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第七章 異変
第二十四話 出立
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「バブ」
「ダ~ア~」
ライとレイが魔窟から帰還した。屋敷に入りセバスに迎えられるとすぐにメリアの寝室に飛んでいく。
「ダ~!」
「バブバブ?」
ライとレイはセバスにメリアの状態を聞かされた、二人は血相を変えてメリアを見に来たのだ。
「まあまあ、こんな時しか甘えてくれないのね。お母さん悲しいわ」
「「バブ...」」
「ふふ、嘘よ。ありがとう二人共心配してくれて。でも大丈夫、私が俯いていたらこの子も心配しちゃうものね」
メリアは気丈にふるまい二人に心配させまいとしている。しかし二人はそれに気付きメリアのベッドへともぐりこんだ。
「一緒に寝てくれるのね。ありがとう、暖かいわ。毎日私がねむりについてから入ってきていたからこうしてい最初から一緒に寝ると格別ね」
(お母様暖かい)
「あなた達も暖かいわよ。それにプニプニで気持ちいいしね。ふふ」
ライとレイは目を瞑った。メリアは二人の頬を交互にさする。
「バブ!」
「え?これはどうしたの?」
ライはアイテムを取り出してメリアに見せた。ライとレイは魔窟を攻略して帰ってきていた。なので魔窟で手に入れたアイテムをメリアに渡したのだ。そのアイテムは、
「これは水?」
ライの渡した物は小瓶であった。その小瓶の中には金箔のような物が入っている液体が入っている。メリアは見たこともない液体を見て首を傾げる。
(お母様にあげる。これはエリクサーって言うんだってさ。何かあったらそれを使って)
「エリクサー?そんなもの聞いた事がないわ。それにポーションのような物ならあなた達が持っていた方がいいんじゃなくて?」
「バブバブ」
レイの説明にメリアは答えた。メリアの返答にライは首を横に振る。
(もしも、私達がいない時にメリアお母様に何かあったら誰が回復できるの?お兄ちゃんもお姉ちゃんもいなかったら。だから持っていて、僕らの兄妹を守って)
「..そんなに危険な事が起こるの?」
「バブ」
レイは念話で事の重大さを話す。今世界には異変が起こっている。ライとレイもその事に気付き始めてルインズガル大陸を守護している。しかしそれはアステリアを留守にするという事なのだ。気が気ではない。
「わかったわ。でもあなた達に危険が迫った時はすぐに逃げてきてね。あなた達も私の子供なのよ」
メリアは二人を強く抱きしめて耳元で話した。ライとレイをその暖かさを感じて目を閉じる。
「こうしていると普通の子供なのだけど...世界の危機が迫る。そんな事を感じ取ってしまうのね」
「末恐ろしいな」
「あなた...」
二人が眠るまで部屋の外で待っていたツヴァイ。フル装備のツヴァイは二人に心配させまいと出陣の準備を進めている。
「本当に行かれるのですか?」
「ああ、アドスバーンばかりにやらせていては同盟の意味がないだろ」
「そうですが...」
「心配するな。俺はみんなを残して死ぬようなへまはしない」
ベッドに眠るライとレイの頬にキスをしてメリアと口づけを交わす。メリアの頬に触れた手は名残惜しそうに離れていった。
「じゃあ、行ってくる。家族を頼んだ」
「いってらっしゃい...どうかご無事で」
メリアの言葉を聞いてツヴァイは微笑む。そして扉を閉めると険しい顔で玄関から外へ出た。
「ツヴァイ様私も..」
「いや、セバスお前は屋敷を頼む。家族を守ってくれ」
外で待っていたセバスは険しい顔でうつむき指示を聞いて離れる。
「では行くぞ。出陣だ」
静かに出立するツヴァイ達。向かうはヘンダークの元領地。北の大地に迫るエグバンを牽制するのだ。アドスバーンが今も頑張っているが大陸は広い。大地に上がられてからでは後手後手に回るのが目に見えている。海での戦闘が鍵だと結論付けた結果である。そしてそれは間違いではない。
「質はともかく量では圧倒的に俺達の負けだ。ルインズガル大陸を守るには今が肝心な時だ」
ツヴァイは決意を口にする。そして馬を走らせてアステリア軍は北へと走り出す。
「ダ~ア~」
ライとレイが魔窟から帰還した。屋敷に入りセバスに迎えられるとすぐにメリアの寝室に飛んでいく。
「ダ~!」
「バブバブ?」
ライとレイはセバスにメリアの状態を聞かされた、二人は血相を変えてメリアを見に来たのだ。
「まあまあ、こんな時しか甘えてくれないのね。お母さん悲しいわ」
「「バブ...」」
「ふふ、嘘よ。ありがとう二人共心配してくれて。でも大丈夫、私が俯いていたらこの子も心配しちゃうものね」
メリアは気丈にふるまい二人に心配させまいとしている。しかし二人はそれに気付きメリアのベッドへともぐりこんだ。
「一緒に寝てくれるのね。ありがとう、暖かいわ。毎日私がねむりについてから入ってきていたからこうしてい最初から一緒に寝ると格別ね」
(お母様暖かい)
「あなた達も暖かいわよ。それにプニプニで気持ちいいしね。ふふ」
ライとレイは目を瞑った。メリアは二人の頬を交互にさする。
「バブ!」
「え?これはどうしたの?」
ライはアイテムを取り出してメリアに見せた。ライとレイは魔窟を攻略して帰ってきていた。なので魔窟で手に入れたアイテムをメリアに渡したのだ。そのアイテムは、
「これは水?」
ライの渡した物は小瓶であった。その小瓶の中には金箔のような物が入っている液体が入っている。メリアは見たこともない液体を見て首を傾げる。
(お母様にあげる。これはエリクサーって言うんだってさ。何かあったらそれを使って)
「エリクサー?そんなもの聞いた事がないわ。それにポーションのような物ならあなた達が持っていた方がいいんじゃなくて?」
「バブバブ」
レイの説明にメリアは答えた。メリアの返答にライは首を横に振る。
(もしも、私達がいない時にメリアお母様に何かあったら誰が回復できるの?お兄ちゃんもお姉ちゃんもいなかったら。だから持っていて、僕らの兄妹を守って)
「..そんなに危険な事が起こるの?」
「バブ」
レイは念話で事の重大さを話す。今世界には異変が起こっている。ライとレイもその事に気付き始めてルインズガル大陸を守護している。しかしそれはアステリアを留守にするという事なのだ。気が気ではない。
「わかったわ。でもあなた達に危険が迫った時はすぐに逃げてきてね。あなた達も私の子供なのよ」
メリアは二人を強く抱きしめて耳元で話した。ライとレイをその暖かさを感じて目を閉じる。
「こうしていると普通の子供なのだけど...世界の危機が迫る。そんな事を感じ取ってしまうのね」
「末恐ろしいな」
「あなた...」
二人が眠るまで部屋の外で待っていたツヴァイ。フル装備のツヴァイは二人に心配させまいと出陣の準備を進めている。
「本当に行かれるのですか?」
「ああ、アドスバーンばかりにやらせていては同盟の意味がないだろ」
「そうですが...」
「心配するな。俺はみんなを残して死ぬようなへまはしない」
ベッドに眠るライとレイの頬にキスをしてメリアと口づけを交わす。メリアの頬に触れた手は名残惜しそうに離れていった。
「じゃあ、行ってくる。家族を頼んだ」
「いってらっしゃい...どうかご無事で」
メリアの言葉を聞いてツヴァイは微笑む。そして扉を閉めると険しい顔で玄関から外へ出た。
「ツヴァイ様私も..」
「いや、セバスお前は屋敷を頼む。家族を守ってくれ」
外で待っていたセバスは険しい顔でうつむき指示を聞いて離れる。
「では行くぞ。出陣だ」
静かに出立するツヴァイ達。向かうはヘンダークの元領地。北の大地に迫るエグバンを牽制するのだ。アドスバーンが今も頑張っているが大陸は広い。大地に上がられてからでは後手後手に回るのが目に見えている。海での戦闘が鍵だと結論付けた結果である。そしてそれは間違いではない。
「質はともかく量では圧倒的に俺達の負けだ。ルインズガル大陸を守るには今が肝心な時だ」
ツヴァイは決意を口にする。そして馬を走らせてアステリア軍は北へと走り出す。
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