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第一章 まるで無意味な召喚者
CASE1 ジュリアス・フロイライン その3
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時間外労働なんて糞だ。サービス残業? 冗談じゃない!」
俺は悪態をつきながら埃にまみれた書類をかき分けていた。
何年も積もりに積もった埃が俺の鼻と喉を襲い、くしゃみと咳が交互にやってくる。マスクが欲しいところだな。
俺が一体何をやっているのか? 最初に言った通り、時間外労働である。しかももう真夜中、月が落ち始めて太陽がコンニチワし始める時間帯。むしろ早朝とも言う。
昨夜から一睡もせずに俺が探し回っている物、それはある書類とハンコ。とある儀式に使用するための重要な一式なのだが……
「あー、やっぱないし……もう何年も使ってないからって、一応重要物なんだから整理しとけよ」
もう数時間探し続けて見つからない。ええい、面倒くさい! なんで俺がこんなことしなきゃなんないんだ!
それもこれも全部あの女と剣のせいだ!
* *
「う……まずい!」
唐突にジュリアスが叫び声をあげた。その顔には涙だけでなく汗が洪水のように流れていた。
「なんだどうした」
「にょ、尿意が……」
美人がとんでもなく残念なセリフを吐いた。
『それはいかんでござる姫! ささ、トイレへお早く……』
「誰が行くか!」
「いやでもさ、我慢してどうなるわけでもないだろ。本当に漏らすまで頑張る気かよ」
「ぐぬぬ……私はこの剣に行為を見られるくらいなら――――死を選ぶっ!!」
お、男らしい……いやアホだ。さすがに死ぬのと比べれば何段階も簡単なことだろうに、なぜにこの女はここまで拒否するのだろうか。いやまあ俺だって自分の立場になってみれば嫌だろうが。
「剣士は隙を見せてはいけないんだぞ! トイレなんて論外だ! 羞恥心だけじゃなくて剣士の哲学にも反する!!」
「でもあんた剣士ですらないだろ」
「うぐっ!」
『そこまででござるサトー氏! これ以上姫を辱める行為はこの拙者が許さん!!』
「辱めてるのはお前の存在だろうが元凶め」
ひとまず剣に発言権などない。
正直な話、俺はジュリアスが公衆の面前で放尿しようが何しようがどうでもいいんだよ。剣がキモイってのは同意するけれど、それの対象が俺じゃないなら関係ない話である。
さて、あれやこれやと解決方法を話し合いつつ飯は食ったしここに用はない。後はどうやってジュリアスから脱出しようか考えることにしよう。
「…………こんな話がある」
「うん?」
先ほどまで喚き散らしていたジュリアスは打って変わって静かにつぶやいた。
「とある魔剣が使い手を苦しませた挙句、その使い手は最終的に自殺したそうだ」
「……お、おう」
「話はここで終わらない。なぜならその魔剣は、元の使い手と一番親しかった友人にその所有権を移し、結果としてその者までも呪い殺したという。そしてその次はその親しい者を。そしてまた次へ」
俺は唾をゴクリと飲み込んだ。冗談とも思ったが、ジュリアスの表情は真剣そのもので、とても冗談を言っている雰囲気に見えなかったからだ。
「ちなみに私は友人はほとんどいない。特に親しい間柄と言えば、この街では毎日顔を合わせているお前だろうな、サトー」
「や、やめろよ! 何てこと言い出すんだ! 怖い怖い怖い!!」
フフフフと不気味な笑い声をあげるジュリアスの目は全く笑っていなかった。
「ば、馬鹿! 仮にお前の話が本当だとしても、その剣が同じ呪いを持ってるとは……」
「契約書に書いてあった」
「契約書あんのかい!!」
ジュリアスが掲げた紙切れには、確かに契約書と書かれていた。その第3条『契約について』の項目には「所有者が何らかの理由で死亡した場合は、最も近しい人間に自動譲渡される」とある。
呪いを契約書にまとめるってどういうことだよ……というか、この契約書にはばっちりジュリアスの署名がしてあるところを見ると、色々同意したうえでエクス何とかを所有してるってことになるんじゃ……
「お前……これもう同情のしようも……」
「あ、いや違う! あの時は舞い上がっていて…………ま、まあともかくそういうことだ! 私が死ねばサトーに所有権が移るんだ、喜べ! ワハハハ!」
「お前……友達いないんだなぁ」
「やめろ! 別なベクトルで同情するな!!」
ほろりと流れた俺の涙を振り払うようにジュリアスは胸倉をつかんできた。苦しいからとりあえず離せ。
いやしかし、契約書……契約書か。
「なあジュリアス」
「な、なんだ……?」
「契約書があるならもっと早く言えよ」
「??」
* *
そして初めに戻る。
ジュリアスを一旦部屋へと戻し、俺はギルドのがさ入れ中。
基本的に呪いを解呪するためには冒険者の解呪魔法か、教会で解呪してもらう方法が一般的である。よほど手の込んだ大呪術でなければこれで大体何とかなる。
しかし、実はもう一つ解呪方法が存在することを知る人間は少ない。解呪できる形態が限られるうえに、わざわざその方法をとらなくても教会に行けば解決するのだから誰も利用しないのだ。
埃をかき分けて探し物をしているのにはそう言った理由がある。誰も利用しないから、ギルドの人間ですら知っている人間は少ないのである。俺だって受付長に任命されるまでは知らなかった方法だ。
「お? もしかしてこれか?」
古びた用済みの書類の山の中で、無造作に置かれた箱を発見した。
何やら札がべたべたと張り付けられ念入りに封をしてあるその箱には『解呪関連物封入』と書かれていた。では早速開けることにしよう。
邪魔な札を一枚一枚はがしていく。1枚、2枚、3枚――――
「ええい! 何枚貼ってんだ! 邪魔臭いわ!!」
一枚一枚丁寧にはがしてたら日が昇りそうだったので、もういいやと全部まとめて破り捨ててやった
ビリビリと紙を破る音が耳に響く。そして、破り捨てた札の下から次の文字が現れた。
『札破るべからず』
――――いやそんな破ってから言われても。
ボフン!
箱が一瞬光ったかと思うと、室内にもかかわらずなぜか風が巻き起こり、たまったほこりが一斉に部屋中へとまき散らされた。
「ぶえっくしょい!!」
さすがに部屋いっぱいに広がった埃にはひとたまりもなく、俺はギルドの事務室から脱出した。
受付兼酒場である仕事場は、夜の姿をすでに終えて人一人いない静かな場へと変わっている。
まだ少し酒臭いが、朝一番にギルドの人間が来て換気するのが通例となっている。
そして探し物をしているうちにいつの間にか朝になっていたようで、外へと通じる扉がガチャリと開く音がした。
「あれ、サトーさん? おはようございます。今日はお早いですね?」
「ああ、おはようルーン。そっちこそ早いな。まだ日が昇ったばっかなのに」
「少し早く目が覚めたので、せっかくだからギルドの掃除でも……」
まだ薄暗い室内に明かりが灯される。おそらくルーンの瞳には、埃をまき散らして大量の書類をぶちまけている俺の姿が写っていることだろう。
「…………掃除しますね」
「…………ごめん」
数年単位で積もったほこりを塵取りに集め、不要な書類をまとめて縛りあげる。時間外労働ではあるが文句も言ってられないだろう。
無駄にルーンを巻き添えにしてしまっているのだから、ちょっと責任を感じてます。
「悪かったな。まだ勤務時間でもないのに仕事手伝わせて」
「いえ、もともと掃除しようと思って来たわけですし、全然気にしてませんよ……でも珍しいですね。サトーさんはいつも出勤時間ちょうどに来られるのに」
「んー、ちょっとな。あれだ…………女に呪い殺されそうになって……」
「えっと、ちょっと意味が……?」
「あ、違った。呪い殺すのは女じゃなくて剣だったな」
「ますます意味が分かりません」
正直俺もよく分かってないから、分からなくてもいいんじゃないかな。
まとめたゴミを外のゴミ捨て場へ捨てに行く。
扉を開き、徹夜明けには素晴らしく攻撃的な日光に目を細めながら体を伸ばした。
凝り固まった筋肉がほど良くほぐれ、非常に気持ちがいい。
「さて、昨日は変なのに巻き込まれたけど、今日も一日頑張る…………か……」
視線の先には、生まれたての小鹿のように足を震わせたジュリアスの姿があった。
エクスカリバーを杖替わりにし、汗と涙を大量に流したその姿は非常に痛々しいものであった。
「……おはよう」
「や、やっと開いたのか? そうなんだな? ギルド開店なんだな!?」
ポケットにしまっていた懐中時計を取り出して時間を確認する。
「あと20分待て」
そう言って扉を閉めて鍵をかけると、扉越しにジュリアスの悲痛な叫び声が近所中へとこだました。
「い、い……いっそ殺せええええぇ!!」
公務員は時間厳守なのである。
俺は悪態をつきながら埃にまみれた書類をかき分けていた。
何年も積もりに積もった埃が俺の鼻と喉を襲い、くしゃみと咳が交互にやってくる。マスクが欲しいところだな。
俺が一体何をやっているのか? 最初に言った通り、時間外労働である。しかももう真夜中、月が落ち始めて太陽がコンニチワし始める時間帯。むしろ早朝とも言う。
昨夜から一睡もせずに俺が探し回っている物、それはある書類とハンコ。とある儀式に使用するための重要な一式なのだが……
「あー、やっぱないし……もう何年も使ってないからって、一応重要物なんだから整理しとけよ」
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それもこれも全部あの女と剣のせいだ!
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「う……まずい!」
唐突にジュリアスが叫び声をあげた。その顔には涙だけでなく汗が洪水のように流れていた。
「なんだどうした」
「にょ、尿意が……」
美人がとんでもなく残念なセリフを吐いた。
『それはいかんでござる姫! ささ、トイレへお早く……』
「誰が行くか!」
「いやでもさ、我慢してどうなるわけでもないだろ。本当に漏らすまで頑張る気かよ」
「ぐぬぬ……私はこの剣に行為を見られるくらいなら――――死を選ぶっ!!」
お、男らしい……いやアホだ。さすがに死ぬのと比べれば何段階も簡単なことだろうに、なぜにこの女はここまで拒否するのだろうか。いやまあ俺だって自分の立場になってみれば嫌だろうが。
「剣士は隙を見せてはいけないんだぞ! トイレなんて論外だ! 羞恥心だけじゃなくて剣士の哲学にも反する!!」
「でもあんた剣士ですらないだろ」
「うぐっ!」
『そこまででござるサトー氏! これ以上姫を辱める行為はこの拙者が許さん!!』
「辱めてるのはお前の存在だろうが元凶め」
ひとまず剣に発言権などない。
正直な話、俺はジュリアスが公衆の面前で放尿しようが何しようがどうでもいいんだよ。剣がキモイってのは同意するけれど、それの対象が俺じゃないなら関係ない話である。
さて、あれやこれやと解決方法を話し合いつつ飯は食ったしここに用はない。後はどうやってジュリアスから脱出しようか考えることにしよう。
「…………こんな話がある」
「うん?」
先ほどまで喚き散らしていたジュリアスは打って変わって静かにつぶやいた。
「とある魔剣が使い手を苦しませた挙句、その使い手は最終的に自殺したそうだ」
「……お、おう」
「話はここで終わらない。なぜならその魔剣は、元の使い手と一番親しかった友人にその所有権を移し、結果としてその者までも呪い殺したという。そしてその次はその親しい者を。そしてまた次へ」
俺は唾をゴクリと飲み込んだ。冗談とも思ったが、ジュリアスの表情は真剣そのもので、とても冗談を言っている雰囲気に見えなかったからだ。
「ちなみに私は友人はほとんどいない。特に親しい間柄と言えば、この街では毎日顔を合わせているお前だろうな、サトー」
「や、やめろよ! 何てこと言い出すんだ! 怖い怖い怖い!!」
フフフフと不気味な笑い声をあげるジュリアスの目は全く笑っていなかった。
「ば、馬鹿! 仮にお前の話が本当だとしても、その剣が同じ呪いを持ってるとは……」
「契約書に書いてあった」
「契約書あんのかい!!」
ジュリアスが掲げた紙切れには、確かに契約書と書かれていた。その第3条『契約について』の項目には「所有者が何らかの理由で死亡した場合は、最も近しい人間に自動譲渡される」とある。
呪いを契約書にまとめるってどういうことだよ……というか、この契約書にはばっちりジュリアスの署名がしてあるところを見ると、色々同意したうえでエクス何とかを所有してるってことになるんじゃ……
「お前……これもう同情のしようも……」
「あ、いや違う! あの時は舞い上がっていて…………ま、まあともかくそういうことだ! 私が死ねばサトーに所有権が移るんだ、喜べ! ワハハハ!」
「お前……友達いないんだなぁ」
「やめろ! 別なベクトルで同情するな!!」
ほろりと流れた俺の涙を振り払うようにジュリアスは胸倉をつかんできた。苦しいからとりあえず離せ。
いやしかし、契約書……契約書か。
「なあジュリアス」
「な、なんだ……?」
「契約書があるならもっと早く言えよ」
「??」
* *
そして初めに戻る。
ジュリアスを一旦部屋へと戻し、俺はギルドのがさ入れ中。
基本的に呪いを解呪するためには冒険者の解呪魔法か、教会で解呪してもらう方法が一般的である。よほど手の込んだ大呪術でなければこれで大体何とかなる。
しかし、実はもう一つ解呪方法が存在することを知る人間は少ない。解呪できる形態が限られるうえに、わざわざその方法をとらなくても教会に行けば解決するのだから誰も利用しないのだ。
埃をかき分けて探し物をしているのにはそう言った理由がある。誰も利用しないから、ギルドの人間ですら知っている人間は少ないのである。俺だって受付長に任命されるまでは知らなかった方法だ。
「お? もしかしてこれか?」
古びた用済みの書類の山の中で、無造作に置かれた箱を発見した。
何やら札がべたべたと張り付けられ念入りに封をしてあるその箱には『解呪関連物封入』と書かれていた。では早速開けることにしよう。
邪魔な札を一枚一枚はがしていく。1枚、2枚、3枚――――
「ええい! 何枚貼ってんだ! 邪魔臭いわ!!」
一枚一枚丁寧にはがしてたら日が昇りそうだったので、もういいやと全部まとめて破り捨ててやった
ビリビリと紙を破る音が耳に響く。そして、破り捨てた札の下から次の文字が現れた。
『札破るべからず』
――――いやそんな破ってから言われても。
ボフン!
箱が一瞬光ったかと思うと、室内にもかかわらずなぜか風が巻き起こり、たまったほこりが一斉に部屋中へとまき散らされた。
「ぶえっくしょい!!」
さすがに部屋いっぱいに広がった埃にはひとたまりもなく、俺はギルドの事務室から脱出した。
受付兼酒場である仕事場は、夜の姿をすでに終えて人一人いない静かな場へと変わっている。
まだ少し酒臭いが、朝一番にギルドの人間が来て換気するのが通例となっている。
そして探し物をしているうちにいつの間にか朝になっていたようで、外へと通じる扉がガチャリと開く音がした。
「あれ、サトーさん? おはようございます。今日はお早いですね?」
「ああ、おはようルーン。そっちこそ早いな。まだ日が昇ったばっかなのに」
「少し早く目が覚めたので、せっかくだからギルドの掃除でも……」
まだ薄暗い室内に明かりが灯される。おそらくルーンの瞳には、埃をまき散らして大量の書類をぶちまけている俺の姿が写っていることだろう。
「…………掃除しますね」
「…………ごめん」
数年単位で積もったほこりを塵取りに集め、不要な書類をまとめて縛りあげる。時間外労働ではあるが文句も言ってられないだろう。
無駄にルーンを巻き添えにしてしまっているのだから、ちょっと責任を感じてます。
「悪かったな。まだ勤務時間でもないのに仕事手伝わせて」
「いえ、もともと掃除しようと思って来たわけですし、全然気にしてませんよ……でも珍しいですね。サトーさんはいつも出勤時間ちょうどに来られるのに」
「んー、ちょっとな。あれだ…………女に呪い殺されそうになって……」
「えっと、ちょっと意味が……?」
「あ、違った。呪い殺すのは女じゃなくて剣だったな」
「ますます意味が分かりません」
正直俺もよく分かってないから、分からなくてもいいんじゃないかな。
まとめたゴミを外のゴミ捨て場へ捨てに行く。
扉を開き、徹夜明けには素晴らしく攻撃的な日光に目を細めながら体を伸ばした。
凝り固まった筋肉がほど良くほぐれ、非常に気持ちがいい。
「さて、昨日は変なのに巻き込まれたけど、今日も一日頑張る…………か……」
視線の先には、生まれたての小鹿のように足を震わせたジュリアスの姿があった。
エクスカリバーを杖替わりにし、汗と涙を大量に流したその姿は非常に痛々しいものであった。
「……おはよう」
「や、やっと開いたのか? そうなんだな? ギルド開店なんだな!?」
ポケットにしまっていた懐中時計を取り出して時間を確認する。
「あと20分待て」
そう言って扉を閉めて鍵をかけると、扉越しにジュリアスの悲痛な叫び声が近所中へとこだました。
「い、い……いっそ殺せええええぇ!!」
公務員は時間厳守なのである。
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