナをグレンは優しく頭撫で、髪の毛一房手に取り髪に口づけ。
「俺が信じられない?俺にはユリアーナだけだよ」
「あわわ、グレン様に呼び捨てにされて髪に……」
ユリアーナも珍しく照れて大人しくなり、アベルはアメリアに再度向きなおった。
「ねぇ、僕達の大事な婚約者に手を出そうとしたのは君の兄で、僕の大事な友達に手を出そうとしたのは君だよね?違うかな?」
「ち、違う。奪うとかそんな事は思ってません。ただ、見ていただけです」
狼狽え否定するも、想いを認められ。更に追いつめようとしていると、ノックされアベルは入るように答えると扉開かれ。
アンソニーが目覚めた事を告げられた。
「カインはディアンナが関わるとあそこまで変わるとは思わなかったな」
「それは、同感だね。それよりも、何で気づいたの?いきなり名前呼んで走り出したのには驚いたんだけど?」
ディアンナの事が気になり出ていった扉の方を気にしていたカインは理由を聞かれ、当たり前の様に答え始めた。
「目が見えなくなる前にディアに危険が及んだらわかるようにアクセサリーを渡してた。肌身離さずつける様にと、それがこれだな」
カインは耳元のピアスを見せた。
「ディアに危険が及んだら、ディアが助けを求めたらわかるようにしてあるだけだ」
アベルとグレンは顔を見合わせ、深い溜息を吐いた。
「当たり前の様に話してるけど、普通はそんなの作れないからね?」
「そうなのか?キャシーの分も作るからアベルもつけるか??…アベルまで危険に飛び込む事もないな、私が守る方がいいな」
「カインもアベルも危険に飛び込むのはダメだからな。助けに行くなら1人で飛び込まないで俺らで行こう?今回の事だっていきなりで驚いてるんだからな」
カインは何も言わずに向かった事に謝った。
「それは謝る。ディアに危険が迫ってるのにディアの魔力しかなかったから、原因わからなくて焦っていた。改良が必要だな」
「これ以上に改良するんだ?止めてもするんだろうから、止めないけどな」
3人が話しているとノックされ、キャンディス、ディアンナ、ユリアーナ、アメリアだった。
ディアンナの着替え終えて、こちらに向う途中にアメリアに出会い、アンソニーの行動を聞き目覚めたら話を聞くと、言う事を耳にし兄妹として謝りたいと来たと言われた。
「貴女に怒るつもりはないが。謝るのはディアにだ、私にではない。私は大事な人を傷つけられる事は許さない。私の1番はディアとキャシーを最優先で守る、この2人を傷つけるのは、例え大事なアベルでもグレンでも許さない。それだけ大事な私のディアを怖がらせた罪はディアが望むなら許すが、望まないなら私は許しはしない」
「カイン様って怖すぎでは?」
空気読まずに声に出すユリアーナに何とも言えない表情でカインは睨みつけた。
「あら、珍しいですわ」
キャンディスはユリアーナに対しカインがそれ程の感情を持っていないはずなのを知っていたので、驚き思わず言葉がもれた。
「カインは落ち着こうな?ディアンナもいるからな?」
グレンはディアンナをカインの隣に座らせようとしたが、カインはディアンナを引き寄せ膝に座らせ抱きしめた。
「ディア。無事で良かった」
「それで。何を謝罪に来たのかな?」
アベルはアメリアに尋ねた。
「兄アンソニーを止めれずにごめんなさい」
「そういう謝罪ね。それで、目覚めた後は反省していると思うのかな?」
「…わかりません。魔力の無い事での苦労は私の知らない所でもありましたから。優しく声かけられて、嫌がらせされてたのがなくなってディアンナ様を慕っていたのは知っていました。双子とはいえ魔力のある私が兄の側にいたら私まで嫌がらせをされるからと突き放されてました。思い込みもあったと思います…ディアンナ様に会いに来なくなったカイン様の噂を聞いて、優しくされたから慕われているのは兄だと思ったんだと思います」
アベルがアメリアの話を聞いてる間にグレンの行動が目につき呆れて見た。
「グレンも何、イチャついてるのかな?」
グレンの膝に座りグレンに抱きつきすり寄るユリアーナと膝に乗せてはいるが手も触れていないグレン。
「え?俺なの??ユリアーナ王女が勝手に座ってるのに??」
「まぁ、いいけどね?思い込みね…ねぇ、僕達は…僕なりに婚約者を大事にしているんだよ。勝手に思い込みで手を出されたくないね。キャンディス嬢もおいで?」
アベルは話しながらも、膝をポンポン叩きキャンディスに向い手を広げた。
「えっ?えっ??アベル殿下???」
真っ赤になりながら狼狽えるキャンディスにアベルは微笑み向け。
「僕の膝に座るのは嫌かな?」
キャンディスは首を横に振り、真っ赤に照れながらもアベルの膝に座った。アベルは腰に手回し抱き寄せると、キャンディスは恥ずかしさからアベルの胸元に顔を埋めた。
「ねぇ、僕達は婚約者が大事なんだよ。こんな事で照れて可愛い婚約者を他の人には見せたくない位にね。そんな僕達の婚約者に手を出そうとした君の兄を簡単に許せると思ってるの?」
「ごめんなさい。でも、兄はディアンナ様だけで……」
アベルはアメリアを責め立てながらもキャンディスを優しく撫で。
「ディアンナ嬢に手を出すのが1番危険だって理解してないって事だよね?そういえば、君もグレンの事を慕っていたよね?」
アベルはカインを見た後、グレンに視線を意味ありげに送った。
「アメリア様?本当ですの?グレン様をお慕いしていたなんて、私に近づいたのはグレン様と親しくしたいからですか?」
ユリアーナが親しくしていた、アメリアに疑惑抱き問いただしていると、ユリアーナに一切触れていなかったグレンが腰に手回し引き寄せ抱きしめた。
「ユリアーナ王女。俺にはお前だけだから落ち着いて?」
「グレン様?はい、はい。落ち着きますわ。でも、アメリア様が…」
嬉しそうにグレンに抱きつくも不安拭えないユリアーナをグレンは優しく頭撫で、髪の毛一房手に取り髪に口づけ。
「俺が信じられない?俺にはユリアーナだけだよ」
「あわわ、グレン様に呼び捨てにされて髪に……」
ユリアーナも珍しく照れて大人しくなり、アベルはアメリアに再度向きなおった。
「ねぇ、僕達の大事な婚約者に手を出そうとしたのは君の兄で、僕の大事な友達に手を出そうとしたのは君だよね?違うかな?」
「ち、違う。奪うとかそんな事は思ってません。ただ、見ていただけです」
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アンソニーが目覚めた事を告げられた。
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