異世界転生!ハイハイからの倍人生

カムイイムカ(神威異夢華)

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第五章 兄妹の絆

第一話 ジーニの旅立ち。そして...

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 アルサレムの激闘後。僕はヘリアと準備運動をしたんだけど、盛大に城を破壊してしまってアルス様とツヴァイお父様にとっても怒られました。

 だってすっごい笑顔で僕を攻撃してくるヘリアがとってもかわいかったからしょうがないじゃん。それにフローラちゃんも参加してきてジャンヌまで来たんだからお城くらい壊れるよね。

 それから何とガザードに行く予定だったんだけど魔神のヘリアが魔人化の制御方法を知っていたのでフローラちゃんは元の幼女に戻る事が出来たんだ。だから今ではフローラちゃんは自分で魔人化してアステリアに来たりシュミットに帰ったりと自由に行動してる。良かった良かった。

 お礼にヘリアにはシリカさんのお食事をプレゼントしたんだけどシリカさんはムスッとしていました。....僕のせいかな?。

「ジーニ様のお客様ですから当然おもてなしはしますよ..」

 とっても他人行儀な言い方。怒ってらっしゃる。

 
 シリカの嫌な予感は毎回当たる。いい意味でも悪い意味でも。またジーニは新しい女の子を連れてきたのだ。それもとてつもなく可愛い、年齢もジーニに近そうだしシリカはとても気が気ではない。

 ララさんはヘリアにも優しくしてくれる。ヘリアの先生はララさんに決まりだね。

「ん、ヘリア。ジーニ様を見たらまずは挨拶と[ファイアボール]を当てるんだよ」
「分かった。[ファイアボール]!」

 わっとっと。...ね?任せてよかったでしょ?......。当分の間、僕はヘリアに会うたんびに[ファイアボール]を当てられそうになるのだった....たまにおケツが燃やされます。

 ルインズガル大陸の国々は今とても平和になってきたよ。ヘンダークが衰退したのは言ったと思うんだけどその隙に僕はある事を実行したんだ。それが大きくヘンダークを潰す要因になったんだ。そのある事とは。

「[エリアピュア]」

 僕はヘンダークの街全体に[ピュア]を唱えたんだ。結果は言わなくてもわかるよね。

「奴隷紋が消えた!!」
「もうお前の言う事は聞かなくていいんだ!」
「俺達は自由だ。武器を取れ~!!」

 奴隷達は立ち上がりヘンダークを内部から破壊していった。中には生れた時から奴隷だった人もいたので何をしたらいいのかわからず俯いていた人もいたんだ。

 その中には奴隷に戻りたいって人もいて僕はとても寂しい気持ちになった。こんな思考になっちゃう世界は見たくないよ。

 僕は仕方なく彼らをアステリアに連れて行って鉱山で働いてもらうことにしたんだ。鉱山がいっぱいになりそうだったから何人かは我獣に預けたんだ。

 ん?我獣って何だって?。ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました。我獣はガッジュの町の事だよ。

 ガッジュを新しい町にする為に僕が名付けたんだ。ガッジュって言いにくかったし、何だかカッコ悪かったからね。

 なので我、獣って事で我獣って名付けたんだ。とってもカッコいいでしょ?。漢字にみんな疑問だったみたいだけどね。

 ルインズガル大陸はとっても平和になった。すべての国が僕の家族になってくれたんだ。それからローズさんが帰ってきてグリンベイルンの王、グレッグ王の手紙を見せてきたんだ。そこには同盟の話とローズに関しての話が書いてあった。

「え?ローズさんをお嫁か騎士団に?」
「...グレッグ王め...」

 ローズさんはとても嫌そうな顔で握りこぶしを握ってる。その握りこぶしからは煙が立っている。すっごい握力、流石ローズさん。

「ローズさんにとってはとってもいい話じゃないかな?」
「!?。ジーニそれは本当に言っているのか?。私が王子の嫁に行くのだぞ?」
「え?いやいや。騎士団の話だよ。冒険者みたいな、命をかける仕事よりは安定した収入と安全があると思うけど?」
「ホッ、何だそっちか。だがそれも間に合っている。私はお前の騎士なのだからな」

 僕の手を取って手の甲にキスをするローズさん。

 キャ~カッコイイ、ローズさんあなたは何故ローズさんなの~?。しかし僕にはシリカさんが....。

「ふふ、照れる君も可愛いな。シリカには悪いが私が君の唇を」
「ちょっとローズ!、少し見ない間に手が早くなったんじゃないの!」
「ああ、シリカか。君がとっても手が遅いだけだよ。それにシスターとドラさんを見ていたら私もと思ってね」
「え?あの二人やっと?」

 ローズさんの言葉にシリカさんがのめり込む。いつの間にか二人はシスターとドラさんって人の事で話に花を咲かせていく。

 う~ん。コイバナをする女の人達って何でこうも輝いてるんだろう。見ていて飽きないね。

 フェイクは僕の[マナパック(封印)]で閉じ込めていたんだけどしばらくするととっても小さくなっていったんだ。

 それから声を出さなくなって今ではビー玉くらいの大きさまで小さくなっちゃった。持ち運びに困らないからいいんだけど。

 ヘリアが言うには魔人って言うのは魔物と一緒でマナだまりから生まれる事もあるんだってさ。だからここでフェイクを殺してもまた同じ者が生まれることになるらしい、なのでこうして持っているのが一番安全みたい。しょうがないね。

 そして僕らはとても平和な日々を過ごしていた。




 そしてアルサレムの激闘から1年。

「メリア様双子ですよ。おめでとうございます」

 なんとジャンヌだけではなくメリアお母様は双子を出産した。髪の色が特徴的で青である。メリアお母様もツヴァイお父様も金色なのに変だよね。

 双子の名はライとレイ。とっても可愛い弟と妹だ。

 双子はとても元気でメリアお母様も元気、安産でよかった。難産だったら僕が回復をするだけなんだけどね。

 そして僕は4歳。一足早くアステリアを離れることになる。

「ジーニ心配だわ。うまくやれるかしら」
「心配はしないが頑張ってくるんだぞ」
「お母様もお父様も大丈夫ですよ。僕は心配ありません。それよりもジャンヌやライとレイを見てあげてください」

 いつもライとレイと一緒にどこかに行っているジャンヌ。たまに僕も参加するんだけどこの子達の僕を見る目からは何だか使命めいた意思を感じた。

 僕はフローラちゃんが行く事になった、学園都市ブラウディアに移住することになった。

 僕は再来年の6歳に入学する予定だったんだけど学園都市の学長が僕の事を知っているみたいでいち早く都市に来なさいと言う手紙が来たのだ。

 アステリアとしても学園都市の指名を受けた子供が王子だという事はプラスになると思うんだよね。

 ルインズガル大陸では加護なしを迫害することはなくなったけど外の大陸では当たり前のように横行しているみたいなんだ。それを無くすにはアステリアの名を広めて装飾品であるピアスを広める事が近道だと思うんだ。

 という事で僕は学園都市に行くことになったんだけど。

「では行きましょうかジーニ様」
「ん、学園都市は観光でも有名、楽しみ」
「ジーニ様!もちろん私も行きますよ!」
「私もまだ行ったことないから楽しみだな」
「あやつがいくなら我もいく」

 シリカさんララさんそれにデシウスにローズさんそしてヘリアが馬車に乗り出す。僕の荷物とみんなの荷物を持っていくので馬車旅になるみたい。僕的にはその馬車旅の方が楽しみなんだよね。今までピュンって飛んでいくだけだったから味気なかったんだもの。僕はウキウキとしながら馬車に乗り込む。

 学園都市ブラウディアはアステリアから南へアルサレムを抜けた先の海を越えた先にある。こちらには港町がないのでシュミット経由で港町シーレイクから船で南へ向かうことになるみたい。シュミットでフローラちゃんと合流する予定。

「ではお父様お母様、行ってまいります」
「ああ、頑張ってこい我が息子よ」
「毎日ご飯食べるのよ。それにちゃんと歯磨きもするのよ」
「ニイチャ!イッテラッタイ!」
「「バブブ!」」

 お父様もお母様もなんだか涙を流してる。一生の別れでもないんだけどね。

 ジャンヌやライとレイと別れるのはとても辛いけど会おうと思えばいつでも会えるもんね。大丈夫、ジャンヌ達は強い。

 ジャンヌにならライとレイを任せられるだろう。僕は安心して学園都市ブラウディアへと旅立っていく。

 そしてジャンヌの新たな冒険がアステリアを救っていく。



 
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