あのエピローグのつづきから 〜勇者殺しの勇者は如何に勇者を殺すのか〜

shirose

文字の大きさ
163 / 182
序章 きみが灰になったとしても

第39話 楽園の夢

しおりを挟む


「まさかこれに反応できるとは。モファナの姫君の戦闘力は今生存する人類でも随一やもしれませんね」

 ノワ=ドロワは両手を胸の高さまで上げた。その掌、手袋の上に見覚えのあるものが見えた。二年もの間、暇さえあれば神機について研究していたノウトだから分かる。あれは──

瞬間ステラ……転移陣グラム……」

 ノウトが呟くと、ノワ=ドロワはノウトを見た。

「勇者、アナタは思っていたより賢いのですね」

「どういう、こと?」ラウラが理解していない様子で小さく首を傾げた。

「あいつの両の手のひらに、瞬間転移陣ステラグラムの紋が描かれている。あれをフウカやレンたちに押し付けてどこかに飛ばしたんだ」

「どこかって……──」

「それはこれから知れば良いことです」

 ノワ=ドロワが文字通りパッと姿を消す。
 その場に残されたノウトとラウラは当たりを見回す。ノワ=ドロワは、どこにも居ない。どこに消えた。瞬間移動する相手を補足できるのか。少なくともラウラはさっき反応出来ていた。どこだ。どこから来る。
 そう思った矢先、ノウトの背に何かが触れた。


 ──そして、世界が廻る。


 視界が留まらない。思わず瞬きをする。
 その瞬間に、景色が変わっていた。
 ノウトもダーシュたちと同じように飛ばされてしまったのだ。ラウラは。レンは。フウカは。ダーシュは。みんなは。
 どこに行ったのだろうか。無事なのか。周りにはいる気配がしない。
 何千人も収容できそうなこの部屋は、なんだ。
 ふと、前を見上げる。そこには、うずくまる巨竜のような壇があって、その中央の玉座に男が腰をかけていた。男はこちらを見て、立ち上がる。

「よもや、こんな少人数で乗り込んでくるとは思わなんだ」

 その短い言葉だけで、そこにいる男が何者か分かった。あそこにいるのは──

「お初にお目にかかる、帝国の勇者よ。オレは不死王ふしおうテオドール・フォン=ファガラウス」

 その声が、言葉が、音の波が。ノウトを貫き穿っていく。ノウトの背筋に電流が走るかのようだった。総毛立ち、腰が引けてしまった。

「……お前が……不死王……」

 声が、上手く出なかった。かろうじて出た科白セリフは意味のないものだった。ノウトが肺を絞り出すように声を発すると、不死王は頬を緩めた。

「そう緊張しなくていい。オレは君と語らいたいだけなんだ」

 不死王はやけに若かった。見た目だけで言うならば年齢はノウトと同じくらいか、少し上くらいだろう。今の魔人族マギナには珍しい燃えるような赤毛に、こめかみ辺りから生える大きな角。身長はノウトより十センチは高い。180センチくらいだ。
 その頭には王が被るべき王冠も戴いていない。服装も軽そうな鎧を身に纏うだけだ。装飾はレンの着るような闇衣ヤミゴロモに似ている。
 容姿だけならば、彼が不死王だと言われても信じられないだろう。
 しかし、その芯の通った声質と彼が纏う目に見えぬオーラが、不死王を不死王たらしめた。
 相手は千年近く生きている化け物だ。油断したら、殺られる。殺される。
 ノウトは床を踏みしめるように足に力を入れた。

「仲間は──ラウラたちは無事なのか?」

「無論、無事だ。今は別室にいるだろう」

 不死王がそう言って、玉座に座り直した。そして、大口を開けて笑い出す。

「はっはっは! 君は自らのことより仲間を心配するのだな」

「当然だ」ノウトは即答した。「……俺はもう、何も失いたくない」

「失う……か」

 不死王は憂いを帯びた目をした。それから、ノウトを見て、目を輝かせた。

「どんなやつかと思ったが、気に入った。ノウト・キルシュタイン」

 不死王がノウトの名前を知っているのは、特に意外でも何でもなかった。スクードですら知っていたのだから、不死王が知っているのも当たり前だ。
 不死王が立ち上がる。そして、壇をゆっくりと降りて来た。

「ノウト、大地掌握匣グランアルカの奪還、見事だった。ここだけの話、ぎりぎり阻止出来なかったんだ。なにぶん、この城には信頼のおけるものしか入れていないのでな。まさか水路から侵入されるとは思っていなかったぞ」

 もう、目の前に不死王がいた。ノウトは自然と身構えていた。いつ戦闘が起こるか。分からない。
 そもそも、ノウトは生きて帰れるのか。
 みんなは本当に無事なのか。
 どうしたらこの場から逃れられる。どうしたらみんなと帝都に帰ることが出来る。考えろ。考えろ。

「最近、……いや五十年くらい前からだな。俺は食にこだわってるんだ」

「……しょく?」

「そうだ。食事は奥が深いぞ。人が絶対に行わざるを得ない行為にもかかわらず、食べる際にはある種の快感を感じる。これは交合にも言えるが、生存に必要とされている行為、生理的現象が快楽に繋がると本能が感じるのは面白いと思わないか? 例えば、食事や交合、惰眠が苦痛を伴うものならば人類はとうの昔に滅んでいただろう。オレたちは食事や交合に快感を感じるからこそ、ここまで存続し、繁栄出来た。まるで、オレたちがここにいることすべて、神の手のひらで転がされているみたいだ」

 不死王の語る言葉の意味はわかる。だが、………。

「どうして、今そんな話を……?」

 ノウトが反射的に聞くと、不死王は控えめに笑った。

「無意味な話をしては駄目か?」

 目の前の男は、まるでノウトの友人かのように語る。

「初めに言っただろう。オレは君と話がしたいだけだと」

「お前は……」ノウトはアヤメの宿る剣の柄に手を触れた。「……この状況を、分かってるのか」

 ノウトが不死王を睥睨する。

「俺は、敵地のど真ん中にいて、目の前には敵の親玉がいる。仲間は人質に取られて俺の知らない場所にいる。不死王、お前と雑談する暇なんて、俺にはどこにもないんだよ。……仲間を返せ、不死王」

「至極真っ当な意見だな、ノウト」

 不死王がノウトに背を向けた。……今なら、仕掛けられる。あの背中に剣を突き立てられる。
 フィーユも、シャーファも、ルーツァも、ミファナも。みんな、みんなこいつのせいで殺された。とめどない戦争を巻き起こす不死王のせいで。
 頭の中に、スクードの言葉が浮かんだ。

『──不死王を、テオドール・フォン=ファガランスを殺してくれ』

 その頼みを今なら叶えられるのかもしれない。いや、駄目だ。冷静になれ。人を殺すのは、ノウトの正義ではない。ノウトの正義は『救うこと』だ。救わなくて。救い続けなくては。

「はっはっはっはっはっはっは!!!!」

 不死王は声高く笑った。その笑い声がノウトの芯を揺らすようだった。

「ノウト、君を少し侮っていたようだ。君は、俺の想像以上の死線をくぐってきたのだろう」

 気が付くと、不死王はノウトのそばにいて、ノウトの肩に手を置いていた。ノウトはサイドステップを挟んで、距離を置いた。

「不死王、お前の目的はなんだ?」

「目的?」

「魔皇を殺すことか? 大陸の統一か? 人類の支配か? それとも──」

 ノウトが不死王の目を真っ直ぐと見た。

「──世界を、壊そうとしているのか?」

 不死王は須臾しゅゆの瞬間、目を丸くした。だが、その直後、吹き出して、腹を抱えて笑い始めた。

「ノウト、君は面白いな! 世界を壊す……か。誰から吹聴されたか知らないが、オレが生きる目的はそんなものじゃない」

 不死王がかつかつと歩いて、壇の前に立った。


「オレは、世界を救おうとしているんだ」


「救う……?」

 ノウトは自らの耳を疑った。目の前の、今まで何人もの人間を足蹴にして犠牲にしてきた男は、今世界を救うと、そう言ったのか。ノウトが訝しげに不死王を見ると、彼は唸るように喉を鳴らした。

「今はその中途にあってな。オレはとある方法でそれを成さんとしているんだ」

「ある、方法?」

「『楽園』さ」

 不死王は輝かんばかりの瞳をノウトに向けた。

「オレは、『楽園』に行く方法を探している」

「楽園……」

 ノウトは反復した。
 『楽園』というのはこの大陸、いやこの世界で信仰されている死生観のひとつだ。
 死後、人は魂となって『楽園』と呼ばれる桃源郷に往く。
 そこでは生前の行いに従って身分が決まり、生前過ごしていた者たちと共に暮らすことの出来る。
 そして、誰もが衣食住に困ることはなく、誰もが平等に魔法を使うことが出来る。さらに、戦争の類もなく、人や国家間で争うことはほとんどない。
 まさに『楽園』なのだ。
 人が死する時、老若男女を問わず、この楽園へと誘われる。それが、この世界でほとんどの者が信仰している死生観であり、そして同時に希望なのだ。

「……皆を殺して、死で救済しようと言うのか」

「はははっ! 言い方によっては、そうとも言えるかもな!」

 不死王はノウトを見て笑う。

「人の記憶は魂にある。だが、人は死すれば記憶が消える。それはなぜか……」

 その銀色の目が妖しく光るように見えた。

「それは、『死の門』を通過する際に、魂のうちにある記憶が封じられるからだ」

「……死の門?」

「便宜上、オレはそう呼んでいるだけだ。そう呼ぶに相応しいと思っているからな。には太古の昔から名前が付いている。その名前は──」

 不死王の瞳が妖しく閃く。

「──異扉オスティア

 その単語を言の葉にして、彼は手を胸に当てた。

「それこそが楽園へと繋がる扉の名。オレは記憶がある状態で異扉オスティアを通過し、楽園へ赴きたいんだ」

 異扉オスティア……。
 どこかで、聞いたことがある気がする。気がする、じゃない。絶対に聞いたことがある。でも、あれ、どこだっけ、どこで聞いたんだっけ。思い出せ。思い出せ。ああ、くそ。だめだ。いつもと同じだ。思い出したくとも思い出せない。

異扉オスティアを通過することが出来るのは魂となった者だけだ。死んで、魂となった者だけが通ることが出来る。だが、楽園に行けば記憶がなくなる。しからば、どうするべきか。そうだ。生きたまま異扉オスティアを通ればいい」

「……だからお前は不死になったのか?」

 ノウトが言うと、不死王はノウトを横目に見て、腰に手を当てた。

「それが本懐ではあるがな」

 不死王がノウトから目を逸らした。ノウトは息を呑む。

「ノウト、死ねば楽園に行けると仮定して君は死にたいか?」

「いや……」反射的に答えている自分に驚いた。「死にたくは、ないな」

 この問答はなんなんだ。とても大事なことを聞かされている気がする。つまり、ノウトを生かして帰すつもりはないのではないのだろうか。
 でも、話している間は、まだ猶予がある。そう思う。仲間たちともう一度会うためにも今は機会を見図ろう。

「そうだ。死後に楽園があると知っていても、人は死を恐れる。それはなぜか。それは、死後について、誰も知らないからだ。死ねばそこに楽園があるなんて、気休め程度のまやかしに過ぎないと人々は心の底で思っている」

 不死王はノウトを見た。今は笑っていない。真面目な素振りを見せている。

「だが、オレは楽園の存在を肯定する」

「……死後の世界に行ったことがあるのか?」

「逆だ」

 不死王は即答する。

「楽園の記憶を知っているんだ」

「楽園の……記憶……?」

「時々、夢を見る」

 不死王は追憶するように目を細めた。

「目を覚ますと、いつもそれが何かを忘れてしまう。だが、何回も同じ夢を見ているうちにそれが鮮明になっていく。記憶になっていく。次第にそれが、楽園の記憶であることに気付いたんだ」

「………同じだ」

 ノウトは不思議な感覚に陥った。目の前の男は、ノウトとよく似ている。

「俺も、よく夢を見る。ここじゃない世界の夢だ。あれは、もしかして、楽園の夢なのか……」

「やはりか」

 不死王が笑った。ノウトは耳を疑った。? やつは今そう言ったのか?

「──……楽園への扉。やはり勇者が鍵だな」

 不死王は呟く。そして、ノウトを見て聡明剛毅とした表情で、自信満々に口を開く。

「ノウト、オレと手を組め」

 一瞬、何を言ったのか分からなくて、ノウトは返答に窮した。ノウトが何かを言う前に、不死王が語る。

「オレの道には君が必要だ」

「お前は……何を言って……」

「魔皇と手を切れと言ってるんだ」

 不死王は口角を上げて、言う。

「オレと組めば、ノウト、君をオレと同じように不老不死にしてやる。世界の真理も教えよう。どうだ。悪い話じゃないだろう?」

「…………」

「さあ手を取れ。共に王道を征き、世界を救おう」

 不死王は手を差し伸べた。ノウトは目をその手に向けて、それから顔を上げた。

「──そうやって、口車に乗せて多くの人を犠牲にしてきたのか?」

 ノウトが不死王をその黒き双眸で睨む。

「沢山の人々が……お前の野望の犠牲になっているのを見た。……地下にいたゾンビはみんな元はきちんとした人だったんじゃないのか? 誰にでも家族がいる。遺された人の思いを考えたことはないのか」

 そして、目を瞑って、いなくなった彼らのことを思い出す。

「モファナ、魔帝国マギア、サリド、ルノカアド、ユニ、カザオル、シュンタイ、ハリトノヴァ。お前の国、ガランティア連邦王国もそうだ。戦争で多くの数え切れないほどの犠牲が生まれた。世界を救う? 冗談じゃない」

 首を振り、拳を強く握る。

「お前は、楽園に行きたいという一存だけで国も人も、多くを巻き込んだ。尊い命を弄ぶお前は手を組むには値しない男だ」

 喉を震わせるように言葉を紡ぎ、不死王の目を見つめる。

「魔皇は……、魔皇は少なくとも自分の国の民たちにそんなことはしない。魔皇は国民全員の名前を覚えて、ひとりひとりの命を尊んでいる。誰かが命を落とせば共に涙を流し、家族と共に弔う。命を何とも思わない、お前の手を取ることは出来ない」

 言うと、不死王は頬を緩めた。怒っても焦ってもいない。

「──交渉は決裂だな」

 不死王は意外そうな顔をしてはいなかった。こうなるのが分かっていたようでもあった。

「ならばどうする? オレを殺すか? オレを殺せば君の心酔する魔皇の一助になるかもしれんぞ」

「殺さない」

 ノウトははっきりとそう言った。

「殺さない、か。決断力のないやつだ。人を真っ向から否定して自らは何も成さないつもりか」

「違う。殺すんじゃない」

 ノウトが首を振る。そして、今度はノウトが手を差し伸べた。

「──救うんだ」

 そう言うと、不死王は初めて本当の顔を見せた。泡を食って、見るからに驚いた顔をした。そして、腹を抱えて笑いだした。

「オレを救う? ははは!! 面白い冗談だ! 具体的に一体何をするつもりだ?」

「それは、分からない」

 ノウトは心の底から思っていることを口にした。嘘を言っても、何かを取り繕っても、意味は無い。

「だから、一緒に探そう。人を傷つけない道を共に歩くんだ。もう人を傷つけないと約束するならば、俺が『楽園』に行く手助けをする。みんなで助け合おう。次々と現れる勇者も、俺が解決してみせる」

 ノウトは胸を張って、告げた。不死王は遥かの稜線を見るように目を細め、口を開く。

「そんなものは綺麗事──絵空事だ。前へと進む為ならば、必要な犠牲もある。オレが何の意義もなく戦争を起こし、人を殺しているとでも思うのか? 君は無知だからそんなことを宣えるんだ」

「犠牲なんて……っ!」

 足を踏みしめて、声を荒らげる。

「……そんなもの、必要あるわけないだろ。命の価値に相違はない。みんな、生きたくて生きてるんだ。戦争をしなくても、前に進むことは出来るはずだ」

 ノウトが言うと、不死王は唸るように睥睨した。

「皆で楽園に行けば、世界は救われる。停滞を望むのならば、オレは前へ進む。その為には弱い者は淘汰される。これは理だ。運命だ」

 不死王はあくまで平常な様子でそう告げた。ノウトは肺を絞るように言葉を紡ぐ。

「……弱者だろうが強者だろうが不死だろうが猫耳族マナフルだろうが血夜族ヴァンパイアだろうが魔人族マギナだろうがオークだろうがゴブリンだろうが、命は同じだ。等しく尊く、殺してはいけないんだ」

「──狂ってるな、君は。そこまでして目の前の犠牲を減らしたいのか。身内を殺したエヴァを逃しただけはある」

 不死王はノウトに背を向ける。

「だが、面白いやつだ。ますます気に入った」

 そして、玉座へ歩き出す。

「それだけに惜しい。オレの提案を断った君を生かして帰すつもりはないぞ」

「──上等だ」

 ノウトは剣を引き抜いた。剣の刀身は黒く輝き、燭台の火を赫灼の如く反射した。

「俺が、お前を救ってみせる」

 ノウトが告げると、不死王は楽しそうに笑って、背中に携えた直剣を抜き、構える。

「ならば死合おうか、ノウト」



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~

タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。 時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま! 「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」 ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは―― 公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!? おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。 「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」 精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

【読切短編】処刑前夜、地下牢に現れた王女は言った。「お前でなければ駄目なんだ」滅びの未来を覆す、騎士との契約

Lihito
ファンタジー
王国騎士団の副長ヴェルドは、無実の罪で投獄され、明日処刑される運命にあった。 腐敗した国に絶望し、静かに死を待つ夜。 地下牢に現れたのは、実権を持たない「傀儡」と噂されるイゾルデ王女。 彼女はヴェルドに仮死毒を渡し、こう告げた。 「死んで、私の影になれ」 彼女は知っていた。 この国が三年後に滅ぶこと。誰が裏切り者か。 そして——ヴェルドこそが、国を救うための唯一の「切り札」であることを。 これは、滅びの未来を知る孤独な王女と、一度死んで生まれ変わった騎士が、裏から国を救う「共犯」の物語。

処理中です...