11 / 12
第一章
女神の神託?
しおりを挟む
「ば、爆睡してしまい申し訳ありません!!」
「いや、いや。あんな激闘の後だったし仕方ないって」
起きてきたミューエが頭を下げる。髪を解いているので床に髪が触れそうだ。すかさずフォローをいれて頭を上げて貰うよう説得する。
「うぅ‥優しさが身に染みる」
「さて。朝早いのに悪いな」
「いいて、二人のお陰で楽しかったし」
今から俺はシルバのおっさんがいる騎士団寮に向かいます。理由は昨日感じた奴が現れなかった事と家の地下に災いがいたので住む場所を変える事になったからです。あの女神‥許さんからな!!。
「て、やば。荷物忘れた。ちょっとまってて」
「俺らもついてく」
「そうですよ!!」
忘れてた。俺護衛されてるんだった。
「あった」
「?何ですかその平べったいの」
「これ‥スマホか?」
「そだよ~」
そういえば。スマホなんてあったな。全然使わないから存在忘れてたわ。とと、着替えも持ったしそろそろ二人に声をかけ
ブーブーブー
「うわぁ!!う、動きましたよ?!こ、壊しますか?!」
「こ、壊すのはやめてくれ!!つーか、まだ動くの?これ!?」
「‥‥非通知からだな」
ひ、非通知?。おいおい、まさか幽霊からの電話とかじゃないよな。だとしたら出るの怖いんだけど‥。あのぅカイさん?無言でスマホを俺に向けないで、そして「出れば?」みたいな顔で俺を見ないで!!。
「出ろ」
「え~‥マジぃ?」
「早く」
「うい‥」
『いつのまにか仲良くなったんだろ?この二人‥』
画面に表示されている緑の受話器をタップし耳に当てる。何かガサゴソ見ないで聞こえる‥?。急いでスピーカーモードにして下がる。ミューエは武器に手をかけ、カイも小さな拳銃を出現させて構える。
『ガサガサ‥‥パン』
「「‥‥‥‥」」
生唾を飲み込む。なんかこの音聞いたことあるな。こう密封された袋を開けたみたいな。あ。
「‥‥‥め、女神様?」
「え?!」
「‥は?」
『‥‥‥はぁ。もしもしとか申す申すとかもない訳?アンタ。ないから黙ってたんですけど。』
ほ、本当に女神様からだった?!。受話器から何かを食べる音が聞こえる。ミューエはまだ警戒してるけど、カイはまるで汚物みるような目でスマホを睨みつけている。まぁそりゃそうよね。
「えーと‥女神様?。今日はどのようなご用件で?」
『んー‥私が送った初転生者が生きてるか確認しただけ』
「ッチ」
「ちょ!?カイさん!!舌打ちはだって!!」
「え?え?な、何でこの白いいたからめ、女神リンデル様のお声が?!」
あーーもーーう!!。色々めちゃくちゃだぁぁ。落ち着けとは言わんけどさ、もっとこう‥とにかく静かにしてくれぇぇーー!!
『もう‥女連れ込んでるの?手出すの早すぎ』
「ち、違うよ!!二人は俺を護衛してくれてて」
『‥‥アンタを王族とかに転生させたっけ。私?』
「違う。不吉な者に取り憑かれてるから護衛しているだけだ。クソ女神」
「「カイさん!?カイ!!」」
め、女神に向かってなんて事言うの。ほらぁ‥黙っちゃったじゃん。気のせいかな?スマホから何かを揺らしてるみたいな音がする。こう‥ガタガタ~みたいな。
「何とか言えよ。」
「ちょちょちょ。煽んないの!」
「か、カイさん流石に‥」
『‥‥別にいいもん。アンタの事なんてもう好きじゃないし』
「へ?いまな『あーあー!!何にも言ってません!!‥神託!!神託をわたしまーーす!!』
へ?神託。
『あと一ヶ月後にこの街に大きな災いが発生するので、対策しないと人がめちゃくちゃ死にます。以上』
「は?」
「う、うそ‥」
────────は?
「いや、いや。あんな激闘の後だったし仕方ないって」
起きてきたミューエが頭を下げる。髪を解いているので床に髪が触れそうだ。すかさずフォローをいれて頭を上げて貰うよう説得する。
「うぅ‥優しさが身に染みる」
「さて。朝早いのに悪いな」
「いいて、二人のお陰で楽しかったし」
今から俺はシルバのおっさんがいる騎士団寮に向かいます。理由は昨日感じた奴が現れなかった事と家の地下に災いがいたので住む場所を変える事になったからです。あの女神‥許さんからな!!。
「て、やば。荷物忘れた。ちょっとまってて」
「俺らもついてく」
「そうですよ!!」
忘れてた。俺護衛されてるんだった。
「あった」
「?何ですかその平べったいの」
「これ‥スマホか?」
「そだよ~」
そういえば。スマホなんてあったな。全然使わないから存在忘れてたわ。とと、着替えも持ったしそろそろ二人に声をかけ
ブーブーブー
「うわぁ!!う、動きましたよ?!こ、壊しますか?!」
「こ、壊すのはやめてくれ!!つーか、まだ動くの?これ!?」
「‥‥非通知からだな」
ひ、非通知?。おいおい、まさか幽霊からの電話とかじゃないよな。だとしたら出るの怖いんだけど‥。あのぅカイさん?無言でスマホを俺に向けないで、そして「出れば?」みたいな顔で俺を見ないで!!。
「出ろ」
「え~‥マジぃ?」
「早く」
「うい‥」
『いつのまにか仲良くなったんだろ?この二人‥』
画面に表示されている緑の受話器をタップし耳に当てる。何かガサゴソ見ないで聞こえる‥?。急いでスピーカーモードにして下がる。ミューエは武器に手をかけ、カイも小さな拳銃を出現させて構える。
『ガサガサ‥‥パン』
「「‥‥‥‥」」
生唾を飲み込む。なんかこの音聞いたことあるな。こう密封された袋を開けたみたいな。あ。
「‥‥‥め、女神様?」
「え?!」
「‥は?」
『‥‥‥はぁ。もしもしとか申す申すとかもない訳?アンタ。ないから黙ってたんですけど。』
ほ、本当に女神様からだった?!。受話器から何かを食べる音が聞こえる。ミューエはまだ警戒してるけど、カイはまるで汚物みるような目でスマホを睨みつけている。まぁそりゃそうよね。
「えーと‥女神様?。今日はどのようなご用件で?」
『んー‥私が送った初転生者が生きてるか確認しただけ』
「ッチ」
「ちょ!?カイさん!!舌打ちはだって!!」
「え?え?な、何でこの白いいたからめ、女神リンデル様のお声が?!」
あーーもーーう!!。色々めちゃくちゃだぁぁ。落ち着けとは言わんけどさ、もっとこう‥とにかく静かにしてくれぇぇーー!!
『もう‥女連れ込んでるの?手出すの早すぎ』
「ち、違うよ!!二人は俺を護衛してくれてて」
『‥‥アンタを王族とかに転生させたっけ。私?』
「違う。不吉な者に取り憑かれてるから護衛しているだけだ。クソ女神」
「「カイさん!?カイ!!」」
め、女神に向かってなんて事言うの。ほらぁ‥黙っちゃったじゃん。気のせいかな?スマホから何かを揺らしてるみたいな音がする。こう‥ガタガタ~みたいな。
「何とか言えよ。」
「ちょちょちょ。煽んないの!」
「か、カイさん流石に‥」
『‥‥別にいいもん。アンタの事なんてもう好きじゃないし』
「へ?いまな『あーあー!!何にも言ってません!!‥神託!!神託をわたしまーーす!!』
へ?神託。
『あと一ヶ月後にこの街に大きな災いが発生するので、対策しないと人がめちゃくちゃ死にます。以上』
「は?」
「う、うそ‥」
────────は?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる