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第二章 蹉跌の涙と君の体温
第18話 臆病なんかじゃない。
しおりを挟む「いや、久しぶり、というよりも、はじめましてと言った方が正しいのかもしれないのう」
その少女はため息混じりにぼやいた。
身長は130センチメートルくらいだろうか。見た目だけで言えば、10歳か11歳ほど。
そして、驚くべきことにその頭にはヴェロアと同じように二本の角が生えていた。その二本の角は魔皇のそれよりも大きい。
淡い栗色の髪に処女雪のように白い肌。そして、精巧で美しい顔立ち。動いていなければ人形だと言われても信じてしまうだろう。
小さい身体や白い肌のせいだろうか、どこかシャルロットに雰囲気が似ていると思ってしまった。
「君は……メフィ……か?」
ノウトは反応を確かめるように呟いた。
その少女は目を見開いてノウトを見つめた。
「も、もしやおぬし、記憶が戻ったのか……?」
「わ、悪い。そうじゃないんだ。ヴェロアにメフィって人と会えって何度も言われてたからさ、もしかしてって思って……」
「そ、そうじゃったか。早とちりしてしまったの」
「ごめん。それで、君がメフィで合ってる?」
「然り、じゃ。改めて名乗ろう。わしはメフィス・フラウトス。魔帝国魔術研究所所長かつ、魔皇直属の魔導師でもある。ううむ……。なんだか違和感しかないのじゃが、改めて宜しくの」
「ああ、宜しく。メフィス」
「メフィで良い」
「分かった、メフィ。えっと、さっき助けてくれたのってメフィだよな? ありがとう。本当に助かった」
「助けるのは当たり前じゃ。にしてもおぬし、ゴブリン相手に〈神技〉も使わず逃げ惑うのは流石にどうかと──」
「か……」
リアが呟いた。そう言えばリアには色々説明しきれてないことがあったんだ。どう説明しようかと一瞬考えていると何を思ったかリアは───
「かわいいいい何この子!? すっごくかわいい!! なにこの反則的なかわいさ!!」
突然、メフィに抱きついて頬ずりし始めた。
「な、な、なんじゃいきなりおぬしは!? 離すのじゃあ!!」
それでもなおリアはメフィを抱きしめるのをやめない。
「ああかわいい!! この角とかなに!? かわいさしかないんだけど!!」
「や、や、や」
メフィは焦点の合わない目で狼狽えている。リアはこれでもかってくらいメフィを撫でたり触ったり愛でたり、フレンドリーの極致みたいなことをしている。
流石に止めないと不味い気がしたのでノウトが制止する。
「ちょ、ちょっとリアお前、メフィ困ってるから!」
ノウトの声が耳に入ってないのか依然リアは頬擦りをやめない。そして、メフィは溜め込んだ怒りを爆発させた。
「やめろォ!!」
「あっ……。ごっ、ごめんなさい!」
メフィの普段の口調に見合わない怒号にハッ、と我に返るリア。そして頬擦りをやめて頬を紅潮させてみせる。一応、リアも恥じらいの精神は持ち合わせているらしい。
「なんじゃこの童は! 会っていきなり抱きつくとか常識の欠片も感じられないのじゃが!?」
すみません、メフィさん。リアさんは常識を持ち合わせていないもので、とは流石に口には出せなかった。
「ごめんなさい、あなたが可愛すぎたからつい」
「可愛い……じゃと……!?」
瞬間、空気が揺らめいたような気がした。風も吹いてないのに草木が揺蕩う。メフィがリアを鋭く睨みつける。だが、それも一瞬だけだ。すぐにそれは無気力そうなもとの表情に戻る。
「ふん、まぁよい。それでノウト、この失礼な小娘は誰じゃ?」
「ああ、こいつはリアって言うんだ。ヴェロアから聞いてない?」
「ああ、なるほどこやつが不死身の勇者か……。ふむふむ」
メフィはリアの身体の隅々に目線を動かして顎に手をやって考え込む仕草をしてから、
「いっぺん殺してみても良いか?」
「駄目に決まってるだろ!」
いきなり何を言ってるんだ、この人は。
「だって不死身なんじゃろ? 一回くらい良くね?」
「痛覚とかはあるだろうし駄目だろ! いやそういう問題でもないけどさ!」
「ぶー。けちじゃのう」
「そんな軽々しく言うことじゃないと思うけどな……」
流石のノウトもこれには引かざるを得ない。
「わたしはあなたにやられちゃうなら別にいいんだけど、ノウトくんがこう言ってるし、ごめんね」
「ううむ……ノウトの言うことなら仕方あるまいの」
なんとかリアの尊厳を保つことが出来たようだ。ノウトが止めなければやっちゃってたらしい。倫理観とか道徳観とかこの二人はどうなってるんだ。
すると、メフィが思案気な顔をしてリアをしばらく見詰めた。
「………ん? 待て、………小娘、おぬし……」
「なになに? わたしがどうかした?」
「………いや、なんでもないのじゃ」
メフィが意味深げな言葉を残し、何かこちらが言う前に次の言葉を連ねた。
「さて、こんなゴブリンがすやすやしてる所で立ち話をしてるのもなんじゃ。帝都に向かうとするかの」
帝都。それはヴェロアの口からのみしか聞いたことの無いワードだった。今こうしてメフィが口にすることで一気に現実味が帯びてくる。
メフィがとことこと歩き出し、それを追うようにしてノウトとリアも歩き出した。
「帝都って魔皇さまが治めてるところ?」
「そうじゃ。ノウト、説明してやれ」
「いや俺も全く知らないんだが……」
「そうじゃった。記憶がないんじゃったな。あー面倒くさいのぅ。まぁいい。詳しいことは記憶が戻ったあとのノウトに聞いてくれ、小娘」
「やっぱり、俺の記憶って戻せるのか……!?」
ついがっついてメフィにこれでもというくらい近付いてしまう。メフィは身体をびくつかせてノウトから距離をとる。
「そ、その通りじゃ。ノウト、お前さんがファガラントから危険を冒して盗んできた技術でな」
「ファガラント……って?」
「ああもう記憶喪失面倒くさすぎるんじゃあ!!」
メフィが両手を上に上げて叫ぶ。
「……まぁ良い。わしも今は暇じゃからな。説明してやるのじゃ。ファガラントというのはガランティア連邦王国の首都じゃな」
「ガランティア連邦王国……?」
ノウトが首を傾げるとメフィは少し口を噤んでから、口を開いた。
「……その昔、魔人の国は一つのみだった。今も現存する魔帝国マギアのことじゃ。今とは違い、西大陸の半分程がその領土であった。」
メフィは前を歩きながらも話を続ける。
「しかし、約1300年前。魔帝国は突然現れた勇者と名乗る輩によって滅ぼされたのじゃ」
「滅ぼ……された……?」
「然り、じゃ」
メフィは小さく頷いた。
「滅びた、というよりも帝都が更地になったという方が正しいかの。当時の魔皇の手によって勇者は全滅したのじゃが」
少しだけ顔を俯けるメフィ。
「それ以来不定期に訪れる勇者によって、その度々魔帝国は惨憺たる被害を被った。そして、魔人は大きく二つに別れたのじゃ。勇者を迎え撃つ魔皇派と勇者による被害を受けることを恐れた反魔皇派じゃな。忠誠心の強い魔皇派は魔帝国マギアに残り続けたが、反魔皇派は大陸の南の都に篭城したのじゃ」
「それが……ガランティア連邦王国ってこと?」
「その通りじゃ。察しが良いの、小娘」
リアの問いにメフィが肯定した。
「じゃがな、ガランティア連邦王国は初め、連邦国でも、ましてや国ですらなかったのじゃ。王が存在していなかったからの。そんな混沌とした中で立ち上がったのが不死王・ファガラウスじゃ」
「不死、王……」
「ファガラウスは打倒魔皇を掲げ、多くの種族を吸収して、その領土を大きくしていった。何せ、勇者による被害を恐れたのは魔人だけではなく、全ての種族じゃからな。反魔皇を支持するのも当然じゃろう。魔皇がいなくなれば勇者に襲われることはなくなると皆が信じ切っているからの」
そんな中でヴェロアは魔皇という大役を担っていたのか。そんな渦中の中心に居るような中で、さらに勇者にも命を狙われているなんて、考えるだけで頭が痛くなる。
「そしてファガラウスは不死王と言うだけあって不死身なのじゃ。魔人は容姿的な意味では老いはしないと言えるが、決して不死身ではない。確かな寿命がある。しかし、ファガラウスは正真正銘の不死身じゃった」
メフィが言うには、ファガラウスは単身、魔帝国に乗り込み、魔帝国を制圧しようとしたという。
結果はもちろん失敗に終わり、ファガラウスは深い深い深淵のような監獄に投獄されたが、投獄されてから60年経った今から800年前に脱獄してしまったのだという。その偉業と奇跡により、ファガラウスは神格化されて連邦王国の結束はより強まった、とのことだった。嘘みたいな話だが、事実らしい。
「ファガラウスは今もガランティア連邦王国を治めておる。不死の王という支柱にもたれ掛かるのはさぞ楽ちんなんじゃろうな」
メフィは吐き捨てるように言った。
「えっ……!? そのファガラウスって今も生きてるのか?」
「もちろんじゃ。不死なんじゃからな」
「っていうことは900年近く生きてるっていうことかー……」
リアが遠い目をして呟く。
800年以上前から常に王座に居続けるなんて、まさしく不死の王だ。そんな長い年月を生きているなんてどんな心境なんだろう。というか不死身なのだから魔皇を倒す必要も勇者を恐れる必要もないのではないだろうか。
ノウトが頭の中で思考しているとメフィが口を開いた。
「現にここはガランティア連邦王国の領土の中なのじゃ」
「……は!?」
ノウトは驚きのあまり足を止めてしまった。
「ここがその……不死王の国なのか!?」
「うむ、そういうことになるの」
さも当然のように答えるメフィにノウトは目を丸くする。
「その、大丈夫なのか……? そんな所に今いて」
「大丈夫じゃないからさっきゴブリンに襲われていたのじゃろ?」
な、なるほど。そう言われると納得してしまう。現にノウトはゴブリンに殺されかけたのだ。メフィが居なければ命を落としていたかもしれない。
「ガランティア連邦国の領土は非常に大きいが全ての場所が統治されているとは言えないのじゃ。そのほとんどの領土はオークとゴブリン、魔物による無法地帯、無統治領と化しておる。例えば〈封魔結界〉の近くはよほどの死にたがりか、とんでもない阿呆か、ダアフォを追い出されたはぐれゴブリンくらいしかおらんからの」
それは勇者が危険だからということを認識されているからであるが故の答えだった。
「聞かれる前に言うが、ダアフォというのはゴブリンの縄張りのことを指すのじゃ。その昔勇者に滅ぼされた都の一つのじゃな」
メフィはノウト達が口を挟む前に言う。
そして、メフィが言うにはファガラント連邦国にはオーク、ゴブリン、極級魔人、灰森族、反魔皇の魔人が属しているのだという。
極級魔人とか諸々のことを聞こうとしたが「あとの説明は面倒くさいからノウトの記憶を戻すのが先じゃ!!」ときっぱりと断られてしまった。
正直な話、情報量が多すぎてあまり頭で整理しきれてない。それに、記憶が戻るという提案に対して懐疑心を覚えている訳では無いが、些か如何に戻すのかは疑問ではある。本当に戻ってくれれば助かるけど、今はメフィとヴェロアの言葉を信じるしかないな。
「ふぅ。やっと見えてきたのう」
メフィが手庇を作ってその先を見やる。そこには石で積み立て上げられた、砦としか形容出来ないものが建っていた。
「あそこにあるっていう転移魔法陣、みたいなので帝都に向かうんだよな?」
「然り、じゃな」
「例えばここから歩いて帝都に向かったらどれくらいかかるんだ?」
「ここから帝都に歩いて向かう輩がおったら見てみたいが……」
メフィは腕を組んで考える姿勢をとる。
「ふうむ……。80日くらいはかかるじゃろうな」
「は、はちじゅう!?」
驚きのあまりノウトとリアはお互い顔を合わせて泡を食った顔をした。
「歩いて、の話じゃぞ。あと一日に歩ける時間を12時間と仮定したらそれくらいじゃな」
「い、いやそれでも、それはおかしいぞ……」
「アカロウトからフリュードまでは竜車で12時間くらいで、えっと、フリュードから封魔結界まではノウトくんの翼で12時間くらいだったかな」
「それだと歩いてだいたい11日くらいじゃな」
「ひ、比率がおかしすぎる。それだとここから帝都までが人間領の七倍以上はあることになるぞ……」
「まぁ、そういうことになるの」
メフィは淡々と肯定する。封魔結界の先の地理は知り得ることがなかったとはいえ、これは予想外だ。人間領と称されている場所はレーグ大陸と呼ばれているが、これはどういうことだろう。改めて考えると大陸と言えるほどの面積があるとは思えない。
「なんだかきな臭くなってきたな」
「うん……」
何がどう怪しいのかははっきりとは言えないが、何かもやもやとした違和感を感じてしまう。
メフィはてくてくと歩いていき、砦の方へと歩いていく。
リアと目配せをしてから黙ってその背中に着いていく。砦の入り口にはいかにも感じの落とし格子があった。
「だいぶ散らかってるね」
砦に足を踏み入れると、初めに目に飛び込んできたのは乱雑に散らかされた石の部屋だった。本や鉄の鎧、片手で持てるような小ぶりな剣などが空き巣にでもあったかのように荒らしに荒らされている。
「これは、まぁ気にしないで欲しいのう。これらは恐らくゴブリンが荒らしたのじゃろうからな」
「ああ、そんなことヴェロアが言ってたな」
「しかし、おかしいのじゃ。ガランティア内に危険を承知で転移魔法陣を設置したのじゃが、荒らされているのみでゴブリンの一匹すら見つからなかった」
「住むのに適さなかった、とか?」
「そんなはずはない。ゴブリンの知能は凡そ極めて低く建築の術も設計の技も持っていない。命令されなければ基本動けないようなやつらじゃからな。だから基本奴らは洞窟か木の洞、廃墟などに住まう」
メフィはそれに、と話を付け加えた。
「ゴブリンは奪うことを本能としている。この砦をはぐれゴブリン達が無視して縄張りにしないなんてこと有り得ないのじゃ」
メフィが思案げな顔で呟いたが、すぐにノウトとリアに向き直って無表情のまま口を開いた。
「さぁ、こっちじゃ。着いてこい」
メフィが歩を進めて、階段を上り始めた。それに従ってノウトとリアも階段を上る。にしても敵陣に自国の砦を建てるなんてそんな冗談みたいなことあるのか。〈封魔結界〉が恐れられている、というか勇者が恐れられているのか。何だか複雑な気持ちだ。勇者の存在のせいで傷付けられた人達が数多といるという事実に胸が締め付けられる。
階段を上り切ったところで扉を開けて部屋に入る。
部屋の中心には人が10人は座れそうな円卓があり、壁には本棚が置かれている。砦というには些か見合ってない気がする。そして相変わらず床には本やら鎧やら剣やらが散乱していた。
そしてメフィの言う通り、ゴブリンの一匹すら見当たらなかった。
「こっちじゃぞ」
ノウトとリアが周りを見渡しているとメフィが招くように手を動かして一つの壁に近付いた。
よく見てみると壁に取っ手が付けられていて、それにメフィが手で触れて小さい声で何かを唱えると、扉が独りでに開き出した。
光の入らないような暗い部屋の中へと入っていく。
「これもまた不思議な話なんじゃが、ここは封じられておったのにも関わらず、何故かわしがさっきここに来た時には開いておったのじゃ。ゴブリンにこれを開く能力があるとは思えぬしの」
「この扉はメフィにしか開けないのか?」
「特定量の魔力を込めないと開かない仕掛けになっておるのじゃ。少しでも調整を間違えたらひと月は開かなくなる罠付きでの」
「他の魔人がここに来て開けたんじゃないか?」
「ふん、そんなに簡単に開けぬようじゃったらこんな仕掛け施さぬわ。これを解けるのはわしとかつての魔皇……あと連邦のノワ・ドロワくらいじゃな」
そう言って部屋の中心にメフィは立った。
「まぁ、気にせんようにするのが一番じゃな。無駄なことを思考することが人生において最も無意味じゃ」
メフィが吐き捨てるように言った。
「何そこに突っ立っておるんじゃ。ここじゃ。ここに立てい」
メフィはぶんぶんと腕を振ってノウトとリアを近くに寄らせた。よく見るとその足元に円形の模様が描かれているのが分かった。二つの同心円の中に四角やら三角やら様々な幾何学模様が描かれている。おそらくこれが転移魔法陣とやらなのだろう。
メフィがローブのポケットをがさがさと漁り、中から棒状の何かを取り出した。パッと見、小さな杖のように見える。
メフィがそれを胸の前に突き出して、目を瞑った。
すると、床に描かれた魔法陣が奇妙な色に輝き出した。紫やら青やら様々な色の光が溢れ出す。
「ほわああああっ……!」
リアが漏らした緊張感の欠ける感嘆の声に、この時ばかりは同意せざるを得なかった。
なんたって本当に凄かったのだ。
色鮮やかな光の線が瞳の中で輝くように映っていた。まるで、光が踊っているようだった。
ノウトも「うおおお何だこれすげぇ!!」と口にしたかったがメフィやリアのいる手前なんだか恥ずかしかったので初めの「うおおっ……」だけに留めておいた。
「では、跳ぶぞ……!!」
メフィが叫ぶと視界が光で埋め尽くされた。
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