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第一章 勇者殺しの勇者
第7話 それを取り巻く二つの教え
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もうすぐ集合の予定をしていた宿に辿り着ける。
既に太陽は沈んでおり、夜の帳が下りていた。
しかし、ミカエルがあそこから回復するのは予想出来なかった。勇者の力、恐るべしだ。
リアは珍しく落ち込んでいた。珍しく、と言っても今日初めて会った仲だけど。
「…………」
「リア、これだけは聞かせてくれ。どうしてさっき嘘ついたんだ?」
「嘘って?」
「リアの力が勇者にしか効かないってやつだよ。言っただろ?」
「ああ……それはね。………この力でどんどん人を蘇らせてもそれって命の冒涜でしかないって思ってさ。それに私の力が及ばない人もいるだろうし。老いることも死ぬ事も人間という儚い生き物の美しさだって、誰かが言ってたような気がするんだよね」
「いいな、その言葉」
「でしょ? それでもミカエルくんを救けたのは、何でだろうね。少なくとも同じパーティ、ではないし」
「まぁ、いいんじゃないか? 特に考えなくても。リアが救けたいと思った人を救けるってので」
「………だね」
そうこうしているうちに約束の宿についたようだ。素朴な感じではあるが浴場つきという所に非常に惹かれた。
戸を開けて中に入ると、ロビーにレンたちがいるのが見えた。レンはこちらに手を振りながら、
「遅かったね。部屋取っておいたよ」
「ありがとう、レン」
「ありがとね」
「俺とノウトで一つ、フウカ、シャル、リアで一つって感じで部屋取ってあるから。さ、取り敢えず俺たちの部屋に集まって情報共有しようか」
「分かった」
フウカはポニーテールだった髪を下ろしていた。下ろすと思ったより髪が長いことが分かる。丁度ヴェロアと同じくらいの髪の長さだった。
逆にシャルロットはツインテールに髪を結んでいた。フウカが結んであげたのだろうか。
「シャルちゃん……可愛い………」と手をわきわきしながらリアが興奮気味だった。シャルの身が危ない。止めはしないけど。
三人も一様に服、というか装備を一新していた。レンは様になっていたがフウカは意外にも前の全身黒タイツの服が似合っていたことが分かった。それでも似合ってなくはなかった。
みんな冒険者って感じだ。冒険者の服装が具体的にどういうのかわかんないけど、何となくそう思ってしまった。
「こっちがリア達の部屋で、こっちが俺らね」
レンは左右に指を指しながら扉を示す。ノウトは左の扉を開けて中に入り、皆がそれに続く。
ベッド二つにテーブルと椅子二つ。それとアンティークランプ。めちゃくちゃ普通な部屋だった。
ノウトとリア、シャルはベッドに腰掛けて、レンとフウカは椅子に腰掛けた。フウカは部屋を見渡して、
「こっちは向こうより少し狭いんですね~」
「ああ、うん。そっちは三人だから大部屋取っといたんだよね」
「なるほど」
リアはシャルロットの髪を三つ編みに編み出した。シャルロットは満更でもないのか抵抗しない。
「それで何から話そうかな」
「リア、さっきのこと話していいか?」
「へ? ……あ~、いいよ大丈夫」
さっきのことというのはもちろんミカエルのことだ。
レンたちにさっき起こった出来事を話した。ミカエルが何者かに殺されかけたこと。そしてリアがミカエルを助けたこと。それを話すとシャルロット達は蒼白な顔色になってしまった。
「それでミカエルが刺された理由って分かるか? なんか周りの人が異教徒だとか言ってたけど」
「……それはヨハネス教徒のことだね。聞いたところでは、この国の人の九割九部九厘は二柱の二神教───通称、アド教を信じてるんだけどごくごく一部の人は一つの神が世界を統治するヨハネス教っていう宗教を信仰しているらしい」
レンの説明にフウカが補足を加える。
「大半の民が信仰している二神教は人間領と魔人領、それぞれを管理する神が存在するという思想だそうです。
人間界の聖女神アドと魔人界の悪神ジーガナウトが今現在進行形で争っているというように考えているようですね。二神教を信じているものにとっては勇者は神に等しい存在だと言ってました」
そして話によれば、ヨハネス教は世界全てを一柱の神が統治しているという教えの宗教で、魔人の住む西大陸の魔人領と人間の住む東大陸の人間領を統治すべきという考え方らしい。
今現在は過去の勇者の力によってその二つの大陸の境目は『封魔結界』という障壁によって隔てられているようだ。
それは勇者のみが行き来でき、魔人はそれに近づくことすら出来ないという。
そして異教徒は勇者という魔人を滅ぼす存在を悪しき存在として忌み嫌い『悪魔の子』と呼んでいるのだとか。なぜなら一つの神しかいないのに間に壁を隔てて二つに分けるなどその教えの根本と矛盾してしまうから。
異教であるヨハネス教では勇者は悪魔が生み出した存在ということになっている、だそうだ。
「なるほどね~。だからミカは後ろからそのヨハネス教徒の人に刺されちゃったんだね」
「ヨハネス教を信じてる人は国外追放されたりするらしいんだけど隠れて信仰している人もいる、という話だったわ」
「複雑な事情があったんだな。だからっていきなり殺そうとするなんて過激過ぎると思うけど」
「しょうがないよ。彼等にとっては俺らは神を冒涜してる存在だからね。存在していること自体が邪魔なんだと思う」
「そんな人がいるなんて、魔皇を倒してお金を頂いた所でここに住み続けるのも難しいですね」
〈エムブレム〉は驚いたことに上に手袋などを付けてもそれを通り越して主張してくる。自己主張の激しい刺青みたいなものだ。
もう片方の手で隠したりすれば見えなくなるが、右手で常に左手の甲を隠しながら生活するのは非常に困難だろう。かなり怪しまれると思うし。
「なんか色々と不安が押し寄せてくるね……」
「しょうがないですよ。やるしかないんです、魔皇討伐とやらを。でなければ私たちの存在意義は……」
フウカはかなり参っているようだ。そんなフウカにシャルロットが近付き、
「大丈夫よ。私たちならなんとかなるわ。ほら」
そう言って彼女は手のひらを上に向け、顔の近くに上げて、その手から焼き菓子二つをどこからともなく出現させてその一つのフウカに分け与えた。
俺たちは唖然としていた。手品のようにも見えた。
「これが私の神技よ。どう? 凄いでしょ」
「へ……?」
「リアが能力を明かしたのに私が明かさないわけにもいかないでしょ。それにもう私たち仲間なんだし」
シャルロットは自慢げに喋りながら自らが出したドーナツを食べ始めた。
「私は〈創造〉の勇者。触れたことのあるものはなんだって造り出す事が出来るわ」
相変わらずとんでも能力ばっかりだ。リアの回復能力といいこれも強力過ぎる。勇者の力は全部こんな感じなのか?
「それってどんな大きさでも作れるの?」
「そうね」
シャルロットは両手を前に突きだし、一秒程集中してベッドを創り出した。どすん、と音がしてベッドが床に落ちる。
「まぁ、大きくなればなるほど造るのに時間は掛かるけど出来ないこともないわ。感覚で分かるのだけど十日くらいかければ今立ってるこの星を造ることも出来るみたいね」
いやいやいや、規格外過ぎる。想像以上だ。もう神にも等しいじゃないか。
「ま、そんなことしたらみんな諸共星屑になっちゃうけど」
「す、凄いです。シャル」
「そうでしょ?」
シャルロットは勝ち誇ったような表情でくるくると回り、
「ふふん。私がいれば、この勝負勝ったも同然よ」
「やったー。シャルちゃん凄い! 可愛い! 天才!」
「……ほぇっ!? ほ、褒めても何も出ないわよ!」
「出てる出てる~。可愛さが滲み出てる~」
リアは膝立ちしてシャルに頬擦りをした。リアもリアでかなり綺麗な顔立ちをしていて、シャルは人形のような可愛さがあったので双方相まって眼福な感じだった。いや、ずるいだろ。レンなんかニヤけてるし。
シャルロットは頬ずりされながらも、
「こ、心構えが出来たらあなた達もどんな力か教えてね。いつでもいいから」
と優しく笑うのだった。
既に太陽は沈んでおり、夜の帳が下りていた。
しかし、ミカエルがあそこから回復するのは予想出来なかった。勇者の力、恐るべしだ。
リアは珍しく落ち込んでいた。珍しく、と言っても今日初めて会った仲だけど。
「…………」
「リア、これだけは聞かせてくれ。どうしてさっき嘘ついたんだ?」
「嘘って?」
「リアの力が勇者にしか効かないってやつだよ。言っただろ?」
「ああ……それはね。………この力でどんどん人を蘇らせてもそれって命の冒涜でしかないって思ってさ。それに私の力が及ばない人もいるだろうし。老いることも死ぬ事も人間という儚い生き物の美しさだって、誰かが言ってたような気がするんだよね」
「いいな、その言葉」
「でしょ? それでもミカエルくんを救けたのは、何でだろうね。少なくとも同じパーティ、ではないし」
「まぁ、いいんじゃないか? 特に考えなくても。リアが救けたいと思った人を救けるってので」
「………だね」
そうこうしているうちに約束の宿についたようだ。素朴な感じではあるが浴場つきという所に非常に惹かれた。
戸を開けて中に入ると、ロビーにレンたちがいるのが見えた。レンはこちらに手を振りながら、
「遅かったね。部屋取っておいたよ」
「ありがとう、レン」
「ありがとね」
「俺とノウトで一つ、フウカ、シャル、リアで一つって感じで部屋取ってあるから。さ、取り敢えず俺たちの部屋に集まって情報共有しようか」
「分かった」
フウカはポニーテールだった髪を下ろしていた。下ろすと思ったより髪が長いことが分かる。丁度ヴェロアと同じくらいの髪の長さだった。
逆にシャルロットはツインテールに髪を結んでいた。フウカが結んであげたのだろうか。
「シャルちゃん……可愛い………」と手をわきわきしながらリアが興奮気味だった。シャルの身が危ない。止めはしないけど。
三人も一様に服、というか装備を一新していた。レンは様になっていたがフウカは意外にも前の全身黒タイツの服が似合っていたことが分かった。それでも似合ってなくはなかった。
みんな冒険者って感じだ。冒険者の服装が具体的にどういうのかわかんないけど、何となくそう思ってしまった。
「こっちがリア達の部屋で、こっちが俺らね」
レンは左右に指を指しながら扉を示す。ノウトは左の扉を開けて中に入り、皆がそれに続く。
ベッド二つにテーブルと椅子二つ。それとアンティークランプ。めちゃくちゃ普通な部屋だった。
ノウトとリア、シャルはベッドに腰掛けて、レンとフウカは椅子に腰掛けた。フウカは部屋を見渡して、
「こっちは向こうより少し狭いんですね~」
「ああ、うん。そっちは三人だから大部屋取っといたんだよね」
「なるほど」
リアはシャルロットの髪を三つ編みに編み出した。シャルロットは満更でもないのか抵抗しない。
「それで何から話そうかな」
「リア、さっきのこと話していいか?」
「へ? ……あ~、いいよ大丈夫」
さっきのことというのはもちろんミカエルのことだ。
レンたちにさっき起こった出来事を話した。ミカエルが何者かに殺されかけたこと。そしてリアがミカエルを助けたこと。それを話すとシャルロット達は蒼白な顔色になってしまった。
「それでミカエルが刺された理由って分かるか? なんか周りの人が異教徒だとか言ってたけど」
「……それはヨハネス教徒のことだね。聞いたところでは、この国の人の九割九部九厘は二柱の二神教───通称、アド教を信じてるんだけどごくごく一部の人は一つの神が世界を統治するヨハネス教っていう宗教を信仰しているらしい」
レンの説明にフウカが補足を加える。
「大半の民が信仰している二神教は人間領と魔人領、それぞれを管理する神が存在するという思想だそうです。
人間界の聖女神アドと魔人界の悪神ジーガナウトが今現在進行形で争っているというように考えているようですね。二神教を信じているものにとっては勇者は神に等しい存在だと言ってました」
そして話によれば、ヨハネス教は世界全てを一柱の神が統治しているという教えの宗教で、魔人の住む西大陸の魔人領と人間の住む東大陸の人間領を統治すべきという考え方らしい。
今現在は過去の勇者の力によってその二つの大陸の境目は『封魔結界』という障壁によって隔てられているようだ。
それは勇者のみが行き来でき、魔人はそれに近づくことすら出来ないという。
そして異教徒は勇者という魔人を滅ぼす存在を悪しき存在として忌み嫌い『悪魔の子』と呼んでいるのだとか。なぜなら一つの神しかいないのに間に壁を隔てて二つに分けるなどその教えの根本と矛盾してしまうから。
異教であるヨハネス教では勇者は悪魔が生み出した存在ということになっている、だそうだ。
「なるほどね~。だからミカは後ろからそのヨハネス教徒の人に刺されちゃったんだね」
「ヨハネス教を信じてる人は国外追放されたりするらしいんだけど隠れて信仰している人もいる、という話だったわ」
「複雑な事情があったんだな。だからっていきなり殺そうとするなんて過激過ぎると思うけど」
「しょうがないよ。彼等にとっては俺らは神を冒涜してる存在だからね。存在していること自体が邪魔なんだと思う」
「そんな人がいるなんて、魔皇を倒してお金を頂いた所でここに住み続けるのも難しいですね」
〈エムブレム〉は驚いたことに上に手袋などを付けてもそれを通り越して主張してくる。自己主張の激しい刺青みたいなものだ。
もう片方の手で隠したりすれば見えなくなるが、右手で常に左手の甲を隠しながら生活するのは非常に困難だろう。かなり怪しまれると思うし。
「なんか色々と不安が押し寄せてくるね……」
「しょうがないですよ。やるしかないんです、魔皇討伐とやらを。でなければ私たちの存在意義は……」
フウカはかなり参っているようだ。そんなフウカにシャルロットが近付き、
「大丈夫よ。私たちならなんとかなるわ。ほら」
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シャルロットは両手を前に突きだし、一秒程集中してベッドを創り出した。どすん、と音がしてベッドが床に落ちる。
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「す、凄いです。シャル」
「そうでしょ?」
シャルロットは勝ち誇ったような表情でくるくると回り、
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