あのエピローグのつづきから 〜勇者殺しの勇者は如何に勇者を殺すのか〜

shirose

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第二章 蹉跌の涙と君の体温

第30話 時追い映山紅は永遠に咲け[code:Azalea]

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「目が覚めましたか?」

 澄んだ、綺麗な声だった。
 でも、聞いた覚えがあるような、ないような、そんな曖昧で儚い声音。頭の中でずっと反芻していないと声を直ぐに忘れてしまいそうだ。さっき聞いたばかりなのに、現にもう忘れつつある。
 声のする方を見ると白い空間の中心にぽつんと、木製の、極めて普遍的な椅子に、少女が腰を掛けていた。
 無機質で作り物めいてさえ見える、繊細で触れたら壊れてしまいそうな顔立ち。紅玉ルビーを溶かして作ったような真っ赤な瞳に、雪のように真っ白な長髪。その頭には赤───というよりはピンクに近い色の花が飾ってあった。
 そして、驚くべきことにその少女の背中には、真っ白な翼が生えていた。

「───ここ、天国……?」

「ここが天国ですか。ふふっ。言い得て妙、ですね」

 その少女は口に手を当てて小気味良く笑った。

「ここは《異扉オスティア》の中間地点。私と貴方あなたの意識空間が繋がっている場所です」

「意識、空間……?」

「少しだけ瀟洒しょうしゃに言うならば、シャングリラ、エデンの園、アガルタ、ヴァルハラ、常世の国、パライゾ、シャンバラ、アヴァロン等ですかね」

 その少女の言っていることの一割も分からなかった。ナナセの頭の中では混乱が依然として渦巻いていた。

「………俺は、死んだの………?」

「いいえ、違います。私があなたをここに呼んだのです」

「────きみは、一体……」

 ナナセが聞くと、その少女は微笑みを顔に浮かべて、

「───初めまして、ナナセ・トキムネ。私はアザレア。〈時〉の女神です」

「アザ……レア───……」

 どうしてだろう。その名前に、どこか既視感がある。でも、それを思い出そうとするとずきずきと頭痛が始まっていく。

「それと、ご安心下さい。幻想世界ファラノイアの時間は貴方の〈神技スキル〉をお借りして止まっているので」

 アザレアはナナセの瞳をまっすぐに見て言った。

「アザレアは、………どうして、俺をここに呼んだんだ?」

 ナナセがそう口にすると、アザレアは少しだけ口篭ってから、口を開いた。

「───その前に、少しお話をしませんか?」

「え、ああ、……別にいいけど」

「こちらにどうぞ」

 アザレアが真っ白な空間の中に、彼女が座っているものと同じ椅子を一瞬のうちに作り出した。
 今この真っ白な空間の中にあるのはナナセとアザレア、それに椅子二つだけだ。
 ナナセは木製の椅子に腰掛けて、アザレアと目を合わせた。
 改めて見ると、本当に美しい顔をしている。すっと通った鼻に大きな、吸い込まれそうな瞳。神がひとつひとつのパーツを選んで配置したようなそんな感じだ。

「そんなに褒めて下さらなくとも、何もお出しできませんよ」

「え゛っ!?」

 ナナセは驚きのあまり、汚い音で吃驚の声を発してしまった。

「………もしかして、声に出てた?」

「いいえ」

 アザレアはいたずらっぽい笑顔で笑ってみせた。可愛いと言うよりは美しい顔立ちなのに、笑っているところはまるで小さな女の子みたいだ。

「この空間では貴方の心の声は筒抜けなんです」

「ま、マジかよ……。それは、御遠慮願いたいんだけども……」

「不可抗力ですので、聞きたくなくとも聞こえしまうんですよ。申し訳ございません」

「そう、なのか……。なんでここでは俺の心の声が聞こえるんだ?」

「今は《異扉オスティア》が最も開かれた状態。言うなれば、貴方と私が一番繋がっている状況なんです」

「〈時〉の女神───アザレアと俺が繋がっているから、心の声が聞こえるってことか?」

「ええ。その通りです」

「いや、ゴメン。だめだわ。全然分かんない。俺とアザレアはどんな関係なの?」

「そうですね。まずはそこをお伝えしなければいけませんね」

 アザレアは組んだ足を組み替えて、ナナセを見据えた。

「まずは、勇者が〈神技スキル〉を使える理由、それについてお教えしましょう」

「ま、まじか」

 そんな世界の真理みたいなことを知れるなんて、思ってもいなかった。

「勇者は女神から力を分け与えられ、〈神技スキル〉を使用出来ます」

 アザレアは両の手で輪っかを作ってみせる。

「女神から勇者に力を与えるその入口の扉を《異扉オスティア》と呼びます」

 アザレアが両の手を膝の上に置き直して、

「端的に説明するとこのような具合ですね」

「つまり、俺はアザレアから力を分け与えてもらって《永劫アイオーン》とか《克刻リヴァイス》を使っていた、ってこと?」

「そういうことです。飲み込みが早くて素晴らしいですね」

 アザレアは「しかし、」と付け加えた。

「あなたも一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか」

 その細い指を顎に触れさせて、

「『俺の〈神技スキル〉、不便すぎない?』と」

 ぶっちゃけ思っていたけれど、アザレアに力を借りていた手前、そんなこと口には出せない。

「だから心の声が筒抜けだと言ったでしょう」

 そうだったああああ!!
 アザレアは「こほん」と小さく咳払いしてから、

「まぁ、良いです。私もそのことは重々承知でしたので」

「───お言葉だけど、〈時〉の女神だったらさ。なんか、もっと凄いこと出来ないの? 時間を止めて自分だけ動くとか未来予知とか、好きな時間に飛んだりとか」

「無理ですね。無茶です。そもそも、女神は〈神技スキル〉を使えないので」

「えっ?」

「女神から《異扉オスティア》を通って勇者が使うことでようやく〈神技スキル〉は実体を持ちます。私の中にあるのは、ただの概念的な力だけですから」

「な、なるほど」

「ここまでで、どうして貴方の〈神技スキル〉が弱いか分かりましたか?」

「推測するに……多分だけど、その《異扉オスティア》が変で力が上手く伝わらない、とか?」

 ナナセがそう言うと、アザレアは泡を食った顔をして、舌を巻いた。

「お見事です。そう、私と貴方は同調率がすこぶる悪い。《異扉オスティア》が小さすぎるんです。例えるならば、針の穴から水を流して、小さな植木鉢に入った花に水を与えている、といえば分かりやすいでしょうか」

「うん、マジで分かりやすい。すっげえ分かりやすいわ」

「ご理解頂けて何よりです。そう、あなたの〈神技スキル〉が弱いのは《異扉オスティア》が小さすぎるからなんです」

 アザレアはキリッと擬音がつきそうな表情で言い切った。

「その《異扉オスティア》が小さいってやつは、俺に問題があるわけ?」

「それは、正解であって不正解でもあります。《異扉オスティア》は入力と出力、この二つの種類があり、女神の《異扉オスティア》が入力、勇者の《異扉オスティア》が出力を司っています。要するに私達二人とも、《異扉オスティア》が小さいんです」

「だめだめコンビってことか……」

「そう言うことですね。ふふっ」

 ナナセがそう言うとアザレアは口を抑えて笑った。

「そして、《異扉オスティア》を拡張することは基本的に叶いません」

「えっ? でもさっきさ、アザレアが《異扉オスティア》が最も開かれた状態だ、って」

「───ええ」

 アザレアは一瞬だけ目を瞑って、それからナナセをその綺麗な瞳で見つめた。

「《異扉オスティア》は不変の代物です。しかし、貴方の魂が大きく揺れ動いた時、《異扉オスティア》が一瞬だけ大きくなったのです。私はその瞬間、《異扉オスティア》をこじ開けて、今こうして、過去最高の同調率を誇って顕現している、という訳です」

「なるほど……。なんとなくは理解出来た。でも魂が動いた……って?」

「────魂は記憶です」

 アザレアは言葉を噛み締めるようにはっきりとそう言った。

「記憶が魂をかたどるのです。記憶のない今の貴方は、言わば魂のない状態。しかし、そんな貴方が限界を超えて、あの記憶を思い出した。それが魂の揺れ動いた時です」

「い、いや、俺は何の記憶も思い出してなんかいないけど」

「思い出しているじゃないですか、しっかりと」

 アザレアはそう言って、ナナセの胸に手を当てた。

「少なくとも、貴方の心はそれに気付いていますよ」

「へ?」

「ふふっ」

 アザレアはまた同じように、少女のように笑った。

「それよりも、ナナセトキムネ」

「ん?」

「貴方のお話を聞かせてください。私、貴方の冒険譚を聞くのを楽しみにしていたのです」

「えっ? アザレアって俺の事見てたんじゃないの?」

「言ったじゃないですか。お互いの《異扉オスティア》が小さすぎると。針の穴のような《異扉オスティア》からそちらを見ても何も分かるわけないじゃないですか」

 その科白セリフにきゅっと胸が締め付けられる気持ちになる。

「………アザレア」

「何ですか?」

「もしかして、ずっとこの何も無い空間にいたのか?」

「え、ええ。そうですね」

「………ゴメン、アザレア。俺の《異扉オスティア》が小さすぎるばかりに、お前をこんなところに閉じ込めて………ゴメン、本当に」

「いえ。良いのですよ。全く気にしてませんから。よく考えて見て下さい。貴方が〈神技スキル〉を使っている時は少なくても私が活躍しているわけです。つまりここ最近ずっと働きっぱなしだったんですよ? 褒めて下さってもいいくらいです」

 捲し立てるように話すアザレアの顔はさっきまでの無機質な表情とは違って見えた。

「……ありがとう、アザレア」

「いいんですよ。これが私達の生きる意味なので」

 アザレアは微笑みながら言って、

「それよりも、です。早く貴方のお話をお聞かせ下さい」

「うん、もちろん」


 ナナセはこのファラノイア───アザレア曰く、この世界はファラノイアと呼ばれているらしい────に目覚めたその初めから今に至るまでをアザレアに詳らかに話した。
 暗い部屋で目覚めて、アイナという少女に一目惚れしたこと。アイナにすぐに声を掛けたこと。その後、フェイにパーティの勧誘を受けたこと。パーティみんなで昼飯を食ったこと。あれは美味かったなぁ、ほんと。
 あの時、テオがむせてスパゲティを吹き出したのなんか、俺とアイナとフェイが笑い転げて大変だった。あれは、いい思い出だ。
 王都アカロウトを出て、次は竜車に乗っての旅だ。アイナはお尻の痛さを嘆いていて、〈神技スキル〉で飛んでいいか、なんて言ってたけど、フェイが竜車に乗れるのなんか今だけだよ。楽しもうよアイナ。なんて言ってさ。
 俺はアイナの隣に座れただけで尻の痛さなんて気にしてなかったけど。
 フリュードに着いて、パーティの仲間と一緒に海に入った。
 初めは俺はアイナと一緒に砂浜を歩く予定だったんだけど、テオがパトリツィアとかダーシュとか他のパーティの奴らも連れ添って「誰が速いか競争だァ!!」なんて言い始めて。アイナは呆れたように見てたけど。でもなんだかんだ楽しかった。

 そして、フリュードが崩壊してしまった。
 フェイの仕業だ。あいつは自分が楽しむためならなんだってする。前の世界でもそうだった。
 フェイのせいで、テオも、他のパーティの奴らもみんな死んだ。

 そこから今までは奔走の日々だ。
 ノウトを探すためにアイナに飛ばして貰って、その途中でアイナが、───急に燃えてしまって。

 俺はその時、《克刻リヴァイス》っていうアイナを救うためだけの〈神技スキル〉を手に入れた。この《克刻リヴァイス》もアザレアがなんとか力を振り絞ってくれたおかげで使えているのだろう。

「アザレア、ありがとう」

「何が、ですか?」

「俺に今まで力を貸してくれて」

 ナナセがそう言うとアザレアは少しだけ目を見開いてから、微笑んでみせた。

「だから言ったじゃないですか。これが私の使命なんです」

「女神の使命ってなんなんだ?」

 アザレアは手を絡み合わせて、

「それは勇者の力になること、それだけです」

「本当にそれだけなのか? そんなのってなんだか、…………」

「貴方は優しいんですね」

「はっ? 俺が優しい? いやいや、そんなこと、ないよ。マジ、これマジで。だってさ俺、アイナ以外のことに正直興味ないって言うか、そんな感じだし?」

 ナナセが肩を竦めながらそう宣っていると、突然、身体が不思議な感覚に包まれた。

「アザレア……?」

 見ると、アザレアがナナセの身体を抱き締めていた。その背中にある翼とアザレアの柔らかい肌の感触が普通とは違う、不思議な感じで、なんだかとても心地良かった。

「強がらなくていいんです。ナナセ。私は貴方のことを世界で一番知っているんですから。貴方が本当は優しくて、思いやりのある人間だってことは私が一番知ってるんですよ」

「アザレア……」

 ナナセは涙を流さなかった。流したら、単純にカッコ悪いと思ったからだ。アザレアの期待に応える為にも、弱いところは見せたくない。
 アザレアはナナセの腰から手を離して、笑顔で微笑んだ。

「もう、時間みたいです」

「じ、時間?」

幻想世界ファラノイアの時を《永劫アイオーン》で止めていると言ったでしょう? 制限時間が訪れているみたいですね」

「ああ、そうか。……もっと、アザレアと話していたかったのに」

「ええ、私もです」

 アザレアは無機質な表情ではなく、少女のような笑顔で笑ってみせた。そして、その胸に手を置いた。

「最後に、貴方に私の力を最大限与えます」

 アザレアは右手を自分の胸に、もう片方の手をナナセの胸に置く。すると、────

「わっ!! はっ!? なんだこれ!?」

 ナナセの背中に、アザレアと同じような翼が生えた。

「ふふっ。〈神技スキル〉と同じように、好きな時に消したり、顕現したり出来ますよ」

 アザレアの言った通り、頭で命じると翼が現れたり、消えたりした。生えるわけではなく、急にその場に現れるイメージだ。

「………感謝してもしきれないな、これ」

「《異扉オスティア》が最大限に開いている今だからこそ成せる技ですね」

 そして、ナナセの瞳をその宝石のような双眸で見つめ、

「………もう、終わりみたいですね」

 ナナセの身体が徐々に光に包まれているのが分かった。

「こんな、感じなのか……っ」

 ナナセがその状況に狼狽える。
 そして、アザレアの方をしっかりと見て、

「アザレア!! また会えるよな!? また会えるんだよな!?」

「ええ。また、会えますよ。絶対です」

「絶対の、絶対だからな!! 約束だから!!」

「ええ」

 アザレアは女神のような笑顔で微笑んだ。そして、ゆっくりと口を開き、

「トキムネ、アイナを───いえ、逢奈あいなをどうか、救ってくださいね」

「ああ! もちろん!!」

 そうして、ナナセの身体が完全に光に包まれてしまう。








          ◇◇◇







 ぽつねん、と取り残される白と赤の女神、アザレア。
 彼女はナナセに触れていた片手をその胸に押し当てていた。

「どうして、あんな嘘ついたの?」

「アイリス……っ」

 何も無い真っ白な空間に、その白をブチ殺すような、真っ黒な女神が現れる。
 黒い髪に黒い翼。しかしその肌は病的な程に真っ白だ。顔はアザレアに負けず劣らず美しい。しかし、美しさの方向がアザレアとは真反対だ。アザレアの美しさは言わば大人の美しさ。
 艶やかでお淑やかな淑女がアザレアならば、アイリスはあどけない可愛らしい子供。それでもなお何処か妖艶な美しさを秘めている不思議な容姿だ。

「いやだなー。アイリスって呼ばないでよー。アヤメはアヤメだよー」

「……そうでしたね。貴女あなたはアヤメでした」

「そうだよもお~。アヤメはダーリンのアヤメだから~アヤメなんだよ?」

 意味の分からないことを口に出すアヤメはくねくねと身体を動かして、ダーリンとやらへの愛をその身体で示している。

「それよりも、さっきの〈時〉の勇者に言ってた『ずっと一人だった』みたいなの嘘だよね。どうして嘘ついたりしたのー?」

「あ、あれは──」

「知ってるよアヤメ。他のかぁいい女神様に目移りしないように、だよね?」

 アヤメはアザレアの顔に触れそうな程に顔を近付けた。その顔には不気味な笑みが張り付いていた。

「勇者様を愛する女神様。でもその勇者は他の勇者様に夢中。ああ、これなんてラブロマンスだろ~」

 ウフフ、ウフフと笑いながらアヤメが踊る。
 アヤメが踏み歩いた所が黒く染められていく。真っ白な空間が、徐々に黒に侵されていく。

「〈時〉の勇者と最後に交わしたも果たせそうになさそうだし。嘘ばっかりだねぇ」

「………っ」

 アザレアはナナセの《異扉オスティア》を無理矢理こじ開けた。その代償について、アザレアは彼に伝えていなかった。一度《異扉オスティア》に負荷を掛けてしまえば、再度弄ることはほぼ不可能だ。
 それを分かって、アザレアはナナセに翼を託し、そして《克刻リヴァイス》を授けた。その覚悟はとうに出来ていたはずだ。
 でも、どうしてか、彼の顔を見れないだけで胸が、心が酷く痛む。
 もう会って話すことも出来ないと思うと、胸が張り裂けそうだ。

「恋だねぇ。恋するサツキちゃんかぁいい~」

「……私はアザレアです」

「サツキちゃんの方がかぁいいよぉ。反駁するなんて、殺すよ?」

「──私は誰がなんと言おうとアザレアです。貴方にそう呼ばれたからと名前を変える義理はありません」

「えー。サツキちゃんかぁいいのにぃ」

 アヤメが踊りながら、愚痴るように言った。その空間を支配していた白が黒に殺されていく。アザレアが手を払うと、その黒が一瞬にして白になる。

「アヤメ、貴女は早く自分の勇者の所にいったらどうなんですか?」

「ダーリンのことはいつもならずっと見てるよー。でもぉ、なんか面白そうだったから、来ちゃったんだー」

「そうですか。ではお帰りください。私はナナセを支援しなければいけないので」

 アヤメはアザレアの言葉を無視して言葉を遮るようにして言う。

「そもそもの話だけど~、サツキちゃんのせいでもう女神が全員パニックっていうかー。これ以上世界を狂わせないで欲しいっていうかー」

「時間に関してはもう問題ありません」

「へぇ」

 アヤメは悪魔のような笑顔でにやついた。
 その顔に対抗するように、アザレアはしゃんと胸を張って、

で、時宗はやってくれますから」

 誇らしげな笑みを浮かべて言い放った。
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