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二章 新たな生活
二話
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おしゃべりをしながらケーキ屋に向かう。学園からそう遠くないらしく学園を出て10分ほどでそのケーキ屋さんに着いた。カフェともなっているらしく、ケーキを買い、カフェで好きな飲み物を飲みながら食べることができる。あまりないお店だった。
「僕はねぇ、うーん、やっぱりショートケーキとカフェモカかなぁ。フレイとリンくんは?」
「俺はティラミスとエスプレッソ」
「お、俺はえっと、俺もショートケーキにします」
「飲み物は?」
「え?えっと、え、えすぷれっそ?にします」
「はーい。すいませーん」
スタッフを呼び慣れたように注文をするユーストをやはりすごいと思ってしまう。
まだ母が生きていた頃はよく母がケーキを作ってくれて食べていたが、あのことがあってからは一切甘いもの等を食べるのを避けてきた。あのお店で買ったお菓子は最終的に俺は食べることはできず三人はおいしかったととても喜んでくれて満足できた。それからはシリアやルアンたちと一緒にお茶をするときにケーキを久しぶりに食べて美味しすぎてびっくりしたのも覚えている。
「お待たせしました。ショートケーキとティラミス、カフェモカとエスプレッソです」
「ありがとうございます。わぁ、美味しそう!」
「「、、、、」」
なんだろう。えすぷれっそ?ってこんなに黒いの?これって飲み物なの?カフェモカにすればよかったのかな、、、。
あ、でもフレイ様、すごく普通に飲んでる。
とりあえずケーキを食べることにしたリン。実を言うとコーヒーを飲むのは初めてなのだ。アルフォード家でコーヒーを飲むのはグレイスただ1人、しかもみんなで一緒に飲む時はコーヒーではなくみんなにあわせて紅茶を飲んでいた。リンも紅茶ならば嗜んでいるが残念ながらその店はコーヒーを主に扱っている。
「!とても、美味しいですね」
「でしょ!!もーフレイもリンくんみたいに感想の一つでもしたらどうなの?」
「、、、俺がそういうの苦手なの知ってるだろ」
「それは知ってるけどさ~。作りがいがないんだよな~」
「ユーストの作ったものならなんだって美味しいに決まってるだろ?」
「!、、、もう、そんなことではぐらかそうとしてもダメだからね!」
と言いながらも顔を赤くしているユーストはとても嬉しそうだ。何故だろうか食べているケーキがものすご~く甘く感じるのは、、、。リンは無意識的にコーヒーに手を伸ばしゴクっと一気に飲んで、、、。
「ブッハッ」
「「!?」」
「え!?ど、どうしたのリンくん」
「ゲッホ、に、にがゲッホ」
飲んだ瞬間に口の中に広がったのはありえないほどの苦味だった。いやもう苦み通り越して違うものだ。飲み物なんかじゃない。
飛んできた従業員に手拭きをもらい口許とテーブルを拭いていく。とても行儀が悪いことをしてしまった。驚いたとはいえまさか飲み物を吐くなんて、、、。
「あ、もしかしてエスプレッソ飲んだことなかった。僕も最初飲んだ時にがすぎてなにこれ!?ってなったよ。カフェモカなら大丈夫なんだけど、コーヒー単体はまだ無理なんだ~。カフェモカなら甘いし飲めるかも!すいませーん!」
そう言って運ばれてきたカフェモカを恐る恐る飲む。これなら飲めそうだ。まだちょっとにがさを感じるが、ケーキと一緒に飲めばちょうどいい。
「これなら、、、。あ、ありがとうございます」
「いいんだよー。コーヒーは好き嫌い分かれるしね。フレイは最初からめちゃくちゃ苦いの、のめてたけどね。なにが違うんだろ?」
「それは、お前たちがまだ子供舌ってことだろ」
「違うよ!」
「子供舌、、、」
なんかちょっとショックを受けているリンとプンプン怒っているユースト。
「そのうち飲めるようになる」
「い、いや、別にそこまでして飲みたいわけでも、、、」
「、、、ふ」
「あー!今笑ったでしょ!!」
怒っているようで顔は全然怒っていないユーストは昔の母と重なる。あの2人も仲は良かったが彼らのようにふざけ合う?ようなことは結構あった。喧嘩というほどでもないが母が父に対してぷんぷんと怒って父がそれを笑いながらいなしていた。お世話がかりに聞いたらあれは、、、。
「バカップル、、、」
「「!?」」
「あ!?」
つい口に出てしまいすぐに口を塞ぐ。
「今、、、なんて言った?」
「あ、ち、違うんです。む、昔母たちがお二人と似たような喧嘩?をしていて、その、お世話がかりが、あれはバカップルっていうって、、、」
最後の言葉がどんどん小さくなっていく、2人の目を見れない。もしかして自分は何か言ってわいけないことを言ってしまったんであろうか。
ちらっと2人を見ると、怒ってはいなく、フレイはなんか嬉しそうにエスプレッソをのみ、ユーストはなぜか顔を赤くしてカフェモカを飲んでいた。
「?あの、俺、なんか失礼なこと、、、」
「え!?そ、そんなことないよ!うん!全然気にしないで!後、他でその言葉は使わないようにね!」
「は、はい」
やはり、自分はおかしなことを言ってしまったのだろう。
家に帰ったら誰かに聞いてみようかな、、、。でも、、、口にしてはいけない言葉だったら、、、。でも、またつい口から出てしまってもダメだし、、、。ここはやっぱり、わからないことはちゃんと聞かないと、、、。
まさかのこんなことでリンへの家族への歩み寄りが一歩進んだのであった。
****
小話
「あの、、、」
「!なになに!なんでも聞いて!」
リンが自分から声をかけることは滅多にない。というかこれが初めてである。今は家族でのお茶会だ。仕事をどうしたのかここにいるグレイスも表情は変わらないーいや若干嬉しそうであるーがリンの話を聞く気満々だ。ルアンもシリアもフレッドも嬉しそうにこちらを向いている。じっとみられ少し照れながらも疑問に思ったことを聞く。
「その、、、バカップルというのは、どう言う意味なのでしょう」
「「「ブッハ」」」
「、、、いったい誰がそんなことを?」
来た瞬間に吹き出したのはグレイス以外の者たちだ。しかも、それだけでなく後ろに控えている者たちも肩が震えている。
「えっと、まだ、お母様が生きていた時にお世話がかりの人が『あれはバカップルって言うのですよ』って言っていて、、、。もしかして悪い言葉なのですか?」
「あぁ、違う違う。全然悪い言葉じゃないよ。どっちかっていうと良い意味だね。簡単に言うと仲のいい夫婦のことだよ」
「?仲のいい夫婦、、、ならルアンさんとお父様もバカップルなんですか?」
「「ぐっふっ」」
今度はシリアとフレッドが噴き出し、大声で笑うのはマナーが悪いのでとても笑うのを我慢している様子だ。ルアンは顔を赤くしている。
「?」
「お兄様面白すぎますわ」
「あぁ、リン、それであっているよ。2人も立派なバカップルだ」
「なるほど??」
まだよくわからないがそう言うことなのだろう、大人2人はなんとも言えなくなり何も入っていないカップを仰いで余計に居た堪れなくなるのであった。
「僕はねぇ、うーん、やっぱりショートケーキとカフェモカかなぁ。フレイとリンくんは?」
「俺はティラミスとエスプレッソ」
「お、俺はえっと、俺もショートケーキにします」
「飲み物は?」
「え?えっと、え、えすぷれっそ?にします」
「はーい。すいませーん」
スタッフを呼び慣れたように注文をするユーストをやはりすごいと思ってしまう。
まだ母が生きていた頃はよく母がケーキを作ってくれて食べていたが、あのことがあってからは一切甘いもの等を食べるのを避けてきた。あのお店で買ったお菓子は最終的に俺は食べることはできず三人はおいしかったととても喜んでくれて満足できた。それからはシリアやルアンたちと一緒にお茶をするときにケーキを久しぶりに食べて美味しすぎてびっくりしたのも覚えている。
「お待たせしました。ショートケーキとティラミス、カフェモカとエスプレッソです」
「ありがとうございます。わぁ、美味しそう!」
「「、、、、」」
なんだろう。えすぷれっそ?ってこんなに黒いの?これって飲み物なの?カフェモカにすればよかったのかな、、、。
あ、でもフレイ様、すごく普通に飲んでる。
とりあえずケーキを食べることにしたリン。実を言うとコーヒーを飲むのは初めてなのだ。アルフォード家でコーヒーを飲むのはグレイスただ1人、しかもみんなで一緒に飲む時はコーヒーではなくみんなにあわせて紅茶を飲んでいた。リンも紅茶ならば嗜んでいるが残念ながらその店はコーヒーを主に扱っている。
「!とても、美味しいですね」
「でしょ!!もーフレイもリンくんみたいに感想の一つでもしたらどうなの?」
「、、、俺がそういうの苦手なの知ってるだろ」
「それは知ってるけどさ~。作りがいがないんだよな~」
「ユーストの作ったものならなんだって美味しいに決まってるだろ?」
「!、、、もう、そんなことではぐらかそうとしてもダメだからね!」
と言いながらも顔を赤くしているユーストはとても嬉しそうだ。何故だろうか食べているケーキがものすご~く甘く感じるのは、、、。リンは無意識的にコーヒーに手を伸ばしゴクっと一気に飲んで、、、。
「ブッハッ」
「「!?」」
「え!?ど、どうしたのリンくん」
「ゲッホ、に、にがゲッホ」
飲んだ瞬間に口の中に広がったのはありえないほどの苦味だった。いやもう苦み通り越して違うものだ。飲み物なんかじゃない。
飛んできた従業員に手拭きをもらい口許とテーブルを拭いていく。とても行儀が悪いことをしてしまった。驚いたとはいえまさか飲み物を吐くなんて、、、。
「あ、もしかしてエスプレッソ飲んだことなかった。僕も最初飲んだ時にがすぎてなにこれ!?ってなったよ。カフェモカなら大丈夫なんだけど、コーヒー単体はまだ無理なんだ~。カフェモカなら甘いし飲めるかも!すいませーん!」
そう言って運ばれてきたカフェモカを恐る恐る飲む。これなら飲めそうだ。まだちょっとにがさを感じるが、ケーキと一緒に飲めばちょうどいい。
「これなら、、、。あ、ありがとうございます」
「いいんだよー。コーヒーは好き嫌い分かれるしね。フレイは最初からめちゃくちゃ苦いの、のめてたけどね。なにが違うんだろ?」
「それは、お前たちがまだ子供舌ってことだろ」
「違うよ!」
「子供舌、、、」
なんかちょっとショックを受けているリンとプンプン怒っているユースト。
「そのうち飲めるようになる」
「い、いや、別にそこまでして飲みたいわけでも、、、」
「、、、ふ」
「あー!今笑ったでしょ!!」
怒っているようで顔は全然怒っていないユーストは昔の母と重なる。あの2人も仲は良かったが彼らのようにふざけ合う?ようなことは結構あった。喧嘩というほどでもないが母が父に対してぷんぷんと怒って父がそれを笑いながらいなしていた。お世話がかりに聞いたらあれは、、、。
「バカップル、、、」
「「!?」」
「あ!?」
つい口に出てしまいすぐに口を塞ぐ。
「今、、、なんて言った?」
「あ、ち、違うんです。む、昔母たちがお二人と似たような喧嘩?をしていて、その、お世話がかりが、あれはバカップルっていうって、、、」
最後の言葉がどんどん小さくなっていく、2人の目を見れない。もしかして自分は何か言ってわいけないことを言ってしまったんであろうか。
ちらっと2人を見ると、怒ってはいなく、フレイはなんか嬉しそうにエスプレッソをのみ、ユーストはなぜか顔を赤くしてカフェモカを飲んでいた。
「?あの、俺、なんか失礼なこと、、、」
「え!?そ、そんなことないよ!うん!全然気にしないで!後、他でその言葉は使わないようにね!」
「は、はい」
やはり、自分はおかしなことを言ってしまったのだろう。
家に帰ったら誰かに聞いてみようかな、、、。でも、、、口にしてはいけない言葉だったら、、、。でも、またつい口から出てしまってもダメだし、、、。ここはやっぱり、わからないことはちゃんと聞かないと、、、。
まさかのこんなことでリンへの家族への歩み寄りが一歩進んだのであった。
****
小話
「あの、、、」
「!なになに!なんでも聞いて!」
リンが自分から声をかけることは滅多にない。というかこれが初めてである。今は家族でのお茶会だ。仕事をどうしたのかここにいるグレイスも表情は変わらないーいや若干嬉しそうであるーがリンの話を聞く気満々だ。ルアンもシリアもフレッドも嬉しそうにこちらを向いている。じっとみられ少し照れながらも疑問に思ったことを聞く。
「その、、、バカップルというのは、どう言う意味なのでしょう」
「「「ブッハ」」」
「、、、いったい誰がそんなことを?」
来た瞬間に吹き出したのはグレイス以外の者たちだ。しかも、それだけでなく後ろに控えている者たちも肩が震えている。
「えっと、まだ、お母様が生きていた時にお世話がかりの人が『あれはバカップルって言うのですよ』って言っていて、、、。もしかして悪い言葉なのですか?」
「あぁ、違う違う。全然悪い言葉じゃないよ。どっちかっていうと良い意味だね。簡単に言うと仲のいい夫婦のことだよ」
「?仲のいい夫婦、、、ならルアンさんとお父様もバカップルなんですか?」
「「ぐっふっ」」
今度はシリアとフレッドが噴き出し、大声で笑うのはマナーが悪いのでとても笑うのを我慢している様子だ。ルアンは顔を赤くしている。
「?」
「お兄様面白すぎますわ」
「あぁ、リン、それであっているよ。2人も立派なバカップルだ」
「なるほど??」
まだよくわからないがそう言うことなのだろう、大人2人はなんとも言えなくなり何も入っていないカップを仰いで余計に居た堪れなくなるのであった。
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