転生したら性別変わっていたから、男装したのに何故か婚約者が出来た?

にゃんこ

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変貌と出会い

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前世の記憶を思い出してから、アレクサンドリアはドレスを嫌がり、2つ上の兄のアルフレッドと共に剣術を好んで習った。

アレクサンドリアと言う名はいかにも令嬢っぽいから、アレクと名乗りズボンをはき過ごした。
令嬢としての最低限のマナーも知識として学ぶ事で幼いうちならと両親と兄には許された。


半年も立たない頃男装にも慣れてきた頃

同世代の年頃の子供がいるからと両親に連れられ遊びに来た子がいた。
アルフレッドと同じ歳らしくアルフレッドと話していた子からアレクサンドリアは視線が離せなかった。

気づくと、帰っていて。

もう一度会いたい、出来たら仲良くなりたいと両親にお願いをした。

その後、何がどう話がついたのかアレクサンドリアはわからないが……。

黒髪、翡翠目のユーリと名乗った可愛い女の子とすぐに婚約者となっていた。


アレクサンドリアは同性婚が許されるのか?とか、疑問に思ったが可愛いユーリとの婚約を喜んだ。

それから、定期的にユーリと会い交流を深めていった。
アレクサンドリアはユーリにはアレクと名乗り
「アレク様」と呼ばれた。

アレクサンドリアは婚約者だし、子供だから許されるはずだとアレクサンドリア5歳、ユーリ7歳の時に1度だけ唇に口付けてから、挨拶に頬に口付ける事が多くなっていた。

「俺の可愛いユーリ」

「アレク様も素敵ですわ」

アレクサンドリアとユーリの関係は順調だった。


13歳から学園に入学し、全生徒が寮生活必須の為、定期的に会えていた2人だが会えなくなるとユーリが12歳になった時に伝えに来たが、ユーリの長く艶やかで綺麗な黒髪は腰まであったはずなのに短く切られていた。肩よりも長いため結ばれていた兄のアルフレッドよりも短く結べない程短く。
さらに、いつもなら可愛いドレスを身にまとっているはずが、アルフレッドと同じ様な年相応?の男性としての格好をしてユーリはアレクサンドリアの前に現れた。


「アレク様……いや、アレクサンドリア様。ユーリは愛称として今後も呼んでくれてかまわない。私グランチェス公爵家嫡男、ユリウス・グランチェス。私は学園に入学に辺り今後、学園卒業の18歳で社交界デビューもする、その前の学園生活も本来の姿で過ごす……。アレクサンドリア様も偽らない姿で学園入学し学園卒業し社交界デビューには本来の姿で過ごしませんか?」

突然言われた事よりも可愛いくて、愛らしくて、好みの髪色で髪の肌触りも良かった髪が短くなっていた事にショックを受けていた。

「……ユーリ、髪切ったんだな?長い方が…というよりも、ユーリの髪を指先に絡めるのが好きだったんだが?」

「アレクサンドリア様は髪は長い方が好きなのか?では、望むまま結べる位までには伸ばす。本来の姿で私との学園生活をして欲しいんだけどいいかな?」

ユーリ改めユリウスはアレクサンドリアに、優しく笑みを浮かべアレクサンドリアは頷いた。

「俺はユーリが好きだ。ユーリが望む事なら」

ユリウスが本来の姿?と男装なのか、解らないが男性としてアレクサンドリアとの婚約を求め学園生活を求めるならアレクサンドリアも、それを叶えるために了承する程にはユリウスを大事に思っていた。
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