異世界転生!ハイハイからの倍人生

カムイイムカ(神威異夢華)

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第七章 異変

第十四話 ナイトフォレストのダンジョン

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「こんにちは~、先輩たちはもう来たかな?」
「おお、ジーニ早いな。まだ人間達は来ていないぞ」

 僕はナイトフォレストの森に降り立ってエルダートレントに話しかけた。今日くらいに上級生、僕より10歳上位の人達が来るはずなんだけど。

「お、人影が見えてきたようだぞ。できれば出迎えてやってくれ。トレント達がいきり立っておる」

 トレント達は集団でやってくる人達に警戒心が高くてついつい威圧的になっちゃうみたい。今までの環境がそうさせているからしょうがないんだけどね。最初の頃はうちの商人さん達も威圧されてたしね。その時はユーラ達がいい仕事したらしい、褒めてあげないとね。

 僕は先輩たちの所へと向かった。






「ジーニ!流石に早いな」
「エンカ先輩」

 なんと上級生を率いていたのはエンカ先輩だった。先端の折れている槍が目についたので僕はすぐに[リペア]を唱えた。

「おおう!急に何だと思ったら槍を直してくれたのか。その、何だ...ありがとう」

 しおらしくお礼を言ってきたエンカ先輩はとても可愛らしい、僕はそんな趣味ないので周りの女生徒達の感想だよ。やっぱりギャップって最強だよね。いつも強気なエンカ先輩がデレるのは眼福なんだろうね。

「エンカ先輩とジーニちゃん!」
「どっちが受けかしら..」

 ええ、僕も対象内なの?。女生徒達の会話はとてもお腐りになっていたので無視しましょう。

「なんだ?いつも一緒にいるフローラとか言うのはいないのか?」
「うん、この間本気出しちゃって体に負担かかっちゃったんだ。それで今は屋敷で休んでる」

 フローラはサリバンを倒してから高熱を出しちゃった。マナの暴走によるものだから僕の[ヒール]や[キュア]をやっても逆効果になっちゃうみたい。ヘリアがいうにはいくらか僕の手でマナを吸って上げたから命に別状はないみたい、よかった。

「そうなのか?、まあ無理はしないことだぞ。お前達は俺達の次の桃花会を支えるんだからな」
「は~い、それでここにいるのが全員?」

 僕は辺りを見渡す。そこには上級生が男女20名ほど集まってる。その中にはモイとムイも居て僕を見て嫌な顔してる。

「まあ、なんだ。根は良い奴ら何だ。許してやってくれ」
「根はいいの?。だれも傷つけていないからいいけど、傷つけてたら普通にお仕置きしてたよ」

 ムフフ、このビシャス先生のポーションを飲ませてアルサレムの二丁目に送っちゃうぞ~。

「何だか悪だくみを考えているな。それよりもダンジョンを案内してくれ。メンバーはあと4人増えるがそれで全員だ」

 エンカ先輩にそう言われて僕はみんなを案内していく。






「ジーニ様、おいでになりましたか」

 ダンジョンの前に着くとユーラが出迎えてくれた。さっそく商人さん達を守った事を褒めてあげないと。

「ユーラ、トレント達をなだめてくれたんだって?お利口さんだね~、よしよし~」
「え?あの....」

 ユーラの頭をなでなでしてあげるとユーラは恥ずかしそうに頬を赤く染めた。

「ジーニ様、みんなが見ています。恥ずかしいので...」
「遠慮せずに、よしよし~」

 何だかムッツンゴロウさんみたいになっちゃったけど気持ちよさそうだからいいでしょ。僕のボディータッチは至福の時を与えるのだよ。

「ジーニ...程ほどにしてやれ。膝から落ちかけてるぞ」

 エンカ先輩がユーラの現状を見て話した。ユーラは今にも前のめりに倒れてしまいそうなくらい足をガクガクさせている。

「エンカ先輩がいうならやめましょう。でもまたしてほしかったらいい子にするんだぞ~」
「は、はい~」

 ユーラの目はトロ~ンとして僕を見つめた、何だか昔のデシウスを思い出す。

 やばいスイッチ踏んじゃったかな?。

「それでこれがダンジョンの入口か?」

 エンカ先輩が指さす方向を見ると中が空洞になっている大きな切り株がある。中が少し見えてるんだけどそこには転移陣が描かれてる。

「その様です。私達もまだ入っていないので完全な未開のダンジョンだそうです」
「あれ?昔、ダンジョンがあったとか言ってなかったっけ?」
「それはまた別のダンジョンで、昔のものは攻略されて消えていったそうです」

 なるほどなるほど、ダンジョンの場合は攻略すると消えてくんだね。魔窟は崩れるだけでそのものは残ってたもんね。

「ジーニ、最初の班に同行してくれるか?」
「え?ダンジョンって何人で入れるの」
「ああ、そういえばダンジョン自体初めてだったな。ダンジョンは6人一組で入れるんだ。なにがあるかわからないからな、俺も同行するがジーニにも来てほしい」

 エンカ先輩のお願いだから出来るだけ聞いてあげないとね。

「じゃあ紹介するぞ。モイとムイはもう知ってるな。あとリムアとファルアだ」

 エンカ先輩の紹介に合わせてお辞儀していく。モイとムイは少しけだるそうにしてたけどエンカ先輩に頭を叩かれて俯いてる。

「よし、じゃあ最初の組は行くぞ。他の班はユーラさんに許可を得てテントか家を建ててくれ。俺達は3階くらいまで行ったら行ったん戻ってくる」
「「「「了解」」」」

 エンカ先輩の音頭で上級生達がこえを上げた。

 僕は同級生よりも先にダンジョンを楽しむことに少し引け目を感じたけど仕方ないと思い楽しむことにしました。

 
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