13 / 49
第一章 ジーニアスベル
第13話 夜の狩り
しおりを挟む
「ん~、ジーニアス……むにゃむにゃ」
「ジーニ、今日はなにするつもりなの~……むにゃむにゃ」
「バブバブ」
設営の終わったテントで両親が寝てる。夢の中でも僕は二人と遊んでいるのかな?
最近、みんなと一緒に居ることが多くて試練が達成できないから夜に行動してる。
なので今日も静かにテントの外へ。
「バブバブ! バブバブ!」
野営地から離れていく。見張りをしてる騎士さんが見えるけど、野営地の中への警戒はしてないから簡単に出られた。僕のハイハイは音を置き去りにするから気づけないのは仕方ないけどね。
「バブ! バッブ!」
野営地から少し離れて、思いっきりジャンプ!
体重がかなり低いため凄い高度が高い。雲が横を通るくらいの高さ、ここら一帯の景色が一望できる。
試練自体の難易度がかなりレベルアップしてしまったからこんなことをしないといけなくなった。
ーーーーーーー
試練
Eランク以上の魔物を狩れ 0/100
報酬 経験値 知力の秘薬
ーーーーーーー
変更してもいいんだけど、知力や精神力も上げておきたいと思ったから変更しなかった。
Eランク以上のくくりがよくわからないから見つけた魔物をただただ狩るだけ、闇夜に隠れてハイハイが魔物を襲う。
「タッタッタ~! ダ!」
「ギャ!?」
ハイハイから鋭くジャンプして四本足の魔物の胴体を貫く。だいたいこの攻撃で決着がつく。僕のハイハイタックルを初めて見て躱す魔物はやばい子だろうな~。
「タッタッタ~! ダ!」
「!?」
百匹目の魔物と遭遇していつも通り胴体抜きをしてやろうと思ったら避けられた。僕は驚いて振り返る。
「人間の……赤子。いや、人間にしては動きがおかしいな。同類の類か? ゴブリンキングがやぶれたと聞いて見に来たが。元凶か?」
男が僕を見て呟く。人の姿をしているけど、目が真っ赤で牙が生えてる。白い肌でタキシードみたいな服を着てる。これはヴァンパイアとか吸血鬼とか、そういった子かな? こんな夜中に火を使わずに歩くのはおかしいもんな。それに口ぶりから魔物側の匂いがするぞ。
「バブ!」
「敵対的な小僧だな。我々からしたら人間は餌だ。お前は極上の餌と言うわけだ!」
男はそういって掴みかかってくる。しかし、それはダメだよ。
ドシュ! 予備動作なしのハイハイからの跳躍。弾丸のような僕の突進で彼の胴体に風穴があく。
僕を捕まえるには前かがみになるしかない。その状態で跳躍を躱すなんて出来るわけがない。男の胴体を通り抜けて振り返る。男はワナワナと風穴の開いた体を触診していく。
「私はヴァンパイアのヤゾ様だぞ。こ、こんなガキにやられるはずがないんだ!」
血で胴体を作って、更に剣を作り出す。血で再生したのか、流石ヴァンパイアといったところかな。
「タッタッタ~!」
「馬鹿の一つ覚え! 毎度そんな直線的な攻撃が通ると思うか!」
ハイハイで近づこうと思ったらバックステップで逃げていく。流石に近づけなくなった。まあ、本気で追えば追いつけるけど、流石に武器もちに突撃するには勇気がいるな。たぶん、ステータスがすべての世界だから、ヤゾの攻撃は僕には効かないと思うけど。
「ダブ!」
「く! 早い! しかし、私の剣からは逃げられんぞ!」
僕から離れようとするヤゾ、そして、左右から赤い剣が襲い掛かってくる。自由に飛ばせるのは凄い便利な攻撃だな。魔法か何かだろうか?
「私達は血を自由に使える。怪我をしてからが本気なのだ! さあ、私の血肉となれ!」
自慢げに話してくるヤゾ。上下左右で血の剣が踊り狂ってる。長くなるとみんなが起きちゃうからな~。
彼には悪いけど、早く済ませよう。
「ダブダブダブ~。【バイバ~バブ~ブ】」
「な!? 魔法だと!?」
ファイアストームを唱えると驚愕して声をあげるヤゾ。激しい炎の竜巻が血の剣とヤゾを巻き込んで轟音とともに燃やしていく。そして、
『試練を達成しました』
達成を告げる声が聞こえてくる。ヤゾを倒したみたい。意思疎通のできる魔物は初めてだったな~。人を餌なんて言うやつとは仲良くできないから始末できてよかった。
とりあえず、すぐに秘薬を飲んでっと。
「バブ?」
秘薬を飲んでいると試練が課せられた。
ーーーーーーー
試練
一週間以内にAランク以上の魔物を狩れ 0/1
報酬 マジックバッグ
ーーーーーーー
Aランクの魔物? Eランクの試練から一気にランクが上がった。達成できるかわからないけど、報酬が一番欲しいものだ。
マジックバッグ、無限にアイテムが入るバッグ。僕の知識ではそういう認識だけど、この世界ではどうだろうか? そこも気になるところだな。
おっと、考える前に帰ろう。そろそろお母さんとかがびっくりしちゃうから。
「ジーニ! どこへ行ったの! ジーニ~」
「ジーニアス~!」
あらら、大騒ぎになってる。さすがのファイアストームはやりすぎたかな。お父さんとお母さんが声をあげ始めてる。騎士団の人達も動き出しそうだ。早くいかないと!
「ジーニ様!」
「バブ?」
まだ野営地の外なのにシリカちゃんが僕に気が付いて声をあげた。一足先に探しに出てきてたみたい。
僕を抱き上げると涙を流してる。
「ジーニ様。心配させないでください」
「バブバブ!」
「……あなたは夢のような、現実ではないようなお人。いなくなられるともう会えないんじゃないかと不安になります」
シリカちゃんは泣きながら声を紡ぐ。確かに僕って赤ん坊とは思えないことばっかりしてるからな~。夢の中の人物みたいに映っちゃうよな。難民のみんなにはそこそこ知られちゃってる、主に子供にだから大人にはシーって教えてるけど。
シリカちゃんに抱かれて野営地に戻るとみんな安心してくれた。騎士団の人達にも迷惑かけちゃったな。
シリカちゃんに抱きしめられながら床につく。お母さんとシリカちゃんに挟まれて眠る。明らかにどこかへ行かないようにと言った感じだ。そんなに心配させちゃったか。これからはもっと急いで試練を達成しよう。
「ジーニ、今日はなにするつもりなの~……むにゃむにゃ」
「バブバブ」
設営の終わったテントで両親が寝てる。夢の中でも僕は二人と遊んでいるのかな?
最近、みんなと一緒に居ることが多くて試練が達成できないから夜に行動してる。
なので今日も静かにテントの外へ。
「バブバブ! バブバブ!」
野営地から離れていく。見張りをしてる騎士さんが見えるけど、野営地の中への警戒はしてないから簡単に出られた。僕のハイハイは音を置き去りにするから気づけないのは仕方ないけどね。
「バブ! バッブ!」
野営地から少し離れて、思いっきりジャンプ!
体重がかなり低いため凄い高度が高い。雲が横を通るくらいの高さ、ここら一帯の景色が一望できる。
試練自体の難易度がかなりレベルアップしてしまったからこんなことをしないといけなくなった。
ーーーーーーー
試練
Eランク以上の魔物を狩れ 0/100
報酬 経験値 知力の秘薬
ーーーーーーー
変更してもいいんだけど、知力や精神力も上げておきたいと思ったから変更しなかった。
Eランク以上のくくりがよくわからないから見つけた魔物をただただ狩るだけ、闇夜に隠れてハイハイが魔物を襲う。
「タッタッタ~! ダ!」
「ギャ!?」
ハイハイから鋭くジャンプして四本足の魔物の胴体を貫く。だいたいこの攻撃で決着がつく。僕のハイハイタックルを初めて見て躱す魔物はやばい子だろうな~。
「タッタッタ~! ダ!」
「!?」
百匹目の魔物と遭遇していつも通り胴体抜きをしてやろうと思ったら避けられた。僕は驚いて振り返る。
「人間の……赤子。いや、人間にしては動きがおかしいな。同類の類か? ゴブリンキングがやぶれたと聞いて見に来たが。元凶か?」
男が僕を見て呟く。人の姿をしているけど、目が真っ赤で牙が生えてる。白い肌でタキシードみたいな服を着てる。これはヴァンパイアとか吸血鬼とか、そういった子かな? こんな夜中に火を使わずに歩くのはおかしいもんな。それに口ぶりから魔物側の匂いがするぞ。
「バブ!」
「敵対的な小僧だな。我々からしたら人間は餌だ。お前は極上の餌と言うわけだ!」
男はそういって掴みかかってくる。しかし、それはダメだよ。
ドシュ! 予備動作なしのハイハイからの跳躍。弾丸のような僕の突進で彼の胴体に風穴があく。
僕を捕まえるには前かがみになるしかない。その状態で跳躍を躱すなんて出来るわけがない。男の胴体を通り抜けて振り返る。男はワナワナと風穴の開いた体を触診していく。
「私はヴァンパイアのヤゾ様だぞ。こ、こんなガキにやられるはずがないんだ!」
血で胴体を作って、更に剣を作り出す。血で再生したのか、流石ヴァンパイアといったところかな。
「タッタッタ~!」
「馬鹿の一つ覚え! 毎度そんな直線的な攻撃が通ると思うか!」
ハイハイで近づこうと思ったらバックステップで逃げていく。流石に近づけなくなった。まあ、本気で追えば追いつけるけど、流石に武器もちに突撃するには勇気がいるな。たぶん、ステータスがすべての世界だから、ヤゾの攻撃は僕には効かないと思うけど。
「ダブ!」
「く! 早い! しかし、私の剣からは逃げられんぞ!」
僕から離れようとするヤゾ、そして、左右から赤い剣が襲い掛かってくる。自由に飛ばせるのは凄い便利な攻撃だな。魔法か何かだろうか?
「私達は血を自由に使える。怪我をしてからが本気なのだ! さあ、私の血肉となれ!」
自慢げに話してくるヤゾ。上下左右で血の剣が踊り狂ってる。長くなるとみんなが起きちゃうからな~。
彼には悪いけど、早く済ませよう。
「ダブダブダブ~。【バイバ~バブ~ブ】」
「な!? 魔法だと!?」
ファイアストームを唱えると驚愕して声をあげるヤゾ。激しい炎の竜巻が血の剣とヤゾを巻き込んで轟音とともに燃やしていく。そして、
『試練を達成しました』
達成を告げる声が聞こえてくる。ヤゾを倒したみたい。意思疎通のできる魔物は初めてだったな~。人を餌なんて言うやつとは仲良くできないから始末できてよかった。
とりあえず、すぐに秘薬を飲んでっと。
「バブ?」
秘薬を飲んでいると試練が課せられた。
ーーーーーーー
試練
一週間以内にAランク以上の魔物を狩れ 0/1
報酬 マジックバッグ
ーーーーーーー
Aランクの魔物? Eランクの試練から一気にランクが上がった。達成できるかわからないけど、報酬が一番欲しいものだ。
マジックバッグ、無限にアイテムが入るバッグ。僕の知識ではそういう認識だけど、この世界ではどうだろうか? そこも気になるところだな。
おっと、考える前に帰ろう。そろそろお母さんとかがびっくりしちゃうから。
「ジーニ! どこへ行ったの! ジーニ~」
「ジーニアス~!」
あらら、大騒ぎになってる。さすがのファイアストームはやりすぎたかな。お父さんとお母さんが声をあげ始めてる。騎士団の人達も動き出しそうだ。早くいかないと!
「ジーニ様!」
「バブ?」
まだ野営地の外なのにシリカちゃんが僕に気が付いて声をあげた。一足先に探しに出てきてたみたい。
僕を抱き上げると涙を流してる。
「ジーニ様。心配させないでください」
「バブバブ!」
「……あなたは夢のような、現実ではないようなお人。いなくなられるともう会えないんじゃないかと不安になります」
シリカちゃんは泣きながら声を紡ぐ。確かに僕って赤ん坊とは思えないことばっかりしてるからな~。夢の中の人物みたいに映っちゃうよな。難民のみんなにはそこそこ知られちゃってる、主に子供にだから大人にはシーって教えてるけど。
シリカちゃんに抱かれて野営地に戻るとみんな安心してくれた。騎士団の人達にも迷惑かけちゃったな。
シリカちゃんに抱きしめられながら床につく。お母さんとシリカちゃんに挟まれて眠る。明らかにどこかへ行かないようにと言った感じだ。そんなに心配させちゃったか。これからはもっと急いで試練を達成しよう。
62
あなたにおすすめの小説
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる