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第五章 兄妹の絆
第十七話 お兄ちゃんに頼りたい...
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エグバンの貴族グラーテ達が出ていってから一週間、ゾンビ達の数が日増しに増加している。見通しのいい堀前で戦闘しているおかげで怪我人なんかは数えるられる程度しかいない。
「お父様、そろそろ犬なんかのゾンビもやってくるはずだよ。気をつけて」
「それは良い情報だな。みんなに伝えておこう。しかし夜にそんなものに襲われたら危ないな。夜の戦闘は避けよう、それにデイブ村の部隊も戻すか」
懸命だと思う。夜に城壁の外での戦闘はとっても危ないもんね。デイブ村も結界はあるけどあまり効果がなさそうだったし。
「じゃあ夜は私の精霊とコクエンとアルデバランの出番だね」
「ああ、すまないが数を減らしてくれ。早速ジャンヌの力を借りることになったな」
すまなそうにお父様は私の頭をなでる。順番にライとレイも撫でると屋敷の外へと出ていった。
「お兄ちゃんには言ってあるのかな?」
「ジーニには伝えられてないわ。ルインズガル大陸からエルダード大陸へは経由地に一週間、更に一週間かかるはずだから...」
つまりは船の上では連絡が出来ないって事かな。じゃあ[念話]で連絡しよう。レイに目配せすると手を上げて応えてすぐに[念話]を始めた。いいな~私もお兄ちゃんと話したい。
「(お兄ちゃん、お兄ちゃん聞こえる?)」
「(え、誰?)」
返信があったみたい、レイがよろこんでる。いいな!いいな~。
「(私はレイだよお兄ちゃん)」
「(ええ、レイなの?。凄いじゃないか。こんな魔法あるのかい?それに言葉も)」
「(うん、思っている事だから言葉も伝わるんだよ。それでお兄ちゃん長く話してるとお姉ちゃんがこわいから本題を伝えるね)」
レイはジャンヌの視線を感じて冷や汗を垂らす。ジャンヌは食い入るようにレイをみやっている。まるで長電話に怒るお母さんのようだ。
「(何かあったんだね?)」
「(うん、そうなの)」
ゾンビ達の話をするとジーニお兄ちゃんはすぐに戻るって言ってきたけど私はレイにお兄ちゃんを止めるように言う。
「(お兄ちゃん、こっちは大丈夫だよ。本当に危なくなったら呼ぶから)」
「(....頼ってくれないのかい?お兄ちゃんは悲しいな。だけどジャンヌ達の意見を尊重するよ。でも必ず危なくなったら呼んでね)」
レイが少し悲しい顔になった。お兄ちゃんとの会話の内容を聞くと訳がわかった。
「お兄ちゃんを頼っていないわけじゃないよ。だけどお兄ちゃんにたよってばかりじゃ私達の為にならないんだよ」
「「バブバブ!」」
ライとレイも私の言葉に頷く。でも悲しく話すジーニお兄ちゃんの事を思うと今にも呼んでしまいそうです。
その夜のゾンビ達はとても可哀そうだった。なんせ堀に入った瞬間霧散していったのだから。アルデバランも驚き震えた。コクエンも夜の掃除を手伝っていたのだがその日は何もすることがなかったそうだ。
ジャンヌは欲求を発散するように夜、大暴れした。闇の精霊と光の精霊を合体させて剣のようにして振り回し、更に横なぎに振り投げたのだ。剣から放たれる光と闇がゾンビ達にダメージを与え霧散させていった。
この夜のジャンヌの姿は語り継がれる事になる。
「ジーニ様、アステリアで何か?」
「そうみたいなんだシリカさん、兄妹達が僕を頼ってくれないんだよ」
僕はとても悲しかった。シリカさんは僕の頭を撫でてくれた。
「ジャンヌ様達はお強いですから。でも心配でしたらすぐにでもいってください。こちらの事は心配せずに」
「ん、また二人でイチャイチャしてる」
「ジーニ様私も撫でさせてください」
「我も撫でたい」
「みな、今は戦闘中だぞ」
まだまだ海の魔物達の襲撃は続いています。だけど予定よりは早いんだよ、さ~何故でしょうね...。
「クラーケン様を殺したガキ!出て来い!」
この襲撃の張本人が出てきたみたい。その姿はタコで何だかゴツゴツしてる。クラーケン様とか言ってるって事は結構名のあるイカだったのかな?。
「僕だけど何か用?」
「仇だ!死ね~」
タコさんは名乗りもせずに僕へと突進してきた。だけどそれは無理だよ、だって。
「ジーニ様のような天使に向かって死ねだと....」
「こんな可愛らしい物を愛せないお前は万死に値する」
「グワ~~~~~」
あらら、デシウスとローズさんの剣戟に晒されて魔石になっちゃった。こんなに弱いのにAランク以上の魔物だったみたいだね。
「人語を扱える者でしたから魔石を残しましたね」
「海にいる魔物も逃げていったな。やはり今の者がリーダーだったようだな」
蜘蛛の子を散らすように海を泳いでいく魔物達。何だか寂しいので手を振ってあげた。できればみんなと仲良くしたいんだけどね~。
「ささ、ジーニ様今日は私と添い寝しましょ」
「ジーニちゃん私も~」
「おまえ達、昨日もそう言っていたぞ。今日は我と」
「ん、今日は私とシリカの番だよヘリア」
「明日は私だな」
「ふふ、ジーニ様は大人気ですね」
この旅が始まってからこうやって順番に添い寝の日が決まっているのだけどいつもデシウスが騒動を起こす。まあいいんだけどね。だけどアステリアが心配だな。ちゃんと神眼で見ておかないと....
「お父様、そろそろ犬なんかのゾンビもやってくるはずだよ。気をつけて」
「それは良い情報だな。みんなに伝えておこう。しかし夜にそんなものに襲われたら危ないな。夜の戦闘は避けよう、それにデイブ村の部隊も戻すか」
懸命だと思う。夜に城壁の外での戦闘はとっても危ないもんね。デイブ村も結界はあるけどあまり効果がなさそうだったし。
「じゃあ夜は私の精霊とコクエンとアルデバランの出番だね」
「ああ、すまないが数を減らしてくれ。早速ジャンヌの力を借りることになったな」
すまなそうにお父様は私の頭をなでる。順番にライとレイも撫でると屋敷の外へと出ていった。
「お兄ちゃんには言ってあるのかな?」
「ジーニには伝えられてないわ。ルインズガル大陸からエルダード大陸へは経由地に一週間、更に一週間かかるはずだから...」
つまりは船の上では連絡が出来ないって事かな。じゃあ[念話]で連絡しよう。レイに目配せすると手を上げて応えてすぐに[念話]を始めた。いいな~私もお兄ちゃんと話したい。
「(お兄ちゃん、お兄ちゃん聞こえる?)」
「(え、誰?)」
返信があったみたい、レイがよろこんでる。いいな!いいな~。
「(私はレイだよお兄ちゃん)」
「(ええ、レイなの?。凄いじゃないか。こんな魔法あるのかい?それに言葉も)」
「(うん、思っている事だから言葉も伝わるんだよ。それでお兄ちゃん長く話してるとお姉ちゃんがこわいから本題を伝えるね)」
レイはジャンヌの視線を感じて冷や汗を垂らす。ジャンヌは食い入るようにレイをみやっている。まるで長電話に怒るお母さんのようだ。
「(何かあったんだね?)」
「(うん、そうなの)」
ゾンビ達の話をするとジーニお兄ちゃんはすぐに戻るって言ってきたけど私はレイにお兄ちゃんを止めるように言う。
「(お兄ちゃん、こっちは大丈夫だよ。本当に危なくなったら呼ぶから)」
「(....頼ってくれないのかい?お兄ちゃんは悲しいな。だけどジャンヌ達の意見を尊重するよ。でも必ず危なくなったら呼んでね)」
レイが少し悲しい顔になった。お兄ちゃんとの会話の内容を聞くと訳がわかった。
「お兄ちゃんを頼っていないわけじゃないよ。だけどお兄ちゃんにたよってばかりじゃ私達の為にならないんだよ」
「「バブバブ!」」
ライとレイも私の言葉に頷く。でも悲しく話すジーニお兄ちゃんの事を思うと今にも呼んでしまいそうです。
その夜のゾンビ達はとても可哀そうだった。なんせ堀に入った瞬間霧散していったのだから。アルデバランも驚き震えた。コクエンも夜の掃除を手伝っていたのだがその日は何もすることがなかったそうだ。
ジャンヌは欲求を発散するように夜、大暴れした。闇の精霊と光の精霊を合体させて剣のようにして振り回し、更に横なぎに振り投げたのだ。剣から放たれる光と闇がゾンビ達にダメージを与え霧散させていった。
この夜のジャンヌの姿は語り継がれる事になる。
「ジーニ様、アステリアで何か?」
「そうみたいなんだシリカさん、兄妹達が僕を頼ってくれないんだよ」
僕はとても悲しかった。シリカさんは僕の頭を撫でてくれた。
「ジャンヌ様達はお強いですから。でも心配でしたらすぐにでもいってください。こちらの事は心配せずに」
「ん、また二人でイチャイチャしてる」
「ジーニ様私も撫でさせてください」
「我も撫でたい」
「みな、今は戦闘中だぞ」
まだまだ海の魔物達の襲撃は続いています。だけど予定よりは早いんだよ、さ~何故でしょうね...。
「クラーケン様を殺したガキ!出て来い!」
この襲撃の張本人が出てきたみたい。その姿はタコで何だかゴツゴツしてる。クラーケン様とか言ってるって事は結構名のあるイカだったのかな?。
「僕だけど何か用?」
「仇だ!死ね~」
タコさんは名乗りもせずに僕へと突進してきた。だけどそれは無理だよ、だって。
「ジーニ様のような天使に向かって死ねだと....」
「こんな可愛らしい物を愛せないお前は万死に値する」
「グワ~~~~~」
あらら、デシウスとローズさんの剣戟に晒されて魔石になっちゃった。こんなに弱いのにAランク以上の魔物だったみたいだね。
「人語を扱える者でしたから魔石を残しましたね」
「海にいる魔物も逃げていったな。やはり今の者がリーダーだったようだな」
蜘蛛の子を散らすように海を泳いでいく魔物達。何だか寂しいので手を振ってあげた。できればみんなと仲良くしたいんだけどね~。
「ささ、ジーニ様今日は私と添い寝しましょ」
「ジーニちゃん私も~」
「おまえ達、昨日もそう言っていたぞ。今日は我と」
「ん、今日は私とシリカの番だよヘリア」
「明日は私だな」
「ふふ、ジーニ様は大人気ですね」
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