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TRUST
6-2 can be honest
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蜜葉の『独り言』に、「予想が外れていた」と密かに驚いた善一。蜜葉は深く吸い込んでから、改めて『独り言』を始めた。
「わ、わたしの両親、は、その、昔から世間的に、地位があって、心底傲慢で、利己的なんです」
徐々に低く、小さくなっていく、蜜葉の声色。本当に独り言のような言い方に変わっていく。
「二人の理想を、押し付けられて、育ちました。わたしが興味を、持ったものを、行うには、必ず、親の許可が、要るんです。まぁ、いつも『ダメだ』って、跳ねられちゃうんですが」
「…………」
「親が、将来必要ではないと、判断したものは、わたしが諦めるような言葉を、たくさん使って、貶すんです。端から『無理だ』って、言われたり。なので、誰にも言わないで、隠して隠してデザインしてきたこと、は、つまり、わたしにとって、『デザイン』が一番なりたいもので、一番好きなことで、一番諦めたくないこと、なんだなと、最近わかって」
小さく見える、壁の絵に目がいく蜜葉。
「今回のお話、全て、秘密でした。失くしたくなくて、わたしの大切で、わたしの唯一とも言える、暖かな場所、だから。いつも、親の居ない時間にだけ、家から出てこられる。監督下から、外れるから、です。今日も朝から、居ないはずだったのに、なぜか母が、今日は全然出掛けなくて……」
絵の、漏れるような木漏れ日のタッチが眩い。
「デザインしてること、デザイナーになりたいこと、母に言ってしまいました。囲うような、問い詰められ方を、されて、でもやっぱり、反対されて。酷いことも、言われて。そしたら」
布巾を握る手が震える。
「初めてわたし、許せないって、思ってました。反論して、抑えが効かなくて、譲れないこと、口から出ること、どんどん言ってしまって。どれだけわたしにとって、大切なのかを」
スポンジが置かれる。水流音が右耳に触れる。
「わたしが抑えてたもの、わたしが押さえられてきた反動。そういうの、今日、出掛けに、弾けてしまって。そしたらもう、なんだかパニックのような、良かったと思ったような、不安なような……なんだか世界に一人だけになったみたいな、今まで感じたことのない気持ちが、全部涙になって、それで」
目の前に立てかけられるパスタ皿。ひとつを手に取り、布巾に水気を吸わせる。
「だ、大丈夫ですよ。柳田さんのお名前は、出してません。言ってしまったら、母が、柳田さんに、何をするかわからない……」
「お母さんには、そんなに権力が?」
「市議会議員、なんです。よくわからないですが、気に食わないこと、には、根回ししたり、権限とかで、他者を潰すようなこと、出来てしまうから」
そんなもんかな、と客観的俯瞰視をする善一。
「今回のこと……特にサムくんとエニちゃんへは、もうこれ以上、黒い大人が接触すること、どうしても避けたくて。お二人に、もう傷付いて、欲しくなくて」
「二人のこと、キミなりに守りたかったんだ?」
溶けるような善一の声色に首肯すると、ツウと涙筋がひとつ、ふたつと出来上がった。
「お二人だけじゃ、ない。皆さん、に、ご迷惑かけたくなかった。わたしの、大事なもの……大事になったもの、人、みんなみんな、わたし……」
パスタ皿の輪郭が滲んで、鼻を啜る蜜葉。
「わたしも、充分、母と同じくらい、利己的でした。自分のために、自分が居心地いいもの、に、甘えるために、失くしたくないとか、っ思って。それで、逃げて、柳田さんにっ、ご心配……」
皿を拭く手が、涙を拭う手に変わる。布巾がパスタ皿に乗ったまま動きを止め、しかし洗い物は引き続き並んでいく。
「じゃ、僕も独り言」
パスタ皿に、ペティナイフの当たる音がして、蜜葉は俯けていた頭をわずかに上げる。
「キミの心底の願いは、なんだったかな?」
「え」
「自分にとっての苦しい環境から脱すること? 意見合致の難しいご両親から逃げ出すこと? それとも──」
水栓レバーが戻されて、水が止まる。
「──キミがずーっと大切に持っていた小さな世界を、試すこと?」
スンと鼻を啜り、右隣の善一を見上げる蜜葉。善一は真っ直ぐに前を向き、広がるリビングルームを眺めている。
「キミがあのとき言った『小さな世界』っていうのは、押さえられてきたことなんじゃないかな? と僕は感じた」
♧
わたし、かっ、変わりたい、です。
否定さ──いえ、押し付けられる、みたいに、育ったんです、わたし。でもそこから、もう脱してみたい、です。
柳田さんが、みつけてくれた、小さな、可能性だから。試したいです、わたしの小さな、世界を。
♧
「それって、今まで従順に素直になってきたことからも一歩、外界へ踏み出すことでもあるよね」
洗い物の済んだ両手を、掛けてあったライトブルー色タオルで丁寧に拭う善一。
「キミは、その手前で『また』諦めてない? 全部を」
ドキリとした蜜葉。それは図星だったからに他ならない。
「キミ自身が、自分のことを『利己的』だって思ったなら。じゃあそこから外界へ踏み出してみたら、キミは一体どうなるんだろう」
自分には向いていない善一の視線を、薄い灰青色レンズの端から見つめる蜜葉。
「きっと、まずキミはご両親に、自分の譲れないものについての話をしなきゃいけなくなってくるね。どんな話し合いになるだろう、ちょっと想像が出来ないかもしれない」
瞼を伏せる蜜葉。
「…………」
気が重い。両親に反論できる自分など想像が出来ない。
フゥ、と溜め息が漏れた。聞き逃さなかった善一は、弱々しく笑む。
「それでも、話し合いをした上で、胸を張って出来ることってなると、キミの夢ややりたいことは、また少し世界へ近付くわけだ。だって──」
ようやく蜜葉へ視線を落とす、善一。
「──もうキミは、意地と信念で世界を拓いて、今回ここまで来られたよ」
ザン、とあの観客を思い出す蜜葉。
あの時、あの空間の、一体何人があの衣装を目にしただろう。
小さなB5大のノートの中から飛び出し、すれ違いもしなかったであろう人々に認知されるに至った、自らのデザイン。
ステンレスケトルに水を注ぐ、善一。
「僕は、キミのご両親に会ったこともなければ、話したこともないけど、今独り言を傍で『盗み聞き』して、わかったことがある」
「え」
「知りたい?」
「し、知りたい、です」
水が止められ、ステンレスケトルが火にかけられる。
「きっと、特にお母上は、キミに危ない道……たとえ戻っても、元の場所には帰れないような道を、『軽々しく』辿って欲しくないだけなんだろうな、ってこと」
わずかに眉を寄せる蜜葉。
「わ、わたし、軽々しくなん──」「ご両親は知ってる?」
ステンレスケトルに火があたって、チリチリと鳴る音が、細かく耳に触る。
「そこを知ってもらうのが、話し合いかなと僕は思うよ。たとえ利害が一致しなかったとしても、話し合う……というか、キミの真剣さを提示しておくことは、少なからずご両親の記憶には新しく深く残るはず」
くるりと身を翻し、マグカップがふたつ取り出される。
「今まで反論してこなかった一人娘が、熱く涙を流すほどに切望していることを、この期に及んで握り潰すことはしないと思うな。だってキミのご両親は、確かに歪んで曲がってわかりにくいのかもしれないけど、キミのことを確実に愛してるんだと思うから」
さらりと言われた「愛してる」に、酷く動揺する蜜葉。
素直に受け取ることが出来ない。それを善一自身が自らに向けた言葉であるなら、などと余計な想いに気が回るほどに、散漫になる。
「大丈夫。キミたちはまだ、お互いに言葉が足りないだけだ。きちんと話し合えば、今ならまだ変えられるよ。きっとね」
優しく笑む善一が、いつもの笑みとは明らかに違う。それに気が付いた蜜葉は、視線を俯けた。
はい、と小さく首肯を向けたものの、善一の見えない部分の深い何かに想定外に塩を塗り込んでしまったのではないか、と恐ろしくなる。
痛む胸の辺りを、ぎゅ、と握って、蜜葉は考えを紛らわした。
「わ、わたしの両親、は、その、昔から世間的に、地位があって、心底傲慢で、利己的なんです」
徐々に低く、小さくなっていく、蜜葉の声色。本当に独り言のような言い方に変わっていく。
「二人の理想を、押し付けられて、育ちました。わたしが興味を、持ったものを、行うには、必ず、親の許可が、要るんです。まぁ、いつも『ダメだ』って、跳ねられちゃうんですが」
「…………」
「親が、将来必要ではないと、判断したものは、わたしが諦めるような言葉を、たくさん使って、貶すんです。端から『無理だ』って、言われたり。なので、誰にも言わないで、隠して隠してデザインしてきたこと、は、つまり、わたしにとって、『デザイン』が一番なりたいもので、一番好きなことで、一番諦めたくないこと、なんだなと、最近わかって」
小さく見える、壁の絵に目がいく蜜葉。
「今回のお話、全て、秘密でした。失くしたくなくて、わたしの大切で、わたしの唯一とも言える、暖かな場所、だから。いつも、親の居ない時間にだけ、家から出てこられる。監督下から、外れるから、です。今日も朝から、居ないはずだったのに、なぜか母が、今日は全然出掛けなくて……」
絵の、漏れるような木漏れ日のタッチが眩い。
「デザインしてること、デザイナーになりたいこと、母に言ってしまいました。囲うような、問い詰められ方を、されて、でもやっぱり、反対されて。酷いことも、言われて。そしたら」
布巾を握る手が震える。
「初めてわたし、許せないって、思ってました。反論して、抑えが効かなくて、譲れないこと、口から出ること、どんどん言ってしまって。どれだけわたしにとって、大切なのかを」
スポンジが置かれる。水流音が右耳に触れる。
「わたしが抑えてたもの、わたしが押さえられてきた反動。そういうの、今日、出掛けに、弾けてしまって。そしたらもう、なんだかパニックのような、良かったと思ったような、不安なような……なんだか世界に一人だけになったみたいな、今まで感じたことのない気持ちが、全部涙になって、それで」
目の前に立てかけられるパスタ皿。ひとつを手に取り、布巾に水気を吸わせる。
「だ、大丈夫ですよ。柳田さんのお名前は、出してません。言ってしまったら、母が、柳田さんに、何をするかわからない……」
「お母さんには、そんなに権力が?」
「市議会議員、なんです。よくわからないですが、気に食わないこと、には、根回ししたり、権限とかで、他者を潰すようなこと、出来てしまうから」
そんなもんかな、と客観的俯瞰視をする善一。
「今回のこと……特にサムくんとエニちゃんへは、もうこれ以上、黒い大人が接触すること、どうしても避けたくて。お二人に、もう傷付いて、欲しくなくて」
「二人のこと、キミなりに守りたかったんだ?」
溶けるような善一の声色に首肯すると、ツウと涙筋がひとつ、ふたつと出来上がった。
「お二人だけじゃ、ない。皆さん、に、ご迷惑かけたくなかった。わたしの、大事なもの……大事になったもの、人、みんなみんな、わたし……」
パスタ皿の輪郭が滲んで、鼻を啜る蜜葉。
「わたしも、充分、母と同じくらい、利己的でした。自分のために、自分が居心地いいもの、に、甘えるために、失くしたくないとか、っ思って。それで、逃げて、柳田さんにっ、ご心配……」
皿を拭く手が、涙を拭う手に変わる。布巾がパスタ皿に乗ったまま動きを止め、しかし洗い物は引き続き並んでいく。
「じゃ、僕も独り言」
パスタ皿に、ペティナイフの当たる音がして、蜜葉は俯けていた頭をわずかに上げる。
「キミの心底の願いは、なんだったかな?」
「え」
「自分にとっての苦しい環境から脱すること? 意見合致の難しいご両親から逃げ出すこと? それとも──」
水栓レバーが戻されて、水が止まる。
「──キミがずーっと大切に持っていた小さな世界を、試すこと?」
スンと鼻を啜り、右隣の善一を見上げる蜜葉。善一は真っ直ぐに前を向き、広がるリビングルームを眺めている。
「キミがあのとき言った『小さな世界』っていうのは、押さえられてきたことなんじゃないかな? と僕は感じた」
♧
わたし、かっ、変わりたい、です。
否定さ──いえ、押し付けられる、みたいに、育ったんです、わたし。でもそこから、もう脱してみたい、です。
柳田さんが、みつけてくれた、小さな、可能性だから。試したいです、わたしの小さな、世界を。
♧
「それって、今まで従順に素直になってきたことからも一歩、外界へ踏み出すことでもあるよね」
洗い物の済んだ両手を、掛けてあったライトブルー色タオルで丁寧に拭う善一。
「キミは、その手前で『また』諦めてない? 全部を」
ドキリとした蜜葉。それは図星だったからに他ならない。
「キミ自身が、自分のことを『利己的』だって思ったなら。じゃあそこから外界へ踏み出してみたら、キミは一体どうなるんだろう」
自分には向いていない善一の視線を、薄い灰青色レンズの端から見つめる蜜葉。
「きっと、まずキミはご両親に、自分の譲れないものについての話をしなきゃいけなくなってくるね。どんな話し合いになるだろう、ちょっと想像が出来ないかもしれない」
瞼を伏せる蜜葉。
「…………」
気が重い。両親に反論できる自分など想像が出来ない。
フゥ、と溜め息が漏れた。聞き逃さなかった善一は、弱々しく笑む。
「それでも、話し合いをした上で、胸を張って出来ることってなると、キミの夢ややりたいことは、また少し世界へ近付くわけだ。だって──」
ようやく蜜葉へ視線を落とす、善一。
「──もうキミは、意地と信念で世界を拓いて、今回ここまで来られたよ」
ザン、とあの観客を思い出す蜜葉。
あの時、あの空間の、一体何人があの衣装を目にしただろう。
小さなB5大のノートの中から飛び出し、すれ違いもしなかったであろう人々に認知されるに至った、自らのデザイン。
ステンレスケトルに水を注ぐ、善一。
「僕は、キミのご両親に会ったこともなければ、話したこともないけど、今独り言を傍で『盗み聞き』して、わかったことがある」
「え」
「知りたい?」
「し、知りたい、です」
水が止められ、ステンレスケトルが火にかけられる。
「きっと、特にお母上は、キミに危ない道……たとえ戻っても、元の場所には帰れないような道を、『軽々しく』辿って欲しくないだけなんだろうな、ってこと」
わずかに眉を寄せる蜜葉。
「わ、わたし、軽々しくなん──」「ご両親は知ってる?」
ステンレスケトルに火があたって、チリチリと鳴る音が、細かく耳に触る。
「そこを知ってもらうのが、話し合いかなと僕は思うよ。たとえ利害が一致しなかったとしても、話し合う……というか、キミの真剣さを提示しておくことは、少なからずご両親の記憶には新しく深く残るはず」
くるりと身を翻し、マグカップがふたつ取り出される。
「今まで反論してこなかった一人娘が、熱く涙を流すほどに切望していることを、この期に及んで握り潰すことはしないと思うな。だってキミのご両親は、確かに歪んで曲がってわかりにくいのかもしれないけど、キミのことを確実に愛してるんだと思うから」
さらりと言われた「愛してる」に、酷く動揺する蜜葉。
素直に受け取ることが出来ない。それを善一自身が自らに向けた言葉であるなら、などと余計な想いに気が回るほどに、散漫になる。
「大丈夫。キミたちはまだ、お互いに言葉が足りないだけだ。きちんと話し合えば、今ならまだ変えられるよ。きっとね」
優しく笑む善一が、いつもの笑みとは明らかに違う。それに気が付いた蜜葉は、視線を俯けた。
はい、と小さく首肯を向けたものの、善一の見えない部分の深い何かに想定外に塩を塗り込んでしまったのではないか、と恐ろしくなる。
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