229 / 252
第七章 異変
第三十二話 加護なしの可能性
しおりを挟む
「ははは、まさかこれで終わりではないですよね」
[ダインズイルミネーション]によってジーニは攻撃を受けた。ダインズは確かな手ごたえを感じたのだが確信が持てずにダインズイルミネーションが当たり、発生した煙を見ている。
「やはり無傷...」
ダインズは最高の技を放ったつもりだった。しかしジーニは無傷である。そしてジーニの手には光り輝く盾が。
「それは、なんですか!」
「これはレジーの盾だよ。凄いでしょ。僕のマナで大きさも自由なんだよ」
ジーニはレジーの盾をさすりながら自慢する。魔剣グリードよりも丈夫でジーニのマナにも適応しているレジーの盾は話している間もマナを増幅させていく。
「これ面白いんだよ。こうやって剣を差し込むところがあるんだ~」
レジーの盾は持ちての所に剣を差し込む空洞が出来ている。そこに剣を差し込むと、
「差し込むとこうやって盾の受けてた蓄積ダメージを剣に纏わせることができるんだよ」
「何ですかそれは!、反則でしょ」
僕はニッコリと笑ってダインズイルミネーションで受けたダメージを魔剣グリードに纏わせる。ジーニは魔剣グリードから光沢を帯びた黒々した強い斬撃を放つ。
「さあ、全部避けてね。全部避けられたら僕の必殺技を見せてあげるよ。寝ずに考えた技だから期待しててね」
「あなたという人は、そんな一撃一撃が必殺のような斬撃を放っておいてまだあるというのですか。肉体を持ったのは失敗でしたね..」
ダインズは歯噛みする。絶対に勝てる自信があったから肉体を持ったのだと、しかしそれは計算違いだった。ジーニとの力の差は歴然である。
「これは撤退を視野に入れなければいけませんね。そうなると奥の手を出すしかありません」
「そっちも何かあるみたいだね。でもさせないよ。もういいでしょダインズ、世界は恐怖してるよ。君を苦しめた人は死んだんだよ。それでいいじゃないか」
僕の言葉にダインズは俯く。肩を震わせて泣いていると思った僕は斬撃を放つのをやめた。
「何を言うのかと思ったらそんな戯言を、私を苦しめた人は死んでなどいません。今も私達を見下して見ているのですよ」
ダインズは空を見上げた。ダインズの言っている人はアステラ様もシャイン様の事なのはすぐに分かった。
「二人は関係ないよ」
「関係ないわけがないでしょ、神なのですよ。私を助ける事などどうさもない事です」
「神様だって全能じゃないんだ。見落とす事だってあるんだよ。加護だって全員にできないから仕方なく弱い人達を優先的に守ってくれているんだよ」
「そんな言葉私は信じません。私が神ならばどんな不幸も退けて見せます。私のような人を作らせません!」
「ダインズ、君じゃあ無理だよ。この世界を壊そうとしている君にはそれは無理だよ」
「壊すのではないんです。作り替えるんですよ。この世界のすべてを一度壊してそのマナを使って私が作り替えるのです、神となって!」
この世界、ニーブガウスを壊すとそのすべての経験値をダインズは受け取る。その経験値で得た力で神になろうとしてるのか。
「あなたも私のマナにするつもりでしたが今のままでは勝てる気がしませんね。という事で私は奥の手を発動して逃げさせていただきます」
「そんな事はさせないっていったでしょ」
「そうさせるしかないのですよ。大切な物を守るためにはね!!」
ダインズが水晶を真下へと放り投げた。海に落ちていく水晶は光だし爆発を起した。
「グルアアアアア!!!」
急に獣のような声が聞こえてきた、その方向を見るとボルケーノが猛々しく叫んでいる。そしてみるみるマナを増して熱を放出し始めた。
「何をしたんだ!」
「ジーニ様、あなたがまだ知らない事をお教えしましょう。加護なしとは神まで登れるもの。その一方、加護なしとは闇にも落ちれる物なのです。お分かりですか?」
「まさか、そんな。今の水晶で加護なしを魔人にしたって事?」
「正解です。世界には迫害され差別されてきた加護なしがわんさかいます。負の感情のエネルギーの元の多くは、加護なし達の物、エネルギーを逆流させることで魔人化を実現しました。そのすべてが力を得て戦闘欲によって動き出すのです。加護なしを多く持っている国になればなるほどその脅威は計り知れないでしょうね...くくく」
ダインズは不敵な笑顔を作り僕へと言い放った。
みんなが危ない、すぐに戻らなくっちゃ。
「みんな戻るよ!」
「何があったんですか?」
僕はサラさんとライとレイを抱えてアステリア経由でブラウディアへと向かう。アステリアの人達も加護なしが多いんだ。とても危ないかもしれない。
「ジャンヌはこっちに来てる?、すぐに引き返すようにいって。ジャンヌはシュミットに行ってくれるように言うんだ」
「バブ!」
レイはジーニの指示で念話を飛ばした。ジャンヌは聞き届けてシュミットへと向かう。
これにより加護なしによる魔人化が発生して色々な街で被害をだした。ジーニのしてきた加護なしを擁護する活動は大きく後退していく。
実質、僕はフェイクに負けたんだ。
[ダインズイルミネーション]によってジーニは攻撃を受けた。ダインズは確かな手ごたえを感じたのだが確信が持てずにダインズイルミネーションが当たり、発生した煙を見ている。
「やはり無傷...」
ダインズは最高の技を放ったつもりだった。しかしジーニは無傷である。そしてジーニの手には光り輝く盾が。
「それは、なんですか!」
「これはレジーの盾だよ。凄いでしょ。僕のマナで大きさも自由なんだよ」
ジーニはレジーの盾をさすりながら自慢する。魔剣グリードよりも丈夫でジーニのマナにも適応しているレジーの盾は話している間もマナを増幅させていく。
「これ面白いんだよ。こうやって剣を差し込むところがあるんだ~」
レジーの盾は持ちての所に剣を差し込む空洞が出来ている。そこに剣を差し込むと、
「差し込むとこうやって盾の受けてた蓄積ダメージを剣に纏わせることができるんだよ」
「何ですかそれは!、反則でしょ」
僕はニッコリと笑ってダインズイルミネーションで受けたダメージを魔剣グリードに纏わせる。ジーニは魔剣グリードから光沢を帯びた黒々した強い斬撃を放つ。
「さあ、全部避けてね。全部避けられたら僕の必殺技を見せてあげるよ。寝ずに考えた技だから期待しててね」
「あなたという人は、そんな一撃一撃が必殺のような斬撃を放っておいてまだあるというのですか。肉体を持ったのは失敗でしたね..」
ダインズは歯噛みする。絶対に勝てる自信があったから肉体を持ったのだと、しかしそれは計算違いだった。ジーニとの力の差は歴然である。
「これは撤退を視野に入れなければいけませんね。そうなると奥の手を出すしかありません」
「そっちも何かあるみたいだね。でもさせないよ。もういいでしょダインズ、世界は恐怖してるよ。君を苦しめた人は死んだんだよ。それでいいじゃないか」
僕の言葉にダインズは俯く。肩を震わせて泣いていると思った僕は斬撃を放つのをやめた。
「何を言うのかと思ったらそんな戯言を、私を苦しめた人は死んでなどいません。今も私達を見下して見ているのですよ」
ダインズは空を見上げた。ダインズの言っている人はアステラ様もシャイン様の事なのはすぐに分かった。
「二人は関係ないよ」
「関係ないわけがないでしょ、神なのですよ。私を助ける事などどうさもない事です」
「神様だって全能じゃないんだ。見落とす事だってあるんだよ。加護だって全員にできないから仕方なく弱い人達を優先的に守ってくれているんだよ」
「そんな言葉私は信じません。私が神ならばどんな不幸も退けて見せます。私のような人を作らせません!」
「ダインズ、君じゃあ無理だよ。この世界を壊そうとしている君にはそれは無理だよ」
「壊すのではないんです。作り替えるんですよ。この世界のすべてを一度壊してそのマナを使って私が作り替えるのです、神となって!」
この世界、ニーブガウスを壊すとそのすべての経験値をダインズは受け取る。その経験値で得た力で神になろうとしてるのか。
「あなたも私のマナにするつもりでしたが今のままでは勝てる気がしませんね。という事で私は奥の手を発動して逃げさせていただきます」
「そんな事はさせないっていったでしょ」
「そうさせるしかないのですよ。大切な物を守るためにはね!!」
ダインズが水晶を真下へと放り投げた。海に落ちていく水晶は光だし爆発を起した。
「グルアアアアア!!!」
急に獣のような声が聞こえてきた、その方向を見るとボルケーノが猛々しく叫んでいる。そしてみるみるマナを増して熱を放出し始めた。
「何をしたんだ!」
「ジーニ様、あなたがまだ知らない事をお教えしましょう。加護なしとは神まで登れるもの。その一方、加護なしとは闇にも落ちれる物なのです。お分かりですか?」
「まさか、そんな。今の水晶で加護なしを魔人にしたって事?」
「正解です。世界には迫害され差別されてきた加護なしがわんさかいます。負の感情のエネルギーの元の多くは、加護なし達の物、エネルギーを逆流させることで魔人化を実現しました。そのすべてが力を得て戦闘欲によって動き出すのです。加護なしを多く持っている国になればなるほどその脅威は計り知れないでしょうね...くくく」
ダインズは不敵な笑顔を作り僕へと言い放った。
みんなが危ない、すぐに戻らなくっちゃ。
「みんな戻るよ!」
「何があったんですか?」
僕はサラさんとライとレイを抱えてアステリア経由でブラウディアへと向かう。アステリアの人達も加護なしが多いんだ。とても危ないかもしれない。
「ジャンヌはこっちに来てる?、すぐに引き返すようにいって。ジャンヌはシュミットに行ってくれるように言うんだ」
「バブ!」
レイはジーニの指示で念話を飛ばした。ジャンヌは聞き届けてシュミットへと向かう。
これにより加護なしによる魔人化が発生して色々な街で被害をだした。ジーニのしてきた加護なしを擁護する活動は大きく後退していく。
実質、僕はフェイクに負けたんだ。
11
あなたにおすすめの小説
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
異世界での異生活
なにがし
ファンタジー
役職定年を迎えた男が事故に巻き込まれケガをする。病院に運ばれ治療をしていたはずなのに、なぜか異世界に。しかも、女性の衣服を身に着け、宿屋の一室に。最低な異世界転移を迎えた男が、異世界で生きるために頑張る物語です。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる