あのエピローグのつづきから 〜勇者殺しの勇者は如何に勇者を殺すのか〜

shirose

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序章 きみが灰になったとしても

第4話 キトゥンときゅん

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 人が傷付くのを見るのが嫌いだった。
 だから全てを守りたいと思った。
 どうしてそう思うのか。これは生まれ持っての性なのだろう。
 記憶はないけれど、なんとなく自分のことは分かる。だからこそ俺はこうして魔皇の隣に立たせてもらっている。この人がいなければ俺は死んでいた。餓死、もしくは自らに弑逆スレイを使って、自殺を図っていた。
 この人に救けられた俺は、その分報いなければいけない。たとえ俺が灰になったとしても。
 さて、俺ことノウトは魔皇と共に魔皇城に戻ってきた。時間としては深夜に近い。それでも、俺にはやるべきことがあった。

「シファナに謝りたい?」

「ああ」

 ノウトは頷いた。ノウトはシファナという少女に酷いことをしてしまったのだ。彼女の優しさをノウトは跳ね除けてしまった。

「出来るだけ早く謝りたいんだ。彼女がどこにいるか教えてくれないか?」

「ふぅむ……。この時間ならば談話室、もしくは……」

 魔皇が顎に手をやって、目を閉じた。

「いや、せっかくだから私が案内しよう」

「本当か。助かるよ」

 魔皇に言われて案内させられたの城の本丸から少し離れた違う棟だった。なんでも、使用人専用の棟らしい。

「それでは、私は先に戻っているから。シファナのこと、宜しくな」

 そんな言葉を残して魔皇は去っていった。辺りは廊下は薄暗い。少し、いやかなり緊張している。あんな別れ方をしてしまったのだ。しかも、つい2、3時間前に。ノウトはドアノブを握った。冷たい。それによって背筋がぴしゃりと伸びた。会って謝るんだ。
 ドアノブを捻って、扉を開ける。

「失礼し……ま…──」

 そこまで言った時に、自分のミスに気付いた。どうして、俺、ノックしなかったんだろう。そこにいるのは4人の猫耳族マナフルの少女だった。シファナ以外に、顔も見たことがない子が3人。全員使用人、つまりメイドなのだろう。でも、彼女らはメイド服を着ていなかった。いや、メイド服どころか何も着ていなかったのだ。強いて言うなら、下着だけ。

「「きゃあああああああ!!!」」

「ご、ごめん!!」

 女の子の悲鳴と同時に、ノウトは叫ぶように謝って扉が壊れてしまうんじゃないかと勢いで閉じた。

「…………………………………えっ?」

 あれ、ちょっと、待って。……これ、終わった? 自分に弑逆スレイ使うしかない? 勇者として汚名を返上するために頑張ろうと思ったのに。いきなり、これ? なんだよ、もう。勇者は覗き魔の変態って噂が魔皇城中に広まって、ノウトはもうここには居られなくなるんじゃ。

「そんなところで何してるんですか?」

「うわぁっ!?」

「うるさいです」

 そこに居たのはノウトが謝ろうとしていたシファナ本人だった。寝巻きに着替えて、先程ノウトが入ってしまった部屋から扉を開けて顔を覗かせている。

「さ、さっきはごめん、ノックすれば良かったよな。いきなり入るとかどうしてたよ俺、ははは」

 ノウトが早口で弁明すると、シファナは首を傾げた。

「私は別に。見られて減る物はではないと思いますし」

「え、そ、そう?」

「何か用があるんですか?」

「うん」

「立ち話もなんですし、入りませんか?」

「え、いや、でも」

 シファナは良くても他の人が許さないんじゃ……。いや、これはちょうどいいチャンスだ。ノウトがここで上手く弁明出来なければ明日はないという暗示に違いない。

「そう言わずに」

 ノウトの意思もクソもあるかといった感じでシファナがノウトの手を取って部屋に招き入れた。

「お、おじゃまします」

 会釈しながら入ると着替え終わったのであろう他のメイドの子達が寝巻きを着て、それぞれのテリトリーにいた。
 全員、猫耳族マナフルみたいだ。それにみんなあどけないというか、そこそこ幼い。14歳とかそこら辺の歳だろう。少なくともノウトよりは年下に見える。
 一人目はベッドに座っていて、ナイトキャップを被っていた。そして、こちらを怯えるような目で見ている。二人目はその隣に座る茶髪の子でこちらを汚物を見るかのような目で睨んでいる。敵対心マックスだ。三人目は腕を組んで、安楽椅子に座って目を瞑っている。眠っている……のか?

「どうぞこちらに」

 シファナが椅子を引っ張り出してきて、ノウトをそこに無理やり座らせた。その対面にあるソファにシファナが座った。
 ……いやいや、これ。シファナに謝るのが目的だったのに、ここにいる全員にまず謝らないと駄目になったじゃないか。かなり遠回りだけど、やるしかない。

「みんな、さっきはいきなり入ってごめん」

 ノウトが平謝りする。

「とりあえず死ねば?」

 茶髪の女の子がごみでも見るかのような視線をノウトにやった。……きっつ。

「ちょっ、ちょっと……! い、いきなり死ねはないでしょ、フィーユっ!」

 ナイトキャップを被った気弱そうな女の子がフィーユとやらに小声で話し掛けた。

「はぁ? この男は無断で男子禁制の乙女の花園に立ち入ってあまつさえわたしたちの裸を見ようとしたのよ。死んで詫びるべきね」

「……? 男子禁制でしたっけ、ここ」シファナが小首を傾げる。いつものやつだ。

「今この瞬間に男子禁制になったのよ、シファナ」

「そうなんですか。では早速ですが出ていって下さい」

「えぇぇ!?」

 変わり身が早すぎる。シファナが招き入れたのに。シファナがノウトを立たせて廊下に出させようとする。

「えっ、……ちょっ、その……シファナ!」

 フィーユがシファナを制止させる。

「……?」

「冗談! 冗談よ! さすがに失礼すぎるでしょ。招き入れた瞬間に追い返すなんて」

 フィーユが狼狽えながら言う。初対面で死ねと言った人とは思えないセリフだった。

「男子禁制なのでは?」

「だ~~か~~ら~~」

 フィーユが地団駄を踏む。シファナには冗談が利かない。それが改めて分かった。
 フィーユがノウトの腕を掴んで、部屋の中に引き戻した。

「たった今男子禁制は解禁よ」

「そうなんですね」

 シファナは無表情のまま頷いた。
 いや、シファナ……。もう少し頭柔らかくして考えようよ。フィーユとノウトは同じように呆れた顔をした。
 フィーユはノウトの腕を掴む自らの手を二度見して、ぱっと突っ撥ねるように放す。

「触んないで! この変態!」

「いやきみが掴んできたんだろ!」

 流石のノウトもこれには我慢出来ずにツッコんでしまった。声を張り上げてしまったので、ベッドに座る臆病そうな女の子が肩をびくりと震わせた。

「ごめんね。えっと、一応弁明しとくと覗いたのはわざとじゃないから」

「わ、わわ分かってます。ごめ、ごめんなさい、いきなり入ってきたのが、……その、びっくりしちゃって」

「それは、俺が一方的に悪いから、謝んなくていいよ」

 俺が言うと、フィーユが大人しそうな女の子に近付いた。

「ミャーナ、びくびくしすぎ。男はケダモノなんだからそんなんじゃぱくりと食べられちゃうわよ」

「た、たべられりゅ!?」

 ミャーナと呼ばれた少女は怖さのあまりに舌を噛んだ。「いたひ……」と小さく嘆いている。

「だ、大丈夫か?」

「触んないでよ、うちのミャーナに! このケダモノ!」

「はいはい、言うと思ったよ。ったく、俺はミャーナを心配してやってるだけなのに」

「何その態度ぉ。腹立つんですけど。レディーに対する態度じゃなくない?」

「申し訳ございません、フィーユお嬢様。これでいいか?」

 ノウトが半分諦めながらもぶっきらぼうに言うと、フィーユは気を良くしたのか得意げな表情で腕を胸の前で組んでいた。

「ふ、ふん。それで、わたしになんの用?」

「いや、フィーユ嬢には用はなくって」

「はぁ!?」

 フィーユが大声を上げて、猫耳族マナフル特有の尻尾をピンと立たせた。

「わたしに用ないのにわたしの下着姿見たの!? 馬鹿じゃない!? 死んじゃえば!?」

「えぇ……」

 フィーユはミャーナのいるベッドに穴ネズミのように潜り込んでいってしまった。……気難しいな、レディーに対する心遣いってやつは。頭だけを毛布から出してこちらを覗いていた。今は、スルーでいいか。

「シファナ、今日はごめん。夕方に、シファナが差し伸べた手を、俺が跳ね除けてしまって」

 ノウトが言うと、シファナは数秒固まって、そしてようやく思い出したかのように口を開いた。

「ああ。あれでしたか。すみません、掃除後で私の手が汚かったから、ですよね」

「いや、違う。違うんだ」

 ノウトはシファナにことの経緯いきさつを話した。ノウトが勇者であり、他の勇者からミファナを助けようとしたこと。見殺しにしたと思っていたミファナが生きていたこと。そして、ミファナとシファナの顔がそっくりだったから、シファナの手を跳ね除けてしまったということ。

「正直、あなたの心情を全て察することは叶いませんが」

 シファナはノウトの目を真っ直ぐに見た。

「あなたが姉さんを助けてくれたのは事実です。礼を今まで言いそびれていましたが、今申し上げます。本当に……本当にありがとうございました」

 シファナが深々と頭を下げた。

「えっ、シファナが言ってたミファ姉を助けたのって……」フィーユが毛布から這い出て、嘘だと言わんばかりの顔で呟いた。

「ええ。この方です」

「え、えぇぇ……そう、なんだ……」ミャーナが声を震わせながらノウトを見た。

「シファナは知ってたんだな」

「ええ。あなたが魔皇様に運ばれて来たその時に、魔皇様に聞いたので」

 だから、あんなにもシファナはノウトに対して優しかったのか。ようやく腑に落ちた気分だ。
 フィーユは未だ信じられないと言った表情でノウトを見ていた。そして、やっと理解出来たのか、ノウトを見て腕と同時に足を組んだ。

「ふ、ふん。わたしからも感謝してあげる。ミファ姉を助けてくれてあり……がとう……」フィーユはノウトから目を逸らしながら、尻すぼみに言った。

「ああ。俺も、ミファナを救けられて良かったよ」

「あ、あたしからも、……あ、ありがとう」

 ミャーナがにっと、笑顔で笑ったのでノウトも自然と微笑んでいた。

「おう」

 シファナは相変わらず無表情だけど、喜んでいるのは分かる。彼女らの笑顔が見られただけで身を呈して守ったかいはあったというものだ。

「それで、あなた様のお名前、まだ聞いてませんでしたよね?」

「ああ、そうだったな」

 ノウトはシファナ、フィーユ、ミャーナの顔をそれぞれに見渡して、彼女から貰った大切な名前を誇らしげに口に出す。

「俺はノウト・キュンっっ……!」

 ……なぜ、ノウトがこんな奇声じみた声を発したかと言うと───

「にゃはは。ノウトきゅん、いい声で鳴くにゃ~」

 ずっと安楽椅子で眠っていたかと思われる猫耳族マナフルの女の子がノウトの耳に息を吹きかけたからだ。いたずらっぽい笑顔でかなりの至近距離でノウトを見ている。まさに目と鼻の先と言った感じだ。

「ノウト……きゅん様?」

 シファナが訝しげにノウトを見た。

「違う違う違う! 今のはミスで! それに様はいらない!」

「じゃあ、ノウトきゅん?」

「いやいや違うって、ノウト・キリゅっ!」

 今度はさっきの耳に息を吹きかけてきた女の子がノウトの脇腹をつついた。

「にゃはは! ノウトきりゅっ、だってぇ~! ぷっはぁ~!」

「さっきからなんなんだよ、きみは!」

「チナチナはチナチナだにゃ~。にゃんにゃん」

 ふざけてるとしか思えないポーズをとった。具体的に言えば猫っぽいような、そんなポーズ。いやぁ、無性にムカつくなぁ、この子……。

「やっぱりノウトきゅんなんですね」

「いや、シファナ。どう考えても言い間違いっぽいわよ……?」フィーユがノウトに変わって弁明してくれた。

「でも本人がああ言ってますし」

「そうだにゃ~~。ノウトきゅんはノウトきゅんにゃ~」

「ほら」

「いやほら、じゃないでしょ。今のチナチナが言ったやつじゃん……」

「そ、そうだよ……。ちゃんと本人から聞かないと」

「いいぞ、俺の代わりに頼むミャーニャッ!」

 ノウトが声を発するごとにチナチナがノウトの脇腹をつついてくる。

「もう! なんだよきみはほんとに! ふざけるのも大概に……っ!」

 ノウトがチナチナの手を掴んで取っ組み合いになる。喧嘩下手同士の喧嘩みたいな感じだ。

「あれれ~~? チナチナ達のおぱんつ見ておいてその態度でいいのかにゃ~~?」

「すみませんでした!」

 ノウトは腰を90度に曲げて深々と礼を告げた。

「その節は本当に申し訳ございません! 僕が悪うございました!」

「にゃふふふ」

 チナチナは楽しそうに笑っている
 や、やばいか、これ。下手に出て付け込まれたらとんでもないことになるんじゃ……。何を命令されても逆らえないかもしれない。でも、ノウトが着替えを覗いたという事実が広まったらノウトの人生はジ・エンドだ。

「チナチナ、ちょっと可哀想でしょ?」フィーユがチナチナとノウトの間に割って入った。

「それもそうだにゃ~~」

 案外チナチナは食い下がることなくノウトに飽きたように、手をぷらーんと投げ出して壁際にあるハンモックへと身を投じて、ぐーぐーと寝始めた。なんだこの自由が具現化したような子は。

「ん゛っん」

 ノウトはわざとらしく咳払いした。
 格好はつかないけど、とりあえず、もう一回自己紹介を再開するしかない。ノウトが言葉を発しようとすると、それより先にシファナがノウトを見て、口を開いた。

「何はともあれ、よろしくお願いしますね。ノウトきゅん」

「「だから違うって言ってんじゃん!」」

 ノウトとフィーユの声が物の見事にハモった。

「どうしてフィーユが否定するんですか?」

 シファナが真顔で問う。

「へ? いや、……」フィーユは顔を逸らした。「だ、……だって………」

「だって?」

「……そ、その呼び方って……なんか、恋仲の男女っぽいし………」

「どうしてこの呼び方がこいなっ……もごもご……」

「黙りなさい!」

 フィーユがシファナの口を物理的に閉ざした。フィーユが何を言ったのか聞き取れなかったノウトはフィーユに顔を近づけて、

「ごめん、さっきなんて言ったんだ?」

「近づくな変態!!」

 フィーユの横蹴りがノウトの後頭部にヒット。ノウトはふらついて、あれ、おかしいな、これ、やばいかも。そして、その場に倒れた。
 薄れゆく意識の中、「ノウトきゅん」と懸命にノウトのことを呼ぶ声が聞こえたが、残念ながらそこから先の記憶はなかったのであった。

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