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第1章 成長
第54話 ブルース
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◇
「ゴホゴホ。メリナは今日も城下に行っているのか?」
「はい~、騎士団長も困り果てていますよ」
私の名前は【オルブス・メイノ・ブルース】。この【オルブス王国】の王。昨日まで寝込んでいたが、急に体が軽くなって、元気になってきた。それでも咳き込んでしまう。まだまだ病魔との戦いは続きそうだな。
娘のメリナが毎日のように城下にお忍びで遊びに行っていることに困り果てている。レナリスにも無理をさせてしまっているな。
彼女は騎士団長として団員の訓練もまかなっている。このままでは騎士団の存続にかかわるかもしれん。
「どうやら、命を助けられた少女を見つけたようです。その少女を騎士にとはしゃいでいる姿が見受けられました」
「なに!? あれは大げさに言っているだけじゃなかったのか?」
ムロク大臣からの報告を聞いて驚きを隠せない。
メリナの話では同い年くらいの少女が盗賊を倒したらしい。レナリスにも聞いたが、自分よりも強いと言っていた。二人で私をからかっているんだと思っていたんだが、違うようだ。
「そのような少女ならば儂も会ってみたいものだな」
ため息にも似た声を上げる。するとムロク大臣は顎に手を当てて考え込む。
「普通に呼び出せばいいのではないですか? パーティーですと他のものも呼ばないといけませんし」
「ふむ、あまり大事にしたくないからな。普通にメリナに招待させてみるか」
ムロク大臣の提案に乗ることにした。娘の友達か……。
思ってみれば娘の友達と言える子は初めてだな。初めての友達か、感慨深い。
「娘の友達を呼ぶとなると何をしたらいいんだ?」
「ブルース様? 普通に食事会をしたらいいと思いますよ?」
「そ、そうか! で、ではどんな服装をすれば?」
「ぶ、ブルース様……。まだ呼んでもいないうちにそんなに緊張されて」
初めての娘の友達とお食事会。緊張してムロク大臣を困らせてしまった。しかし、それでも緊張してしまう。娘くらいの年の子、儂は嫌われる可能性が高い。
臭い、煩い、大きいなどと言われてメリナと一緒に嫌われてしまうかもしれん。親として責任重大だぞ。
「と、とにかくブルース様。メリナ様にも話してみて招待しませんと」
「そそそ、そうだな! 今度メリナに話してみよう。今日はお泊りしてこないよな?」
ムロク大臣の話を緊張して答える。今日もお泊りをしてしまうと話機会が減ってしまうぞ。
「それは私にはわかりません。ですが、この間お泊りした時はゴーレムが大量に発生したとかで騎士団が駆り出されていました。騎士団長も向かったのでメリナ様を預けたようですね」
「それほど信頼しているということか。しかし、レナリスはメリナから離れることがないな。訓練の時もメリナと一緒に見ているし」
レナリスがメリナを好きすぎるといったとこなのか。それとも別の何かがあるのか。しかし、それなら儂に話してくれてもいいんだがな。
「暗殺に機敏になっているようです。城の中も心配なのでしょう」
「ふむ、報告では第二王女からの依頼だったらしいな。そんなわけがないというのに」
儂もレナリスから報告を受けた。頭を抱えてしまう問題だ。
王族が城の中で不安を感じてしまうなど、あってはならないことだ。
「とにかく、城の中の安全を保ちつつ。初めての娘の友達を城に招待する。それでいこう」
「わかりました。招待できましたら準備いたしましょう」
改めて口にすると緊張してしまうな。儂はどんな服を着ればいいのだろうか。ムロク大臣に聞かなくては。
◇
「はっ! やぁ~!」
「「メリナ様面白~い」」
メリナを伴ってダンジョンでレベル上げをする。ゴブリンは危険だということでやっぱりスライムとの戦いになった。
メリナが一生懸命、剣を振るってスライムを切りつける。でも、核までは届かなくて倒しきれてない。
剣の重さに引っ張られてコテンと転がるメリナ。双子が楽しそうに笑ってる。思わず私も笑ってしまう。
「手だけで振ってはいけません。体の軸はしっかりと保って腰で振ってみてください」
「ありがとうレナリス」
レナリスさんが指導すると、素直に聞くメリナ。なんだか野球のバッティングの指導みたいなことを言ってる。
力のないメリナには手だけの振りじゃ危ないと思ったんだろうな~。剣の重さに負けてるもんな。
「ん~、やっぱり私じゃ無理!」
何度もスライムと戦ってメリナが声を上げる。剣を投げて戦いを放棄してしまう。
「メリナ様がそれでいいなら私は何も言いません。でも、いいんですか? 強くなれませんよ?」
「……だって、剣が重いんだもん」
「今は重いかもしれません。ですがレベルが上がれば軽くなります。今、重いもののせいで足踏みをしてしまってる。とても勿体ないですよ」
「……もう少しやってみる」
メリナの諦めの声に励ますレナリスさん。本当に親子みたいな光景に涙が出る。私も前世の次男に同じようなことを言ったことを思い出す。
あの子は野球が好きだった。だけど、足を怪我してしまって長い間野球から離れていた時期があった。
仲間達よりも遅れてしまった自分に嫌気がさして野球から離れてた。下手になった自分を嫌った結果だったのだけど。
そんな彼に私は『下手が足を引っ張ってるならうまくなっちゃえばいいんだよ』と言って背中を押した。彼はムスッとした顔で私を見つめて頷くと野球に戻っていった。
後になって聞いたらあの時の次男は『野球もやったことないくせに』と思っていたらしい。そんな、やったこともない人に上手くなっちゃえなんて言われて怒っていたみたい。
でも、彼はそうやって野球に戻って、プロ野球選手になって見せた。
「倒せた~!」
「流石メリナ様です!」
昔を懐かしんでいるとメリナとレナリスさんの喜ぶ声が聞こえてくる。
彼女も次男と同じように”何か”になっていくんだろうな。まあ、彼女の場合は既にお姫様だけれど。
「ゴホゴホ。メリナは今日も城下に行っているのか?」
「はい~、騎士団長も困り果てていますよ」
私の名前は【オルブス・メイノ・ブルース】。この【オルブス王国】の王。昨日まで寝込んでいたが、急に体が軽くなって、元気になってきた。それでも咳き込んでしまう。まだまだ病魔との戦いは続きそうだな。
娘のメリナが毎日のように城下にお忍びで遊びに行っていることに困り果てている。レナリスにも無理をさせてしまっているな。
彼女は騎士団長として団員の訓練もまかなっている。このままでは騎士団の存続にかかわるかもしれん。
「どうやら、命を助けられた少女を見つけたようです。その少女を騎士にとはしゃいでいる姿が見受けられました」
「なに!? あれは大げさに言っているだけじゃなかったのか?」
ムロク大臣からの報告を聞いて驚きを隠せない。
メリナの話では同い年くらいの少女が盗賊を倒したらしい。レナリスにも聞いたが、自分よりも強いと言っていた。二人で私をからかっているんだと思っていたんだが、違うようだ。
「そのような少女ならば儂も会ってみたいものだな」
ため息にも似た声を上げる。するとムロク大臣は顎に手を当てて考え込む。
「普通に呼び出せばいいのではないですか? パーティーですと他のものも呼ばないといけませんし」
「ふむ、あまり大事にしたくないからな。普通にメリナに招待させてみるか」
ムロク大臣の提案に乗ることにした。娘の友達か……。
思ってみれば娘の友達と言える子は初めてだな。初めての友達か、感慨深い。
「娘の友達を呼ぶとなると何をしたらいいんだ?」
「ブルース様? 普通に食事会をしたらいいと思いますよ?」
「そ、そうか! で、ではどんな服装をすれば?」
「ぶ、ブルース様……。まだ呼んでもいないうちにそんなに緊張されて」
初めての娘の友達とお食事会。緊張してムロク大臣を困らせてしまった。しかし、それでも緊張してしまう。娘くらいの年の子、儂は嫌われる可能性が高い。
臭い、煩い、大きいなどと言われてメリナと一緒に嫌われてしまうかもしれん。親として責任重大だぞ。
「と、とにかくブルース様。メリナ様にも話してみて招待しませんと」
「そそそ、そうだな! 今度メリナに話してみよう。今日はお泊りしてこないよな?」
ムロク大臣の話を緊張して答える。今日もお泊りをしてしまうと話機会が減ってしまうぞ。
「それは私にはわかりません。ですが、この間お泊りした時はゴーレムが大量に発生したとかで騎士団が駆り出されていました。騎士団長も向かったのでメリナ様を預けたようですね」
「それほど信頼しているということか。しかし、レナリスはメリナから離れることがないな。訓練の時もメリナと一緒に見ているし」
レナリスがメリナを好きすぎるといったとこなのか。それとも別の何かがあるのか。しかし、それなら儂に話してくれてもいいんだがな。
「暗殺に機敏になっているようです。城の中も心配なのでしょう」
「ふむ、報告では第二王女からの依頼だったらしいな。そんなわけがないというのに」
儂もレナリスから報告を受けた。頭を抱えてしまう問題だ。
王族が城の中で不安を感じてしまうなど、あってはならないことだ。
「とにかく、城の中の安全を保ちつつ。初めての娘の友達を城に招待する。それでいこう」
「わかりました。招待できましたら準備いたしましょう」
改めて口にすると緊張してしまうな。儂はどんな服を着ればいいのだろうか。ムロク大臣に聞かなくては。
◇
「はっ! やぁ~!」
「「メリナ様面白~い」」
メリナを伴ってダンジョンでレベル上げをする。ゴブリンは危険だということでやっぱりスライムとの戦いになった。
メリナが一生懸命、剣を振るってスライムを切りつける。でも、核までは届かなくて倒しきれてない。
剣の重さに引っ張られてコテンと転がるメリナ。双子が楽しそうに笑ってる。思わず私も笑ってしまう。
「手だけで振ってはいけません。体の軸はしっかりと保って腰で振ってみてください」
「ありがとうレナリス」
レナリスさんが指導すると、素直に聞くメリナ。なんだか野球のバッティングの指導みたいなことを言ってる。
力のないメリナには手だけの振りじゃ危ないと思ったんだろうな~。剣の重さに負けてるもんな。
「ん~、やっぱり私じゃ無理!」
何度もスライムと戦ってメリナが声を上げる。剣を投げて戦いを放棄してしまう。
「メリナ様がそれでいいなら私は何も言いません。でも、いいんですか? 強くなれませんよ?」
「……だって、剣が重いんだもん」
「今は重いかもしれません。ですがレベルが上がれば軽くなります。今、重いもののせいで足踏みをしてしまってる。とても勿体ないですよ」
「……もう少しやってみる」
メリナの諦めの声に励ますレナリスさん。本当に親子みたいな光景に涙が出る。私も前世の次男に同じようなことを言ったことを思い出す。
あの子は野球が好きだった。だけど、足を怪我してしまって長い間野球から離れていた時期があった。
仲間達よりも遅れてしまった自分に嫌気がさして野球から離れてた。下手になった自分を嫌った結果だったのだけど。
そんな彼に私は『下手が足を引っ張ってるならうまくなっちゃえばいいんだよ』と言って背中を押した。彼はムスッとした顔で私を見つめて頷くと野球に戻っていった。
後になって聞いたらあの時の次男は『野球もやったことないくせに』と思っていたらしい。そんな、やったこともない人に上手くなっちゃえなんて言われて怒っていたみたい。
でも、彼はそうやって野球に戻って、プロ野球選手になって見せた。
「倒せた~!」
「流石メリナ様です!」
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