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第一節 転校生と、孤高のピアニスト
#12 拒絶とはじめての恐怖
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今日も楽しげなピアノメロディが階段まで漏れ聴こえてくる。
三時間目の始業チャイムが鳴っても、今日も光の演奏は終わらない。勝行は国語の教科書を片手に読書しながら、その音色に浸っていた。
遅刻不問とはいえ一応これでも受験生。そろそろ戻ろうかなとぼんやり考えている矢先のことだ。
――事件が起こった。
突然ピアノの音が途切れた。代わりにガタガタン、と椅子の揺れる音がする。
奇妙なところで終わったな。
教科書から目を離して光の方を見ると、何やらいつもと様子が違う。
背を丸め、肩を揺らし、浅くて早い息を吐きながらピアノに額を押し付け、何やら苦しそうにしていた。
「っ……はぁ、はっ……」
(え、何……?)
びっくりした勝行は、慌てて光の傍に駆け寄り手を添えた。だが光はびくっと身体を震わせ、その手を振り払った。
「大丈夫? どうかしたの?」
「……さわ、ンな……」
よく見れば額から脂汗をかいていて、顔色は真っ青だ。苦しそうに胸元のシャツを掴んだまま胸ポケットを弄り、何かを必死に取ろうとしていた。
「手伝おうか?」
「ほっ……と、け……」
しかしどう見ても放置できそうな雰囲気ではない。発する声も掠れ、途切れ途切れで聞き取るのがやっとだ。何か手助けしたいが、何をしたらいいかもわからないし、触っても拒否されそうな気がして勝行は躊躇した。
むしろ、初めて彼を怖い、と感じた。
(なんだ……何かの、病気……?)
光は苦しそうに喘ぎながら個包装の薬を取り出すと、一錠開封してそのまま舌に乗せた。力尽きたのか、手に持っていた残りの薬は足元に転がり落ちる。
「はっ……は、くっ……」
運動後のように汗を垂らし、ピアノに手をついたまま苦悶する光は、落としたその薬を拾うこともできないようだ。勝行は代わりにそれを拾った。薬の包装に書かれた錠剤名を見ても、それが何の薬なのかよく分らない。それどころか人が苦しむ現場を生で見たのは初めてで、気が付けば勝行も緊張のあまり手が震えていた。
「せ、先生……呼んでくるよ」
そうだ、こんな時こそ大人を呼ばなければ。ハッとした勝行は急いで音楽室を飛び出した。
授業中の職員室に行ったところで、教師は殆ど出払っていて無人も同然だ。廊下もシンとしている。
(早く、助けを呼ばなきゃ)
走ってはいけません、と壁に貼られた手書きポスターの傍をダダダッと駆け抜ける。
何段も飛ばしながら階段を駆け下り、同じ校舎の一階にある保健室に辿り着くと、養護教諭・西畑の姿が見えた。
「せ、先生っ……!」
「どうした?」
いつも澄ました顔でやってくる少年が、血相を変えて授業中に飛び込んできたのを見て、西畑は驚いていた。
「あのっ、今西くんがっ……おかしくて」
「今西くん……? もしかして発作が出た?」
「えっと……なんか、すごく、苦しそうにしてて」
「わかった、音楽室ね?」
西畑は一瞬で事情を悟ったらしい。返事をする前に保健室を出るや否や、大股で走って音楽室に向かう。勝行も再び降りてきた道を駆け上った。
気のせいだろうか、音楽室がいつも以上に遠い気がする。階段がまるで逆走するエスカレーターのようだ。
走っても走っても、目的地が見えてこない。
彼の元に辿り着いたところで、自分に何かができるわけでもない。だがわけもない焦燥感に駆られ、逸る心臓音がまるでバスドラムをドスンドスン蹴り飛ばすように全身に響いてくる。
──自分の咄嗟の判断が遅すぎて、もし彼の救護が間に合わなかったら……。
そう思うとだんだん怖くなってきて、前に進む足すらも竦んで動けなくなりそうだ。
先に音楽室に辿り着いた西畑は、胸を両手で押さえうずくまったまま座り込む光に駆け寄った。後ろを追いかけた勝行も中に入り、二人の傍まで近づく。
汗ばむ光の顔は、生きている人間のそれには見えないほど、色がなかった。
「今西くん、発作の薬は飲んだ?」
「……っ、ん……」
さっきよりは多少ましになったようで、自分で一生懸命息を整えようとしている。だがまだか細く喘ぐような呼吸が続く。目の前に来た西畑を押しのけ、ゆっくりと立ち上がりかけた――が、咳が出た途端、勢いが止まらず膝からがくんと折れ曲がった。
「だ……大丈夫か?」
勝行は慌てて手を伸ばし、光の転倒を庇う。だが改めて触れたその身体に驚いた。
(嘘だろ……こいつ……細すぎ)
一般の中学生男子の筋肉の半分もついていないのではないだろうか。背中を撫でると、ごつごつとした骨が手に直接当たる感覚がする。
ぜえぜえと酷い喘鳴音が骨と皮から伝わってくるようだ。咳をするたびに細いその身体中の骨に響く。病的に血管の浮いた細い腕を見た瞬間、ぞくり悪寒が走った。
その先に繋がる長くて白い指も、まるで人間のものではないような――。
「さわ……ンなっ……」
「あっごめ……」
ろくに出ない掠れ声で唸りながら、光は勝行の手を振り払った。勝行は慌てて一歩後ろに下がる。途端、支えを失い倒れかけた光を支えたのは西畑だ。
「相羽くんは助けにきてくれたのよ、嫌がってる場合じゃないわ」
「……っゲホ、ゴホゴホッ……」
「吸入器は持ってきてないの?」
光は床を睨みつけ、浅い呼吸を整えることに集中しているようだ。質問の回答にはずいぶん間を置いてから、思い出したかのようにゆるく首を横に振る。
やがて止まらない咳を手で押さえながら一人で歩き出したので、勝行は慌てて制した。
「な、何か必要ならとって来てあげる。カバンか?」
「ど、け……っ……ゲホゲホッ」
前に立つ勝行を酷い形相で睨みつけると、光は壁伝いに扉へと歩いて行く。後ろから支えるようにしながら、西畑も後を追う。
「待ちなさい今西くん。相羽くん、もうこっちは任せてくれていいから、キミは授業に……」
振り向き様に勝行へと声かけられたものの、それは途中で遮られた。
西畑の差し出す手をも振り切った光が、再び膝から崩れ落ちたのだ。扉にぶつかった衝撃でガタガタンと騒音が響く。
するとそれまで気遣っていたであろう西畑の声色が急に変わった。
「無茶するなっていってんだろうが! もう許さん、強制連行」
「やっ……」
「大人しくしろ!」
荒々しくも野太い声で制した西畑が、喘ぎながら嫌がる光の身体を強引に掴んだ。と同時に勝行の目の前で、光が軽々と空に持ち上がる。
(ええ……?)
パッと見は細くて落ち着いた感じの西畑がいとも簡単に光を抱き上げ、強引に部屋を立ち去っていった。それも、結構な筋肉の腕をムキッと見せつけながら。
(何だったんだ……今のは……)
情報量が多すぎる。
勝行はただ茫然と見送るしかできなかった。
やがてさっきまでの緊迫した喧噪時間がウソだったかのように、しんと静まり返った。一人きりになった音楽室で、勝行は光の落とした薬と忘れたままのスクールバッグを見つけた。
(これ、届けた方がいいよな……でも授業に戻れって言われたし)
光の容体が気になって仕方ないが、こういう場合、自分は授業を優先するべきだという判断くらいは正常にできる。
何となくやりきれない思いを抱えながら、光の荷物と自分の荷物を手に持って、勝行も音楽室を後にした。
三時間目の始業チャイムが鳴っても、今日も光の演奏は終わらない。勝行は国語の教科書を片手に読書しながら、その音色に浸っていた。
遅刻不問とはいえ一応これでも受験生。そろそろ戻ろうかなとぼんやり考えている矢先のことだ。
――事件が起こった。
突然ピアノの音が途切れた。代わりにガタガタン、と椅子の揺れる音がする。
奇妙なところで終わったな。
教科書から目を離して光の方を見ると、何やらいつもと様子が違う。
背を丸め、肩を揺らし、浅くて早い息を吐きながらピアノに額を押し付け、何やら苦しそうにしていた。
「っ……はぁ、はっ……」
(え、何……?)
びっくりした勝行は、慌てて光の傍に駆け寄り手を添えた。だが光はびくっと身体を震わせ、その手を振り払った。
「大丈夫? どうかしたの?」
「……さわ、ンな……」
よく見れば額から脂汗をかいていて、顔色は真っ青だ。苦しそうに胸元のシャツを掴んだまま胸ポケットを弄り、何かを必死に取ろうとしていた。
「手伝おうか?」
「ほっ……と、け……」
しかしどう見ても放置できそうな雰囲気ではない。発する声も掠れ、途切れ途切れで聞き取るのがやっとだ。何か手助けしたいが、何をしたらいいかもわからないし、触っても拒否されそうな気がして勝行は躊躇した。
むしろ、初めて彼を怖い、と感じた。
(なんだ……何かの、病気……?)
光は苦しそうに喘ぎながら個包装の薬を取り出すと、一錠開封してそのまま舌に乗せた。力尽きたのか、手に持っていた残りの薬は足元に転がり落ちる。
「はっ……は、くっ……」
運動後のように汗を垂らし、ピアノに手をついたまま苦悶する光は、落としたその薬を拾うこともできないようだ。勝行は代わりにそれを拾った。薬の包装に書かれた錠剤名を見ても、それが何の薬なのかよく分らない。それどころか人が苦しむ現場を生で見たのは初めてで、気が付けば勝行も緊張のあまり手が震えていた。
「せ、先生……呼んでくるよ」
そうだ、こんな時こそ大人を呼ばなければ。ハッとした勝行は急いで音楽室を飛び出した。
授業中の職員室に行ったところで、教師は殆ど出払っていて無人も同然だ。廊下もシンとしている。
(早く、助けを呼ばなきゃ)
走ってはいけません、と壁に貼られた手書きポスターの傍をダダダッと駆け抜ける。
何段も飛ばしながら階段を駆け下り、同じ校舎の一階にある保健室に辿り着くと、養護教諭・西畑の姿が見えた。
「せ、先生っ……!」
「どうした?」
いつも澄ました顔でやってくる少年が、血相を変えて授業中に飛び込んできたのを見て、西畑は驚いていた。
「あのっ、今西くんがっ……おかしくて」
「今西くん……? もしかして発作が出た?」
「えっと……なんか、すごく、苦しそうにしてて」
「わかった、音楽室ね?」
西畑は一瞬で事情を悟ったらしい。返事をする前に保健室を出るや否や、大股で走って音楽室に向かう。勝行も再び降りてきた道を駆け上った。
気のせいだろうか、音楽室がいつも以上に遠い気がする。階段がまるで逆走するエスカレーターのようだ。
走っても走っても、目的地が見えてこない。
彼の元に辿り着いたところで、自分に何かができるわけでもない。だがわけもない焦燥感に駆られ、逸る心臓音がまるでバスドラムをドスンドスン蹴り飛ばすように全身に響いてくる。
──自分の咄嗟の判断が遅すぎて、もし彼の救護が間に合わなかったら……。
そう思うとだんだん怖くなってきて、前に進む足すらも竦んで動けなくなりそうだ。
先に音楽室に辿り着いた西畑は、胸を両手で押さえうずくまったまま座り込む光に駆け寄った。後ろを追いかけた勝行も中に入り、二人の傍まで近づく。
汗ばむ光の顔は、生きている人間のそれには見えないほど、色がなかった。
「今西くん、発作の薬は飲んだ?」
「……っ、ん……」
さっきよりは多少ましになったようで、自分で一生懸命息を整えようとしている。だがまだか細く喘ぐような呼吸が続く。目の前に来た西畑を押しのけ、ゆっくりと立ち上がりかけた――が、咳が出た途端、勢いが止まらず膝からがくんと折れ曲がった。
「だ……大丈夫か?」
勝行は慌てて手を伸ばし、光の転倒を庇う。だが改めて触れたその身体に驚いた。
(嘘だろ……こいつ……細すぎ)
一般の中学生男子の筋肉の半分もついていないのではないだろうか。背中を撫でると、ごつごつとした骨が手に直接当たる感覚がする。
ぜえぜえと酷い喘鳴音が骨と皮から伝わってくるようだ。咳をするたびに細いその身体中の骨に響く。病的に血管の浮いた細い腕を見た瞬間、ぞくり悪寒が走った。
その先に繋がる長くて白い指も、まるで人間のものではないような――。
「さわ……ンなっ……」
「あっごめ……」
ろくに出ない掠れ声で唸りながら、光は勝行の手を振り払った。勝行は慌てて一歩後ろに下がる。途端、支えを失い倒れかけた光を支えたのは西畑だ。
「相羽くんは助けにきてくれたのよ、嫌がってる場合じゃないわ」
「……っゲホ、ゴホゴホッ……」
「吸入器は持ってきてないの?」
光は床を睨みつけ、浅い呼吸を整えることに集中しているようだ。質問の回答にはずいぶん間を置いてから、思い出したかのようにゆるく首を横に振る。
やがて止まらない咳を手で押さえながら一人で歩き出したので、勝行は慌てて制した。
「な、何か必要ならとって来てあげる。カバンか?」
「ど、け……っ……ゲホゲホッ」
前に立つ勝行を酷い形相で睨みつけると、光は壁伝いに扉へと歩いて行く。後ろから支えるようにしながら、西畑も後を追う。
「待ちなさい今西くん。相羽くん、もうこっちは任せてくれていいから、キミは授業に……」
振り向き様に勝行へと声かけられたものの、それは途中で遮られた。
西畑の差し出す手をも振り切った光が、再び膝から崩れ落ちたのだ。扉にぶつかった衝撃でガタガタンと騒音が響く。
するとそれまで気遣っていたであろう西畑の声色が急に変わった。
「無茶するなっていってんだろうが! もう許さん、強制連行」
「やっ……」
「大人しくしろ!」
荒々しくも野太い声で制した西畑が、喘ぎながら嫌がる光の身体を強引に掴んだ。と同時に勝行の目の前で、光が軽々と空に持ち上がる。
(ええ……?)
パッと見は細くて落ち着いた感じの西畑がいとも簡単に光を抱き上げ、強引に部屋を立ち去っていった。それも、結構な筋肉の腕をムキッと見せつけながら。
(何だったんだ……今のは……)
情報量が多すぎる。
勝行はただ茫然と見送るしかできなかった。
やがてさっきまでの緊迫した喧噪時間がウソだったかのように、しんと静まり返った。一人きりになった音楽室で、勝行は光の落とした薬と忘れたままのスクールバッグを見つけた。
(これ、届けた方がいいよな……でも授業に戻れって言われたし)
光の容体が気になって仕方ないが、こういう場合、自分は授業を優先するべきだという判断くらいは正常にできる。
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