ビッチな僕が過保護獣人に囲われている件について。

ミイ

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23. 指名客

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「(えっ…なんで今!?)」

と僕はハァハァ言いながら扉をギッと睨む。無視を決め込んで前を上下に擦ると久しぶりの感覚に身体は歓喜で震え上がる。

「(あっ…はぁ…もっイきそ…。)」

と思った瞬間「ヨウさん、それ以上は止めて下さい!」とシードさんに叫ばれた。

「(えぇ~…もうイけそうなのに何でシードさんが止めるのぉ…。)」

僕はイくのを邪魔され、苛立たしげに扉へ向かう。小さく扉を開けるとシードさんが「ヨウさん!」とまたしても叫ぶ。

「…何ですか?んっ…シードさん…せっかくイけそうだったのに…。」

と文句を言うとシードさんは焦ったように「ウッ…。」と鼻を抑える。

「…ッ…ヨウさん…!窓を開けてやってないですか!?」

「(はぁ?窓…?開いてたかなぁ…?少しだけ開いてたかもしれないけどカーテンも引いてるし大丈夫だと思うんだけど…。)
ちょっとだけ開いてるかもしれませんけど…カーテンも引いてますし…。」

「それ!それを早く閉めて下さい!」

なんでそんなに焦っているのか分からないがシードさんが急かすので渋々ながら窓を閉める。今更ながら僕は秘部にビーズを挿れたままなので歩く度にナカが擦られて刺激を受けていた。

「んっ…はぁ…閉め…ました。」

「ハァ…ヨウさん…貴方の色香に誘われて店の外にはヨウさんを出せと色んな獣人が集まってきています…。今までこんなに色香を放つ人は居なかったんですが、貴方は特殊のようですね…。私も何とか理性を保てていますがこれ以上ココにいると危ないです…くれぐれも1人でするときは窓を閉めてください。あと…もしかしたら今日の影響で貴方がお客様を取るのが早くなるかもしれません…。」

そう言ってシードさんは僕の話も聞かずに去って行った。

僕はシードさんが色香が云々言ってたのはあまり聞いてなかったが、早くデビュー出来ることに期待を膨らませていた。




次の日、僕はオーナーのナックスさんに呼ばれた。

「ヨウさん…シードから聞きました、昨日は大変だったそうですね…。」

ナックスさんの表情は暗い。

「…そう…みたいです。でも!僕、あんなになるの知らなくて…すみません!」

「はい…それに関しては咎めるつもりはありません。しかし、昨日のことで何名かヨウさんを指名したいと言う方がいらっしゃいました。」

「えっ…そうですか…。
(やったー!コレでヤれる!)」

僕は内心ガッツポーズをした。

「ヨウさんがお客様を取るようになったら指名したいと言ってきたのは計8名。しかし、此方の方で素行や金払いの問題から3名まで絞らせて頂きました。まず1人目、この方は指名を言ってきた中で1番裕福な方です。キーワ・メイローズ様、この街で他国との貿易なども行っている若手の社長様です。種族はトカゲ、年齢は62歳です。2人目はアジョワン様、騎士団幹部の方で種族はネズミです。年齢は確か…76歳です。3人目はルート様、建設業を営んでおられる54歳の方でこの中では1番ヨウさんと年齢が近いですね、あと種族はタヌキです。」

「(おぉ…なんかいっぱい動物が出てきた…。)
あの…僕はその方々がどんな方か分からないんですが、ナックスさんから見てどのような印象を受けましたか?」

ナックスさんは少し考えるような素ぶりを見せ、口を開いた。

「…そうですね…見た目から言うと1番意志の強い感じがするのはキーワ様ですね。トカゲという種族も関係しているとは思いますが身長も1番高く2m近くあります。その点、アジョワン様とルート様は優しげな印象です。アジョワン様はこの周辺の街を纏める騎士団の方ではありますが、争いごとは好まない性格だと伺ってます。ルート様は部下が沢山いることから人望も厚いと思われます。」

「(そうなんだ…まぁとりあえず全員に会ってみないとわからないよね。でも見た目の印象を聞いてて良かったかも。初めて来たのがキーワ様だったらビックリしちゃうから…。)
わかりました…順番などはナックスさんにお任せします。それで…ケープさんに聞いたんですが、僕がお客様を取るのは早まりそうなんですか?」

「…ええ、そうなりますね。」

「時期は…?」

「3日後です。」

「3日後ですか!?」

余りの早さに驚いた。

「私も仰って下さった方々に説明したのですが、あの色香にあてられてしまっては皆さん、聞く耳を持って下さらなくって…。」

とナックスさんは頭を抱える。

「…すみません。」

「いえ…あそこまで色香がキツイとはこちらも想定外でしたので。その代わり本番が近付いてきましたので、今から急いで礼儀作法をお教えします!キチンと付いてきて下さい!」

そう言ったナックスさんは今までの雰囲気とはガラッと変わり、鬼の様に指導してきた。
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